タイトル:頑張って作るぞ キャラクター名:宍戸 藍利 種族: 享年:15 髪の色:金  / 瞳の色:蒼い / 肌の色:異常なほど白い 身長:162 体重:48 ポジション:アリス クラス: ロマネスク / ロマネスク 初期配置:花園 行動値:13 ■パーソナルデータ■ 暗示:破局 [記憶のカケラ] 内容 恋の華    命短かし、恋せよ乙女 ネクロマンサー頭のおかしな人 嫉妬     妬み嫉みの何が悪い。私より劣ったあの女、目にするのだって不愉快なのに。 邪悦     彼を奪ったあの女には、死ですらも生温い。マリア、生きているのなら”一度殺しただけじゃ許せない”のは私の方よ。 [未練]   内容    狂気度  発狂時 たからもの への 依存 ■■□□ 幼児退行(最大行動値減少(-2)) シェリー  への 独占 ■□□□ 独占衝動(戦闘開始時と終了時に1つずつ、対象はパーツを選んで損傷しなければならない) アデル   への 独占 ■□□□ 独占衝動(戦闘開始時と終了時に1つずつ、対象はパーツを選んで損傷しなければならない) アンリ   への 友情 ■□□□ 共鳴依存(セッション終了時、対象の方が損傷しているパーツの数が多い場合、対象の損傷数と同じになるようパーツを選び損傷させなければならない) まぐり   への 憧憬 ■□□□ 贋作妄想(自身か対象以外は移動マニューバの対象にできない。また、対象が同じエリアにいるなら移動以外の効果持ちのマニューバは宣言できない)       への    ■■■□ () ■強化値■     武装 変異 改造 メインクラス   0   0   2 サブクラス   0   0   2 ボーナス 寵愛    3 =合計=   3   0   5 ■マニューバ■ [部位]     マニューバ名  : タイミング : コスト : 射程  : 効果 [ポジション]  祈り       : アクション : 0    : 効果参照: このマニューバの使用を宣言してから5カウントが経過するまでの間に使用者が狂気点を加えず、パーツを損傷しなければ、自身を含む全ての姉妹が未練を一つ選んで狂気点を1減らすことができる。 [メインクラス] 戦乙女      : オート   : なし  : 自身  : 最大行動値+2 [メインクラス] 数多の手管    : オート   :     : 自身  : うで、あしの使用コストを1下げる。 [メインクラス] 時計仕掛け    : オート   : 0    : 自身  : 追加でレベル3パーツを1つ使用できる。 [頭]      ボルトヘッド   : ジャッジ  : 1    : 自身  : 支援2。 [頭]      スコープ     : ジャッジ  : 0    : 自身  : 射撃・砲撃攻撃時支援2。 [頭]      エンバーミング  : ジャッジ  : 2    : 0    : 妨害2。異なる判定に対しては、1ターンに何度でも使って良い。 [頭]      アンテナ     : オート   :     : 自身  : 1ターン中に一回、コストの代わりに加えられる狂気点1点を無効にしてよい。 [頭]      のうみそ     : オート   :     :     : 2 [頭]      めだま      : オート   :     :     : 1 [頭]      あご       : アクション : 2    : 0    : 肉弾攻撃1 [頭]      たからもの    : オート   :     :     : 白のキング [腕]      サイコブラスター : ラピッド  : 効果参照: 0〜2  : コストの代わりに現在行動値を1減らし、任意の未練に狂気点を1加える。射撃攻撃4。 [腕]      こぶし      : アクション : 2    : 0    : 肉弾攻撃1 [腕]      うで       : ジャッジ  : 1    : 0    : 支援1 [腕]      かた       : アクション : 4    : 自身  : 移動1 [腕]      狙撃ライフル   : アクション : 2    : 2~3   : 射撃攻撃1、攻撃判定の出目+1 [腕]      対戦車ライフル  : アクション : 4    : 1~3   : 射撃攻撃5 [腕]      合金トランク   : ダメージ  : 0    : 自身  : 爆発無効化+防御1 [胴]      リミッター    : オート   :     : 自身  : 損傷時最大行動値+2 [胴]      せぼね      : アクション : 1    : 自身  : 次カウントで使うマニューバ1つのコスト-1 [胴]      はらわた     : オート   :     :     : [胴]      はらわた     : オート   :     :     : [胴]      たからもの    : オート   :     :     : 綺麗な手鏡 [脚]      ほね       : アクション : 3    : 自身  : 移動1 [脚]      ほね       : アクション : 3    : 自身  : 移動1 [脚]      あし       : ジャッジ  : 1    : 0    : 妨害1 ■その他■ 寵愛点:35点 成長履歴: No. 