タイトル:灰の渇望(GM用) キャラクター名:日下葵(くさか あおい) 種族: 年齢:38歳 性別:男 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長:180cm 体重:100kg ワークス  :UGNエージェントB カヴァー  : シンドローム:ハヌマーン、エンジェルハィロゥ ■ライフパス■ 覚醒:憤怒 衝動:破壊 ■能力値と技能■ 【肉体】:1 (シンドローム:1,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL / 判定 1r 〈回避〉:SL / 判定 1r 〈運転〉:SL / 判定 1r 【感覚】:9 (シンドローム:1,3 ワークス:1 ボーナス:3 成長:1) 〈射撃〉:SL4 / 判定 9r+4 〈知覚〉:SL1 / 判定 9r+1 〈芸術〉:SL / 判定 9r 【精神】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL1 / 判定 2r+1 〈意志〉:SL / 判定 2r 〈知識〉:SL / 判定 2r 【社会】:1 (シンドローム:1,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 1r 〈調達〉:SL2 / 判定 1r+2 〈情報〉:SL1 / 判定 1r+1 UGN 【HP】    24 【侵蝕基本値】 33% 【行動値】   20 【戦闘移動】  25m ■エフェクト■ 《スキル名》     /SL /タイミング/判定/対象 /射程/コスト/効果など 《ワーディング》   /★$/オート$  /自動/シーン/視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》    /1$ /気絶時$  /自動/自身 /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《C:ハヌマーン》   /2 /     /  /   /  /   /RHO開示時に[Lv.]+1します。 《疾風の弾丸》    /1 /メジャー /対決/自身 /武器/3   /攻撃力+[Lv.*3]。 《オプティカルレンズ》/3 /マイナー /自動/自身 /至近/3   /攻撃力+【感覚】。シーン[Lv.]回。 《スピードスター》  /1 /セット  /自動/自身 /至近/5   /ラウンド中、攻撃力+[行動値]。シーン1回、自身リアクション不可。 《戦いの予感》    /1 /セット  /自動/自身 /至近/2   /最初のラウンド行動値+[Lv.*10]。シナリオ1回。 《光芒の疾走》    /2 /マイナー /自動/自身 /至近/1   /戦闘移動、離脱。シーン[Lv.]回。 《ライトスピード》  /1 /マイナー /自動/自身 /至近/5   /メジャー2回。クリティカル+1。シナリオ1回。 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称       価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ レッドテンペスト    2   9r+4 22      300m 必要経験点35。ラウンド終了時1dダメージ。 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0  20    pt ■所持品■ 名称 単価 個数 価格 備考       1   0       1   0       1   0 =所持品合計=     0 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     0 pt 【常備化ポイント】 6 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象     好意 悪意 備考 神速の担い手 ■その他■ メモ: 何者にも愛されず、そして異形の力に蝕まれた男は世界を憎んだ。 「こんな世界なら滅びたって構わない。どうせ最期には地獄に行くのだから」 いつか神に弓を引くため、男は混沌の導き手に成り果てた。 男は、“母親”の女手一つで16年育てられた。 男が17歳の時分に“母親”はこの世を去る。 別段愛されて育ったという自覚はなかったが、育てられたことに感謝はしていた。 それでも母と自分を捨てた“父親”に対する強い憤りが男を突き動かした。 4年かけてようやく見つけた父親を詰問する。今までに感じたことのないような力とともに。 「なぜ捨てたのか」「なぜ逃げたのか」 拳を赤く染めながら男は叫ぶ。怒りが波のように広がっていくような、強い嫌悪感。 「母は死んだ」「お前のせいで」 そこでようやく腫れ上がった顔の“父親”は口を開いた。 