タイトル:山居 圓 キャラクター名:山居 圓 "ヤマイ ツムラ" 種族:日本人 年齢:40歳 性別:男 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長:182.3cm 体重:66.6kg ワークス  :UGN支部長A カヴァー  :無職 シンドローム:キュマイラ、ハヌマーン ■ライフパス■ 覚醒:償い 衝動:破壊 ■能力値と技能■ 【肉体】:5 (シンドローム:3,1 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL6 / 判定 5r+6 〈回避〉:SL1 / 判定 5r+1 〈運転〉:SL2 / 判定 5r+2 【感覚】:1 (シンドローム:0,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 1r 〈知覚〉:SL / 判定 1r 〈芸術〉:SL / 判定 1r 【精神】:1 (シンドローム:0,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL / 判定 1r 〈意志〉:SL / 判定 1r 〈知識〉:SL / 判定 1r 【社会】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 2r 〈調達〉:SL1 / 判定 2r+1 〈情報〉:SL2 / 判定 2r+2 UGN 【HP】    31 【侵蝕基本値】 42% 【行動値】   3 【戦闘移動】  8m ■エフェクト■ 《スキル名》     /SL /タイミング /判定    /対象 /射程/コスト/効果など 《ワーディング》   /★$/オート$   /自動    /シーン/視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》    /1$ /気絶時$   /自動    /自身 /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《氷の回廊》     /1 /マイナー  /ー     /自身 /至近/1   /飛行状態で戦闘移動。 《完全獣化》     /1 /マイナー  /ー     /自身 /至近/6   /肉体ダイス+lv+2個。 《破壊の爪》     /1 /マイナー  /ー     /自身 /至近/3   /素手変更。攻撃+lv+8。ガード1。 《竜鱗》       /2 /リアクション/ー     /自身 /至近/3   /装甲+lv*10 《コンセ:ハヌマーン》/2 /メジャー  /シンドローム/ー  /至近/2   /いつもの 《音速攻撃》     /1 /メジャー  /白兵    /単体 /至近/2   /ダイス+lv個。 《援護の風》     /5 /オート   /ー     /単体 /視界/2   /ダイス+lv個。 《ウィンドブレス》  /2 /オート   /ー     /単体 /視界/2   /達成値+3*lv 《究極獣化》     /4 /マイナー  /ー     /自身 /至近/4d10 /攻撃+lvD。装甲+10。 《限界突破》     /1 /セットアップ/―     /自身 /至近/3   /1ラウンド1回までのエフェクトが2回まで使えるようになる。1シナリオlv回。 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称   価格 種別 命中  攻撃力 G値 射程 メモ 黒縄等活    1   14r+12 15   1      100以下 大炎熱     1   16r+15 16   1      100以上 阿鼻無間    1   16r+15 16   1   +4D 究極獣化 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0   3    pt ■所持品■ 名称        単価 個数 価格 備考 イフリートの腕      1   0   氷の回廊を選択。素手+6。侵基+8。 思い出の一品    2   1   2   意志+1。父の日に娘がくれたネクタイ。 