タイトル:万能型メイジ キャラクター名:ティーナ 年齢:16 性別:女 髪の色:暗いブロンド(茶) / 瞳の色:緑 / 肌の色:白(少し日焼け) 身長:158cm 体重:49kg キャラクターレベル:13 Lv メインクラス :ソーサラー サポートクラス:セージ (1レベル時:セージ) 称号クラス: 種族:エルダナーン ■ライフパス■ 出自:魔術師/マジックノウリッジを取得 境遇:平凡/ 目的:名誉/ ■能力値■ HP:83 MP:156 フェイト:5     筋力 器用 敏捷 知力 感知 精神 幸運 種族    7   8   8  10   7  10   7 作成時   0   0   1   2   2   0   0 →合計 5点/5点 特徴    3      3   3 成長等   2        12  12  10  -3 →合計 33点/LvUp分36点 =基本値= 12   8  12  27  21  20   4 ボーナス   4   2   4   9   7   6   1 メインクラス   0   0   0   2   1   2   0 サポートクラス  0   0   0   1   1   0   1 他修正 =合計=   4   2   4  12   9   8   2 ■戦闘■ [キャラシート版]      能力 装備右/左 スキル  他  合計右/左(ダイス数) 命中判定   2  -1/ -1        1/  (2D) 攻撃力  --   8/  8        8/  (2D) 回避判定   4   -1          3   (2D) 物理防御 --   13         13 魔法防御   8    0          8 行動値   13    0         13 移動力    9    0          9m ■戦闘■ [全項目版]    物理 魔法     命中 攻撃 回避 防御 防御 行動 移動 射程 種別  Lv  冊子 右手   -1   8   0   0   0   0   0 至近 打撃  10 左手 腕 頭部             5   5          防具  11 胴部         -1   6  -5          防具   9 補助             2             防具   9 装身                          装身具   7 =小計=右 -1   8  -1  13   0   0   0    左 能力値   2 --   4 --   8  13   9 スキル その他 =合計=右  1   8   3  13   8  13   9    左 ダイス  2D  2D  2D ■装備■    価格   重量 名称 [クラス制限]     備考 右手 12800  8   アブソリュートスタッフ [] 水:取得時に属性からひとつを選択。装備者の行なう魔法攻撃による、選択した属性の魔法ダメージに+2Dする。 左手         [] 腕          [] =合計=12800 8 /  重量上限12 頭部 11000 1  守護の輪 [アコ、メイ]     パッシブ:精神判定の達成値に+1 胴部 24000 5  バニッシュローブ [アコ、メイ] パッシブ:魔法攻撃のダメージに+10 補助 8300  3  叡智の指輪 [アコ、メイ]    パッシブ:MPを15持ち装備者は自分の物として使用できる。このMPは基本的に回復できず、アフタープレイで15に回復する 装身 2500  1  理知の宝玉 [アコ、メイ]    セットアップ:MPを3点消費して、ラウンド終了まで行動値に+5 =合計=45800 10 /重量上限12 ■所持品■ 名称          価格 重量  備考 バックパック      0   30   重量+5 冒険者セット      0   10   野営道具、ロープ、ランタン、火打ち石 筆記用具        1   1 チョーク        1   1 小道具入れ              「道具」5つまで重量0に:冒険者セットと相殺 サファイアx3      3   600  マテリアルコンポーネントで使用。