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知識 紫苑(ともしき しおん)
ID:609249
MD:f09ff98f95fc83d31ceabdc7bd1a73b5
知識 紫苑(ともしき しおん)
タグなし
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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初期
SAN
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デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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非表示
簡易表示
通常表示
技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
非表示
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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通常表示
<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
非表示
簡易表示
通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
非力で羸弱な知識人。(http://imgs.link/SLEVUj.png) 学者両親の下に生まれる。出生時は身体が弱く、幼少時は外に出る事はなく育つ事に。 外での体験を得る事がなく、室内、家の中で体を動かさずに出来る事へ関心を示す事が多かった。 家の中は本が兎に角多く、必然的に彼女は本を取るようになったという。 それが切っ掛けとなり特定の事柄に対して異様な探究心を持ち、 同年代が年相応の教育や趣旨で育ってゆく中、両親の学術書などを読み耽る幼少時代を過ごしてきた。 物心ついてからは、ある程度外に出回れるようにはなったが、幼少の習慣が無くなる事はなく、 その結果、一人黙々と知識欲の赴くままに学び続け、膨大な知識を蓄えすぎた奇人となってしまった。 (偏りすぎた技能はこの極端な生活を生まれてこの方続けてきたため。) 主に人類史や、それに関するオカルトなどに強い関心を示しており、それに因んだ言語を独学で学習している。 ただし自身が興味を示さない事を学ぶ事が殆ど無かったので、独学以外の知識は人並みでしかない。 身体があまり強くはなかった、という事以外は至って健常。 学問については運動以外であれば軒並み人以上にこなす事が出来る。尚家事料理は普通。本人曰くそこまで得意ではないとのこと。 というのもその他学問が出来すぎているために、それ以外が出来ないんじゃないか?というコンプレックスを抱いている。 周りから見たら普通に出来は良い方、だとは言われてこなかったのかもしれない。 が、物心ついてからは周りの「平均」というものがどの程度なのかが分かってきた為か、現在はそこまで酷くはなくなった様子。 最寄りの図書館にて司書として働いている。 元より記憶力などに優れ、本に囲まれて育ってきた故に当人もそれなりに居心地良く感じている職場だとか。 色々な意味で否が応でも目立つので、噂程度には知られているちょっとした有名人(?)となっている。 性格は、消極的な合理主義者。 自分から人と関わる事にあまり関心を持たず、話しかけられない限りは基本的に会話をしない。 つまり能動的なコミュニケーションなどは絶対にしない人種。但し、これらは消極的な面である。 では合理主義はというと、自分が必要性を感じた場合、また効率の良いものなどを先行する。 その場合の彼女の言動は非常にアグレッシヴになるので、関わったタイミングによっては彼女という人格の認識が人によってばらつきがある。 