タイトル:篝 雲雀 キャラクター名:篝 雲雀(かがり ひばり) 種族: 年齢:20 性別:女 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長: 体重: ワークス  :UGNエージェントC カヴァー  :アールラボ研究者 シンドローム:ソラリス ■ライフパス■ 覚醒:死 衝動:妄想 ■能力値と技能■ 【肉体】:1 (シンドローム:0,0 ワークス:0 ボーナス:1 成長:) 〈白兵〉:SL / 判定 1r 〈回避〉:SL / 判定 1r 〈運転〉:SL / 判定 1r 【感覚】:1 (シンドローム:0,0 ワークス:0 ボーナス:1 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 1r 〈知覚〉:SL / 判定 1r 〈芸術〉:SL / 判定 1r 【精神】:6 (シンドローム:1,1 ワークス:1 ボーナス:0 成長:3) 〈RC〉:SL3 / 判定 6r+3 〈意志〉:SL3 / 判定 6r+3 〈知識〉:SL6 / 判定 6r+6 レネゲイド 【社会】:6 (シンドローム:3,3 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 6r 〈調達〉:SL4 / 判定 6r+4 〈情報〉:SL2 / 判定 6r+2 UGN 〈情報〉:SL3 / 判定 6r+3 警察 〈情報〉:SL4 / 判定 6r+4 裏社会 【HP】    28 【侵蝕基本値】 32% 【行動値】   8 【戦闘移動】  13m ■エフェクト■ 《スキル名》         /SL /タイミング /判定/対象   /射程/コスト/効果など 《ワーディング》       /★$/オート$   /自動/シーン  /視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》        /1$ /気絶時$   /自動/自身   /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《エクスプロージョン》    /5 /メジャー  /対決/範囲(選択)/視界/3   /攻撃力:+8の射撃攻撃を行う。1シナリオにLV回使用 《ツインバースト》      /1 /メジャー  /対決/-     /-  /3   /《エクスプロージョン》。攻撃力+[LV*3]し、この攻撃に対してドッジを行うことができない。 《コンセントレイト:ソラリス》/2 /メジャー  /-  /-     /-  /2   /C値-LV(下限値7) 《夢王の庭》         /1 /オート   /自動/単体   /視界/6   /対象の判定前、C値-1(下限値6)か+1する。使用後、HP5点失う。1シナリオ中1回 《女王の降臨》        /2 /セットアップ/自動/自身   /至近/5   /あなたが取得しているタイミング:メジャーかつ難易度:自動成功のソラリスエフェクトひとつを使用する。1シナリオLV回。 《狂戦士》          /1 /メジャー  /自動/単体   /視界/5   /対象が行う次のメジャーアクションの判定のC値を-1(下限値6)し、その判定のダイスを+LV*2個する。 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称                  価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ 爆ぜ燃やす紅焔(バーニングクリムゾン)     3   8r+3 11      視界 メジャー 《エクスプロージョン》5+《ツインバースト》1+《コンセントレイト:ソラリス》2 視界 侵蝕値8 この攻撃に対してドッジを行うことができない。1シナリオにLV回使用 酔いどれに夢を(アルコーリックロマンス)    0   0             セットアップ 《女王の降臨》2+《狂戦士》1 侵蝕値10 対象が行う次のメジャーアクションの判定のC値を-1(下限値6)し、その判定のダイスを+LV*2個する。1シナリオ中LV回 夢見の庭にて(ハヴアグッドドリーム)      0                オート 《夢王の庭》1 侵蝕値6 対象の判定前、C値-1(下限値6)か+1する。使用後、HP5点失う。