タイトル:ふぇあてねこ キャラクター名:イデア 種族:ミアキス [特徴:暗視、猫変化、獣性の発露] 生まれ:妖精使い ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:14 性別:おんにゃのこ 髪の色:   / 瞳の色:   / 肌の色: 身長:152 体重:秘密だにゃ 経歴1:本から大きな影響を受けたことがある 経歴2:派手な見栄を張っている/いた 経歴3:空を飛んだことがある 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎   13      6      6    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   2  10   5   5  17   9 成長   4   8   7  43  156  87 →計:305 修正   0   0   0   0   0   0 =合計= 19  31  18  54  180  102 ボーナス  3   5   3   9  30  17    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本  26  34  105  198 特技         0   0 修正 =合計= 26  34  107  200 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:17 Lv ソーサラー     10 Lv  / コンジャラー 5 Lv フェアリーテイマー 17 Lv  / スカウト   7 Lv レンジャー     1 Lv  /  セージ    9 Lv エンハンサー    5 Lv  /  ライダー   12 Lv ウォーリーダー   6 Lv  /         Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名          : 効果                             : 前提 [pIB34]ルーンマスター      : 魔法拡大を宣言せずに使用出来る                : 魔法技能1つのLv11 [p2120]トレジャーハント     : 戦利品のロールに+1                      : スカウトLv.5 [p2123]ファストアクション    : 戦闘の第1ラウンドで先手なら、主動作を2回行える        : スカウトLv.7 [p2120]鋭い目          : 戦利品のロールに+1                      : セージLv.5 [p2121]弱点看破         : 魔物知識判定成功時弱点ボーナスを2倍             : セージLv.7 [p2123]マナセーブ        : 消費MP-1(最低1)                       : セージLv.9 [pIB32]魔法誘導         : 射撃魔法で誤射しない、完全に隠れ切れてない対象に射撃魔法可能 : [pIB33]MP軽減/フェアリーテイマー : 消費MP-1(最低1)、拡大時は-1後に倍              : [pIB39]魔法収束         : 対象を範囲から1体・1つに変更                 : [pIB32]魔法制御         : 範囲内の対象を選択可能                    : [pIB31]武器習熟A/スタッフ    : ダメージ+1、Aランク装備可能                 : [pIB30]鷹の目          : 乱戦エリアや遮蔽物越しに射撃・魔法攻撃可能          : [pIB31]武器習熟S/スタッフ    : さらにダメージ+2、Sランク装備可能              : [pIB32]魔晶石の達人       : 魔晶石を2つ同時に使用できる                 : [pIB32]魔力強化         : 魔力に+2                           : [pIB39]魔法拡大/数        : 対象を拡大するごとにMP倍増、達成値は個別           :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本  39  36  31  93 修正 特技        0 =合計= 39  36  31m  93m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名       : 効果                : 前提 [p]  アンチボディ     : 毒・病気に対し抵抗力+4       : [p]  メディテーション   : 精神効果に対し精神抵抗力+4     : [p]  ビートルスキン    : 防護点+2              : [p]  ラビットイヤー    : 聞き耳と危機感知に+2        : [p]  スフィンクスノレッジ : 知力+12              : [p]  騎獣強化       :                  : [p]  高所攻撃       :                  : [p]  HP強化        :                  : [p]  遠隔指示       :                  : [p]  特殊能力解放     :                  : [p]  獅子奮迅       :                  : [p]  魔法指示       :                  : [p]  人馬一体       :                  : [p]  HP超強化       :                  : [p]  特殊能力完全解放   :                  : [p]  バランス       :                  : [p]  軍師の知略      : 先制判定を「WL技能+知力B」で行える : [p]  怒涛の攻陣Ⅱ:旋風   : 命中力+1              : [p]  怒涛の攻陣Ⅱ:烈火   : 物理ダメージ+2           : [p]  神速の構え      : 移動力+5              : [p]  怒涛の攻陣Ⅲ:轟炎   : 物理ダメージ+3           : ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照)     1H         0         0 [] *アステリアの守杖 / (p) =価格合計= 0 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 : 13      4   340 ハードレザー / 盾 : 17      2   600 タワーシールド / 修正: = 合計 =    0   7   940 G (回避技能:) ・装飾品    価格    名称                 / 効果 頭 :10000    カトレアの花冠(半額)         / 妖精魔法の射程を+10m 耳 :      通話のピアス             / 1日1回まで(重要) ジュリちゃん 顔 :                         / 首 :プレゼント カースレベリオン           / 魔神へのダメージ+3、魔神からのダメージ-3 背中:      アステリアの聖印           / でも猫は清らかです 右手:500     知性の指輪              / 左手:      ヴェールリング+           / 妖精魔法使用時 魔力+2 腰 :2500    多機能ブラックベルト(日輪のバックル) / アンデッドに対し生命・精神抵抗力+1 足 :11600    かるわざのブーツ           / なまあしを代償に得た大人の色気。ついでに転倒しなくなる 他 :500     知性の指輪              / =合計=25100 G ■所持品■ 名称         単価 個数 価格  備考 魔晶石(3)       300  0   0 魔晶石(4)       400  18  7200 宝石箱        500  1   500 宝石         50  32  1600 知性の指輪      500  4   2000  ぱりーん 生活費(1day)     15  31  465 魔晶石(5点)     500  57  28500 叡智の腕輪      1000 1   1000 アウェイクポーション 100  2   200 とんがり帽子     3000 1   3000  売った。 