タイトル:キャンペーンリンガナム ギルド名:ジャーニー ギルドマスター:アルフレッド ギルドレベル :4 Lv 経験点    :32/40 (残り:8) 総合経験点  :92 ■ギルドメンバー■ 名前            Lv メインクラス サポートクラス   種族        備考 アルフレッド        6  アコライト  ウォーリア     ヒューリン     この欄は更新されないんだぜ ソフィア・フォン・クーデルク6  メイジ    セージ       アルカード スピカ・ウィルゴ      4  ウォーリア  イリュージョニスト フェイ:ディナシー リールゥ          6  シーフ    サロゲート     ドラゴネット ■保管アイテム■ 名称 価格 重量 備考 =合計=     0 G (重量 0) ■ギルドサポート■ 《サポート名》 消費/タイミング/効果など 《情報網》  1  /MA    /シナリオ3回。情報収集時に使用。判定を任意の能力で可能。判定の直前に30G×1〜5消費し、達成値に+1〜5する 《蘇生》   1  /all    /HPを最大HPまで回復する 《祝福》   1  /all    /MPを最大MPまで回復する 《陣形》   1  /set    /シナリオ3回。戦闘移動を行う 《限界突破》 1  /set    /ラウンド間全ての判定+1D、DR+2D ■その他■ メモ: 「旅路」の意味。今から16年も前に結成された古参ギルド。とはいっても結成時から4人以上に増えたことはなく、初期メンバーも全員居なくなり、残るは現マスターを務めるアルフレッドのみ。大手ギルドの下請けをしたり、小さな依頼をこなすのが主な仕事。意外と名は通り、顔は広い。現在のメンバーは基本アルフレッドのみだが、たまにメンバーが一人や二人ぽっと増えることがある。そしてしばらくすると居なくなる。どうやら一時的に誰かの世話を焼いてたりする模様。 ○月×日 記:アルフレッド ソフィア・フォン・クーデルクという少女をギルドに加えることにした。 今朝神殿に顔を出したら、青ざめた顔をして広間の隅で蹲っていたので、拾った。 色々問いただしても、強気だわ素直じゃないわ御託ばかりだわで、腹が立ったので、頭を鷲掴みにしてギルドに登録してやった。ざまぁ見ろ。 彼女も渋々、といった風ではあったが、案外すんなりと従っていた。元々悪い子ではないのだろう。 そして、その日は神殿の窓拭きの仕事を一緒にした。彼女は始終悪態をついていたが、俺よりも真面目に仕事していた。笑える。 (ギルドの日誌。とある日の記録より) ○月△日 記:アルフレッド 今日はソフィアの冒険者としての技術を色々見せてもらった。 貧弱な癖になかなか強烈な魔法を使う。反動なのか代償なのかは知らないが、確実に彼女を蝕んでいる何かだろう。 遠回しに使わない事を勧めてみたが、そこは頑なだった。何かワケありか。 だが、昨日といい今日といい、やけに素直に言うことを聞くので、そこを指摘してみたら、真っ白な顔を真っ赤にして「冒険者としての戦いのスタイルだけは、相性がいいから」だなんて抜かしおった。 変な意地ばかり張って損する性格と見た。 (ギルドの日誌。とある日の記録より) ○月◇日 記:アルフレッド 今日は野菜を食べる害獣、ならぬ害ポメロの駆除の仕事を受けた。 駆除、というよりかは捕獲だ。捕まえたらペットショップ行き。流通が潤う話である。 相変わらずソフィアは澄まし顔だったが、ポメロ捕獲を開始し、しばらく経つと楽しそうに網を振っていた。 16歳と言っていたか。なんだかんだでまだ多感なお年頃のオンナノコなのだろう。 笑う彼女を傍目に見ていたら、笑顔の隙間から一瞬鋭利な犬歯が見えた。そういえば、肌もやたら白すぎる。 本人はエルダナーンだ、なんて言ってたけど、もしかしたらヴァンパイアなのかもしれない。 幾重の不安が頭をよぎったが、彼女が何かを画策してるにしてはちょっと雑すぎるし、そもそも素直すぎる。 普段、つんけんして笑わないのも、歯を隠したいのやも。今まで色々な事があったのかもしれない。 それに、ここまで面倒見て今更放り出すのも気が引ける。 どうせ行き場なんて無いのだろう。このギルドなら困る奴が出たとしても俺だけだ。 とりあえず、彼女が人前で笑えるくらいになるまでは、面倒を見ようか。 まずは歓迎会をしないとだな。 (ギルドの日誌。とある日の記録より) △月○日 記:アルフレッド 今回は久しぶりに冒険者らしい依頼だ。 ゴブリンの盗賊団の退治。……の後の残党処理。 生き残りが辺鄙な村で迷惑をかけてるらしく、小さな依頼が出ていた。ソフィアも張り切っていた。 依頼は無事完遂したが、戦闘が終わった時ソフィアは目をまん丸にしていた。どうやら、俺の実力が想像よりも遥かに無かったので驚いたらしい。 彼女はどれだけ凄腕の冒険者を想像していたんだろうか? 才能が無くて申し訳ない限りだ。 なので、ちゃんと実力を伸ばせるようなギルドへの移籍を提案してみたが、そしたらソフィアのやつ、反射的に「嫌」と言ってまた真っ赤になってた。そのあとつらつらと理由という名の言い訳を述べていたが、どうせ照れ隠しだろうからちゃんと聞いてない。 (ギルドの日誌。とある日の記録より) ◇月×日 記:アルフレッド 今日はソフィアがずっとそわそわしていた。 なんか気持ち悪いので、隠しごとが下手なのをストレートに指摘してやったら、ばつの悪そうに俺が顔馴染みの連中から「アル」と呼ばれてるのが気になったことを話した。 付き合いの長い奴からは愛称で呼ばれていることを教えてやったら、なら自分もそう呼ぶと謎の宣言をした。 やれ、戦闘時は短い呼び名の方が連携が取りやすい、というご高説だ。 なので「じゃあお前は『ソフィ』だな」って言ったら、真っ赤になって口をパクパクさせていた。 自分でつらつらと理論武装したがために、恥ずかしいとは切り出せなかったようだ。 まったく面白い奴だ。 (ギルドの日誌。とある日の記録より) □月△日 記:アルフレッド 今日はソフィがすごい剣幕でやってきた。 何事だと思ったが、どうやら話を聞くにギルドの日誌を読んだらしい。耳まで真っ赤で茹でダコのようだ。 まくし立てるように、やれ信じられない、やれデリカシーに欠けている、やれ私はこんなんじゃない、等々、小一時間ほど有難いお小言を頂戴した。 俺の平然とした態度と生返事が気に入らないとの事で、その後も一日ぷりぷりしていた。 結構無視されたのか地味に傷付いた。 ごめんなさい(筆跡の違う字で書かれている) (ギルドの日誌。とある日の記録より)