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古書屋店主。普段から着物を着ており、和柄の杖を持ち歩いている。断固として和食派。まさに日本男児という雰囲気を纏った男。学生時代は文芸部所属の図書委員だった。 気難しい性格で、口数が少ない。仲の良い友人にも他人にも変わらず無愛想で言葉もストレートだが、冷たい人間な訳では決して無い。 散歩が趣味で、足が悪いわけではないが、杖をコツコツと鳴らしながら歩くのが好き。世界と音を感じられるから。起こるはずのない奇跡（奇跡と呼んでいいのかは分からないが）を経験しているため、いつ何が起こるかわからないというスタンスで生きており、万が一何かあった時のために、この杖は仕込み杖。 耳が聞こえなかった頃は、ひたすら本を読んでいた。本の世界に入り込みやすい質の空澄は、本を読み始めてしまいさえすれば、耳が聞こえないことも、きっとそれで家族が悩んでいるだろうことも、全て全て忘れられた。頁を捲る度、世界の動く音がする気がした。あくまでも気がしただけであって、雨が屋根を叩く音も、早朝に窓の外で囀る小鳥の歌声も、街ゆく人々の笑声や喧騒も、聞こえたことなどなかった。それでも、本を読みながら、感覚としても知らない｢音｣というものがどんなものだろうかと想像しながら読む世界は、楽しかった。 あの日から耳が聞こえるようになって、世界は想像よりも騒がしく、そして美しいことを知った。頭が非常に良いため、両親が何かしら「許されざる行為」をしていて、そのおかげで自分は耳が聞こえるようになったのだろうと考えている。初めて空澄の耳に聞こえてきた「音」は確かに両親の声で、「音」を与えてくれたのも両親。もう両親の顔も朧げだが、両親に対する感謝と謝罪の気持ちは今もなお抱え続けている。不愛想ではあるが、周りが思っているより空澄は世界を愛していて、魅了されている。でも、きっと自分は罪深いことをしているのだろうという自覚もあるので、いつ死んでも大丈夫という覚悟はある。（死にたいというわけではなく、そうなった場合は最後まで足掻く） 友人達のことはきちんと大切に思っている。友人に限らず人間自体が空澄は結構好き。おくびにも出さないが。 【秘匿】PC1 あなたは幼少期に突発性難聴で耳が聞こえなくなった。それも幼少過ぎて、「音」というものをあなたは感覚として知らなかった。聞こえない事が当たり前の世界に生きていた。7歳の時、両親があなたに飲み物を差し出した。その赤い飲み物をトマトジュースだと思い貴方は飲んだ。全てを飲み干したあなたは段々と眠くなっていく。そうして完全に眠りにつく直前、聞いたことのない「音」が聞こえた。 「これで耳が治ればいいけれど」 「きっと治るさ、だって、神のご加護を得たのだから」 「そう、そうよね。きっとそう。どうか、神のご加護がありますように」 目が覚めたあなたは今まで聞こえなかった「音」が聞こえることに気付く。それと同時に両親が家にいない事も。そしてあなたは孤児院に行くことになった。 2020/5/3　これが僕のハッピーエンド　生還（後遺症：難聴　補聴器などを付けていれば聞き耳に－30） 報酬：「ニャルラトテップとの接触」「視覚を奪う/視覚を回復させる」「忌まわしき狩人の召喚/従属」 耳が、また聞こえなくなった。けれど、元々自分の耳は音を拾えない耳だったのだから、いつかこうなる運命だった。仕方の無いことだ。ただ、世界の音は本当に美しかったから、それだけが寂しい。いつかまた耳が治ったらいいと思うし、少しでも長くこの世界を楽しめたらいいとも思う。いつも持ち歩いていた仕込み杖は、目の見えなくなった八太にあげた。これは、俺よりもお前が持つべきものだろう。 幸星、それがお前の選択なら、俺は後悔も反省もしない。ゆき、という女に優しくしてほしいとお前は言っていたが、生憎そういうのは不得手だ。ただまぁそうだな、うちの古書屋にくるんなら、サービスくらいはしてやってもいい。 2020/6/13　月のくじらとジェリーフィッシュ　生還 報酬：「月のくらげ召喚」 施設の力の残骸であるくらげがあなたについてきてしまった模様。 特に意味がない魔法。目くらましにはなるかも。 SAN値1d3、MP1d4を消費することで触れられない不思議なくらげを大量に召喚する。 初めて見た相手にはSANチェック0/1 2020/6/13　服と面影　エンド1生還（面影と罠） 報酬：鍵（普通の鍵） 白い猫でも飼うか。名前は「宵」。

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