タイトル:アルフィー キャラクター名:アルフィー・デロ・エヴラール 種族:エルフ [特徴:暗視、剣の加護/優しき水] 生まれ:射手 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:92 性別:女 髪の色:白  / 瞳の色:翠  / 肌の色: 身長:173.7 体重:58 経歴1:始まりの剣を求めている(いた) 経歴2:大切な人と生き分かれている 経歴3:自殺を試みたことがある 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎   13      5      8    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   6  11   4   3  11  11 成長   2      1   1   1   3 →計:8 修正 =合計= 21  24  10   9  20  22 ボーナス  3   4   1   1   3   3    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   6   8  24  37 特技         0   0 修正 =合計=  6   8  24  39 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:5 Lv シューター 4 Lv  / マギテック 5 Lv スカウト  1 Lv  / セージ   3 Lv バード   1 Lv  /        Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名      : 効果                    : 前提 [p218] 精密射撃     : 射撃攻撃で誤射しない            : [pIB30]鷹の目      : 乱戦エリアや遮蔽物越しに射撃・魔法攻撃可能 : [pIB33]MP軽減/マギテック : 消費MP-1(最低1)、拡大時は-1後に倍     :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   6   5  24  72 修正 特技        0 =合計=  6   5  24m  72m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名 : 効果                                             : 前提 [pⅡ98]ビビッド : 対象は1点のMPを回復する。PCはこの呪歌による効果を20分ごとに1回しか受けることが出来ません。 : 3分 ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : 4   7   5   8 ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 1200  2H  10      7     10  10 [ガンB] *ジェザイル / 射程50m、装填3、ダメージ+1 (240p) =価格合計= 1200 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  7      3   150 ソフトレザー / 盾 :              / 修正: = 合計 =    0   3   150 G (回避技能:) ・装飾品    価格 名称             / 効果 頭 :3   組み糸            / 髪につけてる(朱色) 耳 :5   耳飾り            / アレクサンドライト/専用装飾品最大MP+2 顔 :                  / 首 :10  チョーカー          / 革紐/金色の剣のような飾り 背中:   マギスフィア(大)       / 右手:200  マギスフィア(小)       / 腕~肩のあたりを浮遊 左手:200  マギスフィア(小)       / 腕~肩のあたりを浮遊 腰 :   フローティングスフィア(中) / 足 :20  ブーツ            / 黒色 他 :   ガンベルト          / 太腿 =合計=438 G ■所持品■ 名称             単価 個数 価格 備考 ――◆所持品◆――         1   0   http://plsk.net/Alfie_Deslot_Evrard ストーン(石ころ)      0   5   0   プライスレス。道中でも拾っていく。 