生活費        20  30  600 魔晶石(2)       200  24  4800 魔晶石(10)      2000 3   6000 信念のリング     1000 1   1000  割らない方 月光の指輪      1000 1   1000  割る方 清浄の腕輪         1   0   MP5消費で穢れワールドのデバフ無効化 雷の契約石         1   0   黃龍と契約し妖精の王となることを誓った証 月光の魔符+2        4   0 陽光の魔符+2        4   0 =所持品合計=   57865 G =装備合計=    26040 G = 価格総計 =   83905 G 所持金     0G 預金・借金 支援金25000G ■魔力■ 知力ボーナス: 30 特技強化ボーナス: 2 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 真語魔法 10      42 操霊魔法 5       37 深智魔法 5  -     42 妖精魔法 17 13    62 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     ○ ○ 神紀文明語 - ○ / 汎用蛮族語     ○ ○ 魔動機文明語- - / 魔神語       ○ - 魔法文明語 ○ ○ / 妖魔語       ○ - 妖精語   ○ - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     ○ - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 ○ ○ ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、ミアキス語 技能習得言語:魔法文明語、妖精語、9個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称  50 ヴェールリング専用化(MP)  20 ブラックベルト多機能化  50 ブラックベルト専用化(HP) 100 戦旗槍作成  50 とんがり帽子専用化 所持名誉点:16050 点 合計名誉点:16320 点 ■その他■ 経験点:620点 (使用経験点:235500点、獲得経験点:233120点) セッション回数:305回 成長履歴: 成長能力  獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1-      15760点(15560 /   / 4回) 成長:11回 2-       4890点(4890 /   / 回)  成長5回 3-       6720点(6620 /   / 2回)  成長7回 4-       6720点(6520 /   / 4回)  成長7回 5-      11480点(11430 /   / 1回) 成長12回 6-      11480点(11430 /   / 1回) 成長12回 7-       9010点(9010 /   / 回)  成長10回 8-       6950点(6900 /   / 1回)  成長7回 9-      17200点(17150 /   / 1回) 成長18回 10-      25450点(25450 /   / 回) 成長26回 11-      17640点(17640 /   / 回) 成長18回 12-        0点(   /   / 回)  成長30回(超越B) 13-      16420点(16420 /   / 回) 成長17回 14-      18330点(18330 /   / 回) 成長19回 15-      49430点(49330 /   / 2回) 成長50回 16-      15640点(15640 /   / 回) 成長56回 メモ: フェアリーヴェール MP6 10m起点指定 効果時間3ラウンド この魔法はヴェールリングを装備した状態でなければ行使できません。 この魔法を行使する際、術者は妖精魔法の属性を一つ宣言します。この魔法の対象は術者の選択した属性の召喚ランク点の指定属性に対する耐性を得ます。この魔法が効果を持っている間、指定した属性の魔法を使用することはできません。この魔法を数拡大する場合、同一属性を拡大することはできません。また使用時にMPを1多く消費することで次に対象が受ける、毒・病気・呪いの効果を軽減することができます。 フェアリーヴェール+ MP7 10m起点指定 効果時間6ラウンド この魔法は真ヴェールリング+を装備した状態でなければ行使できません。 ①この魔法を行使する際、術者は妖精魔法の属性を一つ宣言します。この魔法の対象は(術者の選択した属性の召喚ランク点)の指定属性に対する耐性を得ます。この魔法で使用した属性の妖精魔法を行使する際、行使判定に-2のペナルティ修正を受けます。 ②行使時にMPを1消費し、また追加で1つの属性を選択することで毒・病気・呪い属性ダメージに対し、(選択した2属性の最低召喚レベル)点の耐性を得ます。 アステリアの守杖 知名度30 ランクSS 取引価格ー取引不可 非ランク効果:炎、水、氷、風、土属性の物理ダメージ、魔法ダメージを受けるとき、ダメージが-3されます。 