魔術ダメ+2D(水) トパーズx3       3   600  マテリアルコンポーネントで使用。魔術ダメ+2D(土) ハイMPポーションx3   3   900  MP 4D回復 クリアバスケット使用時        重量制限+知力基本値 ハイHPポーションx2   2   400  HP 4D回復(200G) 毒消し         1   10 万能薬         1   300 転送石         1   750  グランフェルデンの神殿に設定された転送石 図解 ソーサラーの秘術  1   17800 パッシブ。所有者のソーサラーのスキルコスト-2(計算済) =所持品合計=   21402 G (重量 17/上限17) =装備合計=    58600 G = 価格総計 =   80002 G 所持金    3788G 預金・借金    G ■特殊な判定■     能力値  スキル  他  合計 (ダイス数) 罠探知    9         9 (2D) 罠解除    2         2 (2D) 危険感知   9         9 (2D) 敵識別   12        12 (4D) 物品鑑定  12        12 (2D) 魔術    12   3   2  17 (5D) 呪歌               (D) 錬金術    2         2 (D) ■スキル■ 《スキル名》         SL/タイミング /判定  /対象/射程/コスト/制限  /効果など 《マジックセンス》     ★ /パッシヴ  /-    /自身/-  /-   /    /作成時に知力基本値+3 《マジシャンズマイト》   5 /パッシヴ  /自動成功/自身/-  /-   /    /魔法攻撃のダメージに+[SLd]する。 《ウォータースピア》    1 /メジャー  /魔術  /単体/20m/4   /    /水魔術。2D+5,放心 《ブラッドスペル》     3 /ダメロ前   /    /  /  /   /    /SLx5以下のHPを消費し、その分ダメ+ 《エルダーマジック》    1 /パッシヴ  /    /  /  /   /    /魔術判定+1D 《マジックロック》     1 /メジャー  /魔術  /  /至近/3   /    /風。魔術判定で罠解除+扉に鍵Aを設置 《エンチャントウェポン風》 1 /メジャー  /魔術  /単体/20m/3   /    /対象の武器攻撃を風属性魔法へ 《トリビアリスト》     1 /判定前   /    /  /  /6   /1/シーン /判定を知力判定で代用 《コンセントレイション》  1 /パッシヴ  /    /  /  /   /    /魔術判定+1D 《リゼントメント》     1 /魔法同時  /    /自身/  /   /1/シナリオ /+CL*10ダメージ(*単体) 《マジックブラスト》    2 /ムーヴ   /    /自身/  /3   /    /メジャーの魔術を範囲選択(SLx2)へ 《マテリアルコンポーネント》1 /アイテム  /魔法同時/  /  /   /    /宝石使って+2D。トパーズ地、サファイア水、ルビー火、エメラルド風、ダイヤモンド光闇 《フライト》        1 /メジャー  /魔術  /単体/至近/2   /    /風。対象を飛行、移動力+[SLx5] 《ナチュラルヒストリー》  1 /パッシヴ  /    /  /  /   /    /エネミー識別+2D 《アースバレット》     1 /メジャー  /魔術  /単体/20m/4   /    /地属性魔術。