タイトル:アレックス キャラクター名:グローザ アレクサンドラ 種族:人間 [特徴:剣の加護/運命変転] 生まれ:魔動機師 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:不詳・10代後半ぽい 性別:女性 髪の色:金  / 瞳の色:青  / 肌の色:白め 身長:154 体重: 経歴1:育ての親に拾われた 経歴2:一定期間の記憶がない 経歴3:同じ夢を何度もみている 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎    8      4      9    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F  12  11  11  12  10  10 成長   2   2      1   5   2 →計:12 修正  17  17  17  17  20  18 =合計= 40  40  32  34  44  39 ボーナス  6   6   5   5   7   6    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本  20  21  79  66 特技         0   0 修正        -26  -24 =合計= 20  21  53  42 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:15 Lv シューター 15 Lv  / マギテック  9 Lv セージ   7 Lv  /  エンハンサー 2 Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名    : 効果                            : 前提 [p2120]鋭い目     : 戦利品のロールに+1                     : セージLv.5 [p2121]弱点看破    : 魔物知識判定成功時弱点ボーナスを2倍            : セージLv.7 [pIB30]精密射撃    : 射撃攻撃で誤射しない                    : [pIB32]両手利き    : それぞれの武器で同一対象に攻撃可能、命中-2、必要筋力15以下 : [pIB30]二刀流     : 命中ペナルティなし、必要筋力15以下             : [pIB29]射手の体術   : シューター技能で回避ができるようになる           : [pIB31]武器習熟A/ガン : ダメージ+1、Aランク装備可能                : [pIB31]武器習熟S/ガン : さらにダメージ+2、Sランク装備可能             : [pIB29]足さばき    : 制限移動で最大10mまで移動可能               : [pIB31]武器の達人   : 全ての武器を装備できる                   :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本  14   0  40  120 修正   1 特技        0 =合計= 15   0  40m 120m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名   : 効果            : 前提 [p]  キャッツアイ : 命中力に+1のボーナスを得る : [p]  ガゼルフット : 回避力に+1のボーナスを得る : ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター :15  21  20  21 ・武器 価格  用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 540   1H   2     21     10  19 [ガンA] *パリイングミラージュ / 射程10m、装填3 (LL43p) 600   1H   1   1  22     10  19 [ガンA] *デリンジャー / (240p) 8000   1H   5   1  22     10  19 [ガンS] *バレットシャワーⅡ / (LL43p) 50000  1H   5   2  23     10  21 [ガンSS] *マスカレード / (LL43p) 540   1H   2     21     10  19 [ガンA] *パリイングミラージュ / 射程10m、装填2 (LL43p) 600   1H   1   1  22     10  19 [ガンA] *デリンジャー / 射程10m、装填3 (240p) 8000   1H   5   1  22     10  19 [ガンS] *バレットシャワーⅡ / 射程10m、装填2 (LL43p) 50000  1H   5   2  23     10  21 [ガンSS] *マスカレード / 射程10m、装填2 (LL43p) =価格合計= 118280 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  5   1   2   750 アラミドコート / 盾 :              / 修正: = 合計 =   23   2   750 G (回避技能:シューター) ・装飾品    価格 名称           / 効果 頭 :3000 とんがり帽子       / 魔物知識判定に+1のボーナス 耳 :200  マギスフィア小      / OP:1[タゲサ(MP-1)] 顔 :   マスク          / つけてたり外してたりする 首 :   龍のタリスマン+サニーデイ / 父と母がペアでつけていた。