タイトル:悪夢卓:ナイトメアクエスト キャラクター名:あかね 種族:ラルヴァ [特徴:暗視、弱体化、吸血の祝福、忌むべき血] 生まれ:魔神使い ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:279 性別:女性 髪の色:   / 瞳の色:赤と灰 / 肌の色: 身長:136cm 体重:15kg 経歴1:悩むより暴れる 経歴2:長年幽閉されていた 経歴3:本来とは異なる性別として育てられた 穢れ度:2 ■能力値■      技     体     心 基礎   10      7     14    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   6   3  12   5  10   1 成長   4      3   6   3   1 →計:17 修正 =合計= 20  13  22  18  29  16 ボーナス  3   2   3   3   4   2    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   8   7  33  43 特技         0   0 修正 =合計=  8   7  33  43 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:5 Lv ソーサラー    2 Lv  / コンジャラー  2 Lv スカウト     1 Lv  / セージ     2 Lv アルケミスト   1 Lv  / ライダー    1 Lv デーモンルーラー 5 Lv  / ウォーリーダー 1 Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名         : 効果                   : 前提 [pIB39]魔法拡大/数       : 対象を拡大するごとにMP倍増、達成値は個別 : [pIB38]魔法拡大/確実化     : 同じ対象に2回行使判定可能、結果は一つ  : [pIB33]MP軽減/デーモンルーラー : 消費MP-1(最低1)、拡大時は-1後に倍    :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   6   3  13  39 修正 特技        0 =合計=  6   3  13m  39m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名      : 効果: 前提 [p]  アンチボディ   :   : [p]  遠隔指示     :   : [p]  パラライズミスト :   : [p]  怒濤の攻陣Ⅱ:旋風 :   : ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照)     2H   1      0  11   9   0 [格闘] *牙 / (p) 3165 1H投   5  -1  -1  10  10   0 [スピアB] *ジャベリン / 戦旗槍 攻撃系 発動体 (234p) 1400  1H         0         0 [] *カードシューター / (p) =価格合計= 4565 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 : 20      5  1000 ブレストアーマー / 盾 :              / 修正: = 合計 =    0   5  1000 G (回避技能:) ・装飾品    価格 名称     / 効果 頭 :   とんがり帽子 / 魔物知識判定+1 耳 :          / 顔 :          / 首 :100  軍師徽章   / 背中:          / 右手:0   叡智の腕輪  / 左手:1000 叡智の腕輪  / 腰 :0   血晶石の腹帯 / 足 :          / 他 :500  知性の指輪  / =合計=1600 G ■所持品■ 名称                  単価  個数 価格  備考 魔神の契約書              10   10  100                         1   0 悪魔の血清                   1   0 引換券                 1039  1   1039  悪夢の世界に入った時にアイテム拾える=実質お金 幻夢薬                 0   1   0   主動作で飲む事で発動、1戦闘に1回、受けるダメージを夢P1点支払う事で「5」点軽減する。効果時間は1セッションの間。 聖灰                  200     0   この世界では炎とは貴重だ。何故ならこの世界の物は燃やせない。正確に言えば、炎を移す事は出来ない。(焦げたり、炭化したりはする。)その火種となるのが聖灰であり、それを手に入れるには夜魔を殺すしかない。