タイトル:ナイトメア キャラクター名:ジーニアス 種族:ナイトメア [特徴:異貌、弱点[水氷、銀+2]] 生まれ:軽戦士 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢: 性別:女 髪の色:銀  / 瞳の色:赤  / 肌の色:白 身長:170 体重:56 経歴1:大きな嘘をついている(いた) 経歴2:大切な約束をしたことがある 経歴3:旅をしたことがない 穢れ度:1 ■能力値■      技     体     心 基礎   11     13      6    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   7   8   5   5   9   7 成長   2      4   1   2   1 →計:10 修正 =合計= 20  19  22  19  17  14 ボーナス  3   3   3   3   2   2    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   9   8  37  14 特技         0   0 修正 =合計=  9   8  37  14 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:6 Lv フェンサー  6 Lv  / スカウト    5 Lv セージ    1 Lv  / エンハンサー  2 Lv アルケミスト 1 Lv  / ウォーリーダー 5 Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名     : 効果                            : 前提 [p2120]トレジャーハント : 戦利品のロールに+1                     : スカウトLv.5 [p226] 必殺攻撃     : 近接攻撃のダメージC値-1(最低8)、回避-2           : [p223] 両手利き     : それぞれの武器で同一対象に攻撃可能、命中-2、必要筋力15以下 : [p221] 二刀流      : 命中ペナルティなし、必要筋力15以下             : 冒険者Lv5,《両手利き》    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   3   8  19  57 修正 特技        0 =合計=  3   8  19m  57m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名        : 効果                                    : 前提 [pⅡP81]ストロングブラッド ☆ : 「炎」「水・氷」属性の物理ダメージ・魔法ダメージを受けるときにそれを-5点。 : [pⅡP82]メディテーション☆  : 精神効果に対し精神抵抗+4                          : [pP.28]軍師の知略      : 対象の先制判定を「ウォーリーダー技能+知力ボーナス」で。          : [pP.27]鉄壁の防陣1     : 防護点+2、与える物理ダメージ‐2                     : [pP.27]鉄壁の防陣2     : 防護点+1、魔法ダメージ-1                        : [pP.28]強靭なる丈陣1:抗心 : 精神抵抗力+1、生命抵抗力-1                       : [pP.28]強靭なる丈陣2:精定 : 生命抵抗か精神抵抗どちらかに+1                      : ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : 6   9   9   9 シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 1010  1H  11      9  11   9  12 [ソードB] *罪業のレイピア / 魔法発動体加工済、初期価格(110G)+600G(威力+2[10])+300威力+1 (232p) 110  1H投  10  -1   8  15   9   9 [スピアB] *ショートスピア / (234p) 1300  1H  11   1  10  19   9   9 [ソードB] *斬鉄剣(1h) / 6ゾロ時相手の防護点を無効。+300G(威力+1(19)) (p) =価格合計= 2420 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  7      3   150 ソフトレザー / 盾 :  1  +1      60 バックラー / 修正: = 合計 =   10   4   210 G (回避技能:フェンサー) ・装飾品    価格 名称                  / 効果 頭 :   植物の装飾のヘッドドレス        / レベッカさんにもらったプレゼント(7G) 耳 :                       / 顔 :                       / 首 :   うなじに痣有り/幸運のお守り       / 拾い物/戦利品+1 背中:3500 サーマルマント(紫)フード付き     / ルルブⅡ(p158):どんな辺境の地でも快適。