父の形見 背中:1000 マギスフィア大      / OP:1[ヒルバレ(D+1)],2[Bショット],3[レザバレ(D+1)] 右手:1000 疾風の腕輪        / 左手:500  巧の指輪         / 腰 :20  ガンベルト        / 弾丸を12発まで収納 足 :2210 フローティングスフィア中 / OP:1[クリバレ(D+1)], 2・ソリバレ(D+1) 他 :3500 サーマルマント      / 炎属性と水・氷属性のダメージを-1 =合計=11430 G ■所持品■ 名称           単価 個数 価格 備考 {> 冒険用アイテム       1   0 冒険者セット       100  1   100 保存食セット       50  3   150  残り 8 日分 └▶ 消費済み       50  1   50                 1   0                 1   0 {> 薬草類・ポーション類    1   0 救命草          30  0   0 └▶ 使用済み救命草    30  0   0                 1   0 魔香草          100  0   0 └▶ 使用済み魔香草    100  0   0                 1   0 ヒーリングポーション   100  0   0 └▶ 使用済み       100  1   100                 1   0 アウェイクポーション   100  1   100 └▶ 使用済み       100  1   100                 1   0                 1   0                 1   0 ▽マギテ・シューター関連    1   0 弾丸12発セット・カバン内 50  12  600  残り 23 発 ∟ガンベルト内       50  1   50  残り 12 発                 1   0 マナチャージクリスタル5  2500 1   2500 5点分                 1   0 魔晶石5点分       500  3   1500                 1   0                 1   0 {>雑貨・費用          1   0 着替えセット       20  1   20 マスク&作業着      0   1   0   買ってもらった。選んだのは本人 お弁当             1   0   ママの手作り。早く食べなきゃ。→旅で食べた。何故か妙にしょっぱかった 生活費          1   150  150                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0 ウィルマのタバコ        1   0   3話・幸せを呼ぶ黄色のエネルコンの街で暗い顔をしていたときに貰った。                 1   0 銃のメンテ代       3   1   3   エネルコンの街の「GAN SHOP すみす」で店主にメンテしてもらった費用                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0                 1   0 {>ブルームーン         1   0   非常に高価な宝石。月明かりの砂漠に掲げるともう一つの月に見える 原石              1   0   1話・出会い別れ:スカベンジャーの発掘作業中に掘り当てた │               1   0 ├宝石磨き道具      10  1   10  3話・幸せを呼ぶ黄色:エネルコンの街で購入 ├磨かれたブルームーン     1   0   原石を磨き出した状態。カットや細工などはされていない ..∟サニーデイ          1   0   マスク職人カルメンによって、竜のタリスマンの新たな装飾になった                 1   0   加工していく間に、石が自ら輝く太陽のへと色を変えた                 1   0 星々の道標           0   0   アレックスの過去を知る手がかりとなる、金色の瘴気を吐く機械 =所持品合計=    5433 G =装備合計=    130460 G = 価格総計 =   135893 G 所持金   79257G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 7 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 魔動機術 9       16 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - ○ / 汎用蛮族語     ○ ○ 魔動機文明語○ ○ / 魔神語       - - 魔法文明語 ○ ○ / 妖魔語       - - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 [地方] ○ ○ シンギュラリティ語 [地方] ○ ○ 地球語 初期習得言語:交易交通語、地方語 