タイトル:斎宮 春嗣 キャラクター名:斎宮 春嗣(サイノミヤ ハルツグ) 職業:ナイトマネージャー 年齢:31 / 性別:男 出身:日本 髪の色:赤茶 / 瞳の色:青 / 肌の色:黄 身長:155 体重:50 ■能力値■ HP:10 MP:18 SAN:97/97      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  11  10  18  11  12   9  17  20  10  18 成長等            2 他修正 =合計=  11  10  18  13  12   9  17  20  10  18 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      66%   《キック》  25%  ●《組み付き》   85%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%  ●《投擲》     27%  《マーシャルアーツ》1%    《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値  《応急手当》30%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 85%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%  ●《精神分析》3%    《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 85%  ●《目星》  90% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%   《製作()》  5%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》 10% ●《ナビゲート》1%    《変装》  1%    《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 習得/名前 現在値  《言いくるめ》5%    《信用》     15%  ●《説得》75% ●《値切り》  55%   《母国語(日本語)》100%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前       現在値 習得/名前  現在値 ●《医学》     85%  ●《オカルト》    11%   《化学》 1% ●《クトゥルフ神話》2%   ●《芸術(見得を切る)》25%  ●《経理》 60%  《考古学》    1%    《コンピューター》 1%   ●《心理学》85%  《人類学》    1%    《生物学》     1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》     1%   ●《博物学》17%  《物理学》    1%    《法律》      5%    《薬学》 1%  《歴史》     20%   《》        %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:0 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称 単価 個数 価格 備考       1   0       1   0       1   0       1   0 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 職業ベース:ホスト、ホステス(【言いくるめ】【回避】【聞き耳】【経理】【心理学】【説得】【値切り】【目星】)※2015記載 職業特記…勤務時など、完璧な身だしなみを整えている際はAPP+2(技能Pは増えない)。 特徴表【方向音痴】…<ナビゲート>の基本成功率が1%になる。加えて、経験ロールで成長させることはできない。            (不利な特徴:[1d6*10]の技能Pを獲得<40ポイント>)    【素早い】…柔軟さと軽快さを併せ持っている。DEX+1。ただしSIZが9以下の場合、素早い上に小柄であるため、DEX+2。 