2D+5,スリップ 《エンサイクロペディア》  1 /セットアップ/-    /自身/  /-   /    /エネミー識別を行う 《コンコーダンス》     1 /パッシヴ  /    /  /  /   /    /エネミー識別が場面選択・視界に 《フォローアップ》     1 /      /自動成功/単体/20m/5   /SL/シーン /対象がファンブルしたとき、振り直しさせる 《エキスパート》      1 /マイナー  /    /  /  /3   /    /メジャーの魔術判定+1D 《マジックマスタリー》   1 /パッシヴ  /    /  /  /   /    /魔術判定+達成値+3 《ウインドバリア》     1 /判定前   /魔術  /単体/20m/6   /1/ラウンド/射撃、魔術への回避時、達成値+5 《ラーニング》       1 /パッシヴ  /    /  /  /   /    /種族スキル取得、幸運基本値-3 《マイスター:魔術判定》  1 /パッシヴ  /    /  /  /   /    /魔術判定+1D 《》            1 /      /    /  /  /   /    / 《ファストドロウ》     2 /ムーヴ   /    /自身/  /4   /1/シーン /メジャーの魔術を「対象:[SL+1]体」へ変更する 《レインボーカラー》    1 /メジャー  /魔術  /単体/20m/4   /    /シーン終了まで、対象の属性を指定した属性に変更する 《ダブルキャスト》     1 /メジャー  /-    /自身/  /13  /SL/シナリオ/メジャーの魔術を2つ使用する 《ソウルスティール》    1 /パッシヴ  /    /自身/  /   /    /放心を与えたとき、その対象はリアクション判定にも-1Dされる 《ニゲイト》        1 /判定直後  /自動成功/単体/30m/-   /1/シーン /対象のクリティカルを打ち消す 《デモンズウェブ》     1 /パッシヴ  /    /自身/  /   /    /スリップを与えたとき、対象のあらゆる判定を-1D 《ハイエキスパート》    1 /パッシヴ  /    /自身/  /   /    /エキスパートの効果に「魔術ダメ+2D」 《リクルート》       1 /パッシヴ  /    /自身/  /   /    /分類:魔術のスキルコスト-2(計算済) 《ディスペル》       1 /メジャー  /魔術  /単体/20m/6   /    /対象が受けている「分類:魔術」の効果をすべて解除 《エイミングフォージ》   1 /判定直前  /自動成功/自身/  /6   /SL/シーン /魔術判定+2D 《一般スキル》     SL/タイミング     /判定/対象/射程/コスト/制限 /効果など 《マジックノウリッジ》1 /パッシヴ      /  /  /  /   /   /魔術に関する知力判定+1D 《マジックキャンドル》1 /メジャー      /魔術/  /  /4   /   /火属性魔術。エリアの明度を2または3へ(暗くはできない・フリーアクションで変更可)シーン持続 《エンチャンター1》  1 /エンチャントウェポン/  /  /  /フェイト /   /エンチャントウェポンを好きな属性に 《クリアバスケット》 1 /メジャー      /魔術/自身/  /5   /   /地属性魔術。重量制限+知力基本値。シナリオ持続 《エンチャンター2》  1 /戦闘前       /  /  /  /フェイト /   /戦闘前にエンチャントウェポンが使用できる 《マイニング》    1 /シーン終了時      /  /  /  /   /1/シナリオ/どれかの宝石を1D個取得(ダイヤモンドは1D/2切り上げ) 《アナライズエリア》 1 /メジャー      /魔術/  /  /4   /   /地属性魔術。警戒行動を知力判定で 《エンチャンター3》  1 /          /  /  /  /フェイト /1/シーン /魔法攻撃と同時。対象に1点でも与えた場合、クリンナップごとにHP10点ロス。シーン持続 《トレーニング:筋力》1 /パッシヴ      /  /  /  /   /   /筋力基本値+3 《キャンセルマジック》1 /セットアップ    /魔術/自身/  /2   /   /難易度10の魔術判定。自分が受けている魔術スキルの効果一つを解除。 