タイトル:イブマリー・エンドロード キャラクター名:イブマリー・エンドロード 種族:ナイトメア [特徴:異貌、弱点[土、銀+2]] 生まれ:参謀 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:22 性別:女 髪の色:濡れ羽色 / 瞳の色:夜色 / 肌の色:白 身長:152 体重:39 経歴1: 経歴2: 経歴3: 穢れ度:1 ■能力値■      技     体     心 基礎   10      7     13    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F  10   8   1   5  11   7 成長                   →計:0 修正 =合計= 20  18   8  12  24  20 ボーナス  3   3   1   2   4   3    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本   4   5  18  26 特技         0   0 修正 =合計=  4   5  18  26 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:2 Lv フェアリーテイマー 2 Lv  / セージ 1 Lv ウォーリーダー   1 Lv  /      Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名 : 効果                             : 前提 [p223]魔法誘導 : 射撃魔法で誤射しない、完全に隠れ切れてない対象に射撃魔法可能 :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   5   4  18  54 修正 特技        0 =合計=  5   4  18m  54m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名  : 効果                          : 前提 [p]  軍師の知略 : 先制判定を「ウォーリーダー技能+知力ボーナス」で行える : ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 110   1H   8      0   8  10   0 [ソードB] *レイピア / (232p) =価格合計= 110 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  7      3   150 ソフトレザー / 盾 :              / 修正: = 合計 =    0   3   150 G (回避技能:) ・装飾品    価格 名称    / 効果 頭 :         / 耳 :         / 顔 :         / 首 :         / 背中:         / 右手:         / 左手:         / 腰 :100  宝石ケース / 腰 :200  宝石    / ランク1=50×4 足 :         / 他 :100  軍師徽章  / 鼓砲を使用するのに必要 =合計=400 G ■所持品■ 名称     単価 個数 価格 備考 冒険者セット 100  1   100  背負い袋、水袋、毛布、たいまつ6本、火口箱、ロープ10m、小型ナイフ           1   0           1   0           1   0 =所持品合計=    100 G =装備合計=     660 G = 価格総計 =    760 G 所持金    440G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 4 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 妖精魔法 2       6 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       - - エルフ語  - - / ドラゴン語     - - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     ○ - 魔動機文明語- ○ / 魔神語       - - 魔法文明語 - ○ / 妖魔語       - - 妖精語   ○ - / グラスランナー語  - - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、親の種族の言語 