技能習得言語:魔動機文明語、7個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称    星の使者    覚悟の証明    地獄を超えし者    伝説を超えし者    力の代償    星の使者特殊成長    アンチレイン 所持名誉点:1203 点 合計名誉点:1203 点 ■その他■ 経験点:200点 (使用経験点:100000点、獲得経験点:97200点) セッション回数:12回 成長履歴: 成長能力  獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 知力    1300点(1300 /  0 / 0回) 2- 知力    1500点(1500 /  0 / 0回) 3- 知力    2500点(1000 /1500 / 0回) 4- 知力    2200点(2200 /  0 / 回) 5- 敏捷度   2550点(2500 /  0 / 1回) 6- 敏捷度   2500点(2500 /  0 / 0回) 7- 精神力   3150点(3000 /  0 / 3回)  マスク屋からの依頼の報酬の半額先払い 8- 器用度   4500点(4500 /  0 / 0回) 9- 器用度   7500点(7500 /   / 0回) 10- 精神力  10000点(10000 /  0 / 0回) 11- 知力    9500点(8000 /1500 / 0回) 12- 生命力  50000点(50000 /  0 / 0回) メモ:  記憶喪失の少女。  街の近くで倒れていたのをある女性に助けられた。 目が覚めたがそれまでの記憶を失っており、なぜこの街の近くで倒れていたのかわからない。 唯一わかるのはカバンに付いていた革製のタグに書かれていた「アレクサンドラ」という名前だけだった。  行くあてのない彼女を女性は家族のように扱い、家に住まわせてくれた。 グローザ アンジュと名乗るこの女性の姓をとって、彼女もグローザ アレクサンドラと名乗るようになる。  砂嵐のようなノイズのかかった視界で、誰かから「――を見つけ出すんだ」と言われる夢をときどき見ている。 何のことかは理解できないでいるが、その夢のこともあって遺物探しのスカベンジャーとして働いている。  街で暮らしてこの年が3年目になる。 母親代わりのアンジュと暮らすこの平穏に愛おしさを感じ初めているが、同時に記憶を取り戻すことへの期待と恐れが彼女の背中に迫りつつあるよう感じる。 【別日日日記】 第1話「出会い、別れ」  荒廃した世界の終わりゆく地下街ズーガで共に暮す母アンジュに見送られて、遺物の技術や力を掘り起こすスカベンジャー、アレックスは地上の遺跡へ向かう。  貴重な宝石を掘り当て喜びに浸っていると、砂漠を旅する4人組、ウィルマ、ロネン、ウィンダ、イエスたちに出会う。 一悶着ありながらも宿を探す彼らと共に街へ戻ると、化物レッドスコール殺しの伝説に語られる3人組「アンチレイン」が街に現れた。  現れたレッドスコールを彼らはとてつもない力を使いを一掃するが、地下街を覆っていた天井が崩落し、街は瓦礫の下敷きになってしまう。 アレックスが瀕死の母を看取ると、アンチレインのリーダーカッツェが「失った過去の記憶を知りたくば遺跡に向かえ。そして知りたくば強くなれ」と言い残す。  母の遺言とカッツェの言葉、そして4人の新たな仲間たちから失意の中に希望を見出し、ズーガで最初で最後の小隊「アナザーサニーデイ」を結成、母の墓を背に彼らは旅立つ。 「笑ってやる。私や私が愛する人達を苦しめるすべてに笑ってその上に行ってみせる」 第2話「皮肉屋、ロネン」  アレックスの故郷ズーガを後に宛てなく旅路を進むアナザーサニーデイ一行。 暑さと蜃気楼に翻弄される彼らを、泣きっ面に鉢と言わんばかりに砂漠に巣食う生き物たちが食い合うように連鎖的に襲った。 魔動バイクに跨り彼らを助け出した「アイズ・ベルク」と名乗る男はロネンと古くからの知り合いで、ロネンは彼を「自称”私の友人」と鬱陶しそうに、また懐かしむように紹介した。  アイズに導かれるままたどり着いた街は、この荒廃した世界の一部だとは思えない美しい自然にあふれていて、ガスマスクなして誰もが暮らしている、ロネンが旅で探し求めていた楽園そのものだった。  アイズのが妻と暮らす家に一晩厄介になった翌日、彼女の作ったランチのバスケットを届けにアイズの作業場へ赴くと、そこには汚染を消すという機械があった。 しかし機械はアレックスがのスキャンを始め、どこかに座標情報を送信すると「おかえり」という文字を投影して間もなく自壊してしまう。  街に一台のヘリコプターからアレックスを連れ戻しに来たという銀髪の痩せた男が降り立ち、従わないとみるや代わりにアイズの妻を連れ去ろうと、彼に「再生液」を注射して化物に変えてしまう。  暴走状態に陥ったアイズの成れの果てをやむを得ず打ち倒すも、トドメを刺すことを銀髪の男の部下ニケに阻まれ、男に操られてアイズは街の何もかもを強力な汚染の煙で砂に還してしまう。 アイズの力を受け継いだロネンにより一行は汚染から守られ、彼の妻も彼自身が庇ったことにより生き残ったが、銀髪の男が「アレックスを連れ戻しに来る」という宣言とともに妻を連れ去ってしまう。  為す術なく何もかも奪われてしまい失意に暮れるアレックスたち。 マスクを外したロネンは一人アイズに別れを告げ、決意とともに再び素顔を隠し、全て遠い記憶の蜃気楼となった楽園を後にするのであった。 「・・・・・・さようならだ、自称”私の友人”よ。またいつか会おう、我が親友よ」 第3話「幸せを呼ぶ黄色」  アナザーサニーデイは未踏破の遺跡のウワサに導かれ、エネルコンの街の「金糸雀」という店を目指していた。 