タイトル:死神 キャラクター名:浅黄 命 種族:レネゲイドビーイング 年齢:18歳(命のもの) 性別:女性 髪の色:黒髪/金髪 / 瞳の色:薄い緑/えんじ色 / 肌の色:黄色 身長:159cm 体重:49kg ワークス  :レネゲイドビーイングC カヴァー  :高校生/IT会社社長/死神 シンドローム:バロール、オルクス ■ライフパス■ 覚醒:犠牲 衝動:妄想 ■能力値と技能■ 【肉体】:1 (シンドローム:0,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:1) 〈白兵〉:SL / 判定 1r 〈回避〉:SL / 判定 1r 〈運転〉:SL / 判定 1r 【感覚】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 2r 〈知覚〉:SL1 / 判定 2r+1 〈芸術〉:SL2 / 判定 2r+2 写真撮影 【精神】:4 (シンドローム:2,1 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL6 / 判定 4r+6 〈意志〉:SL1 / 判定 4r+1 〈知識〉:SL6 / 判定 4r+6 情報技術 【社会】:3 (シンドローム:1,2 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL1 / 判定 3r+1 〈調達〉:SL / 判定 3r 〈情報〉:SL1 / 判定 3r+1 UGN 〈情報〉:SL2 / 判定 3r+2 ウェブ 【HP】    26 【侵蝕基本値】 34% 【行動値】   8 【戦闘移動】  13m ■エフェクト■ 《スキル名》      /SL /タイミング/判定/対象 /射程/コスト/効果など 《ワーディング》    /★$/オート$  /自動/シーン/視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》     /1$ /気絶時$  /自動/自身 /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《C:Ba》        /3 /     /  /   /  /   / 《オリジン:レジェンド》/2 /     /  /   /  /   / 《死神の瞳》      /4 /     /  /   /  /   / 《縛鎖の空間》     /2 /     /  /   /  /   / 《要の陣形》      /2 /     /  /   /  /   / 《時の棺》       /1 /     /  /   /  /   / 《停滞空間》      /1 /     /  /   /  /   / 《魔神の心臓》     /3 /     /  /   /  /   / 《現実改変》      /1 /     /  /   /  /   / 《ハートレスメモリー》 /1 /     /  /   /  /   / ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称 価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ       0   0 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0   8    pt ■所持品■ 名称        単価 個数 価格 備考 ストレンジフェイズ    1   0 携帯端末         2   0   スマホとタブレット。常にお仕事が彼女の傍らに存在する。 カジュアル        1   0   命の記憶からオシャレにはそこそこ自信あり。 制服           1   0   学校に通う時実はいつもちょっとドキドキする。 フォーマル        1   0   何故かタンスの中に入ってる。いつ使うのか命の記憶を思い返してもわからないんだけど…… コネ:ハッカー      1   0   情報:ウェブの判定に+2d 自動巡回ソフト      1   0 思い出の一品       1   0   デジタルカメラ。何処に行くにも持ち歩く。 自転車          1   0   主な移動手段、何故か未だに慣れない。 =所持品合計=     0 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     0 pt 【常備化ポイント】 6 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象            好意  悪意  備考 D神格                    死神である彼女は、その権限を行使して命無きものを冥界に落とす。 “ミーアキャット”猫川美亜 信頼  不信感 元々命の友人。彼女の腕は信頼しているが時折ひどいうっかりをするので信頼していない。もしかしなくても類友。 浅黄命           幸福感 罪悪感 わたしが見る世界はあなたの見る世界、わたしが感じる幸福は、あなたが感じるべき幸福。 ■その他■ メモ: 「なぁーんでよー……こんなスパゲッティ修正するだなんて聞いていないのだわー……」 「檻の扉を開けるわ、反省するなら今のうちよ!!」 名前:浅黄 命(あさぎ みこと) コードネーム:ペルセフォネ 年齢:18歳(命のもの。ペルセフォネの年齢は不明。) 誕生日:8月15日 身長:159cm 体重:49kg 以下、特に記述がなければ命/ペルセフォネのパーソナル。 ヘアタイプ:黒髪/金髪 アイタイプ:薄い緑/えんじ色(気が昂ぶると金色に変化) 好きなもの:豊かな自然、都会の街並み、写真撮影、電化製品、綺麗なプログラムコード、貯金、給料日直後の預金通帳、中華料理、人間、死者(全て現在のペルセフォネの好きなもの) 嫌いなもの:スパゲッティコード、無駄な浪費、給料日前直前の預金通帳/敬意のない人、朝 苦手なもの:徹夜、サビ残、予期せぬトラブル(特に身から出た錆)/眩しい太陽と照明 趣味(全てペルセフォネのもの):スパゲッティコードをつらつら綺麗なコードに直すこと、地味な作業全般、写真撮影、電化製品のカタログ漁り、人間社会をぶらぶらすること クセ(全てペルセフォネのもの);気が抜けすぎると時折体が宙に浮かんでしまう、手持ち部沙汰の状態で座っている時指膝をキーボードのように叩く コーヒー派ですか紅茶派ですか:そりゃもちろんオロナミンCよ!仕事が徹夜に差し掛かった時冷えピタシートと同じくらい掻かせないわたしの必需品よ!!……え、そうじゃない?違うの? 【設定】 浅黄命は高校三年生の青春真っ只中の女子高生だ。 プログラミング技術に対して確かな知識と才能を持ち、 一年前に単身起業してIT会社を(無謀にも)立ち上げ、徹夜と学校生活との二束の草鞋に苦しみながらも充実した生活を送っていた。 ……が、今年になって運悪く事故で死神のレネゲイドビーイングと半ば融合するような形で肉体を乗っ取られてしまった。 当のペルセフォネ本人も望んで命の肉体を乗っ取る形になったのは完全に不慮の事故であった為、この事態には半ば涙目。 悩みに悩んだ結果、命の肉体を乗っ取ってしまった死神は“ペルセフォネ”という仮称を名乗り、自身と命の融合状態を解除するべく、 そして未だ現世で迷える魂を彼岸へと導く為あちこちのレネゲイド事件に首を突っ込むことを決めるのであった。 うっかりとうっかりが悪魔合体してしまった彼女たちの明日はどっちだ。 【浅黄命】 事故で死神に乗っ取られてしまったかわいそうな女子高生。 父が資産家であり、特に不自由なく暮らしてきたが一方でキャリアウーマンとしてバリバリ働く母の背中を見て育ってもきた為、 母にあこがれる形で自身も様々な物事を積極的に学び、チャレンジしてきた。 そして、中学生に上がって情報技術の授業に触れたおり「これだ」と確信、『年収億超えのIT会社の敏腕女社長になる』という若干生々しい野望に目覚める。 目標の到達に向けて努力を重ねてきた。重ねてきたが高校二年の頃に「何事も早いうちにチャレンジするのが重要よ!!」と両親を全力で説得して そのまま自身の会社を勢いで立ち上げてしまった。当然勢いで立ち上げてしまっただけに本人は死ぬほど苦労する羽目に。 現在は主にプログラム関連の下請け……というかITドカタとして仕事をしており、丁寧な仕事で徐々に評判は上昇中。 学業の成績も優秀で順風満帆の生活を送っていたのだが、上述の事故でドエラい目に遭った。 以上のことから、克己心が強く凛とした少女。 颯爽として何事にも全力で取り組むが、勢い余って時に痛い目を見る所がある。 【死神】 冥界からやってきたという詳細不明のレネゲイドビーイング。 曰く、「表側の世界の迷える魂をあるべき場所に導く」為に活動している神の一人(一柱?)だという。 死神として冥界においては絶大な権限を有するが、人間の世界においてその力を十全に振るうことはできず、生あるものを傷つけることは決してできない。 その使命の都合上、人間には彼女の姿は見えず、ひっそりと魂を導いては冥界に帰るだけの存在だったのだが…… 【ペルセフォネ】 浅黄命と死神のレネゲイドビーイングが偶発的な事故で融合した結果誕生したレネゲイドビーイング。 