タイトル:ツルギ キャラクター名:ツルギ 種族: 享年:8歳 髪の色:茶  / 瞳の色:菖蒲色 / 肌の色: 身長: 体重: ポジション:アリス クラス: タナトス / タナトス 初期配置:煉獄 行動値:12 ■パーソナルデータ■ 暗示:陥穽 [記憶のカケラ] 内容 パーティー  友達が集まり、家族が揃い、とてもとても楽しいパーティーの記憶。間違いない幸せの時間。それはとても幸せだったけれど、それだけに思い出すごとに、僕を今との落差で苛んでいく。 感謝     いくら感謝してもしきれない人がいた。まだ「ありがとう」も言っていない…はず。会えたら、最初にその言葉を伝えなくては。ああ、でもその人は誰だったっけ。どんな人だったっけ。 権力の座   男性に手を引かれて、訪れた研究所。沢山の培養槽が、そこには並んでいた。そして、君に対して男性はこう言う。「お前には、いずれこれを引き継いでもらうよ」 略奪者 約束 後悔 我が家 [未練]    内容    狂気度  発狂時 たからもの  への 依存 ■■□□ 幼児退行(最大行動値減少(-2)) バミー    への 信頼 ■□□□ 疑心暗鬼(あなた以外の全ての姉妹の最大行動値に-1) クレシェンテ への 友情 □□□□ 共鳴依存(セッション終了時、対象の方が損傷しているパーツの数が多い場合、対象の損傷数と同じになるようパーツを選び損傷させなければならない) ホロ     への 友情 ■■■□ 共鳴依存(セッション終了時、対象の方が損傷しているパーツの数が多い場合、対象の損傷数と同じになるようパーツを選び損傷させなければならない) サクマ    への 独占 ■■□□ 独占衝動(戦闘開始時と終了時に1つずつ、対象はパーツを選んで損傷しなければならない)        への    ■■■□ () ■強化値■     武装 変異 改造 メインクラス   1   0   1 サブクラス   1   0   1 ボーナス 寵愛          1 =合計=   3   0   3 ■マニューバ■ [部位]     マニューバ名  : タイミング : コスト : 射程: 効果 [ポジション]  負けない心    : オート   :    : 自身: 対話判定+1 [メインクラス] 無限解体     : ダメージ  :    : 自身: 与ダメ時次Cまで攻撃M全て同対象にタイミング「ダメージ」 [メインクラス] 死神       : オート   :    : 自身: 白兵攻撃の判定+1 [メインクラス] 災禍       : ダメージ  : 2   : 自身: 「全体攻撃」付加 [サブクラス]  怪力       : オート   :    : 自身: 白兵+肉弾のダメージ1 [サブクラス]  必中       : オート   :    : 自身: 攻撃判定6でも好きな箇所にダメージ [サブクラス]  無茶       : オート   :    : 自身: 基本P1消費で振り直し(行動・攻撃・切断) [頭]      のうみそ     : オート   :    :   : 最大行動値+2 [頭]      めだま      : オート   :    :   : 最大行動値+1 [頭]      あご       : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [頭]      アドレナリン   : オート   :    : 自身: 最大行動値+1 [頭]      カンフー     : オート   :    : 自身: 最大行動値+1 [腕]      こぶし      : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [腕]      うで       : ジャッジ  : 1   : 0  : 支援1 [腕]      かた       : アクション : 4   : 自身: 移動1 [腕]      単分子繊維    : アクション : 2   : 0-1 : 白兵攻撃1、切断、連撃1 [腕]      写真       : オート   :    :   : 僕と、父上と…他にも誰かが写っているけど、破れててわからない。父上の顔もちょうど見えない。 [腕]      ガントレット   : オート   :    : 自身: 【腕】防御1、白兵+肉弾のダメ1 [腕]      アサシンブレード : ラピッド  : 2   : 0  : 白兵攻撃2、連撃1 [胴]      せぼね      : アクション : 1   : 自身: 次CでM1つのコスト-1 [胴]      はらわた     : オート   :    :   : [胴]      はらわた     : オート   :    :   : [胴]      ジェットノズル  : ダメージ  :    : 自身: 基本P1消費で白兵肉弾ダメ+1(1Tに何度でも) [胴]      しんぞう     : オート   :    :   : [脚]      仕込みブーツ   : アクション : 2   : 0  : 白兵攻撃2、判定+1 [脚]      ほね       : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      ほね       : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      あし       : ジャッジ  : 1   : 0  : 妨害1 ■その他■ 寵愛点:80点 成長履歴: No. 