年収:900万 財産:4500万 ●プロフィール 誕生日:7月14日 出身地:福岡県 幼馴染&親友:桜雪 葵(サクラユキ アオイ) コンシェルジュ&専属執事:騎士木 響(キシキ ヒビキ) 学友&悪友:雪村 方舟(ユキムラ ノア) 飼い猫:フルール(ラグドール)  一族経営をしている高級ホテルのナイトマネージャーを務めている青年。それ以外にも、足りないFCやRMにも手を出している秀才。  祖父が大企業のCEOを、父がホテルの総支配人の下に生まれた、所謂勝ち組。智勇兼備で、運動もそこそこできる。護身術の組手はそれなりのレベル。  勝気で自信家。特級階級の出自だが、本人の希望により小中高ともに公立学校に通っていた。知られた時もそれをひけらかすことはなく、対等に接していた。故に友達は多い。その中でも幼馴染の「桜雪 葵」とは人一倍仲が良く、職業上気苦労が絶えない春嗣の憩いとして今でも遊ぶ仲。幼馴染のことは「ユキ」と呼んでいる。小中高からの友達で悪友の「雪村方舟(ゆきむらのあ)」とは今でも付き合いがある。  周りからは完璧超人だと思われがちだが、方向感覚が致命的にぶっ壊れている。自分のホテルの内部構造は(若干危ういが)何とか覚えているが、街中ではよく迷う。あと、背が低いことが若干コンプレックス(童顔の気がある為、侮られやすい)。  そんな方向音痴だが、自立精神が高いのでなんと一人暮らしをしている。とは言っても一族経営している高層マンション(最上階角部屋)に住んでいて、そこの管理人兼コンシェルジュは春嗣の専属執事の「騎士木響」がしている。ここに住むことになったのは母の勧め。というか、ここにしろと半ば強制的に決められた。でも不満もなにもないので素直に従った。  以前、精神病院に入院していた。完全に正気を失っていたらしく、正気に戻る前のことはほとんど憶えていない。この世の場所ではない列車の中で自分の犯した過ちを認め、それでもユキとの未来を望み目を醒まし、その出来事により正気を取り戻した。  その後、ユキが世界のために別のモノにならなければならなかった時に、自身を代わりにと元凶と交渉。だが、ユキの説得により造られた世界と共にユキと心中。その身勝手さを面白いと見逃され、ユキと共に元の世界へと戻り、いつもの幸せな日常を謳歌している。  それから幾分か過ぎた後、ユキと遊びの待ち合わせをしていてもなかなか現れなかったが、どうにか連絡が取れたので次の日に遊ぶことになった。翌日遊んだ帰りに同じ姿・記憶を持った偽物だと分かり、共闘して本物のユキを助け出し、そして星になった偽のユキの花を手向けた。  そんな中、ある日自分と同じ姿かたちをした人物を見掛ける。その時から、緩やかな頭痛に苛まれることに。徐々に、だが確実に酷くなる頭痛にまた何かを感じるが、何もできない自分に歯噛みする思いだった。頭痛が治まった後、ユキに何かあったのではとすぐさま教会跡地に向かった。そこで見た光景に、なにが起こった即座に理解。それでもユキに寄り添い、自身の"カゲ"の最期を看取った。  後日、いつかの遊びの埋め合わせとしてカフェで団欒していたが、ユキが妙な歯車を拾ってきたことで事態が一変。突然機械仕掛けの街に飛ばされ、ユキの身体が機械に変わっていく様を見せつけられる。打開策を求めてそこに住まう男に提示された条件を呑み、その手でユキを"再度"手に掛けることに。それを騙され、騙した男の末路を見届け、途方に暮れていた所を怪しい男に持ちかけられた脱出方法に迷わずユキの帰還を望む。それを面白いと気に入られ、そのまま2人とも現実世界に帰還。ユキの生存を確かめて安堵した。  そして、精神が不安定であることを心配されてしばらくユキの家にお世話になることに。ある日の朝、ユキが魘されていることに気付くが、どうやっても起きないユキに最悪の予想をして不安に陥りながらも、その目覚めを待っていた。  それからしばらく、ユキの精神状態が不安定になった為、自身の家に泊めていた。ある日、香水をつけてきたユキに不思議に思いながらも貰ったアトマイザーをつけて就寝。不思議な、淫猥な夢を見て飛び起きた後、また不思議な空間に閉じ込められる。そこでユキと一緒に脱出する為に動いていたが、その最中でユキに対しての劣情を自覚し、混乱している。  その2週間後、下心ありきではあるが、高級ホテルに宿泊する誘いをユキに持ち掛ける。建前は敵情視察だったが、本音はちょっとでもユキと懇ろになりたかった。了承の意をもらって舞い上がっていた為、空回ったりしていたが、本人は普通であったと思っている。途中ユキの様子がおかしくなったのに気付いたが、どうすることもできず歯噛みしていた。眠った後目を醒ましたらロビーにユキと2人きりでいた時のことは何かのイベントと思っていた。