ランク効果この武器は所持者がランクA、S、SSランクの杖を使用できるようになったときに隠された効果を発揮します。 ランク効果:Aランク 妖精神のきまぐれ:この杖の所有者は1dを振り、4~6が出た場合異なる2つの属性の妖精魔法を、選択した2つのうち「魔法の消費MPが大きい魔法のMP」+「もう片方の魔法の消費 MP/2点のMP」を消費することで同時に行使できます。この効果は宣言特技として処理されます。この効果では無属性、純属性の魔法は選択できません。また1~3が出た場合には何も起こりません。 ランク効果:Sランク ①妖精神の御見初め:妖精神の興味を多少なりとも引けてきたようです。妖精神のきまぐれの成功値が3~6になります。また成功した場合に限り、1Rの間、妖精魔法の魔力を+1することができます。また妖精神の気まぐれの使用可能魔法に「基本妖精魔法」が追加されます。 ②妖精界との扉:妖精の召喚時、行使判定に-3のペナルティを受けることで召喚している妖精の属性以外の妖精魔法を使用できるようになります。 ランク効果:SSランク❍妖精神の寵愛:妖精神に愛される存在になったあなたに杖が加護を与えます。妖精神のきまぐれの成功値が2~6になります。また、このダイスで6が出た場合に限り、1Rの間妖精魔法の魔力に+4のボーナス修正を加え、さらに妖精魔法の消費MPが半分になります。 ❍☆妖精王の力の片鱗:この杖の所有者は任意の妖精1体とこの杖を介して契約することができます。そうした場合、その妖精を補助動作で召喚することが可能になります。この場合、MPは通常召喚する場合と同様に消費しますが、魔晶石の消費はありません。この効果で召喚された妖精は次のラウンド後のこの杖の所有者の手番終了時に召喚状態を終了します。この効果は1日に1度しか使用できず、また1回使用するたびに再び対象となる妖精と契約し直さなければなりません。また、この効果を用いても自身の行使できるサモンフェアリーの効果を超えるレベルの妖精を召喚することはできません。 雷の契約石:覚醒効果 この石の所有者が使用する妖精魔法が雷の力を帯びるようになります。所有者は「〇雷無効」を習得し、自身の使用する妖精魔法を任意で雷属性に変更することができます。同時に妖精魔法のC値が-1され、威力表が20高いものとします。また、妖精「黄龍」に新たな力が与えられ、この妖精の召喚時間が1R追加されます。またこの黄龍を召喚する際、魔晶石を使用する必要もなくなります。 レベル 17 妖精の王 この効果は自身に忠誠を誓う妖精が存在する場合にのみ使用することができます。対象 とした妖精 1 体を常に召喚状態とすることができます。また、この妖精はイデアに対して のみ使用できる「かばう」を習得し、さらに「かばう」を 2 つ以上の部位が宣言した場合、 イデアに対する範囲攻撃をかばうことができます。この効果を使用している間(戦闘中のみ カウント)、毎ターン MP を 10 点消費します。 黄龍(騎獣) 特殊能力解放 〇誘引する磁力 この能力は黄龍が主と認めた騎手に対してのみ使用できます。「黄龍」から半径 10m以内 にいる騎手を磁力によって引き寄せ、即座に騎乗状態とします。この能力は騎手が何らかの 金属を身に付けている場合にのみ使用できます。また、この能力の使用中、騎手は騎乗状態 であっても両手を使用することができます。この能力は「〇反発する磁力」と合わせて 1 度 の手番に 1 度のみ使用できます。 〇反発する磁力 この能力は黄龍が主と認めた騎手に対してのみ使用できます。騎乗状態の騎手を半径 10m 以内の任意の地点へ移動させます。この能力は騎手が何らかの金属を身に付けている 場合にのみ使用できます。また、この能力は「〇誘引する磁力」と合わせて 1 度の手番に 1 度のみ使用できます。 拡張:磁力障壁 騎手は「〇磁力障壁」の効果を受けられるようになります。 特殊能力完全解放 拡張:☑雷の化身 「黄龍」がこの特技を使用する際、騎手も共に移動することが可能になります。 〇妖精王の矛 この能力は黄龍が主と認めた騎手に対してのみ使用できます。雷の妖精として持ちうる 力の全てを妖精王自身の力として行使することを認め、力を与えます。騎手は雷属性妖精魔 法「ランス・オブ・フェアリーロード」を習得します。 「ランス・オブ・フェアリーロード」消費 MP 30 射程/接触 抵抗/必中 効果時間 3R 妖精王の証たる杖に黄龍の雷の力を宿し、雷の槍を作り出します。最高位の妖精が生み出 す研ぎ澄まされた雷により、立ちふさがる敵はその身を焼かれることでしょう。この槍で行 われる攻撃は「威力 100+魔力」点、C 値 9 の雷属性魔法攻撃となります。 この魔法は「妖精神のきまぐれ」の効果で選択、攻撃することができ、かつ効果を使用して いる際も「アステリアの守杖」の効果を使用することができます。