水氷炎算出ダメージ-1 右手:500  巧の指輪(能力増強の指輪):母さんの形見 / 器用度に+1/破壊時に能力値+13 (小指につけてる) 左手:                       / 腰 :100  軍師微章                / 鼓咆使用のため 腰 :3000 ブラックベルト             / 防護点上昇 足 :                       / 他 :                       / 他 :   月光の指輪               / 破壊すると精神抵抗(p289:) =合計=7100 G ■所持品■ 名称         単価 個数 価格 備考 スカウト用ツール   100  1   100  購入時:行う/ 使用・破棄時:なし 冒険者セット     100  1   100 ポーション         0   0   使用した!! 魔法発動体加工    100  1   100  レイピアのみに。 ヒーリングポーション 100  1   100  怪我するといけない。 ねこさんのぬいぐるみ 30  1   30  魔法の練習のため 折れた斬鉄剣        1   0   3250G  beliave 後半戦で取得 鉄の補強材         1   0   売ったもの:ライトフレイル、ハーフマントフード付き、               1   0               1   0 =所持品合計=    430 G =装備合計=     9730 G = 価格総計 =   10160 G 所持金    7912G 預金・借金    G ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  ○ ○ / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     - - 魔動機文明語○ ○ / 魔神語       - - 魔法文明語 - - / 妖魔語       - - 妖精語   ○ - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、親の種族の言語 技能習得言語:魔動機文明語、1個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称 所持名誉点: 183 点 合計名誉点: 183 点 ■その他■ 経験点:10点 (使用経験点:21000点、獲得経験点:18010点) セッション回数:10回 成長履歴: 成長能力  獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 器用度   1260点(1000 / 210 / 1回)  覚えてない 2- 器用度   2000点(1500 / 400 / 2回)  コンジャラー(Lv.1)、フェンサー(Lv.3) 3- 筋力    1720点(1500 / 170 / 1回)  コンジャラー(Lv.2) 4- 知力    2220点(2000 / 170 / 1回)  コンジャラー(Lv.3)、フェンサー(Lv.4) 5- 生命力   1960点(1500 / 410 / 1回)  フェンサー(Lv.5)→ リビルド: フェンサー(Lv.5)スカウト(Lv.5)セージ(Lv.1) 6- 筋力    2000点(1500 / 500 / 0回) 7- 知力    2030点(1500 / 430 / 2回) 8- 筋力    1350点(1000 / 300 / 1回) 9-        50点(   /   / 1回)  【カサンドラが帰ってこない!?】(突発卓) 10- 筋力    1770点(1300 / 370 / 2回)  【いつか終わる夢】エンハンサーLv2 11- 精神力   1650点(1300 / 300 / 1回) メモ: 私の生まれは、辺鄙な場所にあるエルフの村。 女親が私をナイトメアだと知って何も知らない私の口を塞ぎ首を絞めた。薄れゆく意識の中、同じ顔の弟も男親に同じ様にされていたのを見た。小さな角がチラチラ見える。バタバタと暴れる様子が見える。恐怖と悲しみの混ざった瞳が私を見た。それが意識を失う前に見た最期の光景だった。ぐったりとした私たちを見てよかった死んだと喜んだ。多少育てたが元々世間体を気にする彼女等は私たちを適当に掘った穴に捨て、土を被せて埋めて帰った。 でも私は死んでなかった。 生き汚い私は必死にもがき、柔らかい土を掻き分け地上に出た。その時の空気の美味しさは身に染みた。隣に眠る弟に群がる虫共を追い払いながら私たちは這い出した。 もうあんな奴らのところになんて戻るものか。 子供の身体でも生への執着は凄まじかった。何が何でも生きてやると這いずった。けれどこの身体でできることなどたかが知れてる。助けて助けてと心の内で叫ぶように伸ばした手。その手が何かを掴んだ。女性の衣服。スカートの裾。彷徨う手が次第に私に近づいてくる 「子犬かしら?」 と老婆の声。目が見えていないようだ。ペタペタと無遠慮に身体に触れられる。変な感じだが仕方ない。