タイトル:魅求 薊(みるく あざみ) キャラクター名:魅求 薊(みるく あざみ) 種族: 年齢:16 性別:女 髪の色:白銅色 / 瞳の色:くすんだ青 / 肌の色: 身長:156 体重: ワークス  :高校生 カヴァー  :高校生 シンドローム:エンジェルハィロゥ、ブラックドッグ ■ライフパス■ 覚醒:命令 衝動:自傷 ■能力値と技能■ 【肉体】:3 (シンドローム:0,2 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL / 判定 3r 〈回避〉:SL1 / 判定 3r+1 〈運転〉:SL / 判定 3r 【感覚】:5 (シンドローム:3,1 ワークス:0 ボーナス:1 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 5r 〈知覚〉:SL3 / 判定 5r+3 〈芸術〉:SL / 判定 5r 【精神】:3 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:1 成長:) 〈RC〉:SL2 / 判定 3r+2 〈意志〉:SL / 判定 3r 〈知識〉:SL / 判定 3r 【社会】:1 (シンドローム:0,0 ワークス:0 ボーナス:1 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 1r 〈調達〉:SL2 / 判定 1r+2 〈情報〉:SL3 / 判定 1r+3 噂話 【HP】    29 【侵蝕基本値】 31% 【行動値】   13 【戦闘移動】  18m ■エフェクト■ 《スキル名》       /SL /タイミング /判定/対象 /射程/コスト/効果など 《ワーディング》     /★$/オート$   /自動/シーン/視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》      /1$ /気絶時$   /自動/自身 /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《雷の槍》        /5 /メジャー  /対決/-   /視界/2   /攻:+(LV×2+4)、射攻、D-1、同エンゲージキャラ対象× 《神の眼》        /1 /リアクション/対決/自身 /-  /2   /ドッジ 《光の手》        /1 /メジャー  /-  /-   /-  /2   /【感覚】で判定 《イオノクラフト》    /1 /マイナー  /自動/自身 /至近/1   /飛行状態で戦闘移動 移動距離+(LV×2)m 《コンセ:ブラックドッグ》/2 /メジャー  /-  /-   /-  /2   /C値-LV(下限値7) 《鏡の盾》        /2 /オート   /自動/効果 /効果/8   /ダメージカウンター(LV×20点まで)、シナリオ1回 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称 価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ       0   0 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0  13    pt ■所持品■ 名称 単価 個数 価格 備考       1   0       1   0       1   0 =所持品合計=     0 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     0 pt 【常備化ポイント】 6 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象 好意  悪意  備考 姉  同情  憐憫  「…可哀想なお人形さん。気持ちはわからないでもないけど、ね」 友人 幸福感 憐憫  「一緒にいると落ち着くから好き、だよ?…ふふ」 少女 好奇心 無関心 「…話しか聞いたことない、し」 ■その他■ メモ: 旧姓は天竺。 情は(一応)持ち合わせているものの、基本的に他者とは相容れない。 あまり周囲のことを考えずに物事を言う癖がある為人によっては苦手意識を持たれる。 淡々とした口調とどこか冷めたような雰囲気、表に感情があまり出ないことから取っつきにくい印象を受ける。 不倫や再婚でできた異母兄弟、異父兄弟の多い家。話でだけ聞いたことのある姉の半身である少女に対して若干警戒をしている。面識なし。 薊という人物を表すなら、"テセウスの船"が一番的確だろう。 部品を全て置き換えた時、それは元と同じ船であるか、という問題。 彼女はこの問題に、否と答えた。 そして彼女は今、まさにその船になっている。 ──人を構成する要素を全て他のものに置き換えた場合、それは同じ人と言えるのか? 否と答えたから、彼女は今船と化している。 同じ人であっては駄目なのだ。 彼女は、薊でいてはいけない。 彼女は、"誰か"になりたかった。 ならなければいけなかった。 元は親の人格否定に疲れ切った彼女が親に認めて欲しい一心で始めたことだった。 少しずつ、少しずつ、親の理想に近付けるようにと、もう誰も傷付けぬようにと、姉を守るためにも、"自分"を殺した。 そうして作り上げた"自分"すら、親は褒めてくれることはなかった。 だから彼女は考えた。 何がいけなかったのか。 …そうして、ひとつの考えに辿り着く。 "自分である限り、認めてはもらえないのではないか?" だから彼女は、薊でいることをやめた。 自分という存在を消すために。 薊を名乗るのをやめた。 薊の服を着ることはなくなった。 薊だとわからないように髪を染めた。 薊の目を隠すためにコンタクトをつけた。 薊の思考をやめた。 繰り返し。 繰り返し。 繰り返し。 繰り返し。 繰り返し。 繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。繰り返し。 繰り返す度、記憶を押し込めた。記憶を塗り潰した。記憶を上書きした。 そうして彼女は、薊を忘れた。 ──名前を、容姿を、性格を、思考を、言動を、記憶を、認識を、存在を他人のそれに置き換えた彼女は、元の"薊"と同じだと言えるのか? それはただの別人であると言うのなら、もう一度"薊"を与えれば、与えられたその人は"薊"になるのか? ──否。彼女は既に、与えられた役を演じる演者でしかない。 演じている時点でもう、"薊"であるとは言えないのだ。 名前を、容姿を、性格を、思考を、言動を、記憶を、認識を、存在を、彼女が思い出せない限りは。 ……というのは、少し前までの話。 "今"の彼女は絶望のその先、ハッピーエンドを掴み取った者。 パズルのピースをはめ直した、綺麗に咲いた薊の花。 めでたしめでたしのそのまた先を、もう少しだけ生きていこう。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/2456241