タイトル:アネモネ キャラクター名:アネモネ 種族: 享年:14 髪の色:   / 瞳の色:   / 肌の色: 身長:158 体重:かるいよ ポジション:ホリック クラス: タナトス / バロック 初期配置:煉獄 行動値:11 ■パーソナルデータ■ 暗示:喪失 [記憶のカケラ] 内容 82 秘密    何か秘密があった。どんな秘密かは覚えていない。それでも秘密だった 父      父。私には父がいる。 大柄で不愛想で不器用で。でも仕事熱心で真面目。 庭木の剪定や花壇の管理、裁縫に洗濯。 でもどれもあんまりうまくないの。 だから小さい頃から私も手伝ってるんだ。 私と父とカリムスおじさんとファーザーと。 他の子たちが遊んでいるのを見ながら裁縫をしたり、洗濯をしたり。 そんな日々に充実感を覚えていたわ。 たまに待ちきれない子が服の裾を引っ張ったりしてりもして。 それを皆は笑ってみていた。父を除いて。 私は知っている。父は笑わない。 母が死んでから父は笑わなくなった。 世界に母は殺された。父はそう言っていた。 きっとそう思い込んでる。でも実際はそう思いたいだけ。 誰かに聞いた、顔も覚えていない誰かに。 「貴方の母親は貴方を産んですぐ死んだ。体が耐え切れなかった」って。 当時は何のことかわからなかったけど今ならわかる。 私を産んだから母は死んだ。 「 母 を 殺した のは 私 だ 」 でも父は一度でもそのことを口に出すことはしなかった。 「ファーザー」暖かな日差しの中、貴方達は何人もの子供たちと楽しく遊んでいる。 窓から聞こえるピアノの音に合わせて手を繋いで踊ったり、かけっこをしたりかくれんぼをしたり。 時には泥んこになりながらも楽しいキラキラした時間を過ごしていた。 「みんな、そろそろご飯にしよう。もどっておいで」 ファーザーは貴方達が過ごした孤児院の管理人であり貴方達にいろんなことを教えた。 ピアノ、ダンス、勉強、料理、ほかにも様々なことを。 ほかならぬ貴方達の育ての親であり、優しい父であった。 だがその記憶の中に一つのノイズが走る。 「私は…私は。彼らをあいつらに渡してなるものか…」 注射の針が頭の中に浮かぶ。 それは貴方めがけて突き刺さる。 やめてと叫び貴方達が見たファーザーの瞳には優しさと共に狂気が見え隠れしていた。 やさしき彼の中で何かが音を立てて壊れた。 それが何かは分からないが。今言えることはあの狂気を帯びた瞳がファーザーの優しさを食らいつくそうとしている事だけだ。 最後の音声記録 [未練]   内容    狂気度  発狂時 たからもの への 依存 ■■■□ 幼児退行(最大行動値減少(-2)) フィリア  への 恋心 ■■■■ 自傷行動(戦闘開始時と終了時に1つずつ、あなたはパーツを選んで損傷する) プラム   への 対抗 ■■■□ 過剰競争(戦闘開始時と終了時に1つずつ、あなたは狂気点を追加で得る) イポメア  への 友情 ■■■□ 共鳴依存(セッション終了時、対象の方が損傷しているパーツの数が多い場合、対象の損傷数と同じになるようパーツを選び損傷させなければならない)       への    ■■■□ ()       への    ■■■□ () ■強化値■     武装 変異 改造 メインクラス   1   0   1 サブクラス   0   2   0 ボーナス 寵愛 =合計=   2   2   1 ■マニューバ■ [部位]     マニューバ名 : タイミング : コスト : 射程: 効果 [ポジション]  業怒      : ダメージ  :    : 自身: 任意の未練に狂気点+1、ダメージ+2 [メインクラス] 殺劇      : オート   : なし  : 自身: 同カウント内で他の姉妹が攻撃対象とした敵に攻撃する際、攻撃判定+1、ダメージ+1 [メインクラス] 死神      : オート   : なし  : 自身: 白兵攻撃判定の出目+1 [サブクラス]  怪力      : オート   : なし  : 自身: 白兵・肉弾攻撃ダメージ+1 [頭]      のうみそ    : オート   :    :   : 2 [頭]      めだま     : オート   :    :   : 1 [頭]      あご      : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [頭]      けもみみ    : オート   : なし  : 自身: 最大行動値+1、行動判定で大失敗しても損傷しない [腕]      こぶし     : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [腕]      うで      : ジャッジ  : 1   : 0  : 支援1 [腕]      かた      : アクション : 4   : 自身: 移動1 [腕]      スコップ    : アクション : 2   : 0  : 白兵攻撃1+切断(相手は切断判定修正+2)防御無視 [腕]      ジェットノズル : ダメージ  :    : 自身: 自身が攻撃をあたえた際のみ使用可能。コストとして自身の基本パーツを一つ損傷。