技能習得言語:妖精語、1個の会話or読文 ■名誉アイテム■ 点数 名称 所持名誉点:  0 点 合計名誉点:  0 点 ■その他■ 経験点:0点 (使用経験点:3000点、獲得経験点:0点) セッション回数:0回 成長履歴: 成長能力 獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1-        0点(   /   / 回) 2-        0点(   /   / 回) 3-        0点(   /   / 回) 4-        0点(   /   / 回) 5-        0点(   /   / 回) 6-        0点(   /   / 回) 7-        0点(   /   / 回) メモ: ユレヒト王国出身。 代々体が弱く、早死にする家系。母親はもともとの体質とナイトメアの角によって傷つけられたことで イブマリーを出産する際に死亡している。 一人娘であるイブマリーを父親は愛してくれていただろう。しかし、複雑な胸中であったことは確実である。 イブマリーも例に漏れず、体は強くないものの、ナイトメア化の影響か、今のところ遺伝性の病気は発症していない。 ユレヒト王国にある魔法学院に通っていた。ぎくしゃくとした家は出て寮暮らし。 カインツとは同期で、どちらが早く妖精魔法使いとして有名になれるか勝負を持ちかけられた。 カインツは4属性(光・闇以外)を極めること、イブマリーは現存の6属性以外の未知の属性を目指している。 以下はショートストーリーです。 ------------------------------------------------------------------------- この魔法学院ではそれぞでの生徒が魔法の専攻を決め学ぶカリキュラムであった。 あるものは真語魔法、あるものは操霊魔法、そして妖精魔法… 妖精魔法に関しては、属性についても自分で選択する形式だった。 「ところで、みんなはどの魔法を専攻するか決めた?」女性教師は生徒へと話しかける。 「〇〇くんは?」うつらうつらと船を漕いでいた生徒の肩を叩く。目が覚めたらしく、当の生徒が慌てたように頭をかく。 「も、もちろん真語魔法に決まってるじゃないですか!見た目的に一番派手だし!」と照れ隠しのつもりか、大声で返してきた。 「お前そんなこと言ってこの間エネルギーボルト暴発させてたじゃないか」彼の後ろに座る、眼鏡をかけた生徒が茶化す。  教室のいたる所からはくすくすと笑い声が響く。 「じゃ、じゃあ△△くんはどうするの?」  言い合いを始めそうになった二人を押しとどめながら眼鏡の生徒に教師が聞くと、その生徒は眼鏡の位置を直しながら、 「操霊魔法ですね。様々な魔法で補助を行え、ゴーレム作製も可能で、人には難しい作業を行わせることもできます。 解釈次第ではとても興味深い魔法ですね」  あなただってこの間、味方を巻き込んでダーク・ミストを配置していたわよね…。と内心の苦笑を隠しつつ、その背後に座る女子生徒へと視線を向けた。 「□□さん、あなたは?」 「わ、わたしは…その…妖精魔法の光と闇を…。ケットシーを呼んでみたくて…」  ケットシーと言えば光と闇の属性を合わせ持つ、古代種妖精だ。2属性を相当なレベルで習得しないと呼べない、難易度の高い目標と言えるだろう。 おとなしくて、ひっこみがちの少女だが、しっかりと自分の目標を定めているのが彼女らしい。 「あなたならきっとケットシーを呼べるぐらい妖精魔法を習得できるわよ。その気持ちを大切にね」  顔を赤らめた少女がこくりとうなずくのを見て、彼女は同じ問いをクラスの生徒に聞いて回った。 1人を残した時点で、やはり真語魔法、操霊魔法が多く、ちらほらと神聖魔法と妖精魔法の声があがった。この2つは天性のものが必要なため仕方がないだろう。 なお魔動機術はマギテック協会で学ぶことが多いため、希望する者はいなかった。 さて、残り1人。だけど…この1人が問題なのよね。 他の生徒もそれが分かっているらしく、いくぶんざわざわと騒ぎ出す。 最後尾、教室の端に座る少女に視線をやる。濡れ羽色の髪を肩まで伸ばした、あまりに細い体つきの少女。 「イブマリー、あなたは…その…あれだっけ?」 「はい」  イブマリー。そう呼ばれた少女がさも当然とばかりに首肯する。 「わたしがしたいのは、混沌の名を関する妖精魔法の習得です」  その途端、彼女を取り巻く周囲が一斉に歓声を上げた。 「うわっ、相変わらずその決まり文句かよ!」 「まだ言ってるの、頑固ねイブちゃん」  とにかく大声を上げる者、友人同士笑いあう者。反応はそれぞれだが、それに共通しているのは イブマリーという少女の発言を小馬鹿にしている点だ。 「……ねぇ、イブマリー、あなたは妖精に嫌われているわけではないでしょう?