タイトル:ホディ キャラクター名:クーニャ・アドリア・ベルベモット 種族:ミアキス [特徴:暗視、猫変化、獣性の発露] 生まれ:妖精使い ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:19 性別:女 髪の色:漆黒 / 瞳の色:蒲公英 / 肌の色:白 身長:162 体重:34 経歴1:5人以上の兄弟姉妹がいた 経歴2:規律に厳しい環境で育った 経歴3:罪を犯したことがある 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎   13      6      6    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   5   7   3   7  17   8 成長         1      2   2 →計:5 修正 =合計= 18  20  10  13  26  16 ボーナス  3   3   1   2   4   2    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   9   9  34  55 特技         0   0 修正 =合計=  9   9  34  55 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:7 Lv ソーサラー     7 Lv  / コンジャラー 4 Lv フェアリーテイマー 2 Lv  / レンジャー  1 Lv セージ       3 Lv  /         Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名   : 効果                             : 前提 [p226] 魔法拡大/数 : 対象を拡大するごとにMP倍増、達成値は個別           : [pIB32]魔法誘導  : 射撃魔法で誤射しない、完全に隠れ切れてない対象に射撃魔法可能 : [pIB39]魔法収束  : 対象を範囲から1体・1つに変更                 : [pIB32]魔法制御  : 範囲内の対象を選択可能                    :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   7   0  20  60 修正 特技        0 =合計=  7   0  20m  60m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名: 効果: 前提 ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 130  1H投   1      0   1  10   0 [ソードB] *ナイフ / 魔法の発動体  見せかけ (232p) =価格合計= 130 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  7   0   3   150 ソフトレザー / 盾 :  8   0   1   100 ラウンドシールド / 修正: = 合計 =    0   4   250 G (回避技能:) ・装飾品    価格 名称           / 効果 頭 :                / 耳 :                / 顔 :                / 首 :740  ポーションインジェクター / 魔香水 背中:                / 右手:500  知性の指輪        / 左手:   ミラーリングミラー    / 腰 :1000 スローワーベルト     / ポーションボール 足 :400  宝石ケース        / 宝石50*2 他 :200  アルケミーキット     / =合計=2840 G ■所持品■ 名称             単価 個数 価格 備考 冒険者セット         100  1   100 魔香草            100  10  1000 救命草            30  6   180 魔香水            600  3   1800 蒸かし魔法パン        100  2   200 ヒーリングポーション+1    200  5   1000 アウェイクンポーションボール 120  5   600 酒の種            100  1   100 魔化された樫の枝       50  3   150 黒曜石の盾          150  3   450 魔晶林檎           0   3   0   ☆MP+4 マテリアルカード赤A      200  5   1000 マテリアルカード赤S      2000 2   4000 