肉体の主導権は死神側に存在し、浅黄命の意識は夢見るように意識の底で眠りについているような状態の為、分類は寄生型レネゲイドビーイングに属する。 肉体の主導権は死神側にあるのは上述通りだが、精神面では死神、命両者のパーソナリティが混ざっており 彼女たち本来の性格とは微妙に異なる。 現世で活動するにあたって彼女はペルセフォネという名称を名乗るが、これは彼女のパーソナリティの大部分を占める 死神本人の名前ではなく仮称。曰く、「自分の本来の名前なんて人間には聞き取れないし聞くと寿命が縮むわよ?」とのこと。 彼女の当面の目標は命との分離であり、その次が自身の本来の使命である迷える魂を導くこと。 その為にあちこちで情報を集めているが、何分生来が生真面目な上に命のパーソナリティの影響で情が深く、 命のやりたかったことであるIT会社の企業運営や学業の維持をそのまま引継ぎ、なりゆきで事件に関わってはついつい周囲の人間に肩入れするなど 甘いところがある。 【性格】 生真面目で職務に忠実、プライドが高い。 が、責任感と完璧主義を拗らせた結果自己評価は低め。 自分でやると決めたことには決して妥協せず、目標へ向けてコツコツ努力してはまだまだ遠い先を見ては嘆息し、僅かな足跡を貶されれば激怒する、そういう性分。 神でもある為に人間に対して厳しく接しようとするが、上述の通り変なところで甘い為、印象としては口うるさい委員長のようなイメージとなる。 レネゲイドビーイングとして人間へと抱く好奇心は主に「現代文明」、特に「電化製品」に対して強い興味を持つ。 命から引き継いだIT企業の仕事を文句も言わずこなすのもここに一因があると言える。 他にはカメラについても興味があり、気が向けば自然風景街並み人物など、ジャンル問わず写真を撮る癖がある。 【能力】 死神らしく周囲の物品から人の魂を呼び寄せ会話することができる。 前述の通り、冥界では絶大な権限を振るうことができる死神だが 生者を直接傷つけることはできない制約がある。 ――本来であれば。 【魔黄の刃旗】 境界を別つもの。形無き魔剣。輪廻を封じ縛る免罪符、その五番。 "プランナー”都築京香が太古の昔ウロボロスを滅ぼすべく生み出した七本のレネゲイド兵器、そのフィフスナンバー。 このアーティファクトは七本の内唯一レネゲイドウイルスそのものという形で保存されており、感染者がこの刃旗の保有者となる。 浅黄命はこの『魔黄』の潜在的なキャリアであり、この刃旗が持つ特性こそがペルセフォネが命に宿ってしまった原因とも言える。 ウイルスである為決まった形状を持たないが、この刃旗の保有者は決まってオルクス能力者となり、 領域を展開した際には必ず鮮やかな黄色の領域の刃を発生させる。 この刃旗が持つ最大の特徴は『物事と物事の間に境界を引く』こと。 物事と物事の間に境目を作り、その間にいる者達が干渉できないようにする……つまり封印、呪縛を目的として作られた兵器。 そして死神であるペルセフォネは、この魔黄によって此岸と彼岸の境界を斬り裂き、周囲一帯の環境を異界へと調律……端的に言えば、冥界と同じ環境にすることができる。 刃の檻によって作られたこの冥界はパッと見通常空間と同じだが、その環境、物理法則は現世とまったく異なる為 オーヴァードであっても閉じ込められれば満足に動くことは難しく、その行動の大半を制限される。 そして、この冥界の領域の一番恐ろしい点は、重力法則さえも冥界のものに書き換わり、そこにいる生者はその重力に魂を引かれてしまうことにある。 ―――端的に言えば、些細な事象であっても死にやすくなるのだ。まるで死神に誘われたかのように。 この刃旗で作り出した領域もまた冥界である為、ペルセフォネは死神としての絶大な権力を限定的に振るうことができる。 例えば無機物を冥界の奥深くに叩き込んだり、大した実力を持たないオーヴァードや人間であれば即座に檻に閉じ込め無力化することが可能。 但し、生者を傷つけることは何処まで行こうとできない為、戦闘の際には第三者の協力を得る必要がある。 ――余談として。 UGNでは彼女が言う冥界や彼女の同属の死神を観測できた事例はまだ存在しない。 彼女が語る自身の経歴や使命が、レネゲイドビーイングとして生を受けるに当たって定義された“設定”であるという可能性も、否定することはできない。 ――紫、青、緑、橙、黄、藍、赤。 今わたしがこの目に移している景色には、こんなにも鮮やかな色彩が広がっている。 日課の散歩がてら撮影したパノラマをベッドに寝そべりながら、一枚一枚見返す。 鏡に写したら、今のわたしは他所には見せられないようなだらしない笑みを浮かべているのを実感する。 普段なら「こんなことしてる場合じゃない!!」