1シナリオ中1回 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :  15   -   -      / 下着:               / 修正: = 合計 = 15   0   8    pt ■所持品■ 名称      単価 個数 価格 備考 思い出の一品  2   1   2   ZI〇POのライター。あなたが行う《意志》の判定の達成値+1 思い出の一品  2   1   2   両親の写真。あなたが行う《意志》の判定の達成値+1 煙草      0   1   0   なんの変哲もない煙草。銘柄はPeace。モルヒネは入っていない。 メモリー       1   0   両親 庇護 「父さん、母さん。二人が護りたかったものは私が護るよ。だから安心して眠っていてくれ」 メモリー       1   0   雉鳥 加持 遺志 「20になったよ。子供嫌いなあんたにも少しは気に入ってもらえるかな。 ……まだ子供だ、って笑うんだろうけどね」 メモリー       1   0   夢見亜花璃 庇護 「お前が目が覚めた時には、きっと少しはマシな世界にしてみせるよ。お前が夢を見れるような、そんな素敵な世界に」 コネ:警察官   1   1   1   谷修成など、R担の刑事。《情報:警察》のダイスを+2個する。 コネ:情報屋   1   1   1   カグヤ=ムーンライト率いる宝石商と呼ばれるギルド一派。《情報:裏社会》のダイスを+2個する。 セーフハウス  10  1   10  UGN支部内の自室。個人ラボ。 情報収集チーム 2   1   2   研究に与する協力者たち =所持品合計=     18 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     18 pt 【常備化ポイント】 20 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象         好意  悪意  備考 賢者の石 カグヤ=ムーンライト 友情  嫌気  Pで取得 「酒が不味くなるから早く帰れ。あーん、つまみ? 何が目的だよ」 谷 修成       同情  無関心 Pで取得 「いつも悪いね~。ほい、こっちも情報だ。さてさて、仕事の話は止めて飲みましょうよ」 ヨルハノハンネス   好奇心 侮蔑  Nで取得 「こんな痕跡を遺すとは三流か、こいつ」 ■その他■ メモ: 名前:篝 雲雀 性別:女 年齢:20 ブリード:ピュアブリード シンドローム:ソラリス ワークス/カヴァー: UGNエージェント/アールラボ研究者 所属: コードネーム:痛んだ紅焔(エーキブレイズ) 専ら蔑称として使われる 誕生日:3/7 身長/体重: 好きなもの:ZIPPOをカチカチすること、酒、おやつカルパス 嫌いなもの: 高級と銘打ったつまみ、日常の護り手という言葉、カグヤ=ムーンライト 苦手なもの:暑い場所(夏場は特にきつい)、水場、親しくしてくる奴 一人称:私 二人称:君、あんた、渾名などまちまち。名前で呼ぶことは殆どない。 口調:淡々とした感じ。大人のような物腰で話す。 挨拶1:「篝雲雀だ、よろしく。アールラボ所属だが、普段は私のラボにしかいない。急用の時は……ま、諦めてくれ」 挨拶2:「ようこそ、我がラボへ。出せるものなんて酒ぐらいしかないがゆっくりしていくといい。酒瓶とかは気にしないでくれ、そのうち捨てる」 好感度(弱):「何か用かい? へえ、そう、それじゃ」 好感度(中):「ここに入り浸るのはあまりお勧めしないよ。内線番号を教えておく、何か用がある時にでも使いなさい」 好感度(強):「(電話にて)飲みに行こうと思うんだが、君も来るかい?」 プライベート:「サラミさ~ん、呑みましょうよ~、呑み。つまみも酒も買ってきましたよ。ラボで飲め? ここがラボだ」 ビジネス:「私で良ければ手を貸すが、要るかい?」 会話1:「普段ラボに籠ってないをしてるかって? そりゃあ……昨日はビール、今日もビール。いや、仕事中には流石に飲んでないからな」 会話2:「私はね、日常の護り手なんて大それた存在になる気はないし、それを強要されるのも嫌いなんだ。そんなものよりも大事なものがあるからね」 会話3:「仲間を殺したことがあるか? そういうの、本人に聞くものかい? ま、構いはしないがね。――殺したことはあるよ。