冒険者セット         100  1   100  背負い袋/水袋/毛布/たいまつ6本/火口箱/ロープ10m/小型ナイフ ロングマント         50  1   50  黒色フード付き/移動や基本的に人前に出る時は装備。いつ戦闘になるかわからない場面ではあまり着用しない。 ガンベルト          20  1   20  12発収納 フック            10  1   10 着替えセット         10  1   10  1週間分 食器セット          12  1   12  コップ、お皿、おわん。 ティーセット         100  1   100  ポット/茶漉し/カップ4つ。WEDGWOOD参照。 羽ペン・インク        5   1   5 羊皮紙            5   1   5   5枚一束 北向きの針             1   0   初めの遺跡でgetだぜ ハンカチ           4   1   4   ウィレシュにあげた マギスフィア(大)            0   特殊get/装備済み マギスフィア(中)      500  1   500  装備済み ――第1回セッション了――      1   0 弾丸             50  3   150  12発*3/使用数1s+1発 保存食            50  2   100  1週間分*2/14日分-消費7日分 救命草            30  1   30  消費済 サーペンタインガン      360  1   360 食費             83  1   83  1回目-6*10=60/2*4=8/集落-3*5=15 ――第2回セッション了――      1   0 サーペンタインガン(売却)  -180 1   -180 生活費            23  11  253  世界樹攻略途中帰還以降から次の探検まで 食事(他)          3   1   3 救命草            30  3   90 活性弾(12発)         160  1   160  【ヒーリング・バレット】の威力が10に、1発のみの購入は16G 魔香草            100  2   200 銀の弾丸           25  4   100  1発25G(改定価格) ――第3回セッション了――      1   0 生活費            36  2   72  二日間の宿泊費・食費合計 救命草               1   0   世界樹内でゲット。 アイリッシュハープ      300  1   300  少し古いが綺麗な装飾の入ったもの フローティングスフィア(中) 1710 1   1710 元々所持していたマギスフィアを知り合いのマギテックに加工してもらった 潜行弾            210  3   630  水中でのガンによる射撃が出来る 救命草            30  5   150 ハンカチ           4   1   4 ――第4回セッション了――      1   0   救命草合計:9/魔香草合計:2/ スカウト用ツール       100  1   100 生活費            6   6   36 アウェイクポーション     100  2   200 弾丸             50  3   150  弾丸合計数5s個/消費:5 救命草            30  6   180  救命草合計数15個/消費:0 魔香草            100  1   100  魔香草合計数3個/消費:0 ――第5回セッション了――      1   0 =所持品合計=    5797 G =装備合計=     1788 G = 価格総計 =    7585 G 所持金    4296G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 3 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 1  名前  Lv 追加修正 魔力 魔動機術 5       9 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  ○ ○ / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - ○ / 汎用蛮族語     ○ - 魔動機文明語○ ○ / 魔神語       - - 魔法文明語 - - / 妖魔語       ○ - 妖精語   ○ - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、エルフ語 