また、使用 R が残って いる状態で雷属性の魔法を使用する際、この魔法を解除することで与える魔法ダメージに 「(術者の魔力)×(残りラウンド)」点のボーナスを加えます。 アンリミテッド・セブンクリスタル 妖精神がかの杖を人間界に渡した際、あまりに純粋かつ強力すぎる力をもたらすが故に 取り外したとされる7つの水晶です。それぞれの水晶は火、水、風、土、光、闇、雷の七属 性を司り、最上級の契約石として扱うことができます。 このアイテムは妖精神の守杖に装備させることができます。 このアイテムを妖精神の守杖に装備させた場合、以下の効果を発揮します。 ①「妖精神のきまぐれ」を使用する際、「烈火」と「寂静」の 2 つの型を選択すること ができます。 「烈火」を宣言した場合、4,5 が出た際に魔力に+3 点のボーナスを与えます。6 が出た際 には魔力に+6 点のボーナスを与え、さらに 2 度目の魔法終了後に攻撃魔法を 1 回、MP を 消費することなく使用することができます。追加効果で選択する魔法は、同一ターンターン 中に 1 度行使されたものであっても再度行使することが可能です。 「寂静」を宣言した場合、「妖精神の気まぐれ」は 1d6 の出目が 1~6 の範囲で成功する ようになります。また、非攻撃魔法の行使判定を行う際、判定ダイスを 2 回振り、どちらか の出目を任意で選択できます。 ②このアイテムに各属性の妖精を 1 体ずつ契約させることができます。対象は一般名で はなく契約主が定めた個別の名称を持って登録され、同種妖精間での代替などは効きませ ん。(一か月に一度のみ契約を変更することができます。) 対象妖精の HP、MP を+100 点 し、各種能力値に+12 点の補正を与えます。 黄色い彼→http://yutorize.2-d.jp/ms_sw2/s/data/1503514114.html 覚醒しました→https://t.co/adGYUTmTqo 召喚条件:火属性または風属性ランク15以上 実はなかった中の人のキャラ認識 ・過去の設定はミアキスで王宮で魔法使いだったらなんか訳有りそうだなーと思って適当に考えたよ。空はきっとどこかで飛んだよ。 ・最初は興味本位と知識欲から行動していたけどガイウスたちと行動するうちに少し考え方が変わっているよ。信念とか大層な考えはないけど自分の大切なもの、好きなものを守りたい(喪いたくない)っていうのがおもな戦う理由だよ。基本真面目だけど中の人のせいでよくドジをやるよ(ごめんね)。 ・設定とNPCとの関係が生えすぎて収拾つかなくなっている。 ・自然の中で生きてきたイデアは動物も妖精も人も、蛮族ですらも同じ一つの命だと認識している。命に軽重や貴賎はなく、等しく尊いものだと考えているため敵対者であってもその生き方を最大限尊重しようとする。他者の矜持や命を徒に踏みにじる者は彼女が最も嫌悪するものである。 神であってもこの例外ではないが、度々彼女に力を与え困難を乗り越える助けとなっている妖精神には頭が上がらない。イデアはアステリアに深い敬愛と感謝の念を抱いているが、一方で自他の主体性を大切なものと考えているため彼女の意思が神としてのアステリアに依存することは基本的にない。彼女にアステリア神官としてのお呼びがかからないのはこの精神性が信仰心と相反するものだからだろう。 自然の摂理に反する殺生や蘇生は好まないが、自分にとって大切な者であれば理を曲げて我を押し通す身勝手さも持ち合わせている。若いので。自らの蘇生に関しては、自分を必要とする者がいるならばきっと受け入れるだろう。今のイデアは妖精の王としての責務を背負っているためこれを全うするまでは蘇生に応じるつもりである。(マテリアル風解説) 前日譚:好奇心は猫を殺すか 猫は迷走していた。 暴走と形容したほうがが正しいかもしれない。 少なくとも、今まで野生と本能だけを頼りに生きてきた獣には理解しがたい感情が彼女を突き動かしていた。 彼に会って、この胸に渦巻く高鳴りの正体を突き止めるまではどうしても引くに引かれないのだ。 ---------------------------------------- 「むっふっふ、大漁大漁……」 一匹のミアキスが大荷物を抱えて街を出ていく。 彼女は一般的なミアキスと同じように森で生まれ、物心ついたときには一匹で生きていく術を身に付けていた。それは狩りであり、採集であり、妖精とうまくやっていくことであったのだが、猫の耳と尻尾があろうとミアキスは現状人族の端くれだと考えられている。人間をはじめとする他の人族との交流が自らの生活のためになるならば、街に出て愛嬌を振りまくのも貨幣経済に足を突っ込むのも吝かではない。良くも悪くも猫とはドライで自己中心的な生き物である。 今日の彼女の出稼ぎの成果は特に上々であった。雑貨店の手伝いで少々客寄せに精を出したところ、決められた時給のほかに余していた食料日用品その他もろもろをたんまりと頂いてきてしまったのだ。こんなホワイトな職場なら毎日働いてもいい。