獲得寵愛点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 0     18点( 18 /  )     武装+1 1     17点( 17 /  )     対戦車ライフル(武装3)と合金トランク(武装2)を取得(20点)。ほね修復。残1点。 2     0点(   /  ) メモ: 目に見えないものに対する依存など、所詮虚像に過ぎない。 幼い少女の恋心も、また然り。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 記憶のカケラ 1. 「ルカが一緒にいた毎日は、幸福だった。たとえ何もかも偽りだったとしても。彼の苦しみに目を瞑っていても。」 2. 「あの男が全ての元凶。決して許せない。そのはずなのに、どうして暗い悦びが頭をよぎるのだろう?」 3. 「どうして。どうして、あの女なの。私の方が、ルカの事を支えられるはずなのに。許せない。許せない。」 4. 「……………………………………………………ふふっ」 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ □ 1 幕間劇、あるいは追想に似た白昼夢 もうこれ以上なんてないと思っていた。あそこで死ぬものだと。 でもそれでいいと思っていた。勝ち目のないこの愛にこれ以上苦しめられるならって。 だのに『彼』はそんなことさえ許してくれなかった。 あえなく斃れた『黒のビショップ』を前にして、私の脳裏に、遠い記憶が蘇る。 −救いたかったたった一人の人も助けられなかった自分の弱さが目に浮かぶ。 『……どうしてあなたは、こんな場所でそんなに強くいられるの?』 『特別、僕が強いのだとは思わないよ。全ては巡り合わせだよ。何もかも、終われば、過ぎ去る。永遠に続くものなどないから。』 嗚呼、あなたの言葉は間違っていました。あなたは誰より強かった。そして残念ながら、永遠に続くこともまたあったのです。 ……きっと私では、誰も守ることはできないだろうけれど。 ただ、祈る。変わらない、変われない私のこの愛こそが、祈りだから。 ■ 2 幕間劇、あるいは偽りなき虚像 憎い。憎い。憎い。彼の関心を誰よりも惹きつけるあの女のことが。 無能力のくせに、力などないくせに、姉だからというだけで、私の彼の仲を引き裂くの? あんなやつ、死んでしまえばいいんだ。いつもそう思っていた。 ある日、彼女は死んだ。『私の想いが神様に届いたんだ!』最初に私の頭に浮かんだのは、無邪気なほど昏い悦びだった。 部屋の鏡を覗き込むと、そこには、憎んでいたあの女の顔が、私の代わりに映っているような、そんな気がした。 『……あの子は大丈夫かな?』 『元気にしてるよ。貴女こそ大丈夫なの?今日もご飯抜きなんでしょう?』 『これくらいなんてことないわ。でもあの子がこんな目に合っていたら耐えられない。』 『大丈夫よ、きっと。彼にも、貴女にも、私がついてる。』 『ありがとう……』 ふと、あの女−マリアと心を通わせていた頃の瞬間が思い浮かび、私の目から涙が流れた。 けれどそれはもう取り返しのつかない過去。そんなことより、今なら彼を……。 □3 チェックメイトと詰むか詰ますかこの庭で 黒のナイトを名乗って現れ、私たちが倒したキリエのことを見ていると、かつての彼女が思い出された。 決して仲が良いとはいえなかったけれど、部屋のリーダーとして面倒見の良かった彼女のことは、嫌いではなかった。 変わり果てた姿で、もはや別人と化していたけれど、それでも色濃く彼女の名残がそこにはあった。 ……どうして彼女はこんな目に合わなければならなかったのだろう? そう考えていると、少しずつ、少しずつ、記憶が確かになっていく。 なのに何故だか、少しずつ世界から実感が失われていった。 ルカのことがあれだけ好きだったのだから。ルカのためになんでもしてあげたかったのだから。 ……きっと、彼に遭えば、この違和感も消えるはずと信じて、みんなを言いくるめて、何がなんでも前に進んだ。 待ち受けている真実の恐ろしさも知らずに。