ホテルの各施設を探索して、やっと言えた『悪夢』と自身の偽りない想いに、意を決して友としてではない『愛』を伝え、ようやく長年の想いを遂げた。  そんなこんなで月日は過ぎ、クリスマスイブの近いとある日。送られてきたVHSを見て宇宙的フェロモンを付与されて性欲を増大させられ、大変な日々を送ることに。変なことを考えたり過剰に敏感になったりと、散々な目に遭って何とか元に戻って事なきを得た。  そしてそしてあくる日。また変な空間に閉じ込められる。後ろ手に手錠、首輪で繋がれた鎖とどんな緊縛プレイだと思いながらも、なんだかむず痒い乳首に悟られないように誤魔化していたが、だんだんと我慢できなくなっていく。まぁ、そんなこんながあったが何とか脱出した。  そしてまたあくる日。朝起きたらラブホにいた。そしてなんか変な菌が乳首に繁殖してた。いろんな意味で絶望の淵に立たされながらも、なんとか状況を解決し、日常に無事(?)戻った。  またある日。目を醒ましたら、なんか知らない場所でなんか知らないけどベッドにいて、しかも手錠で拘束されて寝かされてた。そしてさらに、なんか知らないけどすっごく欲情してて、急に訳の分からない状況に置かれてた。正直、早くどうにかしてほしかったけど誰もいないので、ユキが来た時にはもういろいろと我慢の限界だったが、なんとか踏ん張ってた。おかげですごくキモチよかった。  そんな色んな意味で忙しない日々を送っていたある日、見掛けない路地に惹かれて進んで、古い石碑を見つけた。次の瞬間、真っ暗な部屋にいた。ユキはなんかスマホに入ってるし、おとぎ話みたいな世界に迷い込んだりと、なんだか訳がわからなかったが、最後にユキをどう思ってるかの質問には自分の正直な想いを告げた。聞かれてたとは思わなかったから、元の世界に戻ったあと、すごい恥ずかしかった。が、言ったことを後悔はしていない。  そしてある冬の日。海を見に行きたいと言った自分の願いを叶えてくれた彼が、そこで大変な目に遭った。……ということは憶えているが、記憶が曖昧でよく憶えていない。ただ、自分の為に頑張ってくれたこと、何か見たくないものを見たという感覚は残っている。また自分の所為で何かに巻き込まれたのでは、と思っている。ユキが持っている自分を象った人形を見ると、何だかモヤモヤする。  それから幾月。いつものカフェでユキとお茶をしていると、ユキの様子がおかしくなって、慌てた様子で1人で店を後にした。慌てようが尋常じゃなかったので急いで後を追いかけて路地に行くと、不可思議な男性に会う。そこから意味不明なことを言われ、気が付くと白い部屋にいた。目の前に白いヒキガエルのような化け物に遭うも、何かをされる前にいなくなった。それ以降は、そんなヒキガエルにユキが拷問させられ、殺されるところをまざまざと見せつけられた。それでも、助け出すと自身を奮い立たせて、なんとかユキと共に現実世界へ帰還。もう、やめてくれ。  そんな後日。不思議な夢を見た。それは、やさしいくらい残酷な幸せな箱庭で、ユキと2人きり、廃墟と化した自分たちが住む街を探索する、そんな夢。そして、そんなやさしいじごくを、ふたりでこわすゆめだった。きっと、あれはあれで、しあわせだったのだ。  そんな夢から幾日。すごく疲れた仕事帰り。何かの音を聞いた後視界が暗くなり、目が醒めたら自宅だった。しかも遊びの約束の待ち合わせ10分前。慌てて支度して待ち合わせ場所に行っても、ユキは現れない。おかしいと思って顔を上げた瞬間、今までいた場所とはがらりと変わった景色に、また何かに巻き込まれたかと誘われるように電灯がついた店に向かう。店主の言葉を訝しみながら、また別の場所に送られる。病院みたいなそこで、自分は白衣を着ていて、ユキもいた。そこでいろんな、本当にいろんなことが起こって、最後にユキに酷いことも言われたが、全部は自分の為だったと知って安堵した。病室でいちゃついてしまったのは反省してる。  3月23日。その日は、この前自分が反故にしてしまった、遊びの約束の埋め合わせの日。楽しく遊んだ、その帰り。ユキが事故に遭った。どう足掻いても即死。嫌だった。やっと、やっとちゃんと心が通じ合ったのに。だから、『奴』に縋ってやり直す機会を得た。何十回もやり直して、その度何度もユキが死ぬ様を見て、精神をすり減らしながらも2人との未来を信じて、何度もやり直す。でも、最後にそれが全部無駄だったと教えられ、絶望の淵に陥ったけれども、ユキが何を犠牲にしても自分との未来を選ぶという言葉に申し訳なさと嬉しさを感じながら、他の誰かを犠牲に、2人の未来を勝ち取った。  