コネ:UGN幹部    1   1   1 コネ:情報屋    1   1   1 コネ:手配師    1   1   1 コネ:要人への貸し 1   1   1 =所持品合計=     6 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     6 pt 【常備化ポイント】 6 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象             好意 悪意 備考 遺産継承者:イフリートの腕        瞋恚を喰らいて灼き尽くせ、堕神の黒腕。 瑞希             庇護 悔悟 神の居ない世界で、それでも見た光。僕の女神。 選択の随身 -オプティミスト- 友情 食傷 酒飲み仲間。 ■その他■ メモ: 「やだ――――死にたくない」 嗚咽の混じった少女の声に、ふと我に返った。 ……そうだ、誰だって死にたくないんだよな。 胸の内を灼き焦がし、四肢に熱を通わせていたその感情が、急速に冷めていくのを俯瞰した。 身を翻すと扉を蹴破り野外に出る。 脱兎のごとく、夜深くの山中を駆け巡った。 剥き出しの足裏を小石が鋭く切り裂く。 冷え切った身体を叩く雨粒を弾き返すように、笑い声を響かせながら走った。 メインウェポンとするのは己の拳。 いや、正確に言えば彼の両腕はとある密教寺院から盗み出した遺物であり、己のモノではもはや無いのだが。 二つ名は≪火の無い煙 "シムーン"≫。 砂漠を吹き荒ぶ颶風が如く、拳の乱打を苛烈に見舞う。 中国拳法の達人である彼の掌底はその威力を減衰することなく相手の体内へと波及させ、内臓をズタズタに破壊する。 体組織を自在に透過する発勁の一撃は、傷跡を身体の表面に残さず、くずおれた敵は傍からだと眠っているかのようにも見えるだろう。 皮膚は罅割れ黒ずみ、枯れ枝のように細く痩け落ちた手。 肩から先、両腕を堕ちたる魔神に憑りつかれており、その組成は既に人外のモノへと置換されてしまっている。 日常生活では極力手袋や服の袖で隠してはいるが、布を捲ると木乃伊のそれと違わぬ姿が現れる。 起動句「神は偉大なり」を唱えることで憑依した悪魔が目醒め、黒き双腕からは煙の無い火が噴き上がる。 一人称は「僕」。 CV宮本充。 f137. 紳士然とした態度で他人に接し、物腰穏やか。 起源は「断罪」 幼少、集団生活に身を置くようになって以来問題行動が目立ち、その素行に見切りをつけた両親によって寺門へ預けられる。 寺の修行か和尚の説法が効いたのか、暫くすると目に見えて性合が良くなり、同級生や僧侶らとも馴染んでいった。 だがそれはあくまでも、四六時中他人と生活を共にするという環境の変化に対応するために獲た擬態の術であり、その本質は一片たりとも揺らいでいなかった。 小学校より帰っては御堂にて坊主に仏の教えを説かれる。正しい生き方、正しい在り方、正しい世の見方。 数年後、伝えられた仏法を理解するに至った彼は、如来の教えへの悟りを得た上で、そこに欺瞞を見出した。 ある夜更け、僧房に忍び込むと眠りに就く和尚の首を刃物で掻き切って殺し、これを以て仏道との決別とした。 陽の昇らぬ内に寺を抜け出した彼は、わずかばかりの金を持ち出し街を流離い、幾つかの県を跨いだ。 ほとぼりの冷めた頃に記憶喪失の少年を装い、ある町のあるキリスト教会に転がり込む。 以前の名前とは似ても似つかぬ偽名を、自分の名前だけは憶えているとし用い、僧寺の時と同様に周囲の人々との良好な人間関係を築いた。 彼は生活の中でキリスト教の教義に強い興味を示し、教えを乞う。 己の信仰に前向きな眼差しを向ける子供に悪い気を持つ者など居らず、神父は熱心に教義を語って聞かせ、また少年もその宗旨を瞬く間に飲み込んでいった。 暫くの後、以前よりも早いスピードで、彼は新たな教えを理解し終えるとまたもやその教義に欺瞞を見つけ出す。 ーー救いを騙る者には断罪/決別を。 その傲慢と怠惰に憤怒を滾らせながら、少年は二度目の殺人を犯して偽りの神との離別の儀とし、再び暗い闇の中へと身を消した。 それ以降数年間に渡り、聖職者が変死体で見つかる事件が地方新聞の紙面を賑わせることが度々起こった。 同一犯による犯行の可能性もネットで俄かに囁かれたが、アングラな雑誌では正体の分からぬ犯人に"聖人殺し"などという大層な渾名が付けられた。 だが殺人の被害者が聖職者だったという重なりがあるだけで、犠牲者の信仰する宗教も、住んでいた地域も、事件が発生する時間間隔も、その他の状況に共通点を見出すことは出来ず、宗教関係者も殺されるような物騒な世の中になったのだと、人々の無関心の狭間に流れて沈んで浮かびあがることはなかった。 彼が決別と称して殺害したのは先の二名に加えて、五人。 それぞれ、道教徒、回教徒、密教徒だった。 道観に居た際に修練の一環として拳法を会得。 