技能習得言語:魔動機文明語、3個の会話or読文、1個の会話 ■名誉アイテム■ 点数 名称  50 専用装飾品 所持名誉点: 74 点 合計名誉点: 124 点 ■その他■ 経験点:140点 (使用経験点:14500点、獲得経験点:11640点) セッション回数:8回 成長履歴: 成長能力 獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 器用度   1380点(1330 /   / 1回)  【第一回セッション】北向きの針をget 2- 精神力   1290点(1290 /   / 回)  【第二回セッション】マギスフィア大get、耳飾りを専用装飾品に 3- 筋力    2360点(2000 / 260 / 2回)  【第三回セッション】 4- 知力     0点(   /   / 回)  同上 5- 精神力   1210点(1000 / 210 / 回) 6- 精神力   2130点(2000 / 80 / 1回)  【第四回セッション】 7- 器用度    60点(   / 60 / 回) 8- 生命力   3210点(2000 /1110 / 2回)  【第五回セッション】軍からの依頼 メモ: 「私の生きる意味とは何なるや。未だにそれを見つけられないでいる」 ----------プロフィール 名前 :Alfie Deslot Evrard     アルフィー・デロ・エヴラール 種族 :エルフ 生まれ:射手 年齢 :93歳 身体 :172.7cm/60kg 一人称:私 二人称:お前/名前/あだ名/貴様 好意的:ナイトメア 趣味 :水浴び/料理/月を眺める事 習慣 :一日の終わりにその日あった事をシアンに報告すること 好く物:自然の中で眠ること/ゆっくりした時間/ティータイム(紅茶)/ 裏経歴:身体に傷痕がある/競い合う友人がいた/特定の異種族を好んでいる(いた) 備考 : つけているチョーカーは生前シアンとお揃いで付けていたもの。シアンが付けていた方の物はお守りとしてしまってある。 耳飾りはとても大事な物。 愛称はアルフ。シアンにアルフと呼ばれていた。 無駄な殺傷は好まず自分から戦いを挑んだり喧嘩を売ることはあまりない。ただし無自覚に喧嘩を売っている場合は別である。 とある理由によりナイトメアにはとても好意的だが、基本的に人間と蛮族を嫌っており良い印象を持たない。 蛮族は嫌い故に出来るだけ関わりたくないとは思っている。が、知能が低く話の通じないものだけでなく、中には知能が高く話の通じるものもいることはきちんと理解している。 嫌いである事に変わりはないが、相手が友好的であればわざわざ敵対心を持つことはしない。何より、異様な嫌悪を抱いているのは主に知能の低い(話の通じない)蛮族に対してだけである。話の通じる蛮族にはそれなりに普通に接する。 嫌い度合いで言えば人間>蛮族と、人間の方が遥かに嫌いある。 また嫌いなわけではないが、能天気な性格であるグラスランナーは基本的に苦手。 放浪しながらも、自分の恩人であるナイトメアを探している。 「お前の生きる意味はなんだ?」 「その願い、叶わぬ事だ」 「お前は私に何を期待している。私が持っている物など、何一つないというのに」 「お前にその覚悟があるのか」 「私はどちらでも構わんが。……待て、それには賛同出来ん」 「所詮、どうしようもなく愚かな生き物なのだ、人間は」 「……貴様とは相容れぬ、早に失せろ。貴様如きが語るな」 ----------一般技能 グレイブキーパー(墓守)  Lv2 ハンター(狩人)      Lv4 ドラッグメイカー(薬剤師) Lv1 コック(料理人)      Lv3 ----------容姿 雪のような白い髪に翠色の目、陶器の様な肌を持っている。見た目は若い(18~19歳ほど)。 長さは耳が隠れる程の長さだが、右の横髪だけは長い。後ろ髪の一部も長い。 昔は髪が長かったが、シアンが死んだときに切った。 邪魔にならないように右の横髪はまとめられ、後ろ髪は一括りにされている。 胸と背中に何かが貫いたような大きな傷痕がある。 Snow White(スノーホワイト)       灰色と白の中間、白寄り。 Palegreen(ペールグリーン)        明るいの緑。 Antiquewhite(アンティークホワイト)   明るい肌色。 色参照 http://www.color-sample.com/colors/497/ http://www.color-sample.com/colors/563/ http://www.color-sample.com/colors/621/ ----------人格/口調 物事をはっきり言うがそれに対して言い訳やフォローは基本的にしない。 また話し方が刺々しかったりするので疎遠にされたり誤解されがち。