そんなある日、ユキが死んだ。信じられなくて、それでもユキの葬儀に参列する為にユキの実家に向かうと、ユキの遺体と謎の青年に出逢う。その青年の言葉を信じ、幾多の世界のユキの元へ行き、『ユキは自殺なんかしない』ということに思い至り、それを告げて、無事に自分の世界へと帰ってくる。どうやら、通り魔によって刺されてしまった時に魂が狭間のようなところに迷い込んでしまったらしい。勘弁してくれ。  それから少し経った日の帰り道。誰かとすれ違ったと思ったら、古びた日本家屋にいた。そこで『かみさま』を名乗る奴に白無垢を着せられ、その空間の要にされてしまう。誰にも顔を見せられず、愛しい人の名前も呼べず、愛しい人が好きだと言ってくれた笑顔さえ浮かべることができず、そして、自分で死ぬこともできず、どうしようかと思っていたところにユキが迷い込んできてくれた。一緒にかかった制限を解除していって……最後。この空間から出るには自分を殺さなければならないことを伝える。本当なら、そんなことしてほしくない。それがどれだけ辛いことか、自分は良く知っていたから。けれど、ユキをここから出すにはその方法しかなかった。正直、自分は助かるか、最後までわからなかったが、それでも2人して元の世界に守る為に、ユキに自分を殺してもらった。最後には、同じ神社に帰って来れたが、痕の残った首とユキの顔を見て、申し訳なかった。  後日。休日を利用して少し遠出をした時、雨に降られトンネルで雨宿りをしていた。ユキの提案で少し探索していたら、不思議な花園に迷い込む。そこで『運命の三女神』を名乗る者達の試練を乗り越え、共に現実世界に帰ってきた。これからは軽率な真似をすることないように言い含めておく。  それから幾日。また遊びに行こうと誘って、少し遠くにある水族館に行く為にバスに乗ってると、強い衝撃に目の前が暗転する。その後、目を醒ましたら目の前に知らない人間がいた。自分が誰かもわからなくて、警戒していても優しくしてくれていたその人間に警戒を解いて、共に部屋を巡って徐々に五感と記憶を取り戻す。最後の暗い道で、背中から腕に貫かれても、痛いくらいで全然平気だったのに、だんだん辛くなってきて、くじけそうになった時、ユキが励ましてくれたから、一緒に進んで元の世界に戻ることができた。そして、『あいつ』が先に掛けていた"ゲーム"に勝利したから、もう俺にちょっかいをかけてくる気はないらしい。本当かどうかは、微妙だが。  そんな日々を過ごしていたある日。ユキが風邪を引いた。なかなか熱が下がらなくて、やっと下がったと思ったら出掛けたいと言ってきた。病み上がりなんだから、と釘を刺したが身体を動かしたいと言ってきたユキに近場ならという条件で外出した時、ユキが吐血を伴う激しい咳をしだし、すぐさま病院へ。診察の帰り、ユキの実家の近くにある桜の木に寄って、そこで余命が1週間しかないことを告げられる。頭を殴られたかのような衝撃を受けた。いつもの冗談だと思った。でも、性質の悪い冗談を、ユキは言わない。その日はそのまま、家に帰った。次の日から、職場には悪いがユキが心配で仕事を休ませてもらった。ユキと近場に出掛けたり、いつも通りの日常。けれど、やっぱりそんなことはなくて、いよいよユキは立てなくなり、触れられる事さえ激痛へと変わった。そして、激しい吐血を伴う咳が止まらなくて、救急車を呼んだ。隔離病棟で、面会謝絶。ユキの部屋から見つけた日記を読んで、あぁ、なんて、自分はバカだったのだろう。なんで気付かなかったんだろう。ずっと、隣で病に苦しんでいたユキに。見てるフリをして、全然見てなかった自分への罰だったのか。その晩、不思議なメールがきた。あの時の不思議な電話と同じ者が送ったのであろうそれに添付された画像に、診察の日に読んだオカルト雑誌のコラムを書いた人の表札が見えた。次の日、その雑誌編集社に住所を聞き、そこに行けば家の前に青年が立っていて、自分に中を調べるような仕草をした後消えた。中を調べると、どうやらユキを蝕む病はこの家の人から拡がってしまったらしい。遺された手記の願いに従って、彼に掛かっていた『呪い』を解いた。これでもう、大丈夫。――そう、思っていたのに。確かに、感染源は消えた。では、そのまま感染した者は?嫌な予感がしたが、その日はもう遅かったので家に帰って眠った。次の日、目が醒めるともう正午だった。すると、病院から渡された端末に着信が入って、出てみるとユキだった。声は元気そうだったが、ずっと、予感めいたものがあった。だから最後、切る前にユキに「愛してる」と告げた。