タイトル:死生 キャラクター名:モルス=ウィータ 種族:シャドウ [特徴:暗視/月光の守り] 生まれ:密偵 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:27 性別:男 髪の色:濡羽色 / 瞳の色:金色 / 肌の色:灰褐色 身長:176.3cm 体重:62kg 経歴1:過去に仕えた主がいた 経歴2:大きな嘘をついている(いた) 経歴3:絶対に知られたくない秘密がある 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎   16      7      4    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   5   6   9   9   9   6 成長         1          →計:1 修正 =合計= 21  22  17  16  13  10 ボーナス  3   3   2   2   2   1    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   5   8  25  10 特技         0   0 修正 =合計=  5   8  25  10 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:3 Lv フェンサー 3 Lv  / スカウト 2 Lv セージ   1 Lv  /       Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名     : 効果                            : 前提 [p221] 武器習熟/ソード : ダメージ+1、Aランク装備可能                : [pIB32]両手利き    : それぞれの武器で同一対象に攻撃可能、命中-2、必要筋力15以下 :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   3   5  22  66 修正 特技        0 =合計=  3   5  22m  66m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名: 効果: 前提 ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : 3   6   5   6 シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 620   1H   6      6   6   9   6 [ソードA] *マンゴーシュ / 回避力+1、フェンサー技能によりC値-1(元値10) (Ex256p) 880   1H   8      6  13   9   6 [ソードA] *フリッサ / (233p) =価格合計= 1500 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  7      3   150 ソフトレザー / 盾 :  1   1      60 バックラー / 修正: = 合計 =    7   3   210 G (回避技能:フェンサー) ・装飾品    価格 名称     / 効果 頭 :3   組み紐    / 金色 耳 :          / 顔 :3   マスク    / 黒い布のマスクで口の周辺を覆い隠している。 首 :10  ラリエット  / ある地方では「束縛」の意味がある。 背中:40  ハーフマント / フード付きの漆黒のコート。 右手:          / 左手:18  手袋     / 革製の黒い手袋 腰 :          / 足 :          / 他 :          / =合計=74 G ■所持品■ 名称         単価 個数 価格 備考 冒険者セット     100  1   100  背負い袋/水袋/毛布/松明*6/火口箱/ロープ10m/小型ナイフ スカウト用ツール   100  1   100 着替えセット     10  1   10  最低限の着替え 羽根ペン/インク    5   1   5   2G+3G=5G 羊皮紙        5   1   5   5枚1束セット/1枚消費 ハンカチ       4   1   4   用途は様々 ランタン       40  1   40 手鏡         50  1   50 救命草        30  2   60  1個消費               1   0 保存食(1日分)       5   0   洞窟内で/1個消費 ヒーリングポーション    2   0   洞窟内で/               1   0 救命草        30  4   120 =所持品合計=    494 G =装備合計=     1784 G = 価格総計 =    2278 G 所持金     14G 預金・借金    G ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     ○ - 魔動機文明語- - / 魔神語       - - 魔法文明語 - - / 妖魔語       - - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 ○ ○ / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、シャドウ語 技能習得言語:1個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称 所持名誉点:  0 点 合計名誉点:  0 点 ■その他■ 経験点:230点 (使用経験点:4500点、獲得経験点:1730点) セッション回数:1回 成長履歴: 成長能力 獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 筋力    1730点(1000 / 480 / 5回) 2-        0点(   /   / 回) 3-        0点(   /   / 回) メモ: 「あの人と出会うその日まで。俺は汚くも生き延びてみせる」 ----------プロフィール 名前 :mors vita     モルス=ウィータ 種族 :シャドウ 生まれ:密偵 年齢 :27歳 身体 :176.3cm/62kg 一人称:俺 二人称:あんた/あいつ 仕事 :主として盗み。諜報、偵察、報酬次第で護衛。 備考 : その経歴、過去、行っている事なども加味して素顔を晒す事は良しとしない。顔がバレれば不利になることのほうが大きいと思っている。 