いやそれも少々退屈だろうか。などととりとめのないことを猫は考える。 肉に魚に果物、しばらく食料には困りそうにない。ペンの使い方はよくわからない。こちらのロープは寝床に使えるだろうか、と戦利品を整理していく。すると布袋の一番奥からひょっこりとそれは出てきた。 「妖精……学?」 本。 彼女には馴染みのないものであったが、存在くらいは知っている。分厚い紙の束で、中には彼女にもかろうじて読める交易共通語や、あるいは知らないほかの言語で小難しいことが淡々と綴られているのだ。 こんなものを貰っても自分には理解できないし、仮に読めたとしても内容に興味はわかない。そもそも妖精学とは何だろうか。妖精は身近な存在ではあるが、それは共に森で生きる友人、とまではいかずとも同居人といったような印象で、そんな彼らについて何かを学ぶというのはなんとも奇妙で不自然なものを感じさせる。人間たちの考えることはよく分からないし、この本は読まずに売りにでも出してしまおう、と思った。 思ったのだが。 この違和感は疑問となり、猫の中で無意識のうちに興味へと変わっていた。具体的にはこの本を見るたびに耳がぴくぴくと動き、真っ白な尻尾はせわしなく弧を描いている。猫とは好奇心旺盛な生き物である。 「……気になるなら読んでしまえばいい。その上で的外れなこと書いているって笑い飛ばしてやればいいにゃ。」 決心した彼女は本を開いて文字を追い始める。思ったよりも平易な文章だ、と思った。小難しい学術書のようなタイトルの割に、案外なんとなくは読めてしまうものだ。そしてその内容は少なからず彼女に新鮮な驚きをもたらした。 『妖精学』は神紀文明時代に遡る妖精の起源から始まり、今に至るまでの人族と妖精の関わり、様々な場所に生息する妖精の各々の特徴や性質・性格の考察、加えて妖精たちと心を通わせ、力を借りることができる「妖精使い」の存在についても言及していた。 この本の内容の多くは彼女にとって未知の事柄であり、人間たちの行う「学問」はなかなか大したものだと見識を改めさせるに足るものであったのだが、それだけではなかった。 たとえば妖精の歴史に関する記述は学問のために纏めた、というよりは一本の物語小説を読んでいるような彩りに溢れていた。事実と考察を語る、という範囲は出ないまでも貪欲な知的好奇心、そして豊かな想像力が随所に感じられる文体は学者というより子供が書いたような印象を与える。 つまるところ。 これを読んでいるときの猫は、たしかに楽しかったのである。 惰眠を貪る快楽とも、食欲が満たされたときの充実感とも違う感覚が彼女を初めての読書に釘付けにしていた。自分が見ていた世界は、見方を変えるだけでこれほど鮮やかになるものだろうか、と今まで考えもしなかったようなことが頭に浮かんでくる。 日々を気の向くままに生きるだけだった猫に”識る”という体験は刺激が強すぎたもので、考えを纏めるまでに彼女は随分混乱した。悩むということ、自分について考えるということ、そして自分が他のミアキスたちとは袂を分かって別の道へ脱線してしまうのではないか、という漠然とした不安。すべてが彼女にとっては初めての経験であり、大きな変化だった。たとえ懊悩の末にひねり出した答えが「自分が満足するまでは突き詰めてみる」といういつも通りの気まぐれ具合であったとしても。 なお、彼女がこの『妖精学』の背表紙に記されたヨハンという記名に気付いたのは手あたり次第に本を読み漁り、その難解さや退屈さに辟易して諦めかかっていたときのこと。具体的には数日後である。本の著者は大抵ここに名を刻むものらしいと知った彼女は獲物を見た猫のように情報を集めて回った。 アルフォート王国の民俗学者、ヨハン。彼で間違いないはずだ。 野宿は慣れたもので旅路にさしたる問題はなかった。アルフォートは鄙びているわけではないが、草木や水が多く自然と調和している、といった印象の国だった。街の中心には大樹があり、住民にはすらりと背が高く耳の尖った人族---所謂エルフが多いような印象である。ヨハン先生というのはここでは結構な有名人らしく、住所を聞いて回ると首都ドメニの一画に居を構えていると容易に知ることができた。そのうえ旅の者だと告げるとあっさり面会を許されてしまい、世情に疎い彼女も流石に拍子抜けした。 ともあれ、彼に会えばきっと何かが分かるに違いない。そう考えながら指定された場所、飾り少なでどことなく古風な家の前で待っていると、玄関から一人の男が現れた。顔立ちはまだ青年といった風であり、澄んだ薄茶色の瞳とカールした銀髪が印象的だ。 「はじめまして、旅のお客さん。僕が民俗学者のヨハンです」 彼は穏やかな口調で挨拶をする。しかしこのミアキスは。 「は、はいっ、私は旅のミアキスだにゃ。実はこの間ヨハン先生の本を読んで……えぇと……あれ。」 学者先生に会って何を話すかなど欠片も考えていなかったのだった。 「ふふふ、これは実に興味深いお客さんですね。」 