ちょうど君が立ってる、この場所でね」 会話4:「私はね、守りたいと思えた人をいつだって守ることはできなかったよ。彼らの想いぐらいしか守ってやれはしない。君には、守りたい人がいるか? そう、じゃあ命を賭してでもその人を守れよ」 会話5(特殊):「お前のことは必ず護る。私の命に代えても」 攻撃1:「灰になるまで、紅焔に抱かれていろ」 攻撃2:「命まで燃えろ」  孤高の酒屑系アールラボ研究者。  アールラボ研究者ではあるが、アールラボ施設ではなく支部内にある空き部屋を個人ラボとして仕事を行い、寝食もそこで行っている。職務態度はさておき、仕事、個人としての研究で上々の成果を出している為黙認されている。噂では、この部屋に大掛かりなラボが設けられているらしい。  普段から排他的で、掴みどころがない胡散臭い動向のせいで彼女周辺には真偽不明の噂が絶えない。その中でも広く周知されている噂が二つある。それは、彼女が「大量の賢者の石を隠し持っていること」、「過去に同僚をその手で殺めたことがあること」。どちらの噂も親しくもない相手に対して返答をすることはなく、真偽不明。そのせいで彼女へ不信感を持っている人間は多い。  孤高という言葉が服を着て歩いているような人間で他者に対して素気のない対応をし、自らのしていることや考えていることを滅多に他者に明かさない。  それは酔っぱらっている時も変わらず、幾ら泥酔していようが心を開き、信用し切っている相手以外には研究内容や自分の過去を話すことはない。  また、子供に対しては妙に優しく、訓練によって消耗していれば労ったり、訓練に気乗りしないチルドレンを匿うなどのことをしている。  対して、自分の同僚や目上の相手に対しても上記のような対応が基本であり、滅多に心を開くことはしない。  自動車同士の追突事故で死亡したことでオーヴァードに覚醒。この際に両親のどちらも喪い、右頬に手形の火傷を受ける。  このとき、一人の少女の夢を見る。そこは広々とした緑生い茂る庭の中で見た彼女はどこか懐かしい雰囲気を纏っていたが、どれだけよく見ようとしてもその姿をはっきりと視認することができなかった。その庭は居心地が良くずっといたいと雲雀は思っていた。  それでも、その少女は雲雀の手を掴みずんずんと歩いていく。雲雀は何故か抵抗せずに彼女に付いていった。そうしているうちに、彼女は目を覚ましオーヴァードとなった。  それから1年程親戚中をたらい回しにされた後、UGNに迎え入れられる。  が、UGNの掲げる方針に強い反感を覚え、訓練をサボタージュするようになる。  そんな折に、雉鳥加持と出会う。彼女が現在使っている個人ラボの当時の主であった彼は、サボりである彼女を助手としてラボに迎え、様々な知識を与えた。現在彼女が持っているレネゲイドウイルスやオーヴァード、賢者の石に関する知識の殆どはここで得たと言っても過言ではない。  また、隠されている研究施設への出入りも許されておりそこで研究をしていた。  彼の研究対象は「賢者の石」、その中でも使用時の負担に着眼したもので賢者の石による身体、精神への苦痛を最小限に抑える手段を模索していた。  そんな日々が数年過ぎた頃、支部がFによる襲撃を受ける。  支部を守る為に、加持は所有していた賢者の石を複数取り込むことで限定的に強力な力を引き出し、FHの戦闘部隊を撃退する。ただ、その代償に彼は日常に戻ることができなくなった。  彼女は雉鳥加持の最期の願いの通りに彼に止めを刺し、その際に彼の賢者の石を左目に継承する。この時、元々持っていた火傷痕が顔の半分近くまで広がる。  また、このとき彼のバックにいた裏社会の組織の長であるカグヤ=ムーンライトという人物とも接触しており、彼の研究の後継者として現在に至るまでバックアップを受けている。この時、彼女から実験試料として数個の賢者の石を与えられる。  彼の本来の研究の本当の目的は、「賢者の石をこの世界から抹消すること」である。彼女は現在この目的の成就の為に活動している。  「子供が夢ではなく現実で正義の味方なんかにならなくちゃいけないようなこんなろくでもない世界滅んでしまえ」、彼の遺言が今の彼女を動かす原動力である。  そのことや幼少期の体験もあって、子供が戦場に立つこと自体が不服であり、それがUGNの方針を心酔してのことであれば心底機嫌が悪くなる。  また、顔の火傷傷を彼女は隠していない。それは、彼女にとってその火傷傷が両親、そして、加持との思い出の一つであり彼らの遺志を象った誇りというべき傷だからである。 【ロイス】 Dロイス:賢者の石  雉鳥加持の使用していた賢者の石。  