――切ったら、もう言えなくなるような、そんな、確信めいた予感があったから。通話が切れて、病院へ行こうとした時、自分のスマホから着信。見ると、病院から。あぁ、と思って、出てみると、――ユキの容態が急変した、という知らせ。響に車を出してもらって、病院へ赴くと、遺品だとビニール袋を渡された後、ユキの病室へ。『雪のような砂になって消える』、という『霜桜症候群』。言い得て妙だと思った。ユキの身体はちゃんとあったけど、そこここにあの家で見た砂があった。静かに瞳を閉じているユキの姿に、ただ眠ってるだけで、もしかしたらこのまま驚いた?とか言って起き上がるんじゃないか、と思って呼びかける。触る。……反応もなければ、温度もなくなっていく。あぁ、今度こそ、間に合わなかった。そう思って、遺品の入ったビニール袋を床に叩きつける。そこから飛び出てきた手記に、最期のユキの想いが綴られていた。――まだだ。だってユキは、最期まで諦めていなかった。なら俺も、最後まで諦めない。いつの間にかあったメモに導かれ、ユキの実家の近くにある桜の木の根元に、ユキが咲かせた花を添える。すると、頭痛と眩暈に襲われて、そのまま意識が途絶えた。目を開くと、とても、とても綺麗な桜の木の下にいた。『千年に一度だけ咲く奇跡の桜』、頭の中に過ったのはそれだった。見とれていると、ひょこりと木の影からあの家の前であった青年が現れて、『俺の幸せ』を聞いて来た。そして、その青年が言った通りに桜に耳を傾けると、走馬灯のようにユキとの日々が脳裏に駆け巡った。それに涙を溢していると、桜の下で青年とユキが話している姿が見えた。……ユキは、俺が幸せに生きていけることを願ったらしかった。バカなのだろうか。お前がいなきゃ、俺が笑えないことなんか知ってるくせに。でも、あの悔しそうな顔を見た時、願っても叶えられなかったんだろうな、ということもわかった。だから、『願い』を告げた。ユキと共に、これからも生きていける未来を。青年から祝福され、眠りに落ちて次に目を開いたら、元の桜の木の下にいた。夢でも見ていたのだろうかと思っていると、病院から着信が掛かってきた。出ると、医者からユキの目が覚めたことが告げられた。急いで病院へ向かうと、ユキは病室にいなかった。看護師曰く、裏庭に桜を見に行ってしまったらしい。少し呆れ、けれど確かに実感して、看護師に案内された裏庭のベンチに、望んだ姿を見つけた。あぁ、と思った。ーーあぁ、俺の『日常』が帰って来た。後ろから渡された毛布を意趣返しで掛けてやったら、変な声を上げていた。隣に座って、恨み言を言って、それから……。夜桜となった桜を眺めて、隣にある確かな重みと体温を感じて、また涙を零した。俺は、ちゃんと、2人でいる未来を掴めたのだ、と。  そんな、日常を騒がせた非日常が終息を見せたある日。ユキが好きそうな喫茶店を見つけたので、休日に出掛けてみた。楽しく談笑していたら、眠気に襲われ、そのまま気を失った。眠りに就く前、子供の声が聞こえたような…。目が醒めると、居心地の良い小さな家にいた。また変な所に飛ばされたのだろうか、と思っていると、ベビーベッドに可愛らしい赤ちゃんが眠っていた。愛くるしく笑って、こっちを見て親のように懐いてくる赤ちゃんに、つい抱き上げ親宣言をしてしまった。名前を2人で決めて、その子を「海里」と名付けることに。ユキは最初警戒していたが、一緒に過ごしていく内にその警戒も解けて、海里と楽しく過ごしていて安心した。春・夏・秋、と季節を過ごしていき、冬になった時、歩けるようになった海里が玄関の扉を開けて1人で外に出てしまった。ユキを慌てて追いかけて、丘の向こうへ行ったら、大きくなった海里が礼を言って、次に目が醒めた時には喫茶店に戻っていた。けれど、胸に暖かな、幸せな気持ちが残っていた。……あの幸せな家族"ごっこ"は、とてもいいな、と思った。 ●クリアシナリオ ・『花葬列車』……グットエンド シナリオクリア「悪夢からの目覚め」 ・『スーサイデッドメアリンク』(KPC)……エンドA シナリオクリア「たとえ世界を失ってでも」 ・『きみにおはようと言えたら』……ベストエンド シナリオクリア「あなただけが知っている」 ・『リンクヴェルトゲンガー』(KPC)……エンドA シナリオクリア「蜘蛛糸の先に」 ・『機械仕掛けの街』……グットエンド シナリオクリア ・『きみがよく眠れるように』(KPC)……シナリオクリア ・『ルパルファンの夢夜』……エンドA シナリオクリア「香水色の夜」 ・『セレーネの情慾』(KPC)……エンドA シナリオクリア「セレーネの祝福」 ・『呪いのAV~3日後に犯される~』……エンド1 シナリオクリア ・『ちゅう♡りっぷ』(KPC)……エンド1 シナリオクリア ・『やーい、お前の乳首開発中!』