無自覚に喧嘩を売ることも度々あるが、無自覚故に自らそれに気付くことは中々ない。 特に仲良くなろうと自分から思う事は中々ないというかほぼないので周りに人が居ようが遠ざかろうが良いと基本的に思ってる。 一度大切にしようと思った事などはずっと大事にする。 一度誓った事を違えるのを一番嫌う。なので自分も約束を違えることはない。 上記と口数は少ない事で誤解されがちだが、人生経験豊富な分結構達観してる部分がある。 案外大人。はっきり言うせいで喧嘩を売ることはあっても怒る事は滅多にない 結構堅い感じの口調。参考はシエナさんだけどシエナさんの話し方を少しだけ軽くした感じ目指してる。 実は、シアンと一緒にいたときは大体シエナさんと似た話し方だった。 「アルフは口調が堅いんだよ、もっと軽くしてみれば結構印象も変わるかも知れないぜ」 という言葉を実行している。因みにその言葉を実行するべく努力しているときに口数が減った。おこになったら昔の口調にもどる。 ----------生い立ち,現在 生まれた時父親は既に居らず、母親だけだった。 その母親とも自身が14歳の時に死別。 アルフィーには幼き頃より共に過ごした悪友がおり、アルフィーが母親と死別してからは、彼と共に暮らした。 彼はシアンという名で、ナイトメアのエルフ生まれであり、彼もまた両親が居なかった。 またお互い『始まりの剣を見つける』という目標の元どちらが先に見つけるか競うライバルでもありながら、二人が離れる事はなかった。 アルフィーは共に過ごす内にどこか彼に惹かれてる自分がいた事に気付くも、それまでの関係が壊れる事を恐れその気持ちは胸にしまう事を決意する。 それから数十年後、お互いが32歳の頃。 普段使う道を通り二人が村に向かっている最中。 蛮族が現れ、数の多さに二人は村を目指し逃げ出した。 出会った村の人間に事情を説明し村に入れて欲しいと頼むものの、村人に拒絶され村には入れてもらえなかった。 仕方なく二人は元いた場所へと急ぐが、蛮族に追いつかれやむなく戦闘となる。 瀕死の二人を救ったのは、シアンと同じナイトメアだった。 蛮族は追い払えたものの既にシアンは重症を負っていた。急いで家に帰るも、手遅れである事に全員が気付いていた。 最期にシアンは自身の想いを伝え、それによりアルフィーはシアンと自分の想いが通じていた事を知り、同時に彼からアレクサンドライトの耳飾りを貰う。 (アレクサンドライトの石言葉は『秘めた想い』) その夜アルフィーは絶望し生きる意味を見失い、剣を自らの胸に刺し自殺を試みる。 しかし、それで死ぬことはなかった。救ったのはまたも二人を救ったナイトメアだった。 それでもなお死のうとするものの、彼に説得を続けられ、生きる事を決意する。 「だが、何のために私は生きれば…」 「生きる意味を見つける為に生きればいい」 傷痕は治ることはないと言われたが、アルフィーはそれで良いと答えた。 自分を二度も救ったナイトメアは、住んでいた場所を追い出され各地を放浪し、冒険者をやっているのだという。 一ヶ月も経つとアルフィーも前向きになり始め、それを見届けるとナイトメアは次の地に行くのだと言いその場を去った。 暫く経ち、アルフィーも彼のナイトメアのように各地を放浪しながら冒険者になろうと決意しシアンと共に住んでいた家を出た。 家を捨てた訳ではなく、生きる意味を見つけるために。また帰ってくると言い残して。 そうしてアルフィーは、自分の生きる意味とは何たるかを探しながら各地を放浪する旅に出て冒険者をすることとなる。 ----------旅での出来事 約20年後のアルフィーが52歳の頃。 アルフィーはとある村に立ち寄る。周りに自然の多い小さな村だった。 その村は人間の村だったようで、人間が嫌いなアルフィーは旅立つ準備が出来たら直ぐ立ち去ろうとしていた。 しかし、そんなアルフィーに声をかける一人の少女がいた。 人間が嫌いなアルフィーは、直ぐに話しかけなくなるだろうと今まで通り冷たく接していた。 それでも少女はアルフィーに声をかけ続けた。それだけではなく、アルフィーが宿を探してることを知ると自分の家に泊まればいいと言う。 少女は一日アルフィーにつきまとい、結局アルフィーは彼女の家に泊まる事になった。 何も話さないアルフィーの隣で、少女は一人喋り続けた。彼女の名前はミナというらしい。 どうやらミナは一人暮らしく、親もいない子だった。それゆえに村人とも関わりが少ないという。 唯一居た姉は一人で旅に出たきり帰らず連絡が取れなくなり、既に1年が経っているそうだ。 アルフィーはあまり口を開かなかったが、それでもアルフィーが何か言う旅に彼女は嬉しそうにしていた。 次の日、買うものを買って早急に立ち去ろうとするアルフィーだが、偶然にも次の目的地の道が塞がれ現在は進めないとのことだった。 そのことを知ったミナに暫く泊まると良いと言われ、アルフィーは暫くミナの家に滞在する事になった。 