タグ： マグカップ

体力オバケの水泳部エース。 泳ぐために生まれてきたと言っても過言ではないほど、何よりも泳ぐことが好き。水の中を泳ぐ彼の姿は、まさしく翼が生えているかのように、伸び伸びと羽ばたくように。夏には隙あらば休み時間にプールへ飛び込もうとするので、都度都度必死に周りが止めている。隙を見せる方が悪いよな！だって、水だ！海だ！夏だ！俺の青春だ！ 何はともあれ泳げればいいというスタンスの為、変人といえば変人だが、愛嬌のある変人。人見知りもしないし人懐っこいので、友達は多い方。たぶん、NPCとも他PCとも、同じくらいの仲の良さ。わんこタイプ。（水からあがったあとぶるぶると体を揺する姿も犬っぽい） 家族との仲も良好。翼は二人兄妹の兄で、妹は陸上をやっている。競技も舞台も全く異なっているが、そういう生き方、呼吸の仕方もあるんだなぁと互いに尊敬はしている。 家族は皆将来は翼の好きなように、自由に生きて欲しいと思っているが、やはり教師やコーチなど、周りの大人たちはプロの道を勧めてくる。泳げるならその道でもいいけど、己の人生を他人に決められるのは非常に気に食わないと感じている。 明るく、天真爛漫で、自由で、幼子のように無垢だが、水の中の方が息がしやすいのだと、ふっと水の中に消えそうな危うさを孕んでいる。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 2020/3/28【紺碧の彼方に君を囁く】生還 来年の夏、皆で海に行こうと言った約束を翼はこれからの人生、一生覚えている。大好きな海へ消えた大好きな友人のことを、覚えている。翼は目の前の海に夢中で、唯が返事をしていなかったことなど知らないのだから。 毎年、唯が消えた日付に海へ行って、翼は泳ぐ。その日だけは自分の為でなく、唯の為に翼は海を羽ばたく。友人を連れて行った海は憎らしくて、きっと許すことができないのだろうけれど、やっぱり翼はずっと水を、海を愛し続けたまま死ぬのだと思う。 唯。俺は今日も泳いでるよ。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