……エンド1 シナリオクリア「ノーチクビノーライフ」 ・『○ックスすればでられる部屋』(KPC)……シナリオクリア ・『一抹の雲』……トゥルーエンド シナリオクリア ・『泡沫の夢に踊れ』(KPC)……エンドA シナリオクリア「失楽園のさいわい」 ・『その随に君を呼ぶ』……ベストエンド シナリオクリア ・『やさしいじごくのつくりかた』(KPC)……エンドB シナリオクリア「きみのこわすらくえん」 ・『終わりなき病の処方箋』……ベストエンド シナリオクリア ・『しあわせの在処』(KPC)……エンド1 シナリオクリア ・『自殺回廊』……エンド1 シナリオクリア「正しい世界への帰還」 ・『かみさまは微笑まない』(KPC)……トゥルーエンド シナリオクリア ・『咎送りの徒花』……ハッピーエンド シナリオクリア ・『Share the…』(KPC)……トゥルーエンド シナリオクリア ・『あのね、』……ベストエンド シナリオクリア「今を生きる」 ・『子育ての庭』(KPC)……エンド1 シナリオクリア ・『Vampire Rose~吸血鬼の花嫁~』……エンドA シナリオクリア ・『星花の海より君を臨む』(KPC)……シナリオクリア ・『ほしくずバケツ』……シナリオクリア ・『海花の空より星が咲う』(KPC)……エンドB シナリオクリア ・『愛の誓約』……シナリオクリア ・『猫のお宿』(KPC)……エンド3 シナリオクリア ●遭遇神話的生物等の備考 ・下級の独立種族「ミ=ゴ」と遭遇 ・下級の独立種族「ムーン=ビースト」と遭遇 ●後遺症 ・ ●アーティファクト ・『ゆうぐれ遊園地のブレスレット』……身につけているとき、「桜雪葵」に対する精神分析、心理学の値に+10 ・『シェヴル・ノワール』……山羊を模した香水。あなたの選んだ香りがする。               つけている香水の香りが同じな限り、死後も同じ場所で出会うことができる。匂いの道標である。 ・『Cherry Kiss』……はちみつ成分配合の保湿成分ばっちり、さくらんぼの甘酸っぱい香りがするリップクリーム。            ひと塗りすれば艶めいて、誰かを虜にできる唇になれる。心地の良いキスをあなたに。            このリップを塗れば、互いに対してだけAPP+1されて見える ・『真実の笛』……鈴がついた銀色で小さく細身な笛。鈴はPCのイメージカラーに合わせる。          持っている場合に限り、《コンピューター》に+20%の補正。          また、2人とも所持している場合に限り、          相手に対する《応急手当》、《精神分析》、《心理学》に+15%の補正。 ・『霜桜のペアチャーム』……幸運+10、ペアで持っている相手に対する心理学+10 ・『誕生花の装飾品』……一度だけ探索者の生命に関わる危険を自動的に避けてくれる。発動後はただの装飾品になる。             またこのAFは、今回共に行動した二人が同じシナリオに居ること、             二人ともが身に着けていることが発動条件である。             最後に選んだ花の装飾品です。指輪やネックレスなどはご自由に。             沢山花がある場合は何か一輪だけ選んでください。             (スノードロップモチーフ) ・『星の切符』……該当探索者が1シナリオを終える度、辿った『人生』のうち、どれかひとつの光景を夢に見ることが出来る。          今日のことが、ただの幻想ではなかった証。都度SAN1を回復できる。          破れたりはしないし、無くしてもいつの間にか戻ってくる。 ●性癖 ・ユキに凌辱されたい ■簡易用■ 斎宮 春嗣(サイノミヤ ハルツグ)(男) 職業:ナイトマネージャー 年齢:31 PL: STR:11  DEX:13  INT:17 アイデア:85 CON:10  APP:12  POW:18  幸 運:90 SIZ:9 SAN:97 EDU:20 知 識:99 H P:10  M P:18  回避:dex*2  ダメージボーナス:0 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:400 個人技能点:210) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]