タイトル:Trust me. キャラクター名:薬師寺 昴 種族: 年齢: 性別:♂ 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長: 体重: ワークス  :UGNチルドレンA カヴァー  :学生 シンドローム:ハヌマーン、キュマイラ ■ライフパス■ 覚醒:生誕 衝動:殺戮 ■能力値と技能■ 【肉体】:7 (シンドローム:1,3 ワークス:1 ボーナス:2 成長:) 〈白兵〉:SL4 / 判定 7r+4 〈回避〉:SL1 / 判定 7r+1 〈運転〉:SL / 判定 7r 【感覚】:1 (シンドローム:1,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 1r 〈知覚〉:SL / 判定 1r 〈芸術〉:SL / 判定 1r 【精神】:1 (シンドローム:1,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL1 / 判定 1r+1 〈意志〉:SL / 判定 1r 〈知識〉:SL / 判定 1r 【社会】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 2r 〈調達〉:SL / 判定 2r 〈情報〉:SL2 / 判定 2r+2 UGN 【HP】    35 【侵蝕基本値】 35% 【行動値】   3 【戦闘移動】  8m ■エフェクト■ 《スキル名》   /SL /タイミング /判定      /対象 /射程/コスト/効果など 《ワーディング》 /★$/オート$   /自動      /シーン/視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》  /1$ /気絶時$   /自動      /自身 /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《C:ハヌマーン》 /2 /-      /-        /-   /-  /2   /C値-Lv 《電光石火》   /3 /メジャー/リアクション/【肉体】【感覚】/-   /-  /3   /判定ダイス+Lv+1 HP-1D点 《完全獣化》   /3 /マイナー  /-        /自身 /至近/6   /シーン中【肉体】判定ダイス+Lv+2 アイテムの装備、使用不可 《一閃》     /1 /メジャー    /白兵      /-   /武器/2   /全力移動を行なった後に白兵攻撃を行なう 離脱不可 《神獣撃》    /3 /メジャー    /白兵      /単体 /武器/2   /完全獣化中のみ使用可 攻撃力+Lv+2D 完全獣化解除 《クロックアップ》/2 /メジャー    /シンドローム     /-   /-  /4   /判定ダイス+3 攻撃力+5 シナリオLv+1回 《マシラのごとく》/3 /メジャー    /シンドローム     /単体 /-  /5   /攻撃力+Lv*10 判定ダイス-5 《破壊の爪》   /1 /マイナー  /-        /自身 /至近/3   /素手のデータを変更 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称   価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ 破壊の爪    0   0   Lv+8 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0   3    pt ■所持品■ 名称      単価 個数 価格 備考 コネ:UGN幹部 1   1   1   〈情報:UGN〉 コネ:研究者  1   1   1   〈情報:学問〉            1   0 =所持品合計=     2 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     2 pt 【常備化ポイント】 4 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象            好意 悪意  備考 Dロイス:変異種ハヌマーン        クロックアップを取得 両親            懐旧 無関心 保護者:子安 守      誠意 恐怖 ■その他■ メモ: 「過去や現在、未来が無くても・・・・・・俺がお前の隣にいる」 ――性格について―― 快活で人当たりもよく、周りのものからは良く可愛がられている。 仲間と言うものに強い執着があり、一度自分の身内と決めると自分からは決して裏切らない。 だが、現実の非情さを十分に理解しているため、裏切り者には容赦はかけない。 ――能力について―― 彼の力は変異種と呼ばれるもので、見た目に明確な違いがある。 彼の操る風には色がある。緑がかった、表現するならオーロラのような風。 通常、ハヌマーンの風に色は無く、その不可視の攻撃であるからこそ優位性をとるが 彼が操る風は、相手からすれば他のシンドロームと大差の無いものに映っている。 そう思い込んで彼に切り刻まれたものは、片手の数では足りないだろう。 彼のもつ風が色を持つ本質は、圧倒的なまでの濃度だ。 