タイトル:ジヴゾラーナ・ドゥ・オロール キャラクター名:ジヴゾラーナ 種族:ラルヴァ [特徴:暗視、弱体化、吸血の祝福、忌むべき血] 生まれ:魔神使い ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:121歳/見た目は25〜 性別:女性 髪の色:白  / 瞳の色:赤  / 肌の色:白 身長:162(170:ブーツ込み) 体重:49 経歴1:国王に会ったことがある 経歴2:特定の種族(リルドラケン)を好んでいる 経歴3:魔神を危険視している 穢れ度:2 ■能力値■      技     体     心 基礎   12      7     12    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   5  11  16   4   5   6 成長  13  18  10  12  24  16 →計:93 修正      2 =合計= 30  43  33  23  43  34 ボーナス  5   7   5   3   7   5    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本  20  22  74  136 特技         0   0 修正 =合計= 20  22  74  136 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:17 Lv プリースト/フェトル 16 Lv  / マギテック    1 Lv スカウト       7 Lv  /  セージ      12 Lv エンハンサー     7 Lv  /  バード      3 Lv アルケミスト     1 Lv  /  デーモンルーラー 17 Lv ウォーリーダー    1 Lv  /           Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名         : 効果                        : 前提 [pIB34]ルーンマスター     : 魔法拡大を宣言せずに使用出来る           : 魔法技能1つのLv11 [p2120]トレジャーハント    : 戦利品のロールに+1                 : スカウトLv.5 [p2123]ファストアクション   : 戦闘の第1ラウンドで先手なら、主動作を2回行える   : スカウトLv.7 [p2120]鋭い目         : 戦利品のロールに+1                 : セージLv.5 [p2121]弱点看破        : 魔物知識判定成功時弱点ボーナスを2倍         : セージLv.7 [p2123]マナセーブ       : 消費MP-1(最低1)                   : セージLv.9 [p3144]マナ耐性        : 魔法ダメージ-5                   : セージLv.12 [p226] 魔法拡大/数       : 対象を拡大するごとにMP倍増、達成値は個別      : [pIB39]魔力撃         : 近接攻撃ダメージに+魔力、回避・生命抵抗・精神抵抗-1 : [pIB39]マルチアクション    : 制限移動を条件に、近接攻撃と魔法を両方行使できる  : [pIB29]かいくぐり       : 回避成功時、対象への攻撃のC値-1           : 盾 [pIB32]魔力強化        : 魔力に+2                      : [pIB31]防具習熟A/盾      : 防護点+1、Aランク装備可能              : [pIB33]MP軽減/デーモンルーラー : 消費MP-1(最低1)、拡大時は-1後に倍          : [pIB36]クリティカルキャスト  : 魔法のC値に-1                    : [pIB37]ダブルキャスト     : 魔法の行使を2つ同時に行う。ただし魔力-10      : [pIB39]魔法拡大/距離      : 射程を倍増した分MPも倍増              :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本  19  14  43  129 修正 特技        0 =合計= 19  14  43m 129m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照] 特技名       : 効果         : 前提 [p]  マッスルベアー    : 筋力ボーナス+2   : [p]  キャッツアイ     : 命中+1        : [p]  ガゼルフット     : 回避+1        : [p]  ストロングブラッド  : 炎、水・氷ダメージ-5 : [p]  スフィンクスノレッジ : 知力度+12      : [p]  デーモンフィンガー  : 器用度+12      : [p]  