結局ここまでの経緯を伝えたものの、彼女の語彙力では本の感想を正しく伝えることなど叶わず、傍目から見れば何をしに来たのかもよくわからない怪しい猫なのであった。 「なるほど、貴女のようなミアキスが学問に関心を持つなんてなかなか無いことなのですよ。僕は大変喜ばしく思います。」 「そ、そうかな?でも他の本はあんまり面白くなくて…途中で放り出しちゃったにゃ。あはは……」 「ふむ、『妖精学』で書いたのは研究のさわりの部分ですし特に分かりやすく書くように気を使ったつもりなので、最後まで読んでいただけたのなら筆者冥利に尽きるというものです。」 しどろもどろな猫とは対照的に青年は目を輝かせていた。 「ところでこれからはどうするおつもりですか?折角アルフォートまで足を運んでもらったのですから、何かあれば力になりますよ。」 これから。将来的なことは今まで考えてこなかったし今も考えていない。ただ、アルフォートは住みやすそうだし少し居ついてみようか、などと彼女はぼんやり考える。 「でしたら、もしよければうちで書類整理を手伝っていただけませんか?衣食住に加えてうちにある本は自由に読んでもらっても構いませんよ。」 「にゃんと?!」 突然採用通知が下り住み込みで働くことになってしまった。彼女には願ったり叶ったりの条件であったが知識も何もない自分が役に立つだろうか、と不安も尽きない。さしあたってなんとかしなければならない問題が一つ。 「ミアキスさん、名前は何というのですか?」 名前。世の中の大部分の人間は名前を持っている、らしい。それはたくさんの個人が交わり合う社会においてなくてはならないものなのだが、彼女には別に必要はなかったし、ないことに疑問を感じたこともなかった。 「そうですか。しかしうちで働いてもらうなら呼びやすい名前があったほうが便利ですし、これからの貴女にはきっと必要になりますよ。僕も相談に乗りますから、考えておいてください。」 他の誰でもない、貴女だけに相応しい名前を。と念を押された。そうは言われても彼女には自分が何者なのかもわからないし、ひとまずヨハンの助言に従って書類整理の合間に本を読むことから始めた。まずは知識を付けることからだそうだ。 それから彼女は良案を求めて物語やら歴史書やらを読み漁ったが、今一つこれぞというものは見つからない。人の名前は人の名前であって自分の物にはなりえないものだと猫は頭を抱える。挙句、気分転換にと手に取った哲学書を開いて小難しい語句の羅列に目を回していた。その一節に。ある昔の哲学者の学説を見る。 ---イデア。理念。ものごとの純粋な形。 何かがそっと琴線に触れたような、そんな音がした。美しい響きだ、と思った。もっとも彼女はこの言葉の本質的な意味もよくわかっていないのだが、その内心が根拠のない達成感に満たされていたのは違いない。 翌日この話を聞いたヨハンは、随分と大層な名前を考えてきたものだと驚いたがこれはこれで面白かったのと、喜々として成果を告げる彼女の丸くて純粋な瞳がどことなくなんとなくイデアのようなものを感じさせたのでめでたく採用と相成った。 それからイデアは興味に任せて知識を吸収していった。ヨハンに勧められて字を書くことを教わったり、ミアキス語訛りの話し方を直して敬語を身に付けたりもした。特に目立って要領がよかったのは妖精に関する勉強で、生来妖精の間近で暮らしてきたために「理解した」というよりは「感覚的に分かっていた」という具合であった。 「イデアさん、フェアリーテイマーになってみませんか?」 「フェアリーテイマー?」 勿論イデアは知っている。彼女の最初の講読書にその存在は書かれていた。妖精を召喚し、その力を借りて”妖精魔法”を行使する存在。 「使い手の才能に依るところが大きい技能なのですが、イデアさんは妖精との相性も非常に良いようですし挑戦してみてはいかがでしょう。まぁ、僕はというと魔法はからっきしなんですけどね。」 この提案に運命じみたものを感じた彼女は、魔法使いになるならフェアリーテイマーしかないと思った。猫とはときに単純な生き物である。 かくして普段はヨハンの研究の手伝いをしながら魔法の勉強も始めたイデアであったが、彼女の妖精魔法が日の目を見る機会は自身で想像していたよりも多かった。 「イデアさん!僕がこのサンプルを採集するまでなんとか持ちこたえてください!大丈夫です、貴女ならできます!」 「無茶言わないでくださいぃ!ウルフに加えてリザードまで…南無」 投げやりになりながらにじり寄る野生動物に火を放つ。ヨハンの研究にはフィールドワークが多く、イデアが魔法を身に付けたことで襲われる危険が格段に減った。そのせいでヨハンが探索に出る頻度があからさまに増えている気がするのが猫的には納得いかない。  魔法を覚えて半年もするとイデアの腕もちょっとしたものになり、王国から直に声がかかった。バイトの身だから何かの間違いだろうと丁重に断ろうとしたのだが、ヨハンの研究成果も認められたため主従揃って王宮に上がり込むこととなった。 