《トレーニング:敏捷》1 /          /  /  /  /   /   /敏捷基本値+3 《インテンション》  1 /パッシヴ      /  /  /  /   /   /最大MP+CL ■コネクション■ 名前 / 関係    /    / ■その他■ 使用成長点:830点 (レベル:780点、一般スキル:50点、ゲッシュ:0点) レベルアップ記録:サポートクラス / 上昇した能力基本値 / 取得スキル Lv1→2: / 知力、感知、精神 / マジックロック、ブラッドスペル、マジシャンズマイト Lv2→3: / 知力、感知、精神 / エンチャントウェポン風、マジックブラスト、マジシャンズマイト Lv3→4: / 知力、感知、精神 / エンサイクロペディア、フライト、マジシャンズマイト Lv4→5: / 知力、感知、精神 / コンコーダンス、エルダーマジック、コンセントレイション Lv5→6: / 知力、感知、精神 / トリビアリスト、ナチュラルヒストリー、マジックブラスト Lv6→7: / 知力、感知、精神 / リゼントメント、アースバレット、マテリアルコンポーネント Lv7→8: / 知力、感知、精神 / フォローアップ、エキスパート、マジックマスタリー Lv8→9: / 知力、感知、精神 / ウインドバリア、ラーニング、ブラッドスペル Lv9→10:ソーサラー / 筋力、知力、感知 / 転職、ファストドロウ、ダブルキャスト Lv10→11: / 筋力、知力、感知 / レインボーカラー、ファストドロウ、ソウルスティール Lv11→12: / 知力、感知、精神 / ニゲイト、デモンズウェブ、ハイエキスパート Lv12→13: / 知力、感知、精神 / リクルート、ディスペル、エイミングフォージ メモ: 基本 1. エンサイクロペディア+コンコーダンス 2. 理知の宝玉+マジックブラスト+魔術(エンチャントウェポン、フライト、デバフ火力) 3. [シナリオ制限]理知の宝玉+ファストドロウ+ダブルキャスト(レインボーカラー+エンチャントウェポン) 火力底上げ 1. リゼントメント+ブラッドスペル(単体限定、切り札) 2. ブラッドスペル+宝石魔術(範囲化できるが生活費が減る) 3. ブラッドスペル(血を捧げるだけなので割とよく使う) マイナー:エキスパート その他 アナライズエリアで警戒行動、マジックキャンドルでランタンいらず、マジックロックでシーフの真似事もできるよ お金があんまりないので、マイニングで宝石の在り処を地の精霊に聞いて、魔術で作ったバスケットに入れておくよ ■成長方針 自身の火力を上げるより、支援能力を優先する。 また、なるべく器用貧乏になりそうな方向を目指す。 --- ■警戒行動 《エリアサーチ》を取得すると行うことができるようになる。警戒行動はメジャーアクションとなる。 警戒行動を行う場合、「警戒行動」を行うことを宣言した後、危険感知の判定を行う。その達成値によりどこまで分かるかをGMが判断する。 警戒行動を行うことで射線の通っていない場所にトラップが設置されていることが分かり、さらに射線の通っていない場所にエネミーがいた場合、その存在を感知することができる。 ただし、警戒行動ではトラップが設置されている、エネミーがいるということしか分からない。エネミーの種類を知るためには、そのエネミーを射線内に入れてエネミー識別をする必要がある。 --- ■キャラクターについて 中立/善 鋭い目をしたエルダナーンの少女。 魔術学校の学費を稼ぐため冒険者として活動していたが、神々に認められ「神喚者」となるべく、 現在は学校を辞め、より困難な冒険に挑むことを良しとしている。 フルネームはフロレンティーナ・フォン・ウント・ツー・ガイスト。 ティーナに言わせると既に捨てた名前らしい。 彼女は自身の過去についてあまり語りたがらない。とは言え、知る者には有名な話ではあるのだが。 魔術師の名家ガイストの、分家筋の三女に生まれた、「期待されなかった」子であった彼女は、 それでも自身の血を誇りに思い恥じない生き方をしようと努力した。 しかし精霊魔術師として必要な才能が足りていないことと、とある事件によって「過去」というものに価値を見いだせなくなったことで、 冒険者として困難に立ち向かい、名を馳せ、神々に認められることを目標とするようになった。 すべては「神喚者」という、時間のくびきからも解放された絶対的な「個」となるため。 