ある者は「物静かで無口だが、変なことを呟いたり口走る変人」と言い、 またある者は「うるさくはないが非常に積極的、話しているといつの間にか自分の世界に入り込む変人」と言う。 つまり突拍子もないことを言い出したり、ぶつぶつと独り言を繰り返すなどして一人で思考を巡らせる。 そして一度彼女と言葉を交わせば、大抵の人間は彼女と会話を交わせば「変人」のレッテルを貼るような人物。 何を考えているのかわからない、何故今それが出てくる?という発言もあるかもしれない。 故に「良識はあるが常識はない。」もちろん黙っていれば非常に見てくれはいい。黙っていれば。 立てば芍薬、座れば牡丹。喋る姿は紫苑さん。 異性経験はあるが、彼女はそんなものにまるで興味はないといった様子である。恐らくは今後もそうなのだろう。 性格上、相手が飽きるか、自然消滅のどちらかだったという。 最終卒は大学。現在は院生。 尚、父が人類学者、母は天文学者。ちなみに母は彼女が在学していた大学の教授。 現在の大学院は父が院教授として努めているので、助手の立場でもある。 当初、自分は大学の母の下で助手を務めたいと申し出ていたが、両親からの意見もあり多少渋々ながらも進学。 そうして今の立場として父の手伝いをしながら院に通っている。 ただしその突出し偏った知識から、本人も一学者としての顔を持っている。(取得技能は超心理学者) 所謂「オカルティズム」、「神秘学」などと言われている類のものを研究している。 論文を発表したり、親の手伝いで研究に携わるなどしている事もある。実際司書よりもそこからの収入が大きい様子。 知識家は親子が互いの知識欲のためにも協力関係を築き上げていると言える。ある意味家族仲は良好。 両親が生粋の学者気質なため、興味のあることなどには徹底する面を強く受け継ぎ、 更には非常に貪欲な知識欲を有する事から、知人の学者関係者からは良くも悪くも研究者として捉えられている。 自分が興味を持った物事にはぐいぐいのめり込もうとするので、熱心な部分も見受けられる。 最近は家で水煙草を嗜みつつ知識を取り込むのがマイブームらしい。 髑髏の黒き書読了以降、外ではアークロイヤルのパラダイスティーを持ち歩いている。 ちなみに大学ではオカルトサークルの部長を努めていた。別名「魔女」とも呼ばれていた。なお魔術は未習得の模様。 だったのだが、ついに覚えてしまった。 年収700万 財産3500万 OPP16、OSR14 対人関係 ・冷泉佳苗(http://charasheet.vampire-blood.net/466241) 大学の後輩。こんなものが他に居るのかというくらいの類友。 ・六月一日純(http://charasheet.vampire-blood.net/275113) 大学関係の伝手。独学のみでラテン語を覚えていたが、 そこから補強という意味で教わった際に交流があった為、今でもそれなりの交流がある様子。 ・宇佐見結子(http://charasheet.vampire-blood.net/676392) 大学の同期。向こうが留年したために先に卒業した。 魔女とあだ名する切っ掛けになった人物ではあるが、特に本人は気にしていない。 ・緑原心愛(http://charasheet.vampire-blood.net/336776) 図書館司書。同じ図書館ではないが、同職であるという事もあり面識はある。 ■以下習得呪文 《ラムの片鱗》 使用コスト ?? 彼女にとって原初の魔術。 扱うにはこの呪詛と小型の「モノリス」が必要になるのだが、肝心のソレは既に破壊されている。 最早使用する機会も訪れないが、ここから次なる足掛けとして往くことだろう。 《オスィエグの退散》 使用コスト 生きた人間、最低一人 MP15 この呪文は複数人の魔力を用いての詠唱が可能である。 六月一日教授から借りた書物、「髑髏の黒き書」に記述されていた呪文。 正直使用する機会はないと思われる。 《チクタクマンの招来/退散》 使用コスト 無し なきます・くえす・うで よせきと・へいか・せのんとん・こ い・なうよつ・ひはつま・つけの・けかじ・いかき にいか・せのりわ・とことい・せち 《黄金の蜂蜜酒の製法》 《旧き印》 朽ちた旧神の印、エルダーサインを活性化させる。 