3点魔晶石          300  7   2100 5点魔晶石          500  10  5000 強く魔化された石          1   0 柘榴石の活力            1   0 柘榴石の生命力           1   0 =所持品合計=   17680 G =装備合計=     3220 G = 価格総計 =   20900 G 所持金    1164G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 4 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 真語魔法 7       11 操霊魔法 4       8 深智魔法 4  -     11 妖精魔法 2       6 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     ○ - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - ○ / 汎用蛮族語     ○ - 魔動機文明語- - / 魔神語       - - 魔法文明語 ○ ○ / 妖魔語       - - 妖精語   ○ - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     ○ - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、ミアキス語 技能習得言語:魔法文明語、妖精語、3個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称 所持名誉点: 489 点 合計名誉点: 489 点 ■その他■ 経験点:670点 (使用経験点:22500点、獲得経験点:20170点) セッション回数:5回 成長履歴: 成長能力 獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 知力    1500点(1000 / 500 / 回) 2- 精神力   3000点(1000 /2000 / 回) 3- 知力    3700点(1000 /2600 / 2回) 4- 筋力    5900点(1000 /4750 / 3回) 5- 精神力   6070点(1000 /5070 / 回) メモ: ロシレッタ 彼女はある貴族の8番目の子供として養子になった。 元はといえば、玄関先に捨てられていたところを拾われたのが始まりだった。 両親は辛辣だった。彼女は黒髪で猫のような耳をはやしていて、まるで不吉であるかのように扱ったという。黒猫などそこら辺にいくらでもいるだろうに。 その両親をたしなめ、彼女を家族に迎えたのが当時のメイド長のマーガレットだ。マーガレットはおおらかな女性で、両親だけでなく、他のメイドからの信頼も厚かったため、両親は口を閉じるしかなかった。 拾われた子はクーニャと名付けられ、育てられた。 彼女の上には7人の兄と姉がいる。その誰もが、彼女をどことなく受け入れていなかった。 一人だけ、兄弟の中で唯一ミアキスであり、捨てられた子である彼女の相手をしてくれるのはマーガッレットを含めたメイドたちぐらいだ。 メイドたちから家事を習い、暇なときには屋敷にある書庫で魔法の文献を読みあさっていた。ほとんどが妖精魔法についての記述で、彼女は兄弟の中で誰よりも早く妖精魔法の才能に目覚める。当時13歳である。 そのことを両親に伝えると、二人は大喜びで褒めてくれた。彼女は初めて家族に慣れた気がした。 なにより、マーガレットが褒めてくれたことが一番うれしかったのだ。その時作ってくれたケーキの味は今でも忘れられない。 しかし、それを快く思わなかったのが彼女の上の兄妹である。特に長男は23になったというのに妖精使いの片鱗さえみえず、クーニャに跡継ぎの座をとられるのではないかと焦っていた。そして、いつしか彼女を貶めてやろうと考えるようになった。 両親は長男の黒い部分に気付き、心配するが、長男はしらばっくれようとするばかりだった。 そしてある日、家族にとっての転機が訪れる。 ある日、クーニャは両親とともに妖精魔法で使う宝石をルキスラに見に行っていた。問題はその帰りだった。誰かが馬に石を投げた。 その拍子に馬が驚き、勢い激しく走り出した。そのまま彼女たちを乗せた馬車は速度をまし、川に差し掛かった時、ありえないことに片方の車輪が外れたのだ。その衝撃で両親は頭を打ち、気を失った。そしてついに川に落ち、彼女たちは流されていった。 唯一意識があったクーニャは両親を助けようとしたが、か弱い女のみではほぼ不可能に近かった。 ましてや、パニックで冷静な判断さえできなかったのだ。しばらくして助けがくる。両親を岸に引き上げた時にはすでに息はなかった。 そのことはすぐに屋敷に知らされた。そして、両親と一緒にいたクーニャが糾弾された。 