「王宮のベッドはすごいですねえ、弾力が違います。これなら1時間の休息が3時間にも感じられます。ね、イデアさん。」 学者先生は突然の入城にも動じず、むしろノリノリであった。 「うーん、少し大きすぎるような気もしますが…私は丸まって寝るので、この四分の一くらいで十分なのですが。しかし食事は非常に美味しいですね。そしてなにより、城は蔵書の数が違います…!」 「その通り!」 猫も案外意気投合していた。  その後もヨハンは折に触れてフィールドワークに出かけたりしたが、イデアはイデアで城の仕事を仰せつかっていて同行できないときがあった。護衛の兵が付いていると聞いていたのでさして心配はしていなかったのだが、事件は訪れた。 「そんな……ヨハン先生の消息が分からない…?」 ミラボア王国付近の洞窟に調査に向かったきり、10日も連絡がないらしい。さほど踏み入った調査ではなかったはずなのだが、イデアは自分が同行しなかったことを非常に後悔した。すぐに捜しに行きたいと願い出たが、まずは偵察隊の報告を待てと諫められてしまった。 こうして夜も7時間しか眠れず食事も一人前しか喉を通らず痺れを切らしていたころ、ミラボアの冒険者たちが蛮族を打ち倒して学者を助けた、という報せが入った。 イデアの顔色は一転した。その後、彼らはそのままアルフォートまでヨハンを送り届けるという。このとき猫は恩師を救った名前も知らない勇者たちのことを考え、たいそう尻尾を震わせた。どう感謝の気持ちを伝えようか、それから王宮式の素敵な食事も味わってもらわなければ。きっとこれは、良き出会いであり自分の知らない新しい世界への扉になる、そんな予感がイデアの胸にはあった。 ・雑なまとめ(猫視点)(ひまなときに更新)(ログを見ていないのでガバガバ記憶) とかくに人の世は住みにくい 知ることは多くの恵みをもたらす。啓蒙は福音であった。 ついでに世界の大きさを知り、己の無力を嘆くこともまた…… アルフォートで箱入り猫をしていたのも束の間、師のヨハンを救い出した冒険者と顔を合わせたイデアには大きな変化が訪れる。ミラボアの勇士たちと顔を合わせるが早いか、イデアは王の命で彼らとともに近村ブランチュールの調査に向かうことになった。話によると魔物が頻繁にその村を襲うようになったため、原因を究明されたいとのことであった。 話を聞いた彼女は当然浮かれた。単純なので。歴戦の冒険者たちとは如何なものかと興味が尽きない。自分は土地勘のある案内役のようなつもりだったが、一介の妖精使いとしても彼らの力になることができれば嬉しい、などと妄想をしていた。 結果から言えば、その成果は惨憺たるものだった。村を襲っていた魔物の元締めは知識でしか知らないような上級蛮族であり、彼女では文字通り歯が立たないような存在だった。それでも冒険者たちと共に善戦し、全滅は免れた……というよりも互いに消耗した結果見逃されたのであるが、かろうじて生還した。万策尽きたイデアは逃げたいという気持ちを必死に抑え込みつつ虚勢を張るのが精一杯で、これが最初に彼女が知った死の恐怖と絶望の味であった。 そして、大きな喪失が一つ。ミラボアの冒険者の中でリーダー的存在だったガイウスという戦士が戦闘の中で命を落とした。戦士としての力強さと逞しさを持ち合わせながら、気取らない雰囲気でイデアにも親しく接してくれた彼は実に頼もしかったのだが、それが蛮族の剣を受けてあっけなく死んでしまった。彼女の目の前で。 生々しい死を目の当たりにして、更にそれがアルフォート側である自分の責任だと考えたイデアはさすがに参った。彼女は今まで、戦いで人が死ぬということを真剣に考えたことなどなかった。半ば遠足気分で任務に当たった自分の甘さの報いがこれである、と散々に後悔して自分を責めた。 冒険者たちはイデアを咎めることはせず、ガイウスを蘇生させるために手を尽くすという旨を彼女に伝えてアルフォートを発つことになった。戦友の死を経験してなお、諦めずに前へ進もうとする彼らはどうしようもなく眩しい存在に見えた。思えば、彼らの強さというのは戦闘における技能だけではなかった。よく笑って、好き勝手やって、魔術師の彼が纏めるのに苦労して、強い絆で繋がっている。その精神性こそ他の者には持ち得ない財産だと彼女は気付いた。そして、許されるならば自分もまた彼らの笑顔を取り戻したいと、そのために力を使いたいと願った。 かくして、驚くほど物分かりのいい王の了承を得て猫は王宮を離れ、冒険者たち---戦士のレヴィ、神官のファリス、魔術師のカツキと行動を共にすることとなった。ただ、別れ際に見た王女の泣き腫らした顔だけが気懸かりであった。 この時イデアは驚くほど気前のいい王からアルフォート王家に伝わる杖を賜った。それは未熟な妖精使いが握ってもさしたる効果を発揮するものではなかったのだが、これから彼女が成長する上で重要な鍵となる力を秘めた、ある神の加護を受けた魔杖なのだった。