既にあるものにしか効果はない。 《記憶を曇らせる》 消費:1D6MP、1D2SAN。 この呪文の対象になった者は、ある特定の出来事を意識的に覚えていることができなくなる。 呪文の効果は即座に現れる。 《知覚の増幅》 消費:1D3MP 見える物を鮮明にし、素早く理解出来るようになるが、 人間にかけた場合、視界や思考が冴える代わりに「強く意識した恐怖・不安を強烈に感じてしまう」ようになる。 1D3時間の間目星に+20、INT+4(アイデア20+) デメリットとして効果中のSANcの減少ダイスが1個加算。(1d3が2d3になるなど) ■以下踏破シナリオ シナリオ「ハロー、ヴィータ」クリア 遭遇神話生物:コラジン シナリオ「my name is」クリア 遭遇神話生物:ラム シナリオ「セーラー服を脱がさないで」クリア 遭遇神話生物:リリス シナリオ「厄介な愛書家達」クリア 遭遇神話生物:腐屍鬼 シナリオ「ドキドキ✩執筆活動」クリア 遭遇神話生物:ニャルラトホテプ シナリオ「医師の果樹園」クリア 遭遇神話生物:??? シナリオ「電脳の海を泳ぐ自我」クリア 遭遇神話生物:チクタクマン シナリオ「夜色読書会」クリア 遭遇神話生物:ナイアルラトホテップ Diary memo 20**/**/** 過去に数回、母親の部屋で怪しげな本を幾つか見つけた事がある。ラテン語だっただろうか。いや、フランス語だったかもしれない。 そもそもあの二者は妙に似通った部分があるのがいけない、偶に混じってしまう。まだまだ覚えが悪い。 何故今更記述しているかというと、最近再びその書物を見る事となったからだ。 最初は気にもならなかった。だが、あまり見慣れない本だったというのもあり、何時しか私はそれがないかと思い始めるようになっている。 興味本位から軽く尋ねてみるも「研究資料」だと言われるだけであった。どうやら読ませてくれるような雰囲気でもない。 十中八九、誤魔化されたのだろうと思う。だが私には読心術などという学は嗜んでいない。今後覚えるのもよいだろうか? **/** 母が天文学者という事は知っている。天文学にのめり込んでいるのは、実はその研究資料に辿り着けないかという欲があるからだ。 私も母に至らないまでも、この分野についてはそれなりの知識と、私なりの見識がある。 だが一向に、全くと言っていいほど、あの「研究資料」とやらにたどり着く気配など一切ない。 あれは一体?確認できるのであれば、次の機会にでも目を通してみたいと思う。 20**/**/** 今日、またあの「研究資料」とやらを確認した。 だがどうした事か。漸く見かけたというのに、ご丁寧な事に包装されていた。これでは中身を見る事はおろか、題名すら読み取れない。 手に取るだけ取ってみた際、何とも言えない気分にさせられたのが些か気掛かりではあるが、原因は恐らくあの本か。 邪推となるが、恐らく勘付いているのだろう、無理もない。私が母に直接、尋ねるという軽率な行動を最初に取ってしまっている。 あの最初の無防備に机に置かれていた時、少々強引にでも読み込むべきだったか。 **/** その後、母を視察してみてはいるが、特に変わった様子もない。 大学の時期もあり、母の下で助手を行いたいと両親に進言してみた。だが、どうも二人共々それには肯定的でないようだ。 父は更に進学してはどうか、母もそれに同調するように口を揃えた。ように見えた。憶測だが。 折角、あの資料を拝める機会が増えるかと思ったのだが、そう上手く事は進んでくれないらしい。 だが進学するのであれば父と接触する機会が増える。父は、アレに気が付いているのだろうか。 一度触れれば心身を凍てつかせるあの書物を。 20**/05/** 久しく後輩を連れ、分野外の知識を取り入れる事とした。その結果、「Vita」という人工智能の少女を保護した。 どうやら彼女は外へ出たがっていたようだ。AIというものは所詮人の作るものと高を括っていたが…。 存外にも感情豊かである事には、ある種のショックを受けた。実に興味深い。やはり分野外は新鮮味があってよいものだ。 この新鮮さは失われつつあるものでもあるので、大切にしていきたい所でもある。 P.S. この晩、酷く曖昧で鮮明な夢を見た。