他の属性に興味はないの?」 「ありません」  そのような属性の選択肢などこの学院にはない。というよりも、そんな属性の妖精魔法自体がこの世界で確認されていないのだ。 「そう…。でも、自分のやりたいことがはっきりしているというのは素敵よ、イブマリー」  あれだけクラス中から茶化されたというのに、この少女はまるで動じていない。 混沌とはいったい何なのか、そんな属性を持つ妖精が存在するのか、担任として何度か彼女の話を聞こうとはしているが、 彼女はどうにも要領を得ない答えしか返さない。  ふと教室に響き渡る、五時限目終了の鐘。 「今日はここまでにしましょう。会議があって、今すぐ出なきゃいけないからホームルームはなし。掃除当番以外は下校していいわよ」 窓から差し込む夕陽が照らす教室。 木製のロッカーに箒をしまう。 微風に揺れる髪を押さえることもなく、少女は独り、窓の外を眺めていた。 ---うわっ、相変わらずその決まり文句かよ! ---まだ言ってるの、頑固ねイブちゃん。 いつも。いつもそうだ。 「嘘じゃない」 ぽつりと呟く。悔しいとは思わなかった。とうに、罵倒も嘲笑も聞き慣れたから。 「綺麗な夕陽」 眩しいほどに輝く夕陽。見る者を照らし祝福する黄昏色ーー自分の目指す『混沌』とあまりに真逆のもの。 …そう。きっと、自分には出来ないことだからこそ憧れるのだろう。 でも、それでもわたしはーー 独り言のように、微風の中に消えていきそうな、妖精語の魔法行使呪文がその口から流れ出す。 しかし、それは完全に紡がれることはなく、唐突に止んだ。 「おっと、最後まで聞きたかったのに」 がらんとした空虚な教室。いつの間にか、自分のすぐ後ろの席に見覚えのある少年が座っていた。 「ねぇイブマリー。理論構築はできているのかい?」 立ち去ろうと背を向けた足が無意識のうちに止まった。 「理論?」 オウム返しに呟くと、相手は方眉をつり上げてみせた。 「混沌の妖精魔法さ。確認されている妖精は土、水・氷、炎、風、光、闇の6属性だ。そして妖精は司る属性の魔法しか扱えない。」 「あなたにそれを言っても仕方ないでしょう。カインツ」 カインツ・マグナ。いいとこの商家の息子である、同じナイトメアで同じ妖精魔法の使い手だ。 友人も多いようだが、かといってクラスの代表格という立場でもない。彼とこうして話すのもせいぜい二回か三回くらいだろう。 「つれないなぁ。君が新たな属性を習得したいように、僕にも目標があるんだ」 いたずらっぽい表情から一転、はにかんだような、照れたようなーー普段教室で見せない表情を彼が浮かべる。 それを眺めるうちに、奇妙な、自分自身にすら理解できぬ気持ちを覚えた。 ”君が新たな属性を習得したいように” そう告げた彼の双眸に、それを馬鹿にするような光が一切灯っていなかったからだ。 ーーあなた、本気で私の言ってること信じてるっていうの? 「目標があるって…どういうこと?」 「お、ようやく興味を持ってくれたみたいだね。僕が目指すのは虹色の妖精魔法さ」 「虹色?」 思わず口に出して反芻してしまう。 「別に君みたいに新しい属性を習得しようというわけじゃない。土、水・氷、炎、風、4属性全てをマスターする。合わされば虹色みたいだろ?」 「無謀ね。」 溜め息1つ、大仰に肩をすくめてみせる。 何を言うかと思えば、まさかそんな突拍子もないことを言ってくるとは思わなかった。 基本的に妖精魔法を習得するなら、2属性に注力するのがセオリーだ。4つの属性妖精と契約できたとしても、 それぞれ扱える魔法が初歩的なもののみでは意味がないからだ。 まして、4属性を極めるなど、いったいどれだけの時間がかかるというのか。 「仮にできたとしても、その頃にはいいおじいさんになっているのが関の山よ」 「そうかい?君の挑戦といい勝負だと思うんだけどなぁ」 「わたしはそんなのにはならないわよ。どうせその前に死ぬから」 感情のまま吐き捨てーー…しまった。 「イブマリー…。まさか本気じゃないよね」 「私の家系、代々身体が弱いの。みんな早死にしてる。わたしのお母さんも、わたしがナイトメアで生まれたことも原因だとは思うけど。 …わたしもきっとそう。ナイトメアの身体のおかげかまだ発症してはいないけど。だからあなたみたいに4属性を極めるなんて考えたこともなかった」 「ねぇ、間に合うと思う?」 結局のところ彼も自分と同じだった。嘘がつけない。すぐに表情に出る。 躊躇わずに肯定したところで、それがただの憐れみとしか映らないことを理解している。だからーー 「僕と勝負しないか?」 「…え?」 「君が新しい属性を習得しマスターする前に、僕は4属性を極める。そして先に有名になった方の所へ、もう1人が会いに行く。約束してくれるかい?」 …頑固ね。 …けどこんな無謀な挑戦は嫌いじゃない。自分もそうだから。 喉の奥が熱い。熱くて苦い。 少女が頷くのを見て少年はそうこなくっちゃと不敵に微笑んだ。