白兵・肉弾ダメージ+1(重複不可)1ターンに何度でも使える [腕]      有刺鉄線    : ダメージ  : 0   : 自身: 自身がダメージを与えた際のみ使用可能。白兵・肉弾+1 [胴]      せぼね     : アクション : 1   : 自身: 次カウントで使うマニューバ1つのコスト-1 [胴]      はらわた    : オート   :    :   : [胴]      はらわた    : オート   :    :   : [胴]      しっぽ     : オート   : なし  : 自身: 最大行動値+1 [胴]      たからもの   : オート   :    :   : 家族の写真のロケットペンダント [脚]      ほね      : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      ほね      : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      あし      : ジャッジ  : 1   : 0  : 妨害1 ■その他■ 寵愛点:27点 成長履歴: No. 獲得寵愛点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 0     13点(  9 / 4)     12点狂気点減少(フィリア・プラム) 1     14点( 10 /  4)     12点損傷パーツ修復。2点未練取得 2     0点(   /  ) メモ: 私には秘密がある。誰にも言えない秘密が。 私は…私の意志でじゃない。ただ結果から見れば私が殺したんだ。 母は私を産んですぐになくなった。体が耐え切れなかったとそう聞いた。 私がいなければ、私を産まなければ母は死ななかったかもしれない。 その罪悪感は芽生えてからずっと私を蝕んできた。 ずっと深く、暗く黒く、じめじめとしたとがった感覚が胸を刺しては私を苦しめた。 父には一度たりとも責められたりはしなかった。 それを口にしてしまったら私たちの関係は修復できないものになってしまうからだろうか。 ただ父は私を恨んでいたかもしれない。 いっそのこと言ってもらえれば楽だったかもしれない。私は望まれない子だったのだと。 そう割り切りたかった。もう悩みたくなかった。 私のせいで父が笑わないのかと思うと。まるで私が父を機械のような人にしてしまったと。 胸が苦しくなる。だから馬鹿なことをした。 ある日の事。いつも通り洗濯物を取り込んでいる最中、私は足を滑らせた。 ここは孤児院の屋上、子供が落ちればゆうに死んでしまうそんな高さ。 そんな場所で体制を崩してしまった。 本当に落ちるつもりはなかった。落ちないようにする方法を用意していたから。 だが、私の予想に反して事は取り返しのつかないことになってしまった。 父は私が足を滑らせるのを見るや否やすぐに私のもとにきて私を掴んで投げ飛ばした。 投げ飛ばされたのは屋上側。反動で父は屋上から外へ。 血の気が引いた。次の瞬間、父は私の視界から消えた。 急いでヘリから階下を調べた。 そこには頭に真っ赤なバラを咲かせ倒れ伏している父の姿があった。 そこに通りかかったファーザーが父のそばに慌てて駆け寄る。 私も急いで1階へと戻った。 そこで父は冷たくなっていた。 絶望に打ちひしがれた。 ただ、心配してほしかった。危ないと叫んでほしかった。 私をどう思っているのか知りたかった。 それだけなのに。なんで?どうして? 私は…私が……また? 目から光を失い涙を流し続けていた私にファーザーは注射をした。 それからの記憶がぼやけて分からなくなっていった。 アネモネ(蒼さん) 最後の音声記録 「ア、ネ…モモ、ネ……」 「ツヨクナッタナ、イツマデモコドモジャナイカ」 「アネモネ、イマナラオマエノコトガスコシワカル……フアンダッタンダナ」 「ワタシガ、ワラワナイコトヲ、ナヤンデイタンダロウ?ワタシガオマエヲウランデイナイカ、ト」 「ソンナコトハナイ。アネモネ、キミハカノジョノワスレガタミダ。」 「ハナノヨウニウツクシクテソレデイテモロイ。カゼニフカレテスグニデモコワレテシマイソウナ。」 「アネモネ。モトモトカアサンハナガクハナカッタンダ。ソレヲワカッタウエデオマエヲウムコトヲエランダ。」 「ワタシヲヒトリニシタクナイトイッテナ。」 「カアサン、ガンコナヒトデナイチドキメタラキカナインダ。」 「ソレデモ、ソレデモ。カアサンハナイテイタヨ。」 「カノジョハキミニ。アネモネ、キミニアイタガッテタ。キミトアソビタカッタ。シャベリタカッタ。イッショニイキタカッタンダ。」 「デモソレハカナワナカッタ。ダカラカノジョノカワリニオレガオマエヲソダテタ。」 「アネモネ。ワタシガオマエノマエデワラワナカッタノハカンジョウヲトロシタラソノヒョウシデスベテガクズレテシマウキガシテ。」 「ブキヨウナチチデスマナカッタ。オマエニムヨウナカンチガイを、ナヤミヲアタエテシマッテ。」 「苦しかったよな。さみしかったよな。辛かったよな。すまない。」 「イインダ。オレガマネイタケッカダ。スマナカッタナ。」 「ヨカッタヨ。オレハ、オレレハ、サイゴニオマエノコエガキキキケテヨカッタ。」 「ゲンキデナ アネ…モ…ネ。」 父:クラレス