「“母”?あれを本当に母親だと思っていたのか?」 男は拾い子だった。 肉親に捨てられ衰弱し、死にかけていたところを“母親”に拾われたのだ。 拾った子を育てること。そこに愛があったのかどうかは何人も知ることは叶わない。 しかし、男が「裏切られた」と感じるのには十分な理由だった。 数週間、酒に溺れる日々を送っていたが感情に任せるままに放ったワーディングを察知され、FHにスカウトされる。 以降、エージェント【垓の焔(読みは同じくヘルシング)】として任務に従事。 目標は必ず達成する、理由は問わない。たとえ、世界に見放された人間であっても同情することなく引導を渡す。 その姿が冷酷な悪魔狩り(ヴァン・ヘルシング)を映したためか。 あるいは、死せる者が最期の瞬きに聞く音が「地獄にて歌う(ヘルシング)」と呼ばせたか。 あとには地獄の炎にえぐられたように、心臓が焼け落ちた死体のみが残る。 任務では常に地獄と隣りあわせだ。様々な道を歩んだ人間が死に向かう。敵も味方も、地獄の引力には逆らえない。 失意の底に沈む者も、天上の悦びを示す者も、最期には鼓動を止めて地に伏すモノへと成り下がる。混沌へと還っていく。 自分と同じく、世界を呪いながら死ぬ者もいた。死を、地獄を見下ろしながら男は馳せる。 なぜ、自分は生きているのか。 脳裏に浮かぶのは“母親”といた日常。何事もなく過ぎていく時間を思い起こす。 愛はなくとも、“母親”の生きてほしいという願いだけは、確かにそこにあった。 「俺はあの“願い”を正しいと信じる」 「そうか。なら、私も手伝おう」 “願い”を歌うためにFHを抜け、【神砕きの槍】の提案でUGNに鞍替えした。 【選択の随身】の手助けもあり、UGNエージェントに。 初任務は「街の地理を把握すること」。当然、裏路地や山、道なき道も含まれる。 過酷な戦闘任務をこなしてきた男の精神を労る慰安休暇のような部分もあったのだろう。 山道で迷い、途方にくれたところでちょうどいい切り株を発見。 カモフラージュ目的で持っていたギターをかき鳴らしながら歌っているところに【心願の円光】が現れる。 そこで彼の頼みを受け、孤児院にいるPC1の面倒を見ることに。目標は「PC1を手のかからない子供」にすること。 「これも仕事だ」と割り切って子供に接しているだけでは依頼を完遂できそうにない。 厳しく接することも考えたが、自分の運命を呪い混沌を望んだ男には……。 これまでの罪を贖えるとも、許されたいとも思わない。 身勝手な願いであることは承知している。それでも、生きなければならない。 ――それが俺の願いなのだから。 という覚悟から数年後、立派な親バカが誕生した。 子供から「遊び心」を学んだ。あの【垓の焔】が音楽で世界を救うことを目指すと誰が予想できただろうか。 尽きた焔は灰を残す。ただ安寧を渇望する、灰を。 ・イメージの曲 ROOKiEZ is PUNK'D「IN MY WORLD」 テンション、生き方に倣えばこれ。 「響く愛の詠唱」とか言っちゃう38歳。 MAN WITH A MISSION「Winding Road」 息子への想いはこっち。 「混乱の時代や嘘と暴力の螺旋が どうかあなたの未来へと影落とさぬように」 ・「花の記憶:沙羅双樹」 元同僚、薄氷沙羅。日下がFHを離脱する理由となった人物。 当時17歳だった薄氷は暗殺専門のエージェントだった。一切姿を見せることなく、首を掻く。 殺しのプロフェッショナルとも言える彼女だが、一度暗殺を失敗している。 その際に彼女の救出、目標の殺害を命じられたのが【垓の焔】だった。 以後、バディを組み任務に従事することになる。 ……しかし、すべては薄氷のクライアントによるシナリオ。 「暗殺の失敗」「【垓の焔】による救出」「手を組んで任務をこなす」 そうすることで両者の距離を縮め、最終的に互いを殺し合わせるように仕向ける。 どちらが生き残ったとしても、1人であれば始末をつけるのは難しくない。 クライアントはそう考えた。 唯一の誤算は、薄氷の感情だ。彼女は【同行者】に対して家族と同等かそれ以上の絆を感じていた。 「その結末は容認できない」 さりとて、FH全てを敵に回すことはできない。であれば、【垓の焔】に自分を殺させるしかないだろう。 彼女はジャームを装い、【垓の焔】を殺しにかかる。 実力は拮抗していたが、神速の男は僅かな隙を見逃さなかった。 一筋の光が彼女を貫く。 「この世界を……運命を呪うよ。さようなら、葵」 男は世界を呪いながら、命を落とした女(地獄)を見下ろす。 住む人のなくなった部屋で、男は手紙を見つけた。 戦わなければならなかった理由。騙したことへの謝罪。 「ああ……たとえ無意味でも、君がこの壊れた世界に溺れないことを願うよ」 無価値な世界と、最後の祈りのはざまで彼女は呟く。その行方は何人にもわからない。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/2872372