複数の賢者の石が融合しているものの、FHの襲撃の際に全ての力を出し切ったのか現在はそのとき発生させた特異な力は確認できない。それでも通常のモノより強いのか、本来の賢者の石の力よりも数段強力なものとなっている。  その影響も激しく、肉体はアルコールによってぼろぼろになっており、精神の摩耗も激しい。彼女が飲酒を好むのもそれによって依存傾向を示すようになっている為である。 カグヤ=ムーンライト  ギルド一派"宝石商"のリーダーで、研究試料である賢者の石や個人ラボの提供者。  宝石商はギルド内で遺産を収集している組織として結成されているのだが、頭目であるカグヤの気紛れによる様々な無理難題を押し付けられるため本業があまり進んでいないのが現状である。  雲雀とは互いに持ちつ持たれつの関係なのだが、酒やつまみをダシに無理難題を押し付けることが多い。雲雀は雲雀で、嫌い嫌いと嫌っているような対応をする割によく一緒になって酒を飲んでいる。  過去に加持に賢者の石と個人ラボを与えたのも彼女。元々は賢者の石の研究成果が目当てで近づいたのだが、加持が語った「子供が夢を見れる世界を作る」という夢に共感したことから尽力するようになる。雲雀にこれらを提供したのも加持の遺志を引き継ぐ覚悟を持った人間であると認めたから。 谷 修成  飲み友達のR担刑事。  元々は近場の居酒屋で知り合っただけのただの飲み友達だったのだが、何時しか互いの素性を見せ合い裏で協力関係を結ぶに至る。  「酒を飲んでる時は腹の探り合いはしない、ただの飲み友達として関わろう」と互いに暗黙の内に取り決めており、情報交換などは飲みの前に済ませるのが通例となっている。 メモリー相手 両親  父親は警察官、母親は医者という家に生まれる。両親はあまり家にいないことも多かったが、母親の病院に託児スペースが設けられていたことから両親との接触が少ないわけではなかった。父親は父親で早く帰ってこれる日は必ず帰るようにしていたことで父親とも疎遠ではなかった。両親は特に口煩く何かを言うタイプではなかったのだが、その日あったことを嬉しそうに笑いながら語っていた。財布を拾った若者が警察署に届けに来たとか、夢見さんのところの新薬が良い具合だとか、些細なことから大事まで、実に楽しそうに話す家庭だった。それ故に、そんな両親の姿が眩しくて、誰かの為に仕事をすることに憧れるようになっていった。  雲雀の15歳の誕生日。篝家では雲雀の誕生日には休日を作りレストランや水族館に行く風習があった。その帰り道に事故に遭った。反対車線から猛スピードでやってきた薬品運搬中のトラックとの追突事故。それによって、彼女の載る乗用車は爆発炎上する。  次に、彼女は一面の焔の中で目を覚ます。尋常ではない熱……なのだが、それでも彼女は生きていた。そして、気が付く。  自分を守るように抱え込んでいる母親が炭になっていることに。  それから、彼女は救助隊員によって助け出され、その後は親戚に預けられることになる。ただ、あの事故で生き残ったこと、全身の火傷傷から疎まれたらい回しにされることになる。また、報道によって事故が広まると謂れのない風評が周囲に伝播するようになり、嫌がらせを受けるようになっていった。この日々の中で、彼女は両親の守っていた人々に対して嫌悪感と不信を持つようになり、他者に対して壁を作るようになっていった。  それでも、両親の想いを否定することができず、雲雀自身お人好しな面が強い為、困っている人を見ると助けてしまうし、悪党がいれば退治する。 雉鳥加持  たらい回しにされて1年が経った頃、UGNの使いが彼女の元にやってくる。彼らの導きでUGNに赴くと、そこで世界の裏側について知ることになる。  ただ、そこで語られた「日常の護り手」という言葉に強い反感を覚え、それをさも素晴らしいというように語る霧谷雄吾に対して強い嫌悪感を持つ。  そのせいで、送られた支部での訓練もよくサボタージュするようになり問題児として扱われていた。そんな中で、雉鳥加持と出会う。  彼はサボり魔である雲雀を、サボりの理由付けとして助手として扱うようになり彼女もまたその扱いに甘んじるようになった。甘ったるい煙草が充満した部屋の中で、奇々怪々な機材の立ち並ぶラボでの研究の日々は特異な日常を送ることとなった彼女にとって刺激的で楽しい一時となった。また、子供は嫌いと言いながら何かと気を遣ってくれる加持に対して放っておけないような感情を抱くようになる。  そんなある日、支部が襲撃に遭う。  