タイトル:“定規(スケイル)” キンジャル キャラクター名:キンジャル 種族:ライカンスロープ [特徴:暗視/獣人の力/獣化/弱点(銀+3)] 生まれ:戦士 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:22 性別:男 髪の色:黒  / 瞳の色:金  / 肌の色:浅黒⇔毛並み:黒 身長:180と少し 体重:細マッチョ 経歴1:人族の文化を崇拝している 経歴2:人族の生き方に感銘を受けた 経歴3:特定の相手に恨みを買っている 穢れ度:2 ■能力値■      技     体     心 基礎    8      8      6    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   6   8  15   9   9   9 成長   2   2   2   1   2   3 →計:12 修正 =合計= 17  18  26  18  18  18 ボーナス  2   3   4   3   3   3    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   9   9  36  33 特技         0   0 修正 =合計=  9   9  36  33 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:6 Lv ファイター 6 Lv  / デーモンルーラー 5 Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名     : 効果                        : 前提 [pIB31]武器習熟A/ソード : ダメージ+1、Aランク装備可能             : [pIB39]魔力撃      : 近接攻撃ダメージに+魔力、回避・生命抵抗・精神抵抗-1 : [pIB39]マルチアクション : 制限移動を条件に、近接攻撃と魔法を両方行使できる  :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   0   0  18  54 修正 特技        0 =合計=  0   0  18m  54m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名: 効果: 前提 ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : 6   8  10   9 グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 1580 1H両  23      9  28  10  11 [ソードA] *フランベルジュ / (233p) =価格合計= 1580 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 : 26      6  2100 ボーンベスト / 〈非金属鎧〉A 盾 :              / 修正: = 合計 =    9   6  2100 G (回避技能:ファイター) ・装飾品    価格 名称           / 効果 頭 :10  ターバン         / 耳 :2   マスク          / 顔 :200  封入具(インプ)     / 首 :740  ポーションインジェクター / 背中:                / 右手:500  巧みの指輪        / 左手:500  知性の指輪        / 腰 :1000 スローワーベルト     / 足 :                / 他 :500  筋力の指輪        / =合計=3452 G ■所持品■ 名称          単価 個数 価格 備考 冒険者セット      100  1   100 救命草         30  5   150 魔香草         100  11  1100 アウェイクポーション  100  1   100 ヒーリングポーション  100  3   300 オルブリューク・シガー 350  2   700  行使判定以外の知力ボーナス+1(魔法行使不可) 魔晶石(5)       500  2   1000 北向きの針       1000 1   1000 魔神の契約書      10  17  170 =所持品合計=    4620 G =装備合計=     7132 G = 価格総計 =   11752 G 所持金   22586G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 3 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 召異魔法 5       8 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     ○ ○ 魔動機文明語- - / 魔神語       ○ - 魔法文明語 - ○ / 妖魔語       - - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 ○ ○ ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、ライカンスロープ語、汎用蛮族語 技能習得言語:魔神語、魔法文明語の読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称  20 蛮族地位「仲間」  50 フランベルジュ専用化   5 個人称号「定規(スケイル)」 所持名誉点: 111 点 合計名誉点: 186 点 ■その他■ 経験点:2420点 (使用経験点:16500点、獲得経験点:15920点) セッション回数:12回 成長履歴: 成長能力  獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 器用度   9000点(   /9000 / 回)  初期作成 2- 敏捷度     0点(   /   / 回) 3- 筋力      0点(   /   / 回) 4- 筋力      0点(   /   / 回) 5- 生命力     0点(   /   / 回) 6- 知力      0点(   /   / 回) 7- 知力      0点(   /   / 回) 8- 精神力     0点(   /   / 回) 9- 精神力   1440点(1000 / 390 / 1回)  第1話「真珠の国(もりゆき)」 10- 器用度    0点(   /   / 回)  第2話「モリモリクッキング(天神)」 11- 敏捷度    0点(   /   / 回)  第3回「ナイト★カーニバル(まぎょ)」 12- 精神力   5480点(   /5480 / 回)  第4話「七つの異盤(アナン)」 メモ: 一般技能:セイラー2、レイバー4、ウェポンスミス1 恩寵:ジョゼ3 ―――――――――――――――――――――――――  ……満月だ。あまり夜が明るいと、気が昂って困る。  私は獣人〈ライカンスロープ〉だ。だが元々は、エーファーの平凡な漁師の子だった。親から与えられた名もあったはずだ。10歳になった私は、大人達に混じって船乗りの技を叩き込まれていた。太陽の下に風を受け、小さな船を自在に操る。私はその充足感の虜だった。――そのせいで、海中から忍び寄る黒い影に気付くのが遅れたのだ。  気が付くと私は石の床に転がされ、幾人もの蛮族に見下ろされていた。そしてそのうちの一体が穢らわしい笑みとともに、黒く蠢く「根」を私に植え付けた。今ならそれが〈魔神の苗床〉の儀式だと分かる。術者へのまがい物の敬愛を抱かせ、生きた道具と化す外法。同時に、魔神使いとしての知識を強制的に与えるのだ。それが望まぬ力だったとしても。  それからの日々は思い出すだけで虫唾が走る。まるで父や母に奉仕するように、術者のために懸命に働いた。重い荷を担ぎ、慣れぬ鍛冶仕事に励んだ。戦いの術を学び、レンドリフトの尖兵として戦場で多くの人族を殺した。いかに戦果を挙げたかを、喜々として術者に報告したはずだ。〈魔神の苗床〉の支配によって、術者の命令は自分の生死にさえ優先される。死を恐れず、補充も容易な〈苗床〉兵は、さぞや使い勝手のよい捨て駒であったことだろう。  後から聞いた話では、術者は戦いの中であっけなく死んだらしい。だが〈苗床〉は私を縛り続けた。既に亡き術者を探して軍を脱走し、人族と戦いながらさまよい続けた。どれだけ殺したか分からない。やっと凶行を止められたのは、噂を聞いて私を引き入れにやってきたライカンスロープの部族だった。  魔神は“穢れ”を嫌う。それは〈魔神の苗床〉も同様だ。ライカンスロープの儀式(随分抵抗したらしいが)によって獲得した“穢れ”に耐えられず、〈苗床〉はやがて枯死へと向かった。私はようやく、数年来の呪縛から解放されたのだ。人族でなくなったことと引き換えに。  召異魔法、戦士の技術、獣人化……。私の持つ力は、ことごとく私の望んだものではない。だから力を何のために使えば良いのかわからない。あるいは使うこと自体が間違いなのだろうか?少なくとも、自分の望みのために他者を食いつぶすようなことはあってはならない。それではあの忌々しい術者と同じことだ。自分の行いの結果は、すべて自分で引き受けねばならない。代償を周囲に振り撒いてはならない。  ライカンスロープの部族を抜けたのもそれが理由だった。彼らも所詮、力を誇り気ままに振るう蛮族でしかない。あそこに居続ければ、そんな思想に飲まれてしまいそうだった。この体も、これまでの所業も、人族のものとは言えまい。だが、この意志だけは人族のままだと信じたい。そして人族であり続けるためには、人族の中で生きるしかないように思えた。獣人として与えられたこの名を使い、顔を隠しながら。  だが肝心の人族が、どうだ?!話も聞かずにひとにちょっかいをかけ、獣人化と魔神を見せても驚きすらしない。その無警戒さがどんな報いをもたらすか、考えもしないのか!あまつさえ、夢を見たから海に行く、だと!あのおばさんは何を考えているのだ……?いや、何も考えていないという線もある。ひょっとすると私は、人族を美化しすぎていたのではないか?蛮族として暮らすうちに、自分の理想を人族に見ていただけなのでは?いずれにせよ、そんな思いつきがどんな困難を孕んでいるか、きっちり提示してやらねば。まず片道の路銀が……。必要な日数が……。  ……。  柄でもない自分語りが出来上がってしまった。〈魔神の契約書〉を作っていたはずだったが、これも月の仕業か。旅程見積もりだけ切り取って、あとは燃やしてしまおう……。