濃すぎる風は、空気を歪ませそこに色があると視覚を惑わす。 彼が振るう風の一振りは、一を何十、何百に姿を変える。 ――以下、卓において適用するつもりは無い設定(創作のための独自設定 変異種の力は、彼のレネゲイドだけでなく、遺伝子にも大きく異質性を生み出した。 最もたるものは、毒、薬物に対する耐性である。 先天的に持っていた耐性は、常人よりも丈夫程度だった。 だが、継続的に両親より薬物投与を行なわれることによって、その耐性は、異常、とまで言われるほどになった。 ――過去について―― レネゲイド研究者の両親の下に生まれた少年。 両親共に研究者と言うこともあり、幼少期は、レネゲイドと密接に関わり成長してきた。 彼が、変異種の力を持っていることを知ると両親は歓喜した。 なんてこともない力を使っても、両親は褒めてくれてお菓子をくれた。 親ばかが過ぎると思ったが、それでも、両親の愛を感じられて幸せだった。 変異種が発覚してからの彼の生活は、一言で言い表すのであれば地獄だった。 研究者の両親の元に、変異種という格好の研究対象が舞い込んできたのだから、想像に難しくは無かったかもしれない。 検査のためといい、ありとあらゆる薬物を投与された。 身体に問題がないかと、日常的に肉を切り裂かれた。 薬物の効かない身体に形だけの麻酔なんて意味をなさず、激痛を何度か刃を噛み砕きながら耐えた。 一度悲鳴を上げたことがあるが、そのときの両親の失望したような顔は、今でも鮮明に思い出せる。 それを耐えてすべてが終わると両親は、優しい笑顔を向けてくれた。 自分が耐えれば、両親は喜ぶ。 そうして、歪んだ愛を注がれて幼少期が過ぎていった。 ある日、両親が新しい実験の被検体になってほしいと頼んできた。 曰く、それは、新しい暴走を抑制するための薬とのことで、完成すれば、すごいことだと言われた。 自分に薬物が効かないことは、両親は知らないので、多少の後ろめたさはあったが、頼みを聞いた。 薬を投与されて数分経っても、身体に変化は訪れなかった。 数十分、数時間が経っても変化が起こらず、両親は失敗だったと落胆していた。 本当のことを言おうとも思ったが、痛みを感じない実験が今後も増える気がして、やはり言い出せなかった。 だが、そんな実験は、今後二度と訪れなかった。 気がつくと、見たことも無い風景が広がっていた。 かいだことのある匂いがあったため、両親の研究所かとも思ったが、傍に座っている男性によって、その考えは否定された。 両親の研究所でも、一度も見たことが無い男性だった。 彼は、昴が見ていると、安堵したように頭を撫でてくれた。 両親にも撫でてもらったことがあるが、両親と比べられないくらいに心が落ち着いたことを覚えている。 そんなことを思ったからか、思い出したように、男性に尋ねようとした。 ここがどこで、両親はどこにいるのか。 だが、言葉を発するよりも前に、すべてを思い出した。 咆哮を上げる自分。逃げ惑う職員。悲鳴を上げる母親。腕のなかでっぐたりとなっている父親。 母親の肉を切り裂く、なんともいえない感触。 そして―― 歓喜に震えて笑っている自分を。 思い出したところで、声にならない悲鳴を上げた。 どうしていいかわからず、皮を抉る勢いで頭を掻き毟っていた。 そんな様子を見て男性は、必死に止めてくれた。 掻き毟っている腕を押さえ、服が汚れることも気にせず、強く抱きしめてくれた。 自分を抑えることが出来ず、掻き毟る対象を求めた腕は、男性の背中を抉り、感触を思い出し、収拾がつかなくなった。 外に詰めていたエージェントが病室に突入し、ようやく事態が収拾した。 ひとしきり暴れ、糸が切れたように眠りにつき、再び目を覚ますと、少し前と同じく男性が傍に座っており、頭を撫でてくれた。 男性は、包み隠さずに経緯を聞かせてくれた。 両親の薬は、暴走を抑えるためのものではなく、意図的に暴走を引き起こすものだったこと。 男性は、両親と同じプロジェクトに参加していたこと。 両親は、自分の薬物耐性に気付いていたこと。 両親は、自分をただの実験体としか思っていなかったこと。 流す涙は無かった。うすうす感づいてはいた。両親が自分のことを愛していなかったことは。 これからの事を聞いた。 犯罪者の息子で、大量殺人を犯した自分がどんな処罰を受けるのか。 私と一緒に暮らしましょうと男性は言った。 予想外の言葉に呆気に取られていると、男性は優しく頭を撫でてくれた。 何度も振り払った。保護観察のための都合のいい建前だと。 でも、何度振り払っても、男性は撫でることをやめなかった。 だから気付いた、建前じゃないと。自分を思っているんだと。 これが、本当の愛なんだと。 知らぬうちに一筋の涙が流れた。 袖でぬぐったが、その筋は、どんどんと数を増やしていった。 両親に褒められても涙なんて流さなかった。 どんなに痛くても涙なんて流さなかった。 両親を殺したと知った時も、涙なんて流さなかった。 なのにどうして、ただ撫でられているだけで、溢れて止まらないんだろう。 その日、生まれて初めて大泣きした。 泣いている間も、男性が手を止めることは無かった。 数日後、昴は、男性――子安の提案どおりに一緒に暮らし始めた。 最初こそよそよそしかったが、今では、本音も言えるようになり、普通の親子のように生活を送っている。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/1803721