久々の商店が並ぶ賑やかな街で店の聞き込みついでに食事や買い物を楽しむと、あるコーヒーショップを勧められ、たどり着いたそこが「喫茶・金糸雀」であった。  ウィンダの記憶の遠い昔に微かに残っていたそこは、かつて彼女が師とともに「レイコ」を楽しんだ店だった。 壁にガスマスクを飾った店の中で、店主はウィンダにレイコもといアイスコーヒーをとびきり苦く淹れてくれた。 並ぶマスクには1つ分ぽっかりと空けられたスペース、店主は「昔よく似たマスクをつけた男が苦味を我慢してうまいと褒めたものだから、つい癖で同じものを」と語った。  店主の好意で遺跡の情報をタダで譲ってもらった一行は、無数の粘着質の糸が張り巡らされ、肉を腐らせる死体が転がる未踏の領域でウィンダと同じ黄色をしたマスクをつけた骨を見つける。 その先に彼女の師「リン」を見つけるが、再会を喜ぶウィンダを鋭い鎌のついた職種で貫いた彼の正体は、巨大な蜘蛛の化け物だった。 風前の灯火と尽き果てようとする彼女を、蜘蛛の巣から降り落ちた紅白一対の剣が救い、かつてのリンのものであったその魔剣は彼女の手の中で籠手へと姿を変え、蜘蛛を打ち倒した。  突如身体の自由が効かなくなったアレックスから放たれる金色のモヤが蜘蛛を含めたその場の全員の傷と汚染を癒やすと、蜘蛛はかつて幼いウィルマを虐げていた少女へと姿を変えた。 アレックスの身体はひとりでに少女の顔を撫で、一生を早送りしたように成長、老いを経てその体を砂へと還した。  主を失った黄色のマスクを金糸雀の空いたスペースにかけたウィンダの涙は、その夜白い一筋の流れ星となって、この終末の世界で願いを託されに輝いた、 「当たり前だよっ!!”幸せを呼ぶ黄色のマスク”だからね!」 第4話「最強の魔道士」  遺跡を求めて旅をする小隊アナザーサニーデイは、新たな遺跡が見つかったという情報を頼りに砂と岩しかない砂漠を彷徨っていた。 偶然陽炎のような空間の歪みを見つけると、その先にはこの世界では遥か昔に滅びたネオンやサイネージの灯りが煌々と輝く雨の街「新天地」広がっていた。  「死こそ楽園への扉であり救いだ」と叫ぶ街頭演説、それに呼応して道行く人を「何か」で刺し殺す聴衆たち、そこから逃れた先のシャッター街。 小隊の魔道士イエス・シクソンは狂気の演説者に、彼が探し求めている父親の面影を見て動揺する彼の心を、もう一つの人格「ノー・シクソン」がかき乱した。  進めども進めども、また戻れども、同じ入り口に引き戻され繰り返される光景に翻弄される中、小隊の狙撃手ウィルマは僅かな変化を見逃さなかった。 それまで自分たち以外の一切の人々は実体を持たない黒い影のようなものだったが、突如身を縮めて座り込んだボロボロの少女「ニケ」を発見する。 かつて政府バレンシア軍で戦い、そしてペストに捨てられた彼女はアレックスを「ミカゲ姉さん」と呼び、記憶と言動が幼児退行してしまったようだった。  突如小隊とニケをめがけて襲いかかってきた狂気の聴衆から逃げてたどり着いた先には、膨大な知識を蓄えた「禁書」が見る者それぞれにとって親しい者の姿を伴って待っていた。 アレックスは「作られた人間であり、神がその人格を作り出している」と語った禁書はシクソンに、ニケの殺害を条件に彼が父親を探している理由を教えると囁く。 狂信者たちと同じ「何か」でニケの胸を突き刺した「ノー・シクソン」は、世界で生き続けること自体が過ちであり、残る4人に幸せを与える「救済」を施そうと襲いかかった。  僅かに及ばず倒れた仲間たちを見下ろして「イエス」は「世界から人々を救うより、人々に絶望を与え続ける地獄に似たこの世界そのものを変えたい」と願い、主人格の座を取り戻す。 アレックスの血を吸って蘇ったニケに胸を貫かれ崩れ落ちた。 禁書はニケに「死んでも死に切れない地獄」の訪れを告げてその本を閉じた。  シクソンは気がつくと何もない砂漠で遺跡を探している最中の仲間たちを禁書を片手に眺めていた。 賽は投げられた。 もう「ノー」は聞こえなかった。 「お前が正しい・・・いや、『正しかった』のか」 「俺は成し遂げるから絶望したりしない・・・だから見ていてくれ」 第5話「交差する狙撃手」 崩壊液を撒き散らす飛行生物の情報をラジオが流している中、朝からボロ宿で大柄な男に因縁をつけられているアナザーサニーデイ一行。 当分の生活費を稼ぐために男をあしらって、陽炎に揺れる地平線に向かって歩きだしたその先に、地図にない廃墟街を発見する。 街に入るなり、ビルの屋上でマズルフラッシュが閃く。 屋内へ逃げ込んだ彼らを追撃してきたのはボロ宿で出会った男、バレンシア政府軍の特殊強襲部隊その長カイエン。 そして遅れて姿を現したのは、ウィルマのかつてのライバル、狙撃手シュウラであった。 彼女は共に政府軍で活躍することを志した仲間の今の有様に落胆した。 自分と同じ道へと彼女を連れ戻すために、シュウラは上官のカイエンを巻き込んでどちらが飛行生物を先に倒せるかの勝負を申し込んだ。 勝負の最中、飛行生物の体に異変に緊急事態を悟ったアナザーサニーデイとカイエンは休戦に同意し対処を開始したが、かけがえのない相棒を取り戻すために必死なシュウラはそれを受け入れず戦い続けた。 その結果、シュウラは飛行生物を打ち倒すもその腹部から現れた無数の寄生体の一つに身体を蝕まれてしまう。 最後にウィルマに笑いかけて化け物に飲まれてしまった彼女の仇を取るためウィルマたちアナザーサニーデイは銃を構えた。 シュウラの姿に擬態しウィルマを惑わす化け物は、彼女を返り討ちにしようと銃を放つが、まるで抵抗するかのようにその身体が言うことを聞かなくなる。 何事かと警戒する中、ウィルマには、迷うなとシュウラの叫びが聞こえていた。 彼女は声に従い仇を討ち取り、戦友の背中を守るという約束を果たした。 終末の時代に、友を失った勝者の弔砲と叛逆の嚆矢が交差して、消えていった。