道教徒と決別した後も実利ある拳の鍛錬だけは続けたため、その武術はやがて達人級の腕前に至るところとなる。 五人目の際に初めて殺害の瞬間を目撃される。手許を血で汚した彼を見つめていたのは、一人の少女。その手で殺した密教徒の娘だった。 犯行の現場を見られた者が、見た者を口封じしなければならない事は、ドラマや小説などで知っていたから、当然の行動として彼は彼女に刃物を振りかざす。悲鳴をあげることもできず、床に座り込んでしまった少女は震えるばかりで、抵抗の仕草も見せない。絶望的なまでに生存の目が無い状況。それでも彼女は生に縋ろうとした。 簡単なことだった。 結局、他人もまた己と同じように、一個の生命だったのだと理解する。 それを認めてしまえばもう、彼は少女に、自分以外に存在した人間に、ナイフを突き立てることは出来なかった。 あまりのおかしさに、愚かしさに、耐えきれなかった彼はその場から飛び出した。 無我夢中で駆け、力尽き、何処とも知れぬ路地裏で倒れ伏した時、握っていたはずの刃は、一体の仏像に変わっていた。 最後の"聖人殺し"から数か月後、彼は不運にも一体のジャームと出くわす。 UGNのエージェントが取り逃がしたソレは餓えており、運よく目の前に現れた憐れな獲物に喰らいついた。 咄嗟に身を引くも躱しきれず、彼の両腕は怪物の顎に飲み込まれる。歪に尖った牙に肘から先を挟まれた状態で場違いにも、真っ先に浮かんだのは、生き物の口の中とは思いのほか温かいものだな、という感想だった。そしてその温もりは、次の瞬間に勢いよく熱量を増し、赤い火炎となって迸った。 ジャームは口だけでなく目鼻からも火を吹き出し、やがて白い頭蓋を露わにすると事切れた。 焼け死んだ怪物と、未だ燃え盛る己の腕。 文字通り、身を焼かれる痛みに襲われながらも、火炎は肩を越えて他の部位に燃え移ることはない。 逃がしたジャームを追うUGNエージェントらが、額に脂汗を滲ませ手を焼く苦痛にじっと耐える彼を発見するのに、そう時間はかからなかった。それから後、UGNに保護され、レネゲイドウィルスと変容した世界に関する説明を受けると、少年は"山居 圓"と名乗り、組織の一員になることに同意した。 それは、かつて殺した仏僧の名を自らに課したモノ。 犯した罪の償いと、喪われた命への手向けのため、日常を守る戦いに身を投じていく。 高校には通っていない。それどころか、中学すらロクに行っていなかった。 青春時代のそのほとんどをジャーム狩りと拳の研鑽に費やす。 10代の頃は得意の中国拳法に加え、その両腕を劫火で燃え上がらせて振るう戦闘スタイルで数々の敵を降し功績を挙げた。この際に付いた二つ名が≪煙の無い火 "イフリート"≫であり、こちらが本来のもの。ただのエージェントから支部長になれるだけの評価は十分に得ていたが、自らが居るべき場所は戦場であって安穏としたデスクではないと昇格を固辞する。組織も、戦闘に長けた駒が戦果を生み続けるのであれば望まぬ職に就ける事も無いと黙認した。しかし、二十歳を越えたくらいの時期から急激に両腕の火力が落ちていき、ついには炎を出すことも儘ならなくなってしまった。不調の原因は探られたものの、結局突き止めるには至らずに終わり、戦力不十分の烙印を捺された彼は最前線から外されることになる。能力を失った彼はいつしか、元とは真逆の≪火の無い煙≫という名で、嘲りと共に呼ばれるようになった。そして22歳の時、支部長職として現在の支部に配属される。 8年前に孤児院から瑞希を引き取り育て始める。親になったことはなく、そもそも女性と付き合った経験もない彼にとって、いきなり娘を持つことはあまりに至難であったが、支部長職の合間に教会のシスターのもとへと足繁く通い、子育てに関するアドバイスをよく仰いでいた。娘を溺愛する立派な子煩悩パパであり、運動会等の学校行事には必ずビデオカメラを持って行った。 それだけに、3年前の事件以降の憔悴は激しく、生活は一変し、アルコールに溺れる日々を過ごしている。オプティミストとは付き合いが長く酒飲み仲間であったが、彼を見ると必然瑞希のことを強く思い出してしまうため、一緒に居酒屋を歩くことはぱったりとやめてしまった。また、彼の両腕は元より細く痩けていたが、それでも見た目は辛うじて生きている人間のそれであった。しかし、瑞希を喪った日を境に彼の両腕は表面が炭化し、手袋なしでは何かに触れる度に黒い手跡が付いてしまう。触覚を完全に失っているため、痛みも無い。 舞法【八寒】 武法【八熱】 url: https://charasheet.vampire-blood.net/2871484