タイトル:”賢晶石”クイン=シ=デンタリィ キャラクター名:”賢晶石”クイン=シ=デンタリィ 種族:フロウライト [特徴:魂の輝き、鉱石の生命、晶石の身体] 生まれ:魔術師 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:(出土から)12 性別:男(声) 髪の色:深いアメジスト色 / 瞳の色:緑  / 肌の色:アメジスト色 身長:168cm 体重:120kg(体型は普通) 経歴1:C-1-6 純潔である。 経歴2:A-1-4 破産したことがある。 経歴3:C-4-2 監禁されたことがある。 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎    7      0     12    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   7   8   8   7   5  11 成長   1   1   2   9  13   7 →計:33 修正 =合計= 15  16  10  16  31  30 ボーナス  2   2   1   2   5   5    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本  11  14  43  84 特技         0   0 修正 =合計= 11  14  43  84 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:9 Lv ソーサラー        9 Lv  / コンジャラー 1 Lv プリースト/賢神キルヒア 3 Lv  / セージ    7 Lv ■戦闘特技・値■ [参照]  特技名      : 効果                   : 前提 [p2120] 鋭い目       : 戦利品のロールに+1            : セージLv.5 [p2121] 弱点看破      : 魔物知識判定成功時弱点ボーナスを2倍   : セージLv.7 [p1-280]ターゲッティング  : 誤射しない                : [p1-291]魔法収束      : 対象を範囲から1体・1つに変更       : [p1-281]武器習熟A/スタッフ : ダメージ+1、Aランク装備可能       : [p1-289]魔法拡大/数    : 対象を拡大するごとにMP倍増、達成値は個別 : [p2-234]ダブルキャスト   : 魔法の行使を2つ同時に行う。ただし魔力-10 :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本  12   0  16  48 修正 特技        0 =合計= 12   0  16m  48m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名: 効果: 前提 ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 6800  2H   3   1   1  13  12   1 [スタッフA] *マナスタッフ / 魔力+1、魔法の武器である ※魔法の発動体 (1-306p) =価格合計= 6800 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  1   0   5  29500 マナコート / 防護点=知力B 防弾加工×6 盾 :              / 修正: = 合計 =    0   7  29500 G (回避技能:) ・装飾品    価格  名称     / 効果 頭 :3000  とんがり帽子 / 「敵を知ることはすなわち勝利に繋がる」らしい。 耳 :50   耳飾り    / キルヒア聖印の形をしている。聖印としての効果はない。 顔 :4000  ひらめき眼鏡 / 石の瞳にも効果はあるらしい。 首 :1440  転換の首飾り / EX 潤沢な魔力を生命力に回せるらしい。 背中:10000 英雄のマント / ワイバーンに痛い目に合わされてから買った。 右手:1000  陽光の指輪  / EX ほんのりと温かい気がする。 左手:500  知性の指輪  / これによるカンニング被害が後を絶たない。 腰 :30   ベルト    / 街で見つけて気に入ったやつ。 足 :50   ロングブーツ / 街で見つけて気に入ったやつ。 他 :100  聖印     / キルヒア聖印。グローブについている。 =合計=20170 G ■所持品■ 名称         単価 個数 価格 備考 冒険者セット     100  1   100  「あなた、冒険者なのね」と言われる。 火口箱        20  1   20  紐を引っ張ると火花が散る。 ランタン       40  1   40  「自分で光れば良くない?」とよく言われる。 着替えセット(7日分) 100  1   100  「汗とかでは汚れないけど、普通には汚れるよ」 筆記用具       10  1   10  羽ペン、インク、羊皮紙 白紙の本       30  3   90  半分ほど様々なメモで埋まっている。 