ケンタウロスレッグ  : 敏捷度+12      : [p]  パラライズミスト   :           : [p]  堅陣の構え      : 制限移動+2m     : [p]  幸運は富をもたらす  :           : ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー : シューター : ・武器 価格 用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 50   1H   3      0   3  10   0 [ソードB] *ダガー / (232p) 1150  1H   3      0   3  10   0 [ソードB] *ダガー / 銀製、発動体 (232p)    1H両  10   1  23   0  10  23 [スタッフ] *アザーアームズ / (p) =価格合計= 1200 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :     1     38000 コンバットメイドスーツ / 魔法ダメージ-3。バトラー仕様。 盾 :  1   2   1  2000 聖布オロール(エルエレナケープ) / 回避+2 マナタイト加工 修正:    19 = 合計 =   22   2  40000 G (回避技能:) ・装飾品    価格  名称               / 効果 頭 :20000 女神のヴェール          / 耳 :10000 魂の絆の耳飾り          / カルークに片方渡してある 顔 :9600  狩人の解析鏡           / 魔物知識判定に成功すると命中+1。してもレベルがわかる。 首 :    軍事徽章             / 背中:100  聖印               / 模造刀の形をしている 右手:1000  叡智の腕輪            / 左手:1000  マナリング            / 腰 :100  インドミタブルベルト/血晶石の腹帯 / 足 :3500  メディカルスフィア(小)     / ≪ターゲット・サイト≫MP-1 他 :9000  ディスプレイサー・恨みの鉢巻き  / =合計=54300 G ■所持品■ 名称             単価 個数 価格  備考 叡智の腕輪          1000 2   2000 エルエレナケープ       1600 1   1600 ギャンブルポーション     70  3   210 宗匠の腕輪          1000 1   1000  →隊長にあげた ブラッドストーンのイヤリング 1100 1   1100 ワイン            10     0 煙管             100  1   100 刻み煙草           10  1   10 保存食(一週間)       50  11  550 冒険者セット         100  1   100 魔香草            100  2   200 魔晶石(5点)         500  13  6500 俊足の腕輪          1000 1   1000 魔神の契約書         10  50  500 銘酒ドゥ・ロー・ブリュレ   150  1   150  あと半分くらい 緑カードS           2000 3   6000 緑カードB           20  34  680 緑カードA           200  25  5000 接合潤滑剤          160  2   320 七色ハチミツ         240  2   480 ラミアの首飾り        5000 1   5000 名誉人族証明書              0   ルーシャン砦の中でのみ有効 魔晶石7点              0   0 月光の魔符          1500 5   7500 イグニスの魔符        1000 9   9000 陽光の魔符          1000 5   5000                   2   0 アラミドコート        750  1   750 白紙の本           20  3   60   日記用。魔動機文明語と汎用蛮族語と交易共通語が入り混じっている。 インク            3   1   3 軽い羽ペン          50  1   50 ドレス            1000 1   1000  魔法文明風のクラシックドレス。女神のヴェールに合わせたデザイン。スリットで足元を阻害しないシンプルなデザイン。 