獲得寵愛点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 0     12点(  3 /  9) 1     22点(  9 / 13)     「ガントレット」取得(10) 「怪力」修得(20) あまり4 2     2点(   /  2)     あまり6 3     4点(   /  4)     あまり10 「災禍」取得(10) 4     17点(   / 17)     「ジェットノズル」修得(10) あまり7 5     23点(   / 23)     あまり30 「無茶」取得(20) 「しんぞう」取得(10) メモ: 残り狂気減少5 石切丸RP。 覚えているのは、過去のうっすらとした記憶だけ。 アンデッド工場を継ぐ予定、だったみたい。でも全然覚えていないんだ。 …サクマって人に父上が殺されて、僕も…殺されたのは、わかる。 いったいなんのために…それを知るためにも、あの人に会わなきゃ。でも…怖いな。やっぱり。 でも、きっと大丈夫。だって僕には、バミーとクレシェンテっていう、頼りになる仲間がいるんだから! 二人を守るために、僕が前に出てアンデッドたちを倒さなきゃ。 ----- 【感謝】 「よく見ておきなさい、ツルギ。いずれお前が継ぐべきものたちです」 それは、アンデッド兵器の行列だった。 「父上、あれは」 「……ああ、あれはただの失敗作、気にすることはない」 行列にそぐわない大きな鳥籠。中には少年がいた。 手足を鎖でつながれて、けれども瞳はぎらついていた。 不意に少年と目が合った。彼は、にい、と笑った。 鎖も鳥籠も無意味だった。鎖を引きちぎり、籠を破り、こちらへ向かってきてる。 殺される―― 「……大丈夫か?」 襲ってきた少年の両腕が目の前でぼとり、と落ちた。 力任せに叩き斬ったような、綺麗とはいえない切断面から粘液が溢れる。 少年は、遅れてやってきた兵たちによって取り押さえられ、どこかへ連れていかれた。 少年の腕を斬り落とした彼を、見つめる。 「さすがじゃな、×××」 「……いえ。では、俺はこれで」 「あ、あの……! 助けてくださって」 「……礼は言わなくていい。命令だからやっただけだ」 そう言って、彼は行ってしまった。感謝の言葉も、言えなかった。 いずれ会えたら、そのときは 「でも、君は彼の顔も、覚えてないでしょう?」 ----- 【略奪者】 「悪いなあ、これも、上からの命令だ」 「なぜ、なぜ軍が我々を攻撃する!? 我々は軍の――」 「お前の技術は、軍が大事に使ってくれるってよ」 「そ、そんな、くそ、そんなことが」 銃声 その光景を、君は見ていた そして、そいつは君の方を見た 「……悪いなあ、お前も、生きててもらっちゃあ面倒なんでな」 その後の記憶は、ない ----- 【約束】 「父上、僕も父上のような立派な研究者になります!!」 「? そんなのは当たり前ではないですか。ですが、期待していますよ、ツルギ」 「それで、あの、僕が、立派な研究者になれたら」 「はい?」 「あの、僕を守ってくれた人を、僕の側近にしたいです!!」 「…………あれは、戦闘用アンデッドですよ?」 「でも、僕を守ってくれたし、優しい人だと思うんです」 「…………貴方の、その甘い性格だけが気がかりですが……まあ、いいでしょう。貴方が立派に、私の跡を継いだ暁には、貴方の好きになさい、ツルギ」 そう言って君の父は微笑んだ。君がねだったのは、命の恩人。そう、顔を思い出した。 あの、父と、君を、殺した男。 ----- 【パーティー】 姉の誕生日パーティーだった。 父上と、母上と、姉上と、よくわからないけど沢山の大人たち。 「お嬢さんのお誕生日おめでとうございます」 「御子息も健やかに成長されているようで。安泰ですな」 「しかし、戦局は――」 難しくて、わからない大人たちの話。ずっと前のパーティーの方が楽しかった、友達も、沢山呼べたし。そうだ、今度の自分の誕生日パーティーは、友達と、あと、自分を助けてくれた彼を招いて―― 突然、銃声が、鳴り響く。 その音と一緒にあがる悲鳴。 姉上は、かつての父上のお気に入りが、どこかにつれていったのを、視界の端に捉えた。 「あっははは、僕を招いてくれないなんてひどいじゃないですか。とか言って。まるで『眠れる森の美女』ですね?」 そう言ったのは、軍服の上から白衣を羽織った男。