とある人物(過去の主人)との再会の約束を胸に、その再会だけを目標に今日も生きていく。主人への友情、感謝、恩義、忠誠……その全ての感情を言葉のみで表すには複雑且つ大きすぎるものである。 現在は(物品、情報を問わず)盗みを主として、依頼を受けながら探し人と出会うために暮らしている。 依頼を受け、契約を交わす。交わした契約を一方的に破棄する事もなければ、遂行しない事もない。相手が契約違反をした場合のみ、その契約を破棄する。 「あんたとは初めて出会った」 「……この先は危険だ」 「どうしようもなく、汚い世界に生きる人間だっている。そうして生を繋いだ人間を、あんたは悪と嗤うのか」 ----------一般技能 ----------容姿 シャドウの中では少しだけ珍しい濡羽色の長めの髪を持っている。 両サイドの髪はそれぞれ金色の組紐で纏めている。 金色の瞳を隠す事はしてないが、普段から顔の下半分をマスクで覆い隠している。 パッと見は薄めの体に見えるが、その実引き締まった身体を持っている。隠れ細マッチョ。 ----------生い立ち,現在 気付いた時、既にその身は薄汚い路地裏にあった。 生まれた場所も、生んだ母親の姿も名前すらも知らない。生まれついた時に持っていたものはその身一つ。 生きていく為には使えるものはなんでも使った。自分でさえも道具の一つだった。 盗んで殺して奪って……そうして得たものは人を騙す術、人を殺す術。このまま生きていく意味はあるのだろうか。このまま……。そう思っていた時、とある人物と出会う事になる。 モルス=ウィータ、七歳。 いつものように路地裏にいたモルスが出会ったのは、ただの人間だった。殺伐とした戦いも、汚い世界も知らなさそうな一人の男。ただ身なりは良かったから良い家の人間なのだろうと思った。何も知らなさそうな男から金品を奪うのは容易い、いつものようにそうして奪って捨て置こうと思い彼を襲った。だが恐るべき事に彼はモルスに気づいてみせた。驚いたモルスは彼に僅かな興味を抱き、表まで案内をした。ただの気まぐれだった。 数日後、再び彼は路地裏にやってきてみせた。 何故彼が来たのかはわからないが、どうにも何かを探してるように見えたので再び気まぐれに彼に声をかけた。すると、彼は自分を探してここまで来たのだという。彼は貴族の家の出で、前当主が亡くなり最近その当主になったらしい。 様々な思惑が交差する貴族の世界で、手足になってくれる人物を探している。だから俺に拾われないか。 そういった申し出だった。何故自分なのか、他にもいただろう。彼はその理由を教えてはくれなかったが、ただ気に入ったとだけ答えた。 どうするか決めたのもまた気まぐれの内だった。少なくとも、その時はそう思っていたのだ。そういう人生も、有るのかもしれないと。 彼に仕えると気まぐれに決め、彼の家に行った時にまず沸き起こった感情は驚愕だ。その家は、いつかモルスが手を貸し殺した貴族の男の家と同じだった。 自分が手を貸し殺めた男が彼の父親であったと気付くのにかかる時間はそう必要なかった。 それでも一度契約を交わした以上、構わないだろうと。わざわざいう必要もないだろうと、意図してその事実を伏せた。言わなければ気付かれる事もないと思った。 「初めて見たが、でかい家だな」 自分のような身と契約を交わした以上、汚い仕事をさせるのだと。表に出せないような事をさせるのだと思ったが、それは様々な意味で裏切られた。 彼は忠実な従者として自分を扱った。与えられたものは自分の部屋と、服と、食事と、金と、それから何だったろうか。気付けば返せないほどのものを与えられてるのではないかと思ったが、彼が死ねば関係のない事だと思った。自分の気持ちには気付かなかった。 表には出せない仕事も言いつけられたが、理不尽な仕事を押し付けられる事は無く、どれも自分を『人』として―その身はシャドウであるが―扱っているのだとわかってしまった。 そうして幾年か過ぎ、気づけば彼に仕えて十年の歳月が流れていた。 そのころにはもう彼への忠義も感じた恩も隠すことは出来なかった。隠しきるには大きくなりすぎていた。いつのまにこうも育ってしまったのだろうか。そう思いながら同時に思うのは、未だに打ち明けていない真実の事だった。十年前に彼についた嘘が、今となって心に重くのしかかっていた。それでも、言えなかった。彼に捨てられるのはもう恐くなっていた。 そんな、ある日。 いつものように過ごし、いつものように仕事をこなし、いつものように就寝する為部屋に入る主人を見送った。 そんな、いつもと変わらない日。 いつもと変わらない日は、その深夜に突如として忘れられない日に変わってしまった。 家が襲撃を受けているといち早く気付いたのはモルスだった。その正体がすぐに対立していた貴族が雇った暗殺者集団であると気付いたが、主人の元へ伝えるには数が多く抜ける事は難しかった。 それでも大事な主人を守るために急ぎ、彼の元へと駆ける。 間に合った、彼は自分の部屋で異変に気付き短剣片手に気配を殺し潜んでいた。 既にその家に留まる事は難しく、家から逃げる事にした。二人ともそれが命を優先させた最善だとわかっていた。 それでも追いかける敵の集団に、このまま逃げる事は不可能に近い事をモルスは悟る。 ――ああ、こんなにも大事になっていたのか。 彼は走る、モルスは立ち止まる。それだけで彼は何かを悟ったようにだめだと叫んだ。 知るか。もう十年も経ったんだ、いい加減解放してくれてもいいだろう。 思ってもいない言葉が吐くように口から出るが、今はそれでいいと思った。いつの間にか自分の命よりも大事になった彼に、生き延びて欲しかった。 心に重くのしかかっていた罪を吐露するのにも丁度良いと感じたモルスは十年と隠していた真実を告白する。自分は父親を殺した人間の一味だと。 彼は、答えた。知っていた、と。 驚くモルスに続けて言葉を紡ぐ彼はすべてを知っていた。あの日、初めて出会ったあの日。その日から彼はすべてを知っていた。知っていて、モルスを拾ったのだ。知っていて、信用も、信頼も、与えてくれていた。 その事実を知ったとき、心が軽くなるのを感じた。同時に、やはりこの人は生きるべきだと。 初めて、自分の顔が笑みを浮かべている事がわかったが、彼に自分の気持ちは伝わっただろうか。 それでも一人逃げる事を躊躇する彼に、告げた。契約はこれで終了だと。ただ、ただもしもう一度会えたなら。 「そのときはあんたと…」「その時は、友人として始めよう。主従としてではなく、君と」 自分の言葉に被せるように、彼は何かを決意したような声色でそう伝えた。 その約束を胸に、仮にここで死んだとしても悔いはない。 そうして彼とは反対の道を進み、敵へ立ち向かう。 その後、満身創痍になりながらも時間を稼ぎ自分の命を拾うことにも成功した。 これからどうするべきだろうか、約束を守るためには生きなければいけない。だが、今更自分が出来る仕事など限られているだろう。 そうして浮かべたのは過去の自分。 何故か、そうしていたら再び彼と出会えるのでは無いかと思った。初めて出会ったあの日のように。 交わした約束を破りはしないと、一人誓いを立て。前を向いた。