彼らの目的は加持の隠し持っていた賢者の石。部隊の攻撃は凄まじく、エージェントやチルドレンたちは続々と倒れていった。そんな中で、加持は自らの左目に賢者の石を取り込ませ、その力を限界以上に引き出すことで一瞬にして、FHの部隊を殲滅させる。  しかし、その代償として加持は限界を迎える。ボロボロの加持を引き摺りラボへと戻ると、加持の望み通りにPeaceを一本咥えさせる。紫煙が立ち込み、甘ったるいいつもの香りがする。それを美味そうに飲み干すと加持は彼女に数口言葉を遺す。 「俺が本当にしたかったのは、お前みたいな子供をこんな世界じゃなくて光の当たる日向に戻すことだった」 「その為に、こんな石屑、この世界から消してやろうと思ったんだ」 「……こんなことを頼みたくはないが、お前をこの手で殺すのだけは嫌なんだ。だから――」 「俺を殺してくれ」  返答はしなかった。遺った力を振り絞ると彼の原形がなくなるまで彼を焼き続けた。母親のように、炭になるまで。  それから、彼女は別の支部へと異動となる。支部が復旧させるのに時間がかかるためだ。  そのときには彼女の左顔面の火傷傷は更に広がっており、顔の半分を占める程となっていった。  この頃に、カグヤと遭遇することとなるのだが、少なくとも彼女は彼を殺したことで府抜けてはいなかった。 夢見亜花璃  学校の後輩で、部活や塾で一緒だった関係でよく関わっていた。  何かとお堅く、何処か不安になる部分を感じる彼女に対して何かと気遣っていて、買い食いや遊びに誘うことが多かった。  それでも、困っていることを聞いてもはぐらかされることが多かったが。  故郷に戻りそこの支部に勤めることになった折、付いてきたカグヤから夢見亜花璃がオーヴァードになっているということ、彼女が昏睡状態に陥り数年目を覚ましていないということであった。彼女から病院の住所を教えてもらうと、すぐに病院へと駆けこむ。そこには、静かに眠りについている夢見の姿があった。  現在は彼女のオーヴァード化を感知されない為に宝石商に根回しと身辺警護を依頼している。  彼女にとって亜花璃は生きている、護りたい唯一の存在であり、彼女を護る為なら如何なる手段も行使しようとしている。 【能力】 ・アルコール生成  正確にはアルコールだけではないが、得意としているのはアルコールである為ここではアルコール生成能力として書く。  この能力で生成できるアルコールの組成、性質の調整はおおよそ自由自在。  対象の周囲にアルコール性気体を散布し、それを着火することで起きる爆発を攻撃手段として使っている。  また、このアルコールによって肉体やレネゲイドウイルスを酔わせ力の限界を越えさせることもできる。このアルコールと後者の能力を合わせることでその人物の絆となる存在をさも現実にいるように実体化させることもできる。  但し、これらの能力を使い過ぎると雲雀本人が中毒症状が現れる為、使用制限がある。賢者の石の影響によってアルコールを過剰生成したことで依存症気味になっている。 ・賢者の石の記憶の閲覧  能力とは書いているが本人はそれを自在に扱うことができるわけではく、記憶を見れるのは賢者の石と賢者の石を所有する人間のもののみである。  これは、前述した大量の賢者の石を組み合わせたことで賢者の石に備わった能力であり、彼女がそれを取り込んだことによって妄想の変異暴走として力の断片を扱うことができるようになったと考えられる(変異暴走自体が賢者の石の暴走であるとも考えられる)。  大量のアルコールを摂取することでこの力を使うことができるらしいが、アルコールの影響によってその時に見た光景を忘却する為、本人はこの能力を当てにしていない。 ・夢王の庭  彼女自身が覚醒の折に見た庭園の夢。それ自体だけなら彼女が見た夢というだけの話で終わるだろうが、それが一人のオーヴァードによる干渉によって作り出されたものであれば話は別である。  少女は夢に関する能力に覚醒しており、彼女が無意識のうちに雲雀を助けたいという想いからエフェクトを発動させる。そのときに見たのが庭の夢である。  その影響からか、彼女は対象に夢を見せる能力が少しだけ備わっている。ただし、夢を好きなように改変できるわけではなくその夢は決まって緑あふれる庭の夢で、夢の中には自らの大切な人、因縁の相手と相対することになる。  この力によって、力を引き出すことも逆に気を散らせることもできる。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/2453415