その男の傍らに控えていたのは、銃を撃ったのは、 かつての、恩人 ――さて、君は、どう思う? 彼は本当に恩人かな、それともそっくりさんかな。 ----- 【権力の座】 「ツルギ、これを見なさい」 父が君を呼ぶ。 「父上。これは……地図、ですか?」 「そう。これより攻め入る国の地図です。ツルギ、お前ならまずどこの街に攻め入りますか?」 「僕なら? ……、…………」 君は地図を指さす。 「ここ、かなあ……」 「わかった、ではここに攻め入ることにしましょう。ははは、この父と同じ意見とは、流石私の息子」 君が、指さした街。君は知らないだろう、でも、記憶にある人がいるんじゃないかなあ。 バミー、お前が住んでた街だから。 君の権力は君の友人の故郷を滅ぼしました。 ----- 【後悔】 「やあ、……えーと、君は、何号だったっけ!?」 白衣の男が、アンデッド兵士に話しかける。アンデッド兵士は、サクマだ。 「……2号です」 「そうそう、2号くんだ」 「何の用ですか?」 「君に軍からの命令を預かってきましたー」 「…………軍からの命令? 俺は、これから山王寺家の警護を仰せつかっておりますが」 「変更になったよ。それは9号くんがしてくれるから」 「……はあ」 その夜、山王寺家の屋敷は襲われ、全てが燃えた。 「…………」 「あーあ、なんて不幸な事故だろう! 山王寺家の者は皆殺しされちゃったってさ!」 「…………あんたが、仕向けたんだろう」 「何が?」 「あんたが、あの人たちを殺したんだろう!」 「人聞きの悪い。僕は、僕の邪魔になりそうだった人にちょっと退場してもらっただけだよ」 「……!」 「屍兵2号、これより君は僕の指揮下に入る。僕の命令は絶対だよ、いいね?」 これが、君の死の裏側の出来事。君を守れなかった兵士の「後悔」だ ----- 【我が家】 君はこの近くに住んでいた。 街の中心には大きな研究所があり、そこに勤める国の研究者をサポートするかのように栄えていた。 この街はいわば君の庭とも言えた……はずだった。 今の街はただの瓦礫の山。 ただ、真っ白なドーム――研究所だけが残り続けている。 …………ああ、そうだね。 そこにある、瓦礫の山。 多分そこが君の「我が家」じゃないかな。 おかえり、かもしれないね? ツルギ。 ----- 【後継者の話】 「よく見ておきなさい、ツルギ。いずれお前が継ぐべきものたちです」 「はい、父上。僕も父上のような立派な研究者になります」 「期待していますよ、ツルギ」 ………… 山王寺剣(さんのうじ つるぎ)は生まれながらに『権力の座』につくことを定められていた人間だ。 剣の父親は国有数の科学者で、粘菌技術を大いに発展させた。 君も、そうなるはずだった。 学校ではなく、『我が家』で。沢山学んだ。 けれど君にとって大事な記憶は学びの記憶ではない。 "彼"に出会ってからが君が意志を持って歩み始めた人生だ。 ………… 『権力の座』に座りながら、屍兵の行進を眺める。 自分が継ぐべき力を眺めながらも、どこか遠い国の出来事のように思っていた。 そんな自分を襲ったアンデッドの少年。 殺されると思った。 恐ろしいと思った。 けれど、彼が助けてくれた。 「2号」と呼ばれた彼は、自分にとってのヒーローになった。 命を救ってくれた彼に『感謝』した。 そして、誓ったのだ。 彼の主として相応しい人物であろうと。 自分には引き継ぐべき『権力の座』がある。 だが、それが虚な存在であれば、彼が失望してしまうから。 恩人を自分の側近にしたいと、父と『約束』を交わしてから、より一層多くのことを学んでいった。 『我が家』には沢山本があったし、父の知り合いの研究者も、家に訪れていたから。 自分の環境に、こんなに『感謝』したことはなかった。 この環境が、悲劇につながるなんて、そのときは思いもしなかった。 ………… 姉の誕生日を祝う『パーティー』。 そんなのは名目で、軍の偉い人たちが集まって情報を交換する会になっている。 父の周りには研究者、軍人、政治家。 姉はつまらなそうに座っていた。 自分はというと、いつも警護している2号を探していた。 同じ顔をした兵士はいるけれども、それが2号でないことはなんとなくわかった。 突然、銃声が、鳴り響く。 その音と一緒にあがる悲鳴。 「あっははは、僕を招いてくれないなんてひどいじゃないですか。とか言って。まるで眠れる森の美女ですね?」 そう言ったのは、軍服の上から白衣を羽織った男。銃を撃ったのは、2号と同じ顔をした兵士。 でも、2号ではない。 彼らは『略奪者』だ。 逃げ惑う人々。剣も逃げようとした。 けれど、逃げられなかった。 父は目の前で殺された。 そして、自分も――。 「悔しいかい? 何もかも奪われて。君のものになるはずだったものは全て僕が頂いた」 「憎いかい? なら復讐してごらんよ」 「君にはその機会がある。おめでとう、君は選ばれたよ!!」 今度は君が『略奪者』になる番だ。 そんな、「後継者」の物語。 ----- 【成長予定】 けもみみ(10) よぶんなあたま(10) 集中(20) 悪食(20)