たすけてと掠れた声をあげれば途端に私が子供と気づく。 「あらまあ!大変!」 身体を抱えられ、おぼつかない足取りで老婆の家へと連れられた。暖かいタオルに泥と土を払われて、 お湯で綺麗に洗われる。冷たいまま眠る弟も綺麗になった。老婆は1人で住んでいるようで他に人の気配はない 「娘がまたできるとは思わなかったわ」 ボサボサの髪を整えてくれる老婆。頭に触れれば分かるだろう。この角が。 私を殺そうとしないんだねと聞けば、 「私は変わり者らしいからねぇ」 静かに答える。老婆が言うには、 ずっと前にナイトメアの子を産んだらしい。すぐに殺せと旦那に言われたが、我が子可愛さに殺せなかったそうだ。穢れを運ぶなどと揶揄されるナイトメア。そんな輩を庇うなどと子を取り上げられ、挙句村八分。ひどい話だ。 「今でもあの子の夢を見るの。だから貴女が来てくれた時に…いえ、なんでもないわ」 「私をその子と思えばいい。…私は貴女のような人の子になりたかった…」 その子名前は?私をその名で呼んでくれ。 そう言えば老婆は泣きそうな表情になり名を呼ぶ ジーニアス、と。 私は私を殺そうとした両親の子ではない。 私は私を救ってくれた老婆の娘なのだ。 偽りの親子だが、 誰よりも本当の親子として暮らしていた。 弟のことも嘆いてくれた。見晴らしの良い場所に一緒に墓を作り、手を合わせ、花を供えてくれた。墓標に刻む名も与えてくれた。 フローリア、と。 嬉しかった。 私の…私たちの母さんは貴女だけだ。 幸せだった。これまでにないくらいに… あの時までは * 私を産んだ女が私を見つけた。 殺したはずの私がいるのを見かけて、たいそう慌てたらしい。生き返った。あの子は化け物だ。アンデッドだ。わあわあと煩いカラスのように騒ぎ立て、村の住人がアンデッドを…私を殺そうとやって来る。 母さんが、私の前に立つ。 この子は何もしていないじゃないかと。 非力ながらも私を守ろうとしてくれる母さん。 そんな母さんを見て、誰かが言った。 「化け物を庇うそいつも化け物だ。殺してしまえ、穢れてしまうぞ」 その声はさざ波のように村の住人に広まった。私を差し出さなければ殺されてしまう。私が母さんの前に行こうとするのを、母さんは止めた。 「貴女が殺されてしまうことなんてないのよ、愛しいジーニアス」 母さんは私の周りに保護呪文をかける。母さんオリジナルの術式だ。そしてこれは、術者が死ぬまで破れない。 薄い膜が揺らめく向こう側。住民が母さんを殴り、蹴り、刺している。母さんはふらつきながらもまだ私を庇っている。母さんが死んでしまう。惨たらしく私は何もできないままで、母さんが…母さんが…嫌だ、嫌だ嫌だ! 「やめろぉおおおお!」 と叫ぶと私の身体が変わっていく。力が溢れる。目の前で騒ぐ煩わしいカラス共は目障りだ。死んでしまえ。母さんを殺そうとする奴らは皆死んでしまえ。1人、また1人と、自衛のためにと常に持っていたレイピアで、はたまた彼女に少しだけ習った魔法で、次々と八つ裂きにしていく。 1人の女が、自分は母だと名乗った。 馬鹿を言うな。 私の母さんは1人だけだ。 私が母さんと呼ぶのは、この人だけだ。 狂言しか吐かないカラスは素っ首を叩き落とした。私の怒りは収まらない。こんな村、無くしてしまおう。全て全て消し去ってしまおう。当然の報いだ。 一件一件家を周り、丁寧に丁寧に掃除をした。赤い漆で部屋中を染め上げて。恐怖と畏怖の叫びを背に村の掃除を進めていく。 やがて村がシンと静かになると、私はわが家に帰って来た。邪魔なカラスの死体を蹴り、踏みつけながら、息も絶え絶えになっている母さんの元に走り寄る。もう何もできない状態だった。蘇生させたいけれど、それは母さんの本意ではないだろう 母さん、と呼びかければ終点の合わない目が私を見る。彷徨う手を引き寄せ、私の母にさえさせる。 「…母さん」 「ジーニアス、私は…ただ、貴女が笑って幸せに暮らしてくれれば、それで…良かったのに…」 「母さんがいないんじゃ、私、もう笑えないよ。幸せになんて、ならないよ…」 「それでも、口角をあげて笑っていて…きっと幸せに、なるわ。貴女に幸せになってほしい…それが母さんの、最期の…お願、いよ」 だんだんと腕の力が失われていく。母さんの手の体温がなくなっていく。 「約束するよ、母さん」 「あ…りがと…ぅ、ジー、ニアス…」 微笑む母さんの表情は穏やかで、ゆっくりと閉じる瞼と呼応するように頬に添えられていた手の力が抜けた。ポロポロと溢れる涙が次々と頬を伝って零れ落ちる。眠るような母を抱きしめながら私は一晩中泣いていた。 * 「…さてと」 カラス共は適当にそこらへんに埋めた。 心底どうでもいい。 見晴らしの良い場所に、弟の墓の隣に、母さんの墓を作り丁寧に葬ってあげた。旅立ちの前に墓前に手を合わせる。遺品には、母さんのつけていた指輪をもらった。 母さんのいない今。こんな村にいる意味なんてない。生まれてこの方村の外に出たことがないから旅に出てみようと思い立ったのだ。 初期装備は家主のいない家々から頂戴し整えた。 「母さん、フローリア、行ってきます。」 母さんへの祈りを捧げ、組んでいた手を解きその場を後にする。 「私が、幸せになれる場所なんてあるんだろうか…」 母さんとの約束を果たしたい。その想いを抱えつつもこの先に不安も少なからずある。ふうっとため息をついた時、背中を押すように追い風が吹いた。 ありがとう、と小さく呟く。 そして、私は冒険への第一歩を踏み出したのだ。 母さんの名前は、レーシィ。