あの時、すぐに助けを呼んでいればとか、もっと妖精魔法を覚えていればとか、そもそもお前がいなければとか。 兄妹で彼女を吊るし上げるようにして責めた。クーニャは自室に引きこもるようになる。 しばらくして両親の葬式が執り行われた。悲しむものは確かにいた、しかし、何よりみんなが気にしていたのは遺書だった。 みんな、誰が後を継ぐのか気になって仕方なかった。実際、遺書なんてどこにも存在しなかった。 それもそのはずだ、両親はまだ死ぬ予定なんてなかったのだから。そこで親族を含めて話し合いが執り行われた。 中には妖精魔法が使えるクーニャを支持するこえもあった。だが、兄弟たちがあることないことをでっちあげてクーニャを陥れるのだった。 クーニャはそんなことより、両親の死が悲しくて言い返す気力すらなかった。 兄弟たちの思惑通り、長男が後を継ぐことになった。そんなことどうでもよかった。しばらくの間、夜になるとマーガレットの胸で泣くようになる。 そんな精神的に病んできていたクーニャにより残酷なことが起こる。メイド長マーガレットが解雇になったのだ。 その理由もいい加減なもので、飾ってる花が気に入らないだとか、気分じゃないといって料理を食べないのをまずいせいだと言い張ったり、ほんとにどうしようもない理由だった。解雇の日、クーニャはずっと泣いていた。マーガレットも一緒に泣いていた。そして、マーガレットは住所の書いてある紙を彼女に手渡す。困ったらたよるといい、そういって彼女は去っていった。 マーガレットという心のよりどころさえ失ってしまったクーニャは、すでに廃人と化していた。食事も全く手を付けなくなり、部屋もずっと暗いままだった。 そんな彼女が珍しくお風呂に入って部屋に戻る途中、長男の部屋の前でとんでもないことを聞いてしまった。 「あの車輪、俺がわざわざ緩めておいたのに誰も気づきやしねぇ。ましてや馬を暴れさせた奴もばれてない。こんなにうまくいくと思わなかったよ。運よく死んでくれてありがとうな親父。あんたがあそこで死んでくれなきゃ危なかったよ。はは、うれしすぎて酒がすすむねぇ」 クーニャは耳を疑った。つまりは、長男が両親を殺すために働きかけたということだ。ましてや、彼女を陥れてまで跡継ぎになろうとしたのだ。人の命を顧みないその所業に、クーニャは怒りを覚えた。彼女は長男の部屋の扉を開けるとワインをおいしそうに飲む兄の背後におもむろに近寄った。 足音に気付いた長男は振り返る。そこに立つクーニャの姿のただただ唖然としていた。 「聞いていたのか?」 こくりとうなずく。そしてその返答におびえる長男を冷めた目でみていた。追い詰められた彼女のやることは一つだった。 「私にできるのはこれくらいだから」 そういって長男の左胸あたりの服に手を当てると小さく唱えた。 「ティンダー」 その瞬間彼の服は小さな火から次第に激しく燃え上がっていった。酷く醜い悲鳴をあげて床を転げまわる。その姿をクーニャは無表情で眺めていた。冷静な判断などできない彼女は、ただただ燃えているさまをじっと見ていた。ほんの少しの時間だったと思う。彼女は人殺しをしてしまったと淡々と思った。 困ったことに彼女にはほかに身寄りがなく、マーガレットを訪ねることを決めた。最後に燃える兄の姿を見て皮肉めいた笑みを浮かべた後、その屋敷から逃げ出した。 彼女がマーガレットの家にたどり着くころには、兄が死んだことは噂になっていた。犯人はまだ見つからないらしい。 全く、怖いものだ。 彼女はマーガレットに事情を話した。 「仕方ないことだわ。あんな生活に今までよくたえれたものね」 そう同情するばかりで、責めはしなかった。ただ、彼女は言われた。 「けど、あんな奴に魔法を使うなんてもったいないことはおよし。魔法はそんな復讐のためなんかとかじゃなくて、お前さんを幸せにするためにつかうんだよ」 彼女が言っている意味は最初は理解できなかった。 「次第にわかるようになるさね」 マーガレットはそういうと、ご飯の支度をし始めた。気づけばここ数ヶ月ろくなものを食べていなかった。 ご飯を食べているうちにいろいろな話を聞いた。何より驚いたのはマーガレットがウィザードだということだ。 彼女はそれから数年間、真語魔法と操霊魔法の基礎をクーニャに教えるようになった。 クーニャは着実に技術を吸収していった。 そんなある日、マーガレットが急病で倒れてしまう。医者を呼ぼうとしたが止められてしまった。どうやら彼女は死を悟ったらしい。 「あんたはしってるはずさ。魔法ってのは幸せを生み出すためにある。あんたはこれから魔法を、自分のため、他人を幸せにするためにつかいんなさい。そうすればきっと、あんたの居場所がみつかるはずだよ」 そう言い残して、マーガレットは息を引き取った。両親との別れ以上にクーニャは涙を流した。 数か月後、マーガレットの言うように人の幸せのために生きようと思い職を探した。そこで出会ったのが冒険者だった。ここには日々、困っている人からの依頼が舞い込んでくる。誰かのために魔法を使うためには絶好の舞台だと彼女は思ったのだ。 なお、現在はマーガレットのつけてくれたクーニャという名前以外は全部偽名にしている。