タイトル:らずうコート キャラクター名:クロエ (CLoE) 種族: 享年:16 髪の色:濃い藍色 / 瞳の色:茶色。右目に仮面。スコープ内蔵 / 肌の色: 身長:162 体重:98 ポジション:コート クラス: レクイエム / ロマネスク 初期配置:花園 行動値:12 ■パーソナルデータ■ 暗示:喪失 [記憶のカケラ] 内容 19 白い部屋 77 幸せな時 00 最終戦争 30 日常 [未練]   内容    狂気度  発狂時 たからもの への 依存 ■■■□ 幼児退行(最大行動値減少(-2)) ミーナ   への 信頼 ■■□□ 疑心暗鬼(あなた以外の全ての姉妹の最大行動値に-1) アイリス  への 保護 ■■□□ 常時密着(自身か対象以外は移動マニューバの対象にできない。また、対象が違うエリアにいるなら移動以外の効果持ちのマニューバは宣言できない) 春桃    への 友情 ■■□□ 共鳴依存(セッション終了時、対象の方が損傷しているパーツの数が多い場合、対象の損傷数と同じになるようパーツを選び損傷させなければならない)       への    ■■■□ ()       への    ■■■□ () ■強化値■     武装 変異 改造 メインクラス   2   0   0 サブクラス   0   0   2 ボーナス 寵愛          3 =合計=   3   0   5 ■マニューバ■ [部位]     マニューバ名  : タイミング : コスト : 射程: 効果 [ポジション]  看破       : ラピッド  : 0   : 0-3 : 「ダメージ」「ジャッジ」「ラピッド」の効果を打ち消す [ポジション]  後衛の誇り    : オート   : 無   : 自身: 射撃、砲撃の「大失敗」を「失敗」にする [メインクラス] 銃型       : ジャッジ  : 2   : 0-1 : 妨害2、その後同対象に射撃1 [メインクラス] 銃神       : オート   : 無   : 自身: 射撃攻撃の判定+1 [メインクラス] 子守歌      : オート   : 無   : 自身: 射撃コスト-1、射撃判定-1 [サブクラス]  死の舞踏     : ジャッジ  : 0   : 自身: 攻撃判定のサイコロを振り直す [サブクラス]  時計仕掛け    : オート   : 無   : 自身: レベル3改造パーツを獲得する [サブクラス]  幾多の手管    : オート   : 無   : 自身: 「うで」「あし」コスト-1 [頭]      スコープ     : ジャッジ  : 無   : 自身: 射撃、砲撃のみ支援2 [頭]      のうみそ     : オート   :    :   : 2 [頭]      めだま      : オート   :    :   : 1 [頭]      あご       : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [頭]      カンフー     : オート   :    :   : 1 [頭]      アドレナリン   : オート   :    :   : 1 [頭]      ボルトヘッド   : ジャッジ  : 1   : 自身: 支援+2 [腕]      ショットガン   : アクション : 2   : 0-1 : 射撃攻撃1+爆発、判定の出目+1 [腕]      対戦車ライフル  : アクション : 4   : 1-3 : 射撃攻撃5 [腕]      こぶし      : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [腕]      うで       : ジャッジ  : 1   : 0  : 支援1 [腕]      かた       : アクション : 4   : 自身: 移動1 [胴]      オートセパレート : オート   : 無   : 自身: 切断を無効にしてよい [胴]      せぼね      : アクション : 1   : 自身: 次カウントで使うマニューバ1つのコスト-1 [胴]      はらわた     : オート   :    :   : [胴]      はらわた     : オート   :    :   : [胴]      たからもの    : オート   :    :   : うさぎのぬいぐるみ [胴]      リフレックス   : オート   : 無   : 自身: 行動値+1 [脚]      ほね       : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      ほね       : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      あし       : ジャッジ  : 1   : 0  : 妨害1 [脚]      ホッパー     : ラピッド  : 2   : 自身: 移動1。移動妨害されない ■その他■ 寵愛点:77点 成長履歴: No. 獲得寵愛点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 0     10点(  8 /  2)     ポジションスキル「子守唄」獲得(-10) 1     15点(  9 /  6)     改造+1、「ホッパー」獲得(-10)、アイリスへの狂気点-1(-4) 残1 2     18点( 12 /  6)     ポジションスキル「後衛の誇り」獲得(-10)、残り9 3     17点( 15 /  2)     全持ち越し。