しかし、その暖かさはこの世界では救いとなるだろう 人体裁縫セット                 1   0   10分間使用することで夢Pを1点失うがHPを20点回復することができる                         1   0 消費                  3737  1   3737 RP代金                 130  1   130                         1   0 マテリアルカード緑B           20   4   80 マテリアルカード緑A           200  5   1000 ヒーリングポーション          100  1   100                         1   0 売却額                 -1100 1   -1100 夢ポ分                 -2400 1   -2400                            0 3点魔晶石                0   1   0 5点マナチャージクリスタル        2500  3   7500 フレイムジェルと聖灰を混ぜ合わせたもの 680     0                         1   0 ランタン                40   1   40 油                   10   1   10                         1   0 馬                   5000  1   5000 =所持品合計=   15236 G =装備合計=     7165 G = 価格総計 =   22401 G 所持金   11836G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 4 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 真語魔法 2       6 操霊魔法 2       6 深智魔法 2  -     6 召異魔法 5       9 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     ○ ○ 魔動機文明語○ ○ / 魔神語       ○ - 魔法文明語 ○ ○ / 妖魔語       ○ - 妖精語   - - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、地方語 技能習得言語:魔法文明語、魔動機文明語、魔神語、2個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称 100 戦旗槍 所持名誉点: 30 点 合計名誉点: 130 点 ■その他■ 経験点:690点 (使用経験点:14500点、獲得経験点:12190点) セッション回数:17回 成長履歴: 成長能力  獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 筋力     650点( 650 /   / 回) 2- 知力     580点( 580 /   / 回) 3- 筋力     700点( 700 /   / 回) 4- 器用度    740点( 740 /   / 回) 5- 知力     660点( 660 /   / 回) 6- 生命力    700点( 600 /   / 2回) 7- 生命力   1210点(1160 /   / 1回) 8- 器用度    990点( 940 /   / 1回) 9- 器用度    550点( 550 /   / 回) 10- 生命力   800点( 800 /   / 回) 11- 生命力   800点( 700 /   / 2回) 12- 知力    750点( 700 /   / 1回) 13- 器用度   720点( 720 /   / 回) 14- 生命力   570点( 570 /   / 回) 15- 生命力   570点( 570 /   / 回) 16- 精神力   570点( 570 /   / 回) 17- 筋力    630点( 580 /   / 1回) メモ: 5666文字 ....どれだけの時間がたったんだ?目隠しのせいで視界が確保できない、耳につけられた邪魔なもののせいで煩い。串刺しの腕は動かせない。足もそうだ。寒くて寒くて体が震える。そのたび、俺の体のどこかが悲鳴を上げる。汗をかく。体が湿る。それがかゆい。ものすごくかゆい。手は届かない。口には何かがはまっていて喋れない。うぜぇ。ストレスがたまる。頭が痛い。眠たくなる。でも、苦痛のせいで眠れない。そのせいで余計に眠くなる。 ....だが、痛いのは我慢できるようになってきて、頭がぼーっとするのにも慣れてきた。これくらいのことは考えられる。次は、どうしてこうなっているかだ。俺は何をしていた?たしか...むかつくくそ親父とくそババァがドレイクに殺された。姉貴に連れられて....ああ、そうだ。俺はバルバロスとして名を上げ、冒険者に撃退されたんだったな。気絶して気付いたときにはこれだったな。姉貴はくたばってるかな。まぁ、関係ねぇか。ってか!いつまでこうしてるつもりだよ! そう思ったときに視界が開けた。眩しい魔法の光。何人かの防護服を着た人。...あーこういうのなんていうんだ?魔動機文明...だったか?の遺跡か?次に、耳を塞いでいたものを無理やり出された。 人:「自我がはっきりしているようだね。では君には実験体になってもらおう。苦痛にはだいぶ慣れたと思うが、次の段階へ行こうか。」 椅子のような拘束具ごと、運ばれる。実験?どこへ連れて行く?ここはどこだ?お前たちは何だ?俺をどうする気だ?解放しろ。 伝わるわけもない。だが、気にするそぶりもない。イライラする。壊したい。....魔神の契約書は...自分の身体を久しぶりに見た。ああ、悲惨だな。せっかく綺麗にしてたっていうのに、ボロボロじゃねぇか。...持ってるものも何もなさそうだな。 一人の足が止まった。全員がある扉に入っていった。俺は椅子ごと仰向けになるように倒された。少し痛むが、これも慣れてきたな。というか、この椅子、後ろにも足があるのか。便利だな。 人:「じゃあ、次は今まで味わったことない奴をやろっか。安心してね。ここの魔動機があれば、腕なんて何本無くなってもすぐに元通りだから。」 ?何を言っているんだ。ここには何がある?...ああ、拷問器具ばかりだな。見たことない奴もあるが...だいたいはくそ親父が持ってたな。 痛いのは嫌いなんだがな。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ああ、いてぇ。なおるっつっても、こいつらの意志次第。血がどくどく流れていく感覚に慣れてくるぜ。 毎日のように体中を切り刻まれた。体の中身が見えたらそこも切り込んでくる。 毎日のように全身の骨を砕かれた。泣きわめいてもやめようと躊躇うことすらない。 毎日のように四肢を切り落とされる。切れ味がいいときはまだいい。切れ味の悪いやつは長い。 毎日のように毒を体中どこからでもいれられる。毎日のように薬をうたれる。毎日のように電気を流される。毎日のようにおぼれさせられる。毎日のように燃やされる。毎日のように凍てつかせられる。毎日のように道具で身体を犯されていく。...毎日、気を失う。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 人:「やぁー、ここまで精神が崩壊せずに堪えてくれるなんて君はいい素体だよ!いつ振りだろうね。」 人:「じゃあ、テストは合格だし、これからは僕たちの研究のために役立ってくれたまえ。」 まだ、あるのか...? 人:「僕たちはね、生物兵器を作ろうとしてるんだ。それで、君にどの部品の移植がどういう効果を顕すのか、その研究を手伝ってもらいたいんだ!」 .... 人:「ここまで頑張ってきたご褒美に最初は君の好きな所を移植させてあげよう!どこがいいかな!」 「....眼はやめてくれ。」 人:「ああ、そうだったね!君はその目が好きだったんだっけ。いやー、いつもえぐるときにはいい反応を示してくれて楽しかったよ!」 .... 人:「じゃあじゃあ!君の左目をまずはほかのものに変えようか!何にしようかなぁ。」 「....嘘か。」 人:「うん?嘘なんかついてないよ?言ったじゃないか、君の「好きな」部位を移植させてあげるって。」 .... 人:「うーん、バグベアード、バジリスク、メデューサ、レッサーヴァンパイア...どれにしようかなぁ!一個ずつやってあげるね!大丈夫!上手くいかなかったらまた直して、癒着するまでやり直してあげるよ!」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 結局、ゴブリンの目を植え付けられた。私の...大事な大事な....大事な...誰だろう。お揃いだったのがとてもうれしかった....もう、いいか。 人:「ふぅ、まさかうまくいくのにこんなに時間がかかるなんて思わなかったよ。」 人:「数日もたせるなら楽だったんだけどなぁ...。それじゃあ意味がないからね。」 人:「まぁ、これからは実験用だけだから、安心して。」 人:「僕たちに協力したら何かご褒美上げるからさ!」 ご褒美...あはは、そんなものがあっても喜ぶような犬じゃないよ....ボクがほしいのは... ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 冷たい廊下、とおもっていたけれど、もうすっかりここにも慣れた。苦痛は少ない。 ....さて、次は何だろうね。 最初は蛮族や人族の身体的特徴...ハイマンの魔導刻印のある皮膚、ミアキスの耳、フィ―の涙、シャドウの額の目、ナイトメアの角、マーマンのヒレ、ケンタウロスの下半身、ミノタウロスの筋肉、ガネーシアの腕、ガルーダの翼、フォルミカの触覚、リャグの体液.............. 次は、動物、植物、幻獣、魔導機械、魔法生物ときているからアンデッドか魔神、それとも妖精かな?何でもいいんだけど。 ...実験に協力的になってあいつらはボクに休憩時間をくれるようになった。無い時もあるけど、眠れるのはうれしい。 「生きていればいいことがある」いつかきっと、ボクにも幸福は訪れるだろう。きっと、誰かがボクを助けてくれる。ラルヴァの寿命は300年...ボクにはまだあと何年かは残ってるはずだ。 その時が来るまで気長に待とう。 ボクはいつもそんなことを、すっかり中身が軽くなった身体で考えている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 7話終了 今日も眠りすぎた。これで6日目だ。何か体に異常が起きているのだろうか?ボクの身体をいつもの者たちが調べる。 身体に異常はない。まだ、処分せずに使える。そうか、ならよかった。ボクはまだ死にたくはないからね。 身体の調子は悪くもよくもない。右手は...一瞥し、今は人間。左手も正常。両足は今日はヒレか。深呼吸、エラがある。今日は、水中かな。 2時間以上かかって健康調査が終った。エネルギー源も投与された。これでもう数時間は動くことができる。 今日の内容は「どれだけの距離を」泳げるか、だ。ははっ、なら一度ボクの肺と心臓を元に戻してほしいね。こんなんじゃ、実験にならないと思うよ? まぁ、ボクは喋れないわけだからそんなことは伝わらなかったし、伝える気もないんだけど。 運ばれる。今日はどこの貯水場かな?まぁ、どこでも変わりはないし、どこでもいいんだけど、考えでもしないと暇でやってられないからね。 それにしても厳重厳重。どこもかしこも窓はなし。通気口もかなり小さくしてあって、セキュリティ用の魔動機もたくさん。あー、嫌になるねぇ。 さて、ボクが体が動かなくなるまでやった結果だけど、実用性はない、って判断か。そりゃあそうだろうね。馬鹿じゃないのかな。 ははっ、やっぱり、ここを脱出できるほど大きな力を持ったものの移植実験でもされない限り、自由はないかな? まぁ、ボクがここに来たのは20歳にもなっていないころだ、ボクたちの寿命は300年、まだまだ時間はあるね。