怪力の腕輪          1000 1   1000 ドレイクカウントの鱗        1   0 人族の頭蓋骨            1   0                      0                   1   0 人族の戦士の右腕          1   0 宝飾品キット         100  1   100 月光の魔符+1         500  5   2500 人族の血           50  6   300  1点分 魔晶石(10点)        2000 10  20000 魔晶石(3点)         300  1   300 特製魔香水             4   0 ピック            60  1   60 マトック           440  2   880 コカトリスの羽           1   0 トルマリン鉱石           1  0 謎の錫杖型魔剣           1   0   必要筋力1 メイビスさんからもらった。アザーアームズ? ドレイクカウントの鱗の首飾り    1   0   達成値13。うーん…。 クォーツ鉱石            1   0 導き貝みたいななにか        2   0 導き貝(半分)           1   0   既存の材料にドレイクカウントの鱗とトルマリンで作った ガーネットの指輪          1   0   達成値15 サーマルマント           1   0 根付っぽいもの           1   0   達成値21 魔晶石(2点)             15  0 消魔の守護石(10点)        1   0 陽光&月光+3            1   0 熱狂の酒              1   0 インドミタブルポーション      1   0 ぬいぐるみ             1   0 マナリング             1   0 ス=ルグナーク毒酒         6   0 不浄なる投擲槍           1   0 欺きの王錫             1   0 保存食(一週間)          1   0   達成値31.隊長 =所持品合計=   81003 G =装備合計=    95500 G = 価格総計 =   176503 G 所持金   10670G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 7 特技強化ボーナス: 2 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 神聖魔法 16      25 魔動機術 1       10 召異魔法 17      26 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       ○ - エルフ語  ○ - / ドラゴン語     ○ - ドワーフ語 ○ - / ドレイク語     ○ - 神紀文明語 - ○ / 汎用蛮族語     ○ ○ 魔動機文明語○ ○ / 魔神語       ○ - 魔法文明語 ○ ○ / 妖魔語       ○ - 妖精語   ○ - / グラスランナー語  ○ - シャドウ語 - - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 [地方] ○ ○ ザルツ地方語 [種族] ○ ○ ノスフェラトゥ語 初期習得言語:交易交通語、地方語 技能習得言語:魔動機文明語、魔神語、魔法文明語の読文、12個の会話or読文、3個の会話 ■名誉アイテム■ 点数 名称  50 ドバルス螺旋運手  30 エルエレナケープ  50 エルエレナ惑乱操布術  20 本伝の一・螺旋結実の型  50 聖印の専用化  50 不死者討滅武技バニシングデス  30 センス&バニッシュ  20 キュア&デストロイ  20 エナジー&ストライク  50 アゴウ重鎚破闘術  20 禍津・罪打ち  10 軽い羽根ペン  50 女神のヴェールの専用化  50 エルエレナケープの専用化  50 ライロック魔刃術  20 呪陰剣 110 イグニスの魔符×11  20 光陰魔刃術    "第九位神兵討伐者"  70 エルエレナケープ二枚目  50 ”あかつき” 所持名誉点:2469 点 合計名誉点:3289 点 ■その他■ 経験点:-24880点 (使用経験点:280000点、獲得経験点:252120点) セッション回数:93回 成長履歴: 成長能力  獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 器用度   2270点(2000 / 270 / 回) 2-       250点(   /   / 5回) 3-       100点(   /   / 2回) 4-       100点(   /   / 2回) 5-       150点(   /   / 3回) 6-       150点(   /   / 3回) 7-       100点(   /   / 2回) 8-       150点(   /   / 3回) 9-       100点(   /   / 2回) 10-       50点(   /   / 1回) 11-       200点(   /   / 4回) 12-       50点(   /   / 1回) 13-       50点(   /   / 1回) 14-       50点(   /   / 1回) 15-       50点(   /   / 1回) 16-       50点(   /   / 1回) 17-       50点(   /   / 1回) メモ: デモンズグレイヴ MP12(11) 片手60 両手70 C11 18R 魔神開放→パラライズミスト→ターゲットサイト・キャッツアイ&マッスルベアー・スフィンクスノレッジ&デーモンフィンガー→ガゼルフット →デモンズグレイヴ→デモンズタックス→アンチマジックバリア→デモンズイベイジョン→デモンズスプレッド(純エネルギー・炎)→シャドウリープ→マルチアクション 44 補助動作 パラライズミスト→ターゲットサイト・キャッツアイ&マッスルベアー・スフィンクスノレッジ&デーモンフィンガー→デモンズグレイヴorデモンズファング→忌むべき血→禍津・罪打ち(マルチアクション) 命中22+2d6 ・ダメージ(ベース) k60[11]+24 k50[10]+24 ・ダメージ(魔力撃) k60[11]+48 k50[10]+48 回避26+2d6 イベイション1ブレード4連技4種類8 宝飾師(ジュエラー)5 坑夫(マイナー)4 貴族(ノーブル)1 《リコレクト》 ・家族×14(確定3上限)→守るべき人たちがいた、家族と別れた、家族を探していた ルーシャン砦のステラ・ハートの養妹だった。姉の運命を変えるためにこの塔を探していた。 ・勝利×10(確定5)→倒すべき敵がいた、英雄を目指していた、大きな戦いで敗北した ・絶望×2(確定1) ・希望×20(確定10)4消費 ・約束×12(確定6)→誰かから恩義を受けた、大切な約束をした、誰かを裏切った ・最愛×6(確定3)→許されない恋をしていた、目の前で最愛の人を失った、いつもそばにいてくれる人がいた 「星を抱く天使」以前の日記 http://charasheet.vampire-blood.net/m3076886b9f94354fa6eabd9096bcc4cd リセット以前の日記+α http://charasheet.vampire-blood.net/mc9fc85931893859b815861bdd7d4289d 変革の日記 http://charasheet.vampire-blood.net/916838 ・日記(家族、勝利) ブロノワートにさよならを言った。 最後まで口の減らない友人。 エメもそう。正反対に思えるが、多分そうとは言えないな。 あのとき、フェトル様は私の心に語りかけた。 用意していた台詞など意味もなく、嘘を許さないあの方の前でみっともなく泣いて、抱かれて、そして、願った。 今一度、皆に願いを問うことを。 信じてないから不安なんじゃない。 信じてるから、不安になる。 決断のときは一緒にいられない。したいことを望んでほしい。 それが望みにかなうなら私は良かったと思えたのだから。 ああ、駄目だ。 手紙にまで泣かされるんじゃ最後まで貴女には負かされっ放し。それでもいいけど。いつも悔しかったけど、いつも面白くなさそうな貴女が笑えるならそれが良いとも思っていたんだ。 ・日記 …なんなんだ、あいつ。やりづれえ。塔に帰って来てから特に。ありがとうくらい言わせろよ。こっちがイラついてたら筋も通らないけどさ。 いつも通りすぎて。変わらなすぎて。 自分が死んだなんて嘘みたいだ。 シュヴェルトには当たり過ぎたけど、でも、悪いとは思ってない。友人を守れて得た瑕ならば残しておきたかった。 一生に一度しか消せないならば余計に。 でも、彼女なら瑣末なことだと言いそうだ。失われたことなんか何もないと。 生きている。記憶もある。手紙も届けて貰えた。 お前が消したということも、いつかは懐かしい思い出になるかもしれない。 それはそんなに、悪くはない。 ・(希望・絶望の記憶) さよなら、ジーニィ。 風呂場で出くわした日が懐かしいな。 あの頃の私は何もかも信じたくなくて。大切だったステラのことさえ恨んでいた。 ステラに生きることを望まれた己を殺すことができない、ステラの運命さえ変わればやっと死ねると。それだけを願って。 …仲間だけじゃなかった。同じ神に祈るあんたが優しくしてくれたから、切っ掛けを掴むことができたんだ。 心を交わすなんて馬鹿らしいと言った私に、ならまず言葉を交わそうと言った。いつも柔らかく笑って、私の言葉を待ってくれていた。 生き延びてまた会えたら、そのときはあんたの話をもっと聞かせてくれ。 どうか、健やかに。 (1ページおいて、魔導機文明語) かあさん ねえさん エドレイ ブロノワート ジーニィ(以下読み取れない文字の羅列が2ページほど続く) ラックス カルーク シュヴェルト みんな みんな おいていかないで ひとりは いやだ ・日記 好きな相手に報いることで報われたいのなら、報われなければ、好きな相手に報いることはないのだろうか。 そんなことはない。絶対に。 今ならそう言い切れる。 労力を割かせて、幻滅されるのは怖い。 全部突っ撥ねて駄目なところだけ見られていればそれで良かった。 でも…ちゃんと、ありがとうと言いたい。 ・(最愛:いつもそばにいてくれる人がいた) 素材集めは終わった。 フォモールに出くわしたときとラックスが谷に落ちかけたときには肝を冷やした。