冷たく接する自分にも懸命に話しかけてくるミナをアルフィーは信用していく。 それから数週間程経った頃、アルフィーもやっと相槌をうちながらミナの話を聞くようになり、簡単な質問には答えるようになっていた。 その頃にはほとんど道は通れるようになっていたが、何故かアルフィーはミナの話をもっと聞いてみたいと思った。 同時にミナもいつかアルフィーから実際にいろんな話を聞きたいと思っていた。 そうして二人は、暫く生活を共にする事になった。 それから、何度か滞在が伸びて二人が出会ってから3年が過ぎた。 その頃には、アルフィーはミナに人間としての嫌悪以上の好意があった。 アルフィーは他の人間とは一向に馴染まないものの、ミナにだけは心を開き笑いかけるようになっていた。 口には出さないものの、今のアルフィーにとってミナは唯一の友人であり、ミナにとってもアルフィーは姉の行方がわからない今唯一心を開いている人物だった。 しかし、同年。ミナが流行病にかかり、床に伏せる。 アルフィーはあちこちで治してくれる人を探すが、その病を治すには多大な金が必要とのことだった。。 そのための金をアルフィーもミナも持っている筈はなく、アルフィーの頼みも虚しく医者(人間)はミナを診ることを拒否 他に診れる人間は居らず、そのままミナの病は進行していった。 どうやらその病とはその村でだけ流行った人間にのみ感染力のある病らしく、アルフィーにかかることは無かった。 その間、他の村の人間は病が移ることを恐れミナとアルフィーには今まで以上に近づく事はおろか話しかける事すら無かった。 そして数ヶ月、ミナは声を発することも難しくなっていた。 その頃には、村の人々はミナから感染する事を恐れとうとうミナを村から追い出し、アルフィーはミナは村から離れた場所に居た。 アルフィーはミナがもう永くないことはわかっていたが、それでも最期まで傍にいることを選んだ。 そうしてミナは最期までアルフィーと行方の分からない自分の姉を想いながら一生を終えた。 アルフィーはその場にミナの墓を建てた後、遺品を持ち一度20年ぶりの家へと帰った。 シアンの墓の近くにミナの墓を建てるために。 ミナはいつもアルフィーの住んでた地をいつか見てみたいと、そして最期に姉がいつか帰ったら自分の死がわかるようにして欲しいと望んでいた。 アルフィーはミナの願いを叶え、再び旅に出た。 ----------旅での出来事2『レイジアとの出会い』 二人の初めての出会いは冒険の宿。約50年ほど前、42歳の頃の事だ。 アルフィーが旅の途中で訪れたとある街。決して小さくはない栄えた街で、ある依頼を受ける。その際に同じPTとして組むことになったのが始まりだった。 当時は力を追い求め自分しか見えてない『人間らしい人間』であるレイジアを好くは思っていなかった。アルフィーは『人間らしい人間』を好んでいなかったからだ。人間らしい、それは欲のある人間の事でもあったから力を求める——力に欲を出す——レイジアも例外では無かった。 だが幸いにも彼女は他人を蔑ろような人間でも無く、自分に劣る人間を虐げる人間でも無かった。それを知ったアルフィーは彼女に対し普通に接し、何度かPT組むうちに色んな意味で『人間らしいただの人間』であると気付く。彼女は人並み以上の欲を力へ向けながら、しかしてそれ以外の欲はそれ以下しかないのだと。 この頃にはアルフィーからレイジアに対する好くない感情は薄れていた。 二人が初めてPT組んでから数年。 アルフィーはレイジアが処刑されたという話を風の噂で耳にする。 「…あれが、処刑された?何の冗談だ」 実力的にも、思想的にも。彼女は処刑されるような事は無いと思っていた。 噂をする人間が彼女の事を謗ろうと、彼女の処刑を良いことだったと嘲笑っても、周りが処刑された話を幾度となく噂するもアルフィーは頑なに信じなかった。自分が見た、自分の知る彼女だけを信じていた。 時は流れ、噂を耳にしてから更に数年。初めて二人が出会ってからなら十年は経っただろう頃。 ハイマンとして復活したばかりのレイジアと再会を果たす。 時が経とうと、ハイマンとして生まれ変わり種族が変わろうと彼女の事をわからないことはなかった。 現状などから事情を察するも、レイジアから改めて真実を聞く。予想と大きく外れることの無いその話にアルフィーは再度人間とはどのような者かを認識する事になる。 人間を怨み殺め、罪の重さが肩に重くのしかかるレイジアの気持ちをアルフィーは理解する事が出来た。彼女の気持ちは、胸が痛いほどに感じた。 初めて出会ってから十数年、そこで初めて二人は本当の意味で打ち解ける。 そして既に放浪しながら冒険者でもあったアルフィーは、これから流浪しながら冒険者をするのだというレイジアの独立に手を貸す。 彼女に訪れる終わりは間近に迫っているのだとお互いに知りながら、「また会おう」と約束をして違う道を進む。 また巡り会えるだろうと確信を抱きながら。 それは、そう遠くない未来。