残26 4     17点( 15 /  2)     クラススキル「死の舞踏」「幾多の手管」獲得(-20)、改造+2、「ボルトヘッド」「リフレックス」獲得(-20)、残3 メモ: 軽口で場を和ませつつ戦況を冷静ににらむスナイパー。姉妹たちの時に旗手、時にストッパーとして一歩引いた位置から敵の隙をうかがっている。 「クロエちゃんにおまかせ」が口ぐせ。ちなみにボクっ子。 相手のわずかな動きや目線から瞬時に意図を見抜く優れた洞察力を持ち、アンデッド化に際して右目に内臓された、録画、倍率変化、不可視光線感知も可能なスコープがその才能をより引き出している。 スコープは黒の仮面を模した見た目で、起動すると仮面が展開する。誰の趣味かは不明。 フード付のアウターを好んで着用、常にフードをかぶっている。いわく「落ち着く」とのこと。 名前は、スペルも含めて本人のおぼろげな記憶から。あいまいながら思い出せば顔がほころんでしまう白い部屋、そこで確かに見た「CLoE」の文字。 その部屋はどうしただろうか。部屋がなくなったのか、ボクが出ていったのか。間違いないのは、ボクはある日、部屋を失ったこと。 部屋と共に記憶にあるぬいぐるみ。この子はきっと、あの白い部屋で過ごす幸せなボクの姿なのだ。この子と一緒にいる限り、いつかこの子が部屋に連れて行ってくれるはず。 ================= ○生前 世界初のサイボーグ兵士が前線に立った2137年前後、機械化兵士の実用化を目指して某国で運営されていた研究機関に所属する改造兵士。 薬物投与による能力開発(Chemical)、機械部品インプラントによる肉体制御(Cybernetics)を統括する「C category」。 遠距離からの狙撃による火力支援を主任務とし(Long-range)、達成のためのCカテゴリー技術の検証部隊(Experiment squad)。彼女はここに所属する被検体であった。 アンデッドとして復活した彼女の名前「CLoE」は、彼女がかろうじて覚えていた部隊スペルの頭文字であり、フード付の服を好むのは狙撃兵としてギリースーツなどで全身をおおっていた記憶の名残。 彼女は全身を人工関節に変更しており、さらに胴体や大腿部にも節を作ってある。 彼女が主に装備する対物ライフルの衝撃吸収を目的としており、いわば体そのものをバネのように伸び縮みさせることで、射撃の反動を全身の関節でクッションさせる構造である。 クロエの「オートセパレート」は生前のこの構造を再現したものだが、同時に彼女の人工関節技術が発展したものである。 ターゲット選定に定評のあった彼女に対し、機関は当時独自に注目していた自我次元論を応用した、いわゆる「才能のダウンロード技術」のアップロード側として価値を見いだす。 この機関は最終的にネクロマンシーを完成させられなかったため、彼女への処置も不完全であり、自我次元論の研究は進まず、それどころか彼女は処置を受けた戦闘中の記憶を維持できなくなっていった。 記憶のカケラ「白い部屋」とは、戦闘以外での機関の記憶である。薬物投与やインプラント手術など、ベッドに横になって処置を受ける時間が多い被検体としての日常の記憶。戦闘時の記憶を保てなかった彼女には、この日常しかない。 自我次元論はともかくとして、常に戦果を挙げる(=実験に順応している)彼女はほめられ、期待される存在だった。仲間たちも彼女を頼り、その選定眼を讃えた。「幸せな時」の記憶のカケラである。 大規模な作戦の前線支援として派兵された際、伏兵を予見するも上申が通らず、全軍が陽動に引っかかって壊滅する。 警戒していた彼女はいち早く対応、自分の所属する小隊だけでもと奮戦するが敵わす、彼女を残して小隊は全滅した。 彼女自身も、右目から脳に至る銃創を受けて、帰還したときには意識不明。生命維持の危機を感知してオートモードに移行した機械の身体が撤退可能な程度しか損傷しなかった奇跡であった。 ほどなく彼女は意識を取り戻したが、脳に受けたダメージは大きく、機械化した体の制御すら困難な状態におちいっていた。 普段と違う薬を投与されるある日、機関の職員から彼女に「お見舞い」と称してうさぎのぬいぐるみが贈られた。抱いて眠るのには物足りないが、枕もとに置くには少し大きい。 職員の女性は「がんばって」とありきたりな言葉と一緒にぬいぐるみを置いて部屋を出ていった。 しかし、彼女はそのぬいぐるみすら「看破」していた。かつて同じように酷くやられた仲間たちも、このお見舞いを受けとることがあった。そして、見舞われた仲間は近く部屋から姿を消して、かといって2度と戦場に戻らなかった。 アンデッドとなったクロエの「たからもの」であるこのぬいぐるみは、彼女の人生を暗示する「喪失」の象徴である。 戦闘や実験に耐えられないと判断された被検体は、武器の代わりに与えられるぬいぐるみで、つかの間だけ少女に戻される。そして「まだ使える」者で試すにはいささか博打が過ぎる実験に参加することになるのである。 彼女は悟った。ぬいぐるみを与えられたことで、武器を、期待を、称賛、敬意、憧憬、名誉、命までもを失うことが約束されたわけであった。 まさに「喪失」の象徴であるぬいぐるみを、アンデッドとなったクロエが後生大事に「たからもの」と称して抱きかかえている姿はとても皮肉である。