ああいうのがぽんぽん出てくるからバルバロスの顎ってやつは嫌なんだ。 武器と、服か…。 私にもなにか渡せるものはないだろうか。 鉱脈なんかがあればなあ。 嫌だったことも、嬉しかったことも。 ほぼすべての記憶は思い出したと思う。 ひとりだと思っていたけれど、思えばそばに居てくれたひとたちがいた。 あの暖かさを知らなければ、孤独の寒さを自覚することもなかったのだから。 大切な家族。大切な友達、恩人たち。 …私のー…。 また会ったら、貴方に胸を張って名乗る。 ・(日記) 恥ずかしい…ひどい誤解だ。 でも、一生であのような偉大な屍を見る機会を得られる者はそういない。 その娘である方々に声をかけられる機会も、危険な魔剣を託されることも。 作ったものを受け取ってもらえたことも。 幸せすぎて怖くなる。 あとは隊長だな。いいものができた。 報いたい。私を好きになってくれたみんなに。 ・(日記) 慈悲をというなら殺してくれれば良かった。 慈悲を掛けられる資格も私にはない。 何度繰り返しても同じ道を選んで苦しめた、縛りつけた。神様になりたい?もう一度会いに行く?もうなっていたはずなのに失敗したんじゃないか。笑うしかない。 友達だなんてどの口が言うんだ。吐きそうだ。私に幸せを味わう資格なんてない。仲間といる資格だってない。 早く死にたい。だから救わないと…いや、救った結果不幸になる未来もあっただろう。 じゃあ結局無駄だったのかもしれなくて。 この塔が繰り返される一端なら私なんか生まれて来なければ良かったのに(支離滅裂にインクが撒き散らされている) ・(日記) 少し落ち着いた。 まだ思考はまとまらないけれど。 誰かを思うことを理解した。幸せになってほしいと思う反面で危機的状況であればあるほど確かに絆は深まる。だから誰かを思うほどに、その先で破滅の道を歩んできた。…と思う。 誰かに触れることは暖かい。最初から知っていた。だから誰かに寄り添う神を目指したかった筈なのに。 呼びかければフェトル様は力を貸してくれる。でも傍にあることはできない。信じるのは私。 もしかしたら誰かに寄り添う道を私は自分で潰したのかもしれない。 今はまだ誰にも会いたくない。 …誰かを思ったから堕ちたのなら、私はどうすればいいのだろう。かつての自分に勝利したとしても、今のままではきっと、また堕ちる。 いっそ夢など見なければ。叶わなければ。 それなら私だけの絶望で終わらせられた。 叶えてしまった尻拭いを押しつけたのが今の現状。見なかったふりだけはできない。 皆のようには進めなくとも、後戻りだけはもうさせない。 あれだけは殺さないと。 ・(日記) 寒い。まだ、私自身が信じられない。 立ち止まっているのは私だけ。でも、したいことをすれば良いなんてそんな言葉、信じられない。 そうした結果、絶望したんだ。 一番身近な人にさえ報いられないなんて、本当に笑うしかない。 ・(日記) 一度失敗したとしても、私はもう一度神になることを望んでる。…前の私も、私と同じ。私は、前の私と同じなんじゃないだろうか。 だとしたらと思うたびに怖くて。 寂しかった。孤独じゃないことを教わった。 今は誰にも会いたくない、物を食べる気にもならない。夢に逃げても悪夢で目が覚める。 ドッペルゲンガーと契約しておいて良かったと思う。少なくとも日常生活では心配させずに済ませたいから。これ以上心配をかけたくない。 今のうちに立ち直りたい。 でも、ジーニィ。ブロノワート。私は貴方達を不幸にしたことがあるんじゃないか。 尋ねることは、あの扉の先なら出来るのかもしれないけれど。 『お前には何も救えない』あの言葉は、あのとき感じた怒りは、私自身へのものでもあったんじゃないのか? ・(日記) やはりあの街はいいところだ。 ・(日記) 殺してくれると言われて、救ってくれると言われて、それに甘えていてはだめなんだ。 それでどうしてかつての己に勝てるというのか。 隣に立てると自分で思えることなどなくても関係ない。 充分貰った。もう望むことはない。借りを返したい、と思う。 手を差し伸べられる側ではなく、差し伸べる側を目指したのにそれくらいできなくてどうする。 これ以上駄目になる前に。期待に応えたい。 違う。期待されてるなんてもう思っていない。 そうしたいからそうする、そうあるべきだ。 いい加減一人で立たなきゃいけない。わかっている。 ・(日記) 隊長と戦った。 盾二枚が速攻で落とせたまでは良かったが、隊長にはめちゃくちゃ粘られた。 さすが隊長というべきか。 うちの隊長も危なげなさすぎて大概だったが。 カルークと戦ったときも思ったが、あれの側に行くのは…怖い。 殺してやる。此方に来るな。 暫く向けられていなかった感情を見た目だけでも大切な相手に向けられると身が竦む。 なさけない話だ。 ・(日記) 酒の勢いでカルークと模擬戦をした。 試合に勝って、勝負には負けた。 私は殺し合いのつもりでいたのに策に嵌って初っ端から力を使わされたことといい、油断して最後に斬られたことといい詰めが甘すぎたな。 知恵を絞る勝負は楽しかった。 失望されていると思ってた。優しいのも、過ちを許してくれるのもそれゆえだと。期待外れだったから途中で勝負をやめたんだと思った。 だって昔は本気で殺しに来てくれた。 でも、そうではないと最後に斬られたときに思った。腑抜けたわけじゃない。