海底に聳える神殿。奇妙な文様。その造形、非ユークリッド幾何学の柱。 想像上に存在するアトランティス、と言って差し支えないのか。断定は出来ないが…世間にはその存在を信じられてはいないのだろう。 何より、今までどの書物を見ても確認した事のない生物の存在。 そしてあの感覚。どうにも要領を得ないが、私は以前にも感じた事がある。 紛れもない、間違う筈もない。あの感覚は。 20**/05/** 夕暮れ時、気配を感じて後ろを振り向くと同時に、ある男に後頭部を殴打された。 どうしたものか、恨みを買った謂われはないが、どうにもそうなってしまったものは仕方がない。 私を殴りつけた男は頻りに、言い聞かせるように自分は『比良坂太郎』だと、紛れもなくその人物だと名乗っていた。 薄ら寒い笑みと容貌ではあったが、あの手の人間は興味を持つ。一体どういった状況、どういったものを介してああなったのか。 何時かの記憶が脳裏に過ぎる。 同日、六月一日教授と顔を合わせた。相変わらずの姿勢ではあったが、元気そうで何よりだ。 然し如何せん、私は知り合いを巻き込みたがる性分のようだ。類は友を呼ぶ、そう捉えるべきなのだろうか? 20**/05/** 私は、これで良かったのだろうか。 学びの恩師にすべきではない事を、行ってしまった。 不始末は己で清算すべきだ、ならば。 私はこの怪異を、踏破する。私が私の意に背かずにいる為にも。 20**/05/** この世界には未だ、未知なる存在が至る所に存在している。 それを人が、暴くべきか暴かざるべきか。私は今後、どうすべきか。 今日、私は、人で無しの扉を、開けてしまった。 私は私で、居られるのか? 20**/06/** 六月一日教授が、何やら助けを求めてきた。これを断る理由はないが、非常に予想外な理由であった。 何でも、私の母校について教えて欲しいだとか。連れてきた少女を見て大よそ納得はしたが。 怪異、と呼べるかどうかは甚だ疑問ではあるが、比較的それらしい類に遭遇した。 私の身近に知る場ですら、あの様なものが存在していたとは思いもしなかった。 何故だか終えた後に、不思議な制服を貰ったが、あまりこれ以上着る気にもならない。何分そういった歳でもない。 教授は、あの景品のセーラー服、一体どうするつもりなのだろうか。 20**/07/** 教授から呼び出された。近頃あの人と関わる事が多い気がする。大抵碌な目に遭わないが。 どうやら人探しを請け負う事となったとかで、声を掛けてきた様だ。折角だ、後輩も連れてゆくとしよう。役に立ってくれるかもしれない。 こうも暑いと流石に気が滅入るが、偶には外へ連れ出す事も必要だろう。 20**/07/** やはりというべきか。最早驚くまい。あの人と関わると少なからずこういった事象が起こる。 それはそれで、退屈はしないので問題にはならないが、後輩には悪い事をしただろうか。否、そうでもないか。 非常に興味深い話を聞いた。どうやら「幻想存在」というものは、実在するらしい。 そしてそれは存外にも、我々の間近に存在しているようだ。 そういえば、図書館の貸出カードに記載されたあの題名が気になり調べてみたが、その手のものは引っかからなかった。 あれは、なんだろうか。どうにも引っ掛かる。 20**/07/** 素晴らしい。世界には、斯様な場が存在していたのか。 ここ暫くは胸の高鳴りが収まりそうもない。あの情景を思い出すだけでも、胸が空くような気分になる。 私が知り得ないものが数多く点在していたという事だけは理解した。実に興味深い話だ。 あの件の報酬を頂いたが、如何せん金には困っていない。研究費にでも回すとしよう。 しかし何より、思いがけない方の報酬の価値が高い。 お陰で私は無限に知識を得る事が出来る。そう確信している。あの《館長》には、感謝してもしきれない。 どうも気も合いそうである相手だという事を考えると、この出会いはこの先大切にしていきたいものだ。 今回ばかりは、私の方から教授にも最大限の感謝をせざるを得ない。 『フサンの謎の七書』 第2巻 <本文省略、以下感想メモ> 先ずこれは、食屍鬼について記載されたものである。どうやらこの筆者はその生態、接触方法等を記載していた様だが。 