タイトル:muguet キャラクター名:ミュゲ 種族: 享年:14歳 髪の色:白  / 瞳の色:金色 / 肌の色:褐色 身長:152cm 体重:46kg ポジション:ジャンク クラス: タナトス / ステーシー 初期配置:煉獄 行動値:15 ■パーソナルデータ■ 暗示:喪失 [記憶のカケラ] 内容 21:鎖    鉄格子、鎖、粗末なベッド、毎日の苦痛。あなたは羽根をむしられた蝶。そして死んだ今も、誰かの鎖を感じる。自由に思えても所詮操り人形。その宿命にあなたはいつまで流されるつもりか? 23:少女   あなたの傍らには1人の少女がいた。彼女の名前も顔も、関係さえも忘れたけれど、その笑みはまだ心に残っている。彼女を愛していた。あなたは、そんな笑みを見せてくれる仲間を愛する。 回収     その時、私は心を宿してなどいなかった。恐ろしい電気や薬で、私の自我は摺りつぶされていたから。だから、私の『体だったもの』が何をしたって、心は痛まない。無辜の民を蹴散らし、血の雨を降らしたとしても。見知らぬ少女のおびえる胸に、深々と刃を突き立てたとしても。さぁ、後はこれを『回収』しておしまい。そう呟き、事切れた少女を荷物みたいに相方に放り投げた。相方も無造作に受け取り、短く返事をする。「ミッション目標受領。×××、帰投モードに入ります」 レーナ    私には、大事な人がいた。その人と話せるのは、壁越しで寝る前の短い時間だけ。その人と会えるのは、お互いの房の前をすれ違う時だけ。あとの時間はいいことなんてなんにもなかったけれど。たったそれだけのことが、私を私にしてくれた。貴方が語った、外に出てちゃんと会いたいって夢。言えなかったけど、私もおんなじ気持ちだった。いつかちゃんと会って、ゆっくりお話したい。そう思っていた、願っていたのに…私は… 裁縫     糸を通した針を布に刺し、引き抜いて、また刺す。ちくちく、ちくちく。単調な作業。楽しさはなかった。ただ、ほつれたから直すだけ。縫うのが体じゃなく布な分、痛くないのが有難いけど。「わわ、ミュゲちゃん上手いね。…私のも頼んでいいかな」お隣さんがそんなことを言いながら、おずおずと服を出す。私も悪い気はしないから、受け取ってほつれを直す。…文字の一つも知っていれば、なんか縫ってあげれたのにな。そんなことを思いながら、せめてめいっぱい丁寧に縫って隣に返した。 廃棄     既に意識はもうろうとしていた。『ふざけんなや、なんでワイまで廃棄なんや!どんだけ働いたと思ってんねん!』そんな怒号が聞こえても、しびれた頭は働かない。『言っただろう。お前たちは箱庭を狂わせる。だから棄てる』『絶望が、狂気が、殺意が。この箱庭には毒なのだよ』『お前も、最初から想定していた…必要な犠牲だ』自分ではない誰かに言い放たれたはずの言葉。だけど何故だか、確かに…その言葉が、自分にも当てはまることを理解していた。…だからなんだ。今の私はもう、そんなこと、どうでもいい… [未練]   内容    狂気度  発狂時 たからもの への 依存 □□□□ 幼児退行(最大行動値減少(-2)) ヒュー   への 友情 □□□□ 共鳴依存(セッション終了時、対象の方が損傷しているパーツの数が多い場合、対象の損傷数と同じになるようパーツを選び損傷させなければならない) ジゼル   への 保護 □□□□ 常時密着(自身か対象以外は移動マニューバの対象にできない。また、対象が違うエリアにいるなら移動以外の効果持ちのマニューバは宣言できない) ラピコ   への 信頼 □□□□ 疑心暗鬼(あなた以外の全ての姉妹の最大行動値に-1) レーナ   への 友情 □□□□ 共鳴依存(セッション終了時、対象の方が損傷しているパーツの数が多い場合、対象の損傷数と同じになるようパーツを選び損傷させなければならない)       への    ■■■□ () ■強化値■     武装 変異 改造 メインクラス   1   0   1 サブクラス   1   1   0 ボーナス 寵愛    1   2   1 =合計=   3   3   3 ■マニューバ■ [部位]     マニューバ名      : タイミング : コスト : 射程  : 効果 [ポジション]  手負いの獣        : オート   :     :     : 攻撃判定において、パーツ全て損傷した箇所1つにつき修正+1 [ポジション]  足掻く          : オート   :     : 自身  : 狂気点を使って振りなおす際、補正に+1。 [ポジション]  楽園の守護者       : オート   :     : 効果参照: 自身が「楽園」か「花園」に居る場合、「楽園」にいる手駒が使用するマニューバは全てコスト+1。この効果は自身が「完全解体」状態でも有効。 [メインクラス] 死神           : オート   :     : 自身  : 白兵攻撃マニューバの攻撃判定において、出目+1してもよい [メインクラス] 災禍           : ダメージ  : 2    : 自身  : 自身が与えた白兵攻撃のみ、「全体攻撃」の効果を得る [メインクラス] 殺劇           : オート   :     : 自身  : 同カウント内に他の姉妹と同じ対象を攻撃する際に出目+1、ダメージ+1 [メインクラス] 刹那           : オート   :     : 自身  : BPで攻撃マニューバを使用した際、自身以外は「ラピッド」「ジャッジ」でマニューバを使用できない。 [メインクラス] 冥王           : オート   :     : 自身  : レギオンの移動妨害を常に無効化してよい。レギオンが自身に対してした攻撃は、判定値が7以上でなければダメージは与えられない。 [サブクラス]  失敗作          : オート   :     : 自身  : 攻撃・切断判定の出目は全て+1される。ただしバトルパートでの毎ターン終了時および戦闘終了時、任意のパーツ1つを損傷する [サブクラス]  肉の盾          : ダメージ  :     : 0~1   : ダメージに付随する効果を全て打ち消す。 [サブクラス]  怪力           : オート   :     : 自身  : 白兵・肉弾攻撃のダメージ+1 []                   : オート   :     :     : [頭]      のうみそ         : オート   :     :     : 2 [頭]      めだま          : オート   :     :     : 1 [頭]      あご           : アクション : 2    : 0    : 肉弾攻撃1 [頭]      カンフー         : オート   :     :     : 最大行動値+1 [頭]      発勁           : ラピッド  :     : 0    : 自身に対しては使用不可。移動1 [頭]      超聴覚(けもみみ)     : オート   :     :     : 最大行動値+1 [頭]      008(よぶんなあたま)   : オート   :     :     : 最大行動値+2 [頭]      ピアス          : オート   :     :     : 緑の石がはめこまれたもの。……なんとなく、その色が気に入った。 [頭]      髪飾り          : オート   :     :     : 本人は必死に似合わないと主張している。…多分ちょっと気に入ってる。 []                   : オート   :     :     : [腕]      こぶし          : アクション : 2    : 0    : 肉弾攻撃1 [腕]      うで           : ジャッジ  : 1    : 0    : 支援1 [腕]      かた           : アクション : 4    : 自身  : 移動1 [腕]      単分子繊維        : アクション : 2    : 0~1  : 白兵攻撃1+切断+連撃 [腕]      ジェットノズル      : ダメージ  : 効果参照: 自身  : 白兵・肉弾ダメージ+1、コストとして任意の基本パーツ損傷 [腕]      エナジーチューブ     : オート   :     :     : 最大行動値+2、装備箇所にダメージを受けた際、任意の基本パーツを1つ損傷 [腕]      ガントレット       : オート   :     : 自身  : 腕のみ、常に「防御1」。腕部にある白兵・肉弾マニューバのダメージ+1 [腕]      ドッグタグ(アクセサリー) : オート   :     :     : 「M」とだけ書かれたドッグタグ、もう一枚あるがそちらは文字の部分が擦り切れて読めない。 [腕]      十字架          : オート   :     :     : 親友の形見。握ると温かい…あの時握った手の温度のように。 []                   : オート   :     :     : [胴]      せぼね          : アクション : 1    : 自身  : 次カウントで使うマニューバ1つのコスト-1 [胴]      はらわた         : オート   :     :     : [胴]      はらわた         : オート   :     :     : [胴]      つぎはぎ         : オート   :     :     : バトルパート終了後、このパーツと損傷した基本パーツ1つを修復してよい []                   : オート   :     :     : [脚]      ほね           : アクション : 3    : 自身  : 移動1 [脚]      ほね           : アクション : 3    : 自身  : 移動1 [脚]      あし           : ジャッジ  : 1    : 0    : 妨害1 ■その他■ 寵愛点:121点 成長履歴: No. 獲得寵愛点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 0     10点(   / 10)     作成時付与、改造+1(10点消費) 1     17点( 11 /  6)     武装+1(10点消費) 2     22点( 14 /  8)     バロックスキル取得(20点消費) 3     25点( 17 /  8)     変異+2、タナトススキル取得(30点消費) 4     27点( 21 /  6)     ジャンク、タナトス、ステーシースキル取得(30点消費) 5     20点( 16 /  4)     ジャンク、タナトススキル取得(20点消費) メモ: <性格> どこか冷めており、誰に対しても素っ気ないオレっ娘ドール。 排他的で、姉妹達にもどこか冷たい。傷つくことに一切の躊躇も恐れもない為、遠慮なく敵陣の中に飛び込んでいく。 文字は読めない。 エレベーター内で手持無沙汰に鉄球鎖をガコガコやっていたら球の中から単分子繊維が出てきた。 生前の記憶が蘇った事により、強化兵時代の怪力が復活したらしい。…それが良い事かどうかはともかく。 強化兵時代の能力や人格らしきものが次々と復活してきてイラついている。 ミュゲ(鈴蘭)の花言葉は「再び幸せが訪れる」 …一連の出来事が終わった後は、密かに姉妹たちを守り続けることを誓った。 【ドッグタグ】 「M」:「識別008 種別:AA級 修正」 「(擦り切れて読めない)」:「識別006」(二重線で取り消し) 「S」:「識別016 種別:B級」 「U-1」:「識別011 種別:C級」「U-2」:「識別011 種別:C級」 「J」:「識別018 種別:B級」「E」:「識別009 種別:A級」 *** 第一話:戦禍の地にて クリア 武装レベル3:【単分子繊維】取得 残り寵愛点:7点 第二話:徒花の残り香 クリア バロック:【怪力】取得 残り寵愛点:9点 第三話:誰そ彼の館 クリア 変異レベル2:【超聴覚(けもみみ)】取得 変異レベル3:【008(よぶんなあたま)】取得 タナトス:【殺劇】取得 残り寵愛点:4点 第四話:楽園の咎人 クリア ジャンク:【足掻く】取得 タナトス:【刹那】取得 ステーシー:【肉の盾】取得 武装パーツ【鉄球鎖】を【発勁】に変更 残り寵愛点:1点 最終話:灰の箱舟 クリア ジャンク:【楽園の守護者】取得 タナトス:【冥王】取得 残り寵愛点:1点 ↓(生前の設定) <生前> 物心つくまえに、アンデッドの研究を目的としたとある国の裏施設に売られる。 その施設では適当な子供を使って、作り出したアンデッドの性能実験等の非人道的行為が平然と行われていた。 ミュゲは与えられた粗末な部屋に押し込まれながらも、アンデッドと戦わせられる中で何とか生き残り、結果年齢に見合わない戦闘経験を積み重ねていく事となる。 過酷な施設での生活で、ミュゲにとって唯一の心の支えは隣室の友人「レーナ」の存在。 薄い壁越しで行われる会話だけが、ミュゲにとっての癒しだった。 ――とある日の事、レーナが部屋から出されても一向に帰ってこなかった。 ミュゲはそれをひどく心配したが、研究員達に訊ねても誰もが口を閉ざしレーナは行方知れずのまま。 …親友が消息を絶って一週間後、ミュゲは部屋から出されていつもの実験室へと押し込まれる。 そこに居たのは一体のアンデッド――四つ足の、しかしどこか人のような顔をした……親友と同じ、緑の瞳を持つ獣。 呼びかけようとしたその瞬間、アンデッドは無慈悲にミュゲに襲い掛かり――気付けば血まみれの部屋の中、足元にそのアンデッドが転がっていた。 「……み、ゅ…げ…」 そう呟いて、アンデッドはただ痙攣を繰り返す肉の塊となった。 「失敗か」「所詮素体は子供だ、仕方ない」「次はもっと――」 研究員達のそんな呟きが聞こえた瞬間、ミュゲは振り返り、ガラス板の向こうにいる大人達に向かって刃を振り上げた。