なら、認めてくれた故の言葉だったのだと…いいが。 少しは実力を示せたか? 守れるだけの力があると信じてもらえるか? 耳飾りを返されたとき、前に杖を渡されたときに重なった。 これを受け取ったらもう戻ってこないんじゃないかと、一緒に行くことは許されないんじゃないかと…持っていられなかった。 いつも突っかかってばかりで申し訳が立たない。旅が終わる前に、一度くらいあいつに楽しく酒を飲ませてやりたい。 ・(日記) 隊長にエルエレナケープを貰った。 本当に作ってくれた。 どうしよう。どうしよう。 嬉しい。 ・日記(扇動) 喉が渇いて、手が震えた。 戦いたい。殺したい。 元から私が己を誇示する手段はそれだけだった。 衝動に任せれば歌を聴かせてくれるなら、お前の方が余程優しい。 でも、こんなにも似ていても違う。 あいつはもう、この歌は歌わない。 …でも似ているから”お前”は殺す。 血潮を、断末魔を、表情が欲しい。 仲間を殺せるわけがない、ならば。 ・日記(拒絶) そんな目で見ないでくれ。 嫌だ、怒っても、呆れても、目だけは逸らさなかったあんたが、嫌だ、いやだ、拒まないで、わたしは、わたしはここに居るのに、仲間だのに だから殺す 私を見ろ 手に入らないことなど百も知っている お前なら後腐れなく殺せる ・日記(同一) 記憶の中の貴女はとても優しい人だった。快活であること、無慈悲であることも常に他人のためだった。 そんな生き方はできない。 なさけない私は焦れったく写るだろう。 殺したいほど憎いだろう。 私は弱い。 けれど駄目になった時は引きずり上げてくれる仲間ができた。友ができた。離ればなれのときも、これからは貴女と一緒に生きていく。 生きた証は残り続ける。 もう、独りではない。 ・日記 ジヴゾラーナ・ドゥ・オロール。 隊長のくれたこれとカルークのくれた名前に恥じないように。 この布の名前は、聖布オロール。 心を浴びて輝く暁の盾。 いつか私を信じる人に渡す盾。 ・日記(災厄) あれになら斬られてみたい。 無駄を一切削ぎ落とした静謐さを纏うあれは綺麗だ。 お前に負けると悔しいのに不思議だ。 『あれは違う』と思うけど。 お前が何者であっても変わらない。 この血が滾るままにやらせてもらう。 あれと闘いたい。 死が救いだとしたら生も、理解も、闘いの先にあるのだから。 ・日記 誰かと心から歌ったのは、初めてだった。 みんなとのここにしかない瞬間。あのひとときを忘れることはない。 可笑しいよな。はじめて、私があんたたちの仲間だと実感できただなんて。 …自分の存在を認めることができた。なんて。 ・日記 今まで出会ったすべての人たちを、私という存在を、生み出してくれてありがとう。 後悔はないけれど、もう少し留まっていたい。 貴女とはまだ、知り合ったばかり。 暖炉の前に誰もいないのは寂しい。 …羅針盤を貰いに行かなくちゃな。 いつかは私もこの塔を出る日が来る。どの時代に還ろうと私の伝説を聴かせてやる。貴女には土産話を持ってきてやるさ。 何処までも絶望に寄り添う神になると決めた。絶望したっていい、必ず希望を掴み取ってみせる。 そう決めた。 ・日記 何故私がこの姿のままだったのか理解した。 辛い記憶を認めたくなくて幼い侭でいたかった。 それで見た目に年を取るのはそれはそれで勘弁なんだが…うん、まあいい。私は私だ。 ・日記 私は毎日外に出る。帰ってピリエンナと話す。 もしこの塔に辿り着いた者がいるなら先人のしてくれたように暖炉の前で待つ。誰かの助けになれるよう羅針盤を回し続ける。 私は英雄と呼ばれる道を目指す。そして、いつか背を伸ばして大切な仲間たちに会う。 それが、私の答え。 私を生んで、育んでくれたひと。生かしてくれたひと。皆への感謝を持って。 寂しさがぶり返すこともあるだろう。 泣きたい夜もきっとある。 でも、膝を抱えて俯き続けることはもうない。 この世界が好きだと、あなたたちが好きだと、 全身で伝えたい。 この空の下で。 [ラックス] 頼ってる。 倒れそうになったらきっと手を取ってくれる。一緒に落ちたりしない。 ずっと不安だった。その不安は隊長がなくしてくれた。お前は希望そのものだ。 誰よりも信じている。 私は貴方に護られる者であり、貴方の武器だ。 [クライス] …親愛。そう、思う。 お前の傍は誰より心地いい。 けど、二心を抱いてお前の名は呼べない。生娘じゃあるまいし。 楽しんでこい。どんなに変わってもわかるから。 お前の前に、常に祝福のあらんことを。 [カルーク] あんな卑怯な約束は蹴ってくれ。隣に立てるようになりたい。何時迄も本気でやり合えて、酒を酌み交わせる相手で在りたい。 この想いはもう恋ではない。それ以上の何か。 お前が願う未来が叶うことを願う。 [もうひとりの私へ] 貴女は私よりもずっと強くて優しかった。 決して嘆いたり喚いたりしなかった。 差し伸べた手は焼け爛れ、愛が報われる日は来ないと知っている。だからそれを信じて貰える程に力を尽くしたかったことも知っている。 私は貴女で、貴女は私。貴女は貴女で私は私。 一睡もできない日々は終わりだ。 大人しく愛されてくれ。 貴女のくれたもので、しばらくはへこたれないでやっていく。 他の誰が認めなくても、私は貴女を肯定する。 貴女は努力をした。素晴らしいことを成した。 その事実は永遠に残る。