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 8話終了時 今日も眠った。これはなんだ?今までこんなことはなかった。思い当たることとすれば...「身体の限界」、か? いやいや、そんなことはない。まだ利用価値のあるボクの肉体の管理は完璧にされているはずだ...。考えられるものとしては...寿命、か...? いや、それこそあるはずがない。ボクはまだ何もできていない。このまま死ぬわけにはいかないんだ。ボクには夢がある。やりたいことがある。 そうだ、こいつらがきっとボクに何かしているんだ。睡眠だから...ボクを眠れるようにして、眠らない為にはどうするかという実験か...? いや、それなら実験は完了している。眠るたびに罰を与えればいい。眠ったら飛び起きるように体を調整すればいい。 なら、ほかには何がある?今さら眠ることに対しての実験をする理由がわからない。だが、意味がないとやらないだろう。 ボクに苦痛をあたえて...というものなら十分にやったはずだ、それもないだろう...いや、それしかないか? このストレス下でこいつらは機器の調整はしているが、ボクに注目している気配はないし、いつもなら様子を図るために使う物も今はない。 つまりこれは実験ではない? ああ、くそ、わからないな。 そうこう自問自答しているうちに今日の実験が始まった。 まず来たのはいつものやつだ。「こんにちは、気分はどうだい?ああ、しゃべれないのはしっているが君がしゃべる必要はない。ただ、聞き給え。」 わかっているよ。 「最近君からは実に、実に!興味深いものを検出してね?」 「何だと思う?」 うっとうしいな。 「ははっ、君が答えずともちゃんとやさしい僕が教えてあげよう。感謝してくれ?」 しつこいね、言いたいことがあるなら早く言いなよ。 「君はここの数日、よく眠るようになった。もしかしたら僕たちの実験のことだと君は思ったかもしれない?でもね、そんなことはないんだ。わかるだろうけど、メリットがないんだ。」 ... 「それで、原因を探ろうとしてみたわけだよ。いやぁ、もしかしたらもう寿命が来てしまったのかと思って焦ったよ。」 なんだっていうんだ? 「ははっ、そんなににらむなよ。言いたくなくなるだろ?」 … 「君が眠っている間にいろいろな感情が検出できた。つまり、君は夢を見ていた、ということだ。」 「そこで僕達はいつものように君の身体を壊してあげたし、電流を流してあげたし、燃やしてあげたし、溺れさせてあげたし、毒を飲ませてあげたし、まだ君に残っている感覚を使って色々な痛みや快楽、苦痛をたたきこんであげた。」 「それでもね?君は起きなかったんだ。何回何回やっても。勢い余って大半は殺しちゃったけど、そこはいつもどおり元通り、だ。」 「それで、今日はいつもとは違う実験をしようか。君が気絶するまでまずは追い込んで、そこからどれくらいの間隔で起きるか確認しないとね?これで用済みと判断したら処分するね。」 「それじゃあ、死にたくなかったら、頑張ってね?」 … 実験をした。結果は今のところ良好だ。 一度溺れさせられて気絶した。体に電気を流された。意識が無理やり覚醒する。起きた。 電流で体が壊れた。治された。 一度血を大量に抜かれて気絶した。体を燃やされて、熱くて起きた。 そのまま金属の箱から出されることもなく燃え尽きた。治された。 一度脳がすり減るほどの衝撃を受けて気絶した。体の一部以外を冷却された。焼けるような痛みで起きた。 そのまま冷凍庫に入れられ凍り付いた。治された。 一度爆音で気絶した。かゆみで起きた。虫のようなものがたかっていて、食い荒らされていた。 無くなって、治された。 睡眠薬を飲まされた。身体への些細な刺激でボクは起きた。 ...何回死ぬような目にあったかは数えていない。 体がどんどん刺激に対して鈍感になる。意識を失う時間が増えていく。 ...早くこんなのが終わればいいのに。 そして、数え飽きてきたころにボクはまた悪夢の世界に招かれた。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 10話終了時 ... ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 11話終了時 気分が悪い。長時間の睡眠はなくなった。 なくなったが、一日どうせ体を弄繰り回されるだけの生に変わりはない。 今日は特段珍しい生き物はなかった。 いつものやつが楽し気に話しかけてくる。話題やタイミングはいつも唐突だ。 「そういえば、この前体に収納スペースを作ってあげたよね?そこにもいろいろ仕込みなおそうか。」 胸元の縫い傷を刃物で割かれる。放置されて鳩尾を割かれる。側腹部を割かれる。 どんどん血が流れていく。 「まぁ、とりあえずはこの三つと...ふふっ起きた時のお楽しみだね?」 ...何をする気だ? 「魔導機械をね、埋め込んでみたいんだ。どれくらいで体が耐えられないか、っていうのもあるけれど、成功したら兵士を作るのが一気に楽になるからね。僕たちもそろそろ成果を上げないといけないんだ。じゃあ、よろしく頼んだよ。」 へぇ、それならここを破壊できるものをせいぜい埋め込んでおくれよ。楽しみに待って居よう。 「ああ、君の考えていることはわかるさ。問題ないよ。ここは見つかることはないし、破壊されることも無いからね。じゃあ、おやすみ。」 ははっ、まぁ、だろうな。いつも慎重だ。...大量の砲台でもつけてくれればまだできることはあるんだけど...そんな大火力は期待できそうにないね。 ...ドラゴンあたりの素材でも移植してもらって、運良く適応できたりしないかぎりはきついかな...?まぁ、素材がある時点でドラゴンくらい狩れますよってことか。 ...もしかしたら、このままずっと... 意識を失う ・・・ なお、肉体には縫い目を切り裂くことでヒーリングポーションを含め消耗品が取り出せるようになっている。