と気と表情筋を引き締めているところなのだけど、 今日はちょうど大口の仕事が終わったところ。だからほんの少し、ほんの少しだけならこんなぐうたらもいいと思う。 折角ならちょっとしたおやつも買ってくればよかったのだわ、と一人ごちながら、わたしは写真の束をぱらぱらとめくっていく。 パノラマに切り取られた素敵な風景に胸をときめかせながら、私はふとこの体――私が日常を奪ってしまった命の――に不本意ながら乗り移る前の日々のことを思い返す。 思い返す、と言っても、実のところそこまで思い出せるような思い出はない。 冥界での生活が代わり映えしない、という訳ではない。そもそも私は冥界の方が過ごしやすいくらいだし、現世は色に溢れすぎていて目がチカチカするのだわ! ……誰に言い訳しているのだろう。そうではない、冥界での日々のことだ。 今現在、私は命の肉体に寄生するような形で存在を保っているけれど、その寄生の過程で私と命の精神は完全ではないけれど混ざり合っている。 つまり、私は命が体験してきた過去を自分のものとして実感し、私の意識の底で眠り続けている命も同じように私の過去を夢として共有している訳だ。 それ自体は特に問題ない、問題はなかった……はずなのだけれども。 図らずも異なる二つの記憶を並列して持っている影響で。 私は冥界で過ごした日々が徐々に曖昧になりはじめている。 元々私は冥界(人間にはどういう世界なのか想像もつかないだろうけど!)の住人だ。 当然そこでも現世のような華やかさも豊かさもなかったけれど日々の仕事があって、日常があった。 そのはずなのだけれど、じゃあ具体的にどんな日常を過ごしていたのか、と振り返ろうとすると、その記憶はイマイチ頼りないものになってしまう。 例えるならそう、この色鮮やかな写真の風景が、モノクロに色あせていくかのよう。 ……焦りを感じていない、と言えば嘘になる。 このままの状況が進めば私は冥界への帰り方や冥界での日々さえ思い出せなくなってしまうかもしれないし、 最悪私は私である全ての証明を喪失して、本当に浅黄命に成り代わってしまうのではないかという危惧だった。 むくりと起き上がった焦燥感に引っ張られるように上半身を起こす。 今からでも情報を集めにいっても遅くはないと文字通り窓から飛び出そうとまずカーテンを開けて、その景色を目にしてまず一言。 「………そ、そうだった、今はちょうど真夜中だったのだわ……」 焦燥感の糸がぷっつりと切れて、ぺたんと私はへたりこんでしまう。 我を忘れて思わず飛び出しかけてしまったことがとても恥ずかしい。今が自室で本当によかったと思う。 「結局、手がかりはまだまだ欠片も見つかってないのだわ……」 羞恥心と自己嫌悪の間で悶えながら、ベッドの上に散らばった写真を見返す。 そこに広がっているのは、今まで自分が目にしたこともなかったかのような美しい景色。冥界にはない景色。 「……呆れた。まるで上京直後にホームシックにかかったみたいじゃない……」 そこから思い至った自分の胸に渦巻く焦燥感に類似した感情を命の体験から引っ張り出して、思わず大きな溜息をついてしまう。これはひどい。 これでは神の威厳も何もあったものじゃない。こんな姿知り合いに見られたら自己嫌悪と恥ずかしさで死にそう、死ぬ、死ぬのだわ、死神なのに。 ……数十分後。 漸く一通りネガティブな気持ちが収まって、出した結論は結局コツコツ頑張るという現状維持だった。 有力な手がかりも手段も見つかっていない現在で気持ちだけ先走っても仕方が無いから、というのが主な理由だ。 結局ふりだしに戻っている、というダメ出しが押し込めた気持ちから飛び出していくけれど無視する。 折角仕事があがったのにまたネガティブの堂々巡りだなんて断固拒否、折角のいい気持ちまで消えてしまう。 うん、少しくらいはいい方向に考えよう、冥界の日々での諸々なネガティブな感情を思い出さないで済むと考えればまだマシ、マシだと思う。 「……よし!!明日も一日頑張りましょう!」 その一言で気持ちを完全に切り替えて、照明を切ってベッドに倒れこむ。 ありがとうね、と心の中でそっと命にお礼を言う。自分だけではこういう時、どうしても立ち直りが遅くなるのだ。感謝してもしきれない。 だから、その数え切れない恩は。 「……大丈夫。私がきっと、あなたの日常を返してあげるからね」 私は彼岸、貴女は此岸。 私が愛しく思うこの世界の色彩は貴女からの借り物。 いつか私があなたから離れる時、その色彩の美しさを改めて感じていてほしいから。 明日も私は、この世界の色彩を貴女の瞳に焼き付けていく。 ―――"ペルセフォネ”、星の無い夜、色彩にまどろんで。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/1847478