特定のギルドに所属せず冒険してきたこともあり、良く言えば万能、悪く言えば器用貧乏なスキルを持つ。 また、精霊魔術師の才能には恵まれなかったため個人としての戦闘能力は低いが、一方で味方を支援することに秀でている。 彼女がいれば普段以上にパーティは力を発揮できるだろう。 ■簡潔に ・過去どんなに偉大な血族だったとしても、子孫に一人でも愚者がいればその名声ごと過去のものになる。 ・自分の血は誇りに思っているが、未来永劫血に相応しい人間に受け継がれるとは限らない。 ・であれば、自分自身が超越的な存在となり、私自身がガイストの体現者として生きることが偉大な先人と自分への証明となる →冒険者として経験を積んで「神喚者(超上級クラス)」を目指す ---- ■過去 魔術師の名家ガイストの、分家筋の三女。 窮めて平凡な魔術の才しか持っておらず、本来であれば侍女として重用されるか、政略結婚が関の山のところ、 文字通り血のにじむような努力で魔術を学び、なんとか魔術学校へと通うことを許された。 特別才能があるわけでもなく、資金援助もないので(フィールドワークと称して)冒険者として稼ぐが、ピンチになると体力も魔力も学費も生活費も持って行かれることになる。 自身の血筋と努力に基づいた高いプライドを持つが、自身に魔術師として大成する才能は無いと諦めている部分もあり、軽度ながら躁鬱と自傷癖の気がある。 「名門の一員として認められたい」という欲求が強い。 稀有な才能がありながらも精霊魔術に興味を見せないまま去っていった本家の同世代のとある少女(従姉妹・ティーア)に対しては、色々と思うところがある模様。 器用貧乏。有能だが自己評価の低いポンコツ。 すべての属性の精霊魔術を扱えると主張しているが、実戦レベルなのは…。 才能のあるものを妬み、努力するものを好む傾向にあるが、自身は才能ある魔術師と思われていたいので努力を知られることは恥ずべきことと考えている。 学校で好成績を修めれば本家に養子に取って貰える可能性があるため、当人は必死。ただ、空回りすることも多い。 愛称はティーナ(家族からしか呼ばれたことはないが)。 人から優しくされることに慣れていないが、なぜか男女問わずアーシアンの冒険者に優しくされることが多いので不思議に思っている。 ----- ■参加セッション #承け継がれるモノ マキエ、シャルデン、ダイス。ティーアが冒険者として生きており、カナンにいることを知った # 憎悪の騎士 ダイス、インテレス、ダブル。憎悪の騎士の斧を受けそうになったとき死を垣間みたことで、冒険者として一つ覚悟を持てるようになった # 奇跡の証明 オスカー、ピルル。錬金術と複合魔術の可能性を見た。思い出を犠牲に魔術の威力を高める技術を見た。死にかけた。 力を得るということより、その力をどう扱うか、という点のほうが重要なのかもしれない、と考え始めているが、相変わらず名声・名誉を得ることが最重要という考え方は変わっていない # 追うもの、問うもの、追われるもの ジュニアン、ピルル、クロメカ。 妖魔種族の護送(ソルーナ、シュラ、ミランダ)。追手のリーダーと鎧の男にかなりの苦戦を強いられる。 味方を支援する能力の不足を感じた。 デバフの魔術を複数の対象に当てる方法の研究をしようと心に決めた。上級クラスへの取っ掛かりを掴んだ。 # フロレンティーナの長い一日 キャサリン、オスカー、草飼 冒険者としての活躍を認められ、主家でありティーアの実家であるガイウス家にて、祝賀会を開かれた。 しかしそこで相対したものは、「フロレンティーナ」ではなく「愛すべき妹」を求めているだけの次期ガイストの長に、 厳格さとは裏腹に貴族の責務を果たさない家の長だった。 ガイストに名を連ねるためであれば、妬みの対象であったティーアの代わりになることも飲み込むつもりではいたが、加えて「ティーアの人形」や「ティーア本人」にかつて尊敬した存在が次々と乗り換えたばかりか魔族とも手を結び、そしてそこに至ってもなおノブレス・オブリージュを全うしないガイスト家当主を目の当たりにしてしまい、自身のアイデンティを失ってしまった。 冒険者として各地を見てきた彼女は、もはやガイストは終わっていると理解してしまったのだ。 ##長女フラムからアブソリュートスタッフを贈られた。 ##ティーアへの執着と決別した ##ガイストの名に誇りを持てなくなった。 # イミテーションシンドローム テラノ、ダイス、シャルデン ---- ■その他 # 血の宿命と決別したフロレンティーナ(シナリオ『フロレンティーナの長い一日』クリア後に解放) ## 現在のスタンス 血とは歴史であり才能であり、すなわち現在の自分を形作る過去の要素だが、逆に言えば未来には一切関与しない。 そして今の自分が何を為したところで、それはいずれ過去に成り下がる。 ガイストが「かつての名門」へと成り下がったように。 それなら、自身の価値と名誉を永遠のものとするための手段は一つだけ。 特定の肉体を持たず、強さを追求する存在を見た。 自分すら捨て、目的を達成しようとする存在と対峙した。 それではダメだ。価値を示し続けなければ。 ――「神喚者」と呼ばれる存在がいるらしい。 それは神々に認められ、邪神との戦いのため幽界へと招かれた存在らしい。 時間のくびきからさえ解き放たれた、選ばれた存在らしい。 目指すところは決まった。 ## 怪文書 § フロレンティーナは期待されていない子供だった。 名門貴族と言えど、分家筋の、それも3女。 魔術の大家であるがゆえ、才能に恵まれれば、一門の一員として引き立てられる可能性もあったかもしれない。 しかし彼女は凡才だと、他ならぬ一門によって、生まれた時点で判定が下されていた。 であるなら、3女の役割は明確だ。男なら放逐して冒険者というのが一つの風潮ではある。 しかし女は貴重な駒になる。見目が良いなら手頃な商家に充てがう。あるいは、気品があるなら本家の侍女にするのも良いだろう。 それが貴族の子女というものだ。 フロレンティーナは――より正確に言うのであれば。 「政略結婚か侍女になること以外のすべて」を期待されていない子供だった。 幸か不幸か、彼女は頭は良かった。 幼いながらにして自身の立場、才能、そして求められる役割を理解するだけの知力があった。 その上で彼女は学ぶことを選ぶ。自分には、魔術の名門ガイストの血が流れているのだ。ならば、この身は魔術によってガイストに報いたい、と。 分岐点はいくつかあった。 本家に稀有な才能をもった子が生まれたと知らせがあったとき。そして、親に連れられ、本家とその子の挨拶に出向いたとき。 独学ではあれど魔術に触れ始めていたフロレンティーナは、まだ目の空いていないような幼子の才能に沸く大人たちの言葉にもあっさりと納得が行く程度には、彼女の才能を感じることができた。 「将来仕えるかもしれない相手だ」と親に告げられたときは、「それも悪くないかもしれない」と思う自分に驚いたものだった。 しかし、そうはならなかった。 § ガイスト家は終わりだ。 それは、侍女としての道を歩むかもしれなかった自分ではなく、冒険者としての自分でもわかるくらい自明だった。 現当主は貴族としての責務を投げ出している。魔術の才も秀でたものはない。 直系の子は精霊魔術に興味がない。唯一高度な魔術を扱い才をもった長女は、魔族と手を組んでしまった。 どちらかだけならまだ巻き返せたかもしれない。しかし両方となるとどうすることもできないのは明確だった。 頭のもう片方では別の声が響く。 ガイストとはなんだったのか。 高貴な血、魔術の大家、脈々と継がれた歴史、領地持ちの重み、そしてそれらに伴う責任と、それを果たしてきただけの名前。 自分の人生はなんだったのか。 自分には高貴な血が流れている。であればこそ、その名に恥じない責任を果たしたい。 だからこそ結婚でもなく、侍女でもなく、魔術を学んできた。 認められたかったという気持ちもあった。しかしそれ以上に、自分はただ、その血に相応しい人間であるのだと、誇って生きていきたいのだと、そのために駆け抜けてきた。 もはや、その血には何の価値も見出だせていないのに? もうどうでもいい。 ガイスト家の前ですれ違った「彼女」が何をしにきたのかも、ガイストを捨てた今となっては自分には無関係なのだから。 § とは言え、長く立ち止まってはいられない。 自分には力があり、高位の冒険者という地位がある。 それには相応の果たすべき責務があることを、フロレンティーナはよく理解していた。 大いなる力には大いなる責任が伴う。 それは元々は金銭目的で活動していたはずの、冒険者としてのこれまでの経験から、彼女が学んだことであった。