私が確認したものの限り、この書物は不完全に日本語として翻訳されており、詳細な記述等は省かれている箇所、誤字や脱字が多い。 完全な読み物として、知識を蓄えるモノとして見るには些か物足りない。 教授。私の性分をお忘れですか? 20**/07/** 六月一日教授、佳苗と《図書館》から帰路につき、その際とある古本屋に立ち寄った。 立ち寄って、何事もなく帰れると思ったのが悪かった。何なのだ、あれは。本当に何かわからない。 アレだけなら大損を被ったと思うが、有益なものも見られたと思い、私の中で事なきを得る事とした。 20**/11/** 知人や家族に諭され、人間ドックに診察を受けることとした。 すっかり顔馴染みとなった六月一日教授に、見知らぬ中国人二人が妙に絡んできた。一人は盲目、一人は酒気を帯びていた。 その夜、何を感じたのか。妙なものを見る事になった。酷く驚いたという事もないのが、自分の心境の変化を物語っている。 今朝に借りた、あの黒い書物が原因だろうか。実に柄にもなく、内心非常に、喜んでしまっている。何とも恥ずかしい。 20**/11/** 知識を貪るという事は、即ち罪を識る事と見た。 しかしこれは、所謂同族嫌悪に近いものを感じる。どう在れど、私は私だ。叡智を欲さぬ者など「知識紫苑」足ら占めないのだ。 故に、目の前にそれを為す術があるというのに、拒むなどという選択肢は元より存在しない。 真理を確かめ、根源へと至るには。本質を、見極めるのだ。 例えそれが「禁断の果実」に手を伸ばす事になろうとも。 それこそが。 ――――――長らく、手帳の頁が開かれていないようだ。 20**/06/** 久しく、六月一日教授と再会をした。 入院をされていたと報せだけは聞いていたが、どうやら相変わらずの様で何よりだ。 思えば、この手記を記すのも半年以上の月日が流れている。 此度の要件はどうやら、教授の教え子もとい、私の後輩の行方が知れないという事らしい。 大学から連絡を受け、私を尋ねてきたとの事。何とも手間が掛かるが、教授と後輩の件だ、断る訳にもいかない。 此方も読み耽り終えた書物を返そうと思っていた所でもあり、いい機会だ。 P.S. まさか、とは思っていたが。今回もどうもその手の件の様だ。 最早慣れてしまった以上語る事も無いだろうが、それではこの手記の意味を成さない為、記す事にする。 内容としては、きな臭い企業の広告に引っかかり、行方を晦ましたらしい。 彼女の安否を確認すべく、現地へと赴く事にする。 また、別件ではあるが。教授から教本の第二部を頂いた。 これはまた、読み応えのありそうな代物だ。然し一体、何処でこの様な代物を手に入れてくるのか?何とも興味が尽きない。 題名を「セラエノ断章」。英語での翻訳が必要になるだろうが、然したる問題にはならない。 問題は、次こそ教養たり得る成果となれば良いが、という懸念か。 20**/10/** 本屋に居ると近頃、安埴という作家が人気を博している。図書館でも本を借りたいという者も少なくない。 どうやらホラー作家らしい。司書という職柄、興味を惹かれない訳ではなかった上、何やら臭うものもあった。 丁度良い所に、彼の読書会があるというので自宅を訪れる事とした。が、矢張りというべきか。 間違った知識の使い方をしていた。あの手の使用方法はとてもではないが推奨されるものではない。 そろそろ幾度かと数えるのも億劫になってきた所だが、幸い今回は知識は蓄える事が出来た様だ。 それで大団円、となれば幸いだったが。否、これこそが幸いとも言うべきだったのだろうか。 また、アレに出会う事になるとは思わなかった。 自分がよもや取り乱す事になるとは思っていなかったが、狂人の洞察力か、或いは経験からか、 私の中から私が知り得ない言葉がヴィジョンとして脳裏を過りながら垂れ流されいく。 相も変わらず、奴等は人を容易く、そして尽く冒涜していく。だからこそ興味が尽きないのだろうが。 だが。ただ一つ、決心が固まった気がする。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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