魔晶石3点      300  5   1500 自分が似たようなものでできていると思うと感慨深い。 魔晶石5点      500  5   2500 しかし自分は魔晶石なのか、それとも未知の鉱石なのか…? 迷わずのチョーク   1200 1   1200 EX 面白がって買い、意味もなく10回ほど使った。 ジャックの豆     100  5   500  面白がって買い、意味もなく植えて滅茶苦茶怒られた。 陽光の魔符A     1500 2   3000 生きているってなんだろうなとちょっと思う。               1   0 =所持品合計=    9060 G =装備合計=    56470 G = 価格総計 =   65530 G 所持金    670G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 5 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 1  名前  Lv 追加修正 魔力 真語魔法 9       15 操霊魔法 1       7 深智魔法 1  -     15 神聖魔法 3       9 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  ○ ○ / ドラゴン語     - - ドワーフ語 ○ ○ / ドレイク語     ○ - 神紀文明語 - ○ / 汎用蛮族語     ○ - 魔動機文明語○ ○ / 魔神語       - - 魔法文明語 ○ ○ / 妖魔語       - - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、任意 技能習得言語:魔法文明語、7個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称 200 グレートソード級  10 ”賢晶石” 所持名誉点: 148 点 合計名誉点: 358 点 ■その他■ 経験点:0点 (使用経験点:36000点、獲得経験点:33000点) セッション回数:33回 成長履歴: 成長能力  獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 生命力   33000点(33000 /   / 回) 2- 生命力     0点(   /   / 回) 3- 生命力     0点(   /   / 回) 4- 生命力     0点(   /   / 回) 5- 生命力     0点(   /   / 回) 6- 知力      0点(   /   / 回) 7- 知力      0点(   /   / 回) 8- 知力      0点(   /   / 回) 9- 知力      0点(   /   / 回) 10- 知力     0点(   /   / 回) 11- 知力     0点(   /   / 回) 12- 知力     0点(   /   / 回) 13- 知力     0点(   /   / 回) 14- 知力     0点(   /   / 回) 15- 知力     0点(   /   / 回) 16- 知力     0点(   /   / 回) 17- 知力     0点(   /   / 回) 18- 精神力    0点(   /   / 回) 19- 精神力    0点(   /   / 回)  4.6 20- 精神力    0点(   /   / 回)  3.6 21- 筋力     0点(   /   / 回)  3.5 22- 器用度    0点(   /   / 回)  1.1 23- 精神力    0点(   /   / 回)  5.6 24- 敏捷度    0点(   /   / 回)  2.4 25- 筋力     0点(   /   / 回)  3.5 26- 精神力    0点(   /   / 回)  1.6 27- 生命力    0点(   /   / 回)  1.4 28- 精神力    0点(   /   / 回)  1.6 29- 精神力    0点(   /   / 回)  6.6 30- 生命力    0点(   /   / 回)  4.5 31- 生命力    0点(   /   / 回)  1.4 32- 生命力    0点(   /   / 回)  2.4 33- 知力     0点(   /   / 回)  3.5 メモ:  命とはどこから生まれると思う? 地面から生えるもの、大地から這い出るもの、親の間に生まれるもの、魔の中に生まれるもの 作り出されるもの、呼び出されるもの、仮初の命を吹き込まれるもの…そんなところだろう。 だが「彼」は違った。この世界に生まれた命の中ではかなり珍妙な部類に入るだろう。 なぜなら彼は…教会の柱の中から生まれたのだから。  彼…クイン=シ=デンタリィが生まれた…削り出された…彼と同じ種族であるフロウライトの言い方で「出土した」のは、今から12年前。 "導きの港"ハーヴェスにある賢神キルヒアの教会での出来事がきっかけだった。 そのキルヒア教会は老朽化が進み、隙間風やひび割れ、時には雨漏りなどで信者を悩ませていた。 幸いにも予算の採れたキルヒア教会は近場に新たな教会を建設。古い教会は感謝を込めて信者たちで掃除をし、移設の儀式を行い、 神官たちの立ち会いのもと取り壊しが行われた。 教会内部で特に損傷の少ない資材は新教会に回すために回収作業が行われるのだが、その途中、事件は起きた。 教会の中心、いわゆる礼拝堂にある4本の大きな石の柱は築何十年と経った現在でも目立った損傷は見られず、 主要な柱として使うのでなければ十分な強度が残っていた。 建築士はこれらを一本一本運んでいたのだが、最後の一本に縄を掛けた際、縄が千切れて柱が倒れてしまった。 幸いにも怪我人は出なかったが、建築士や神官達は怪我人よりももっと別のことに目を向けてしまっていた。 倒れて砕け、粉々になった石柱が人の形に残っていたのだ。  いや、人の形に残っていたというのは正確ではない。 砕けた柱が人の形に残ったと咄嗟に受け取ったのだ。実際には石柱の中から石の身体をした人が出てきたのだ。 それが彼。クイン=シ=デンタリィであった。  その後の、キルヒア神官たちの目の輝きようといったら、フロウライトの頭よりも眩しいものだったと建築士たちは語った。 当然だろう。知識の守護者たる彼らの目の前に現れたのは、世界でも希少な種族であるフロウライト。 しかも自分たちの教会の柱から「出土した」なんて! 神官たちはキルヒア神への感謝をし…ある者は感謝すら忘れ…フロウライトに「迫った」。  身寄りのない彼を自分たちの仲間として迎え入れることに、キルヒア神官たちは些かの迷いもなかった。 クインは服を与えられ、部屋を与えられ、そしておびただしい量の質問を与えられた。 例えば石柱の中の記憶。これはクイン自身もよく覚えていなかったが、文献に残っているよりもクリアな証言が得られた。 つまりは活動中のフロウライトのものよりは記憶がはっきりしていたのだ。 それが石柱というものの中にいたからなのか、出土したばかりで記憶がクリアなのかはわからないが、 キルヒア神官たちはその知識欲を爆発させ、クインは持ち前の好奇心を爆発させることで応えた。 気になることを片っ端から質問し合う彼らは、時には日の出にすら気付かず語り通したこともあった。 そんな経緯があったからか、クインは自然とキルヒア神官として生きていた。  3年ほど経った後、クインは神官達にある申し出をした。 「突然生まれた自分を快く受け入れてくれた貴方達には申し訳ないが、私は旅に出てこの世界をもっと見てみたい」 キルヒア神官達はこの申し出は二つ返事で受け入れた。 すぐに旅の準備が整えられ、必要な知識を教え、なんなら注意点をまとめた本までクインの荷物に詰め込んだ。 自分たちの知識欲を満たした礼だと言うが、クインの旅の支度をする神官たちはさながら自分の息子を送り出す親のようだった。 「冒険者の宿に登録をしていおけ」 ひとりの神官がそう言った。あそこは旅に出るものにとっても有益な組織だと。 依頼をこなせば路銀の足しにもなる。安全な宿だって紹介してくれるし、もしそれなりに名を馳せれば情報も買える。 クインはなるほどそれならと手近な冒険者の宿へと足を運んだ。  柊薔薇亭という看板を眺め、そっと扉を押し開ける。 中にはいくらかの冒険者然とした者たちがいて、それぞれ酒を交わしたり掲示板を眺めたりしていた。 カウンターにいる店主と思われる女性に話しかけ、登録をしたい旨を伝えると店主は奥から羊皮紙と羽ペン、インクを持ってきた。 カウンターの横には猫が座っており、じっ、とクインを見つめている。 「アンタ知ってるよ。あそこの教会から生まれたフロウライトだろう?」 羊皮紙に書かれていたのはいくつかの質問事項。年齢、種族、性別、「できること」、特記事項… それらを埋めている間に、そう話しかけられた。 「あそこの生まれならまぁ、大丈夫だろうよ。どうせ、魔法のひとつやふたつ叩き込まれてるんだろう?」 ひとつやふたつなんかじゃ効きませんよ…と顔をあげると、店主は微笑みを浮かべているだけで何も話しておらず、 その横にいる猫がニヤリと笑っていた。  店主は猫と共にクインの提出した羊皮紙とクイン自身を見比べつついくらか問答を交わし、 「はい、じゃあ今日からあなた、ウチの冒険者ね」 ひとことそう告げた。  それから9年。クインはアルフレイム大陸の各地を転々としつつ冒険者として生きていた。 いつの間にかそこそこの魔法の知識とそれなりの名声を集め、それでも世界というものはなんと面白く、未知に満ちているのかと感動を覚えていた。 その好奇心旺盛な様子とキルヒア神官直伝の知識から、彼はいつしか"賢晶石"という二つ名を付けられた。 賢人と魔晶石を組み合わせた言葉らしい。クインはその二つ名をちょっと気に入っていた。  そして現在、クインは冒険者ギルドを1~3年程度の感覚で渡り歩き、現在はアヘンザルという国の凍てついた鎺亭に所属して半年が経ったところだ。 北西に連なる山脈の山間部に位置するこの国はかなり寒い部類に入る気候だった。クインにとっては少々辛い環境だ。 なぜなら、朝に目が冷めたときには自分が結露でじっとりと濡れており、ともすれば霜が張ってとても寒いのだ。