タイトル:烏頭羽 日日日 キャラクター名:烏頭羽 日日日(うとば あきら) 職業:警察官 年齢:25 / 性別:男 出身:羽星市 髪の色:黒髪(元金髪) / 瞳の色:黄色 / 肌の色: 身長:172cm 体重:58kg ■能力値■ HP:10 MP:15 SAN:72/78      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  14   9  15  15  13  11  12  13  10  15 成長等 他修正 =合計=  14   9  15  15  13  11  12  13  10  15 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値  《回避》      30%  ●《キック》  70%   《組み付き》   25% ●《こぶし(パンチ)》80%  ●《頭突き》  55%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%    《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値  《応急手当》30%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 75%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%   《精神分析》1%   ●《追跡》  50%  《登攀》  40%  ●《図書館》 30%  ●《目星》  90% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値 ●《運転》   40%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%   《製作()》  5%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》 10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前 現在値 ●《言いくるめ》35%   《信用》  15%  ●《説得》25%  《値切り》  5%    《母国語()》65%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前      現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%    《オカルト》   5%    《化学》 1% ●《クトゥルフ神話》21%   《芸術()》    5%    《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》1%   ●《心理学》60%  《人類学》    1%    《生物学》    1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》    1%   ●《博物学》26%  《物理学》    1%   ●《法律》     10%   《薬学》 1% ●《歴史》     27%   《》       %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:1d4 名称  成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考 こぶし   80 1d3+1d4                  / キック   70 1d6+1d4                  / 頭突き   55 1d4+1d4                  / ■所持品■ 名称    単価 個数 価格 備考 警察手帳     1   0 携帯       1   0 財布       1   0 電子タバコ    1   0 バイクの鍵    1   0 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 新人の警察官。元ヤンキーで警察官らしからぬ派手なアクセサリーが目立つ青年。とても愛想が悪く、口も悪いため、周りの評価は悪い。 だが、義兄である「日和」とコンビを組んでおり、日和の戦略を忠実に実行し、犯人を必ず確保する体術を備えている。 ・兄とコンビを組んでいて「烏兄弟」と呼ばれている。 ・兄とは義兄弟。あきらは母親の連れ子。ひよりは父親の連れ子。 ・あきらの父親は警察官をしていたが、二面性があり、仕事先では温和で知的な人間、家庭ではドメスティックバイオレンスな人物 ・母親に暴力を振るう父親をあきらは恨んでいた。 ・何度も母親を守ろうと試みたが、力及ばずに泣きながら、母親を守れない自分を不甲斐なく思っていた。 ・ある日、母親が夜逃げを決意する。それは無事成功した。浮気をしていたらしい父親は然程、母親と日日日に興味がなかったようで、詮索もしなかった。 ・古いアパートで母親がパートで働き、日日日は中学校からアルバイトを続けていた。(新聞配達) ・日日日が中学三年生になり、高校進学を悩む時期から、母親は仕事先の男性と交際を開始。 相手は、のちに日日日の義父であり、ひよりの父である。 ・しかし、日日日は男が母親を傷つけるかもしれない、という疑いが消えずに、家に遊びに来る時もずっと避け続けた。 ・高校へ進学したが、入学費の支援を義父はしてくれた。 ・日日日が高校一年生になった頃、母親と交際相手の再婚が決まった。 ・母親は「とても素敵な人だから、日日日ちゃんにも好きになってほしいの」と日日日を説得して、日日日は複雑な気持ちを持ちながらも、再婚を受け入れた。 ・実際、義父は以前の父親のような不遜な態度や暴言・暴力などは全く行わない誠実な男性だった。 ・母親の後押しもあって、義父とは数カ月の末に打ち解けることができた。 ・しかし、義父の連子である「日和」の事を日日日はどうしても好きになることができなかった。 何故なら、日和は以前の父親と同じ「警察官」だったからだ。 ・日和自身は、非常に温和で日日日とも打ち解けようとしていたが、それを日日日は徹底的に否定した。 ・「正義ぶった仕事してる奴なんて、ろくな奴がいねぇんだよ!お前もいつか、俺の親父みたいに母さんを虐めるんだろ!」と日和に怒鳴った。 ・一種の狂気じみた父親への恐怖心や憎悪が「警察官」という職に向けられていた。 ・日和は母親とも非常に仲が良く、母親・義父・日和が順調に新しい家族の形を作る中で、日日日だけは、その中に入れずにいた。 ・母親や義父も日和の事を日日日が拒絶していることは知っていたし何度か説得を試みたが、日日日は聞く耳を持たなかった。 結局、日日日の気持ちが落ち着くまで、待とうという事で話は落ち着いた。 ・家に居場所が無くなった(と思い込んでいる)日日日は、夜中に高校で素行の悪い学生達と連むようになった。家に帰らない日も多くなった。 ・流れで他校との喧嘩にも加わるようになり、中傷の絶えない日々が続いた。 ・義父や母親から、それについての説教も絶えなかったが、その説教がより自分の居場所が家にはない、と思わせる引き金になり、家族との溝は深まった。 「母さん達には、立派な警察官の息子がいるじゃねぇか。俺なんて、あんなクソ親父から生まれた最悪な息子だろ!…俺なんかいなくたって、母さんは幸せだからいいん」 母親と義父に日日日が言葉を吐き出した時、言葉は母親の抱擁によって遮られた。 「そんなこと言わないで。母さんの息子はあなた一人なのよ」 母親の肩は震えていた。恐らく泣いている。でも、実際に母親は自分が居なくても幸せそうに、日日日には写っていた。むしろ、昔の父親を思い出す自分が居る事がダメなのかもしれない、と考えていた。 「…馬鹿な息子でごめん」と呟いて、日日日は母親を優しく引き剥がし、そこからも夜は帰らなかった。 ・ある日、不良の生徒と古びたコンテナを見つけた。暫く使われていないのか、物はほとんどなく殺風景だったが床にある染みが少し目立つ程度だった。 不良の生徒と新しい根城を探していたところで、このコンテナを見つけ、他の数人も連れ立って、そこを集会所にする事になった。 ・昔から他人に暴力を振るう人間が大嫌いだった日日日だが、現在は自分がその大嫌いな人間になっている事に虚無感と「結局、俺はあいつの血を引いてるクソ野郎か…」と自傷的な笑みを溢した。 ・その日は12月の中でも、とても寒い日だった。コンテナを根城にして、仲間の生徒たちの二人と一緒にコンテナへ向かうと、いつも閉じていない扉が閉じていた。 「なんだ?昨日、誰か閉めて行ったのか?」 「俺じゃねぇから、田中かもな」 「別に誰でもいいだろ。さっさと入ろうぜ。寒いし」 扉に力を込めて、仲間と一緒に開けた。ガガガッ、とひどく耳障りな音だった。しかし、それと同じタイミングで耳をつん裂くような爆発音が響いた。それは扉を開けたコンテナの中から聞こえた。 (…花火の、音?)などと考えて、中を覗いた。いや、覗いてしまった。そこには、数人のスーツを着た男達と床に突っ伏す、知らない人間だった。知らない人間は明らかに手錠を付けて、拘束されていた。 これがドラマでよく見る、やばい人間達の拷問というやつかもしれない、と考える暇などなかった。仲間も俺も男達に気づかれることなんて、配慮出来ずに、大きな叫び声を上げた。 男たちもその声で、俺たちに気づいた。抜けそうになる腰を必死に持ち上げて、「逃げるぞ!!」と叫んだ。仲間たちも俺の声でハッ、とし、コンテナから逃げ出した。 後ろから、男達が自分たちを追いかける足音が聞こえた。とにかく、走らないと自分たちも殺されてしまうという確信があった。 しかし、そこで仲間の一人が足を絡ませたのか、後方で倒れる音が聞こえた。 「…っ」 後ろを振り向けば、仲間は涙を流しながら「待ってくれ!!」と叫んでいた。もう一人の仲間は「俺たちまで捕まったら、どうにもならねぇだろ!このまま、警察まで走ろうぜ!」と俺に話しかけた。 「……そうだな。お前はそうしてくれ」 俺はそう呟いて、倒れた仲間の方へ走り出した。後ろから、「おいっ!!」と叫ぶ声がしたが、そのまま、倒れた仲間の元へ駆け寄った。 「大丈夫か?」 「だ、大丈夫…」 仲間はすっかり腰が抜けてしまったようで、肩を貸さないと立ち上がれないようだった。 「この状況が大丈夫か?」 「お気楽だねぇ。学生さんは」 大きな影が俺たちを覆った。そこには、先程の男達がすぐそこまで来ていた。 「一人逃したか。追うぞ」 「ったく…折角、内通者の始末が済んだってとこなのに」 「これ以上、警察に垂れ込まれちゃたまらねぇ」 男たちは思い思いに話している。この感覚に俺は既視感があった。大きな影は簡単に俺の事を捻り潰す。必死に立ち向かっても、どれだけ母親の前に立ちはだかっても自分は何も守れなかった。 隣で怯える仲間と、当時父親に怯えていた母親が重なった。 ーー今度は、守りきれ 誰とも付かない声が響いた。自然と俺は男たちの前に立ちはだかった。 「…この先に行かせると思ってんのか」 いつもの喧嘩をするように構えた。男たちから見たら、隙だらけなのかもしれない。でも、知った事か。 「お前らみたいなクズは俺で十分だろ」 男たちは俺の言葉に下品な笑い声をあげた。そんな声も罵倒も煽りも何も声が届かないぐらい、俺は集中しながら、どの男たちに拳を決めるかの算段を考えた。 一番先頭を歩く男の脇腹がガラ空きなことに気づき、そこに拳を入れて、一旦下がる。そして、また拳を決めていく。後ろに下がりやすい分、相手からの反撃もされ辛い。 シュミレーションを終えて、自分が考えた通りに動いた。少し距離のある先頭の男へ拳を振おうとした刹那ーー 「本当に子供ってのは馬鹿だよな」 男は懐から拳銃を取り出して、俺に向けた。そこで思い出した。コンテナの中で拳銃を構えていたのは、この先頭の男だった。拳銃なんて、非現実的な道具の存在はシュミレーションをする中には含まれていなかった。 これは、俺たちがいつもやってる喧嘩とは違う。 振り上げた拳はすぐには止まらず、男の拳銃は俺の事を捉えている。 「くそっ!!!」 また、こんな大人の男に捻り潰される。無慈悲にも、先程聞いた激しく耳をつん裂くような爆発音は響いた。 (やっぱり、花火みたいな音だな…)そんな事を考えていた。でも、身体を貫く銃弾は自分には届かなかった。その代わりに、誰かに抱擁されたような感覚があった。暖かく、知ってる柔軟剤の匂いだ。 「母さん……?」 でも、そこに居たのは母親ではなく、いつもの温和な笑みを浮かべる、義兄の日和だった。 「日日日、無事で良かった」 頭には疑問符で埋まっていた。なんで、お前がここにいるんだ?なんで俺は抱きつかれている?目の前の男たちはどうした? 「つか、あいつらは!?」 日和の肩越しに自分が立ち向かおうとしていた男たちの方を覗くと、そこには複数人の警察官が男たちを取り押さえていた。男たちは諦めたように大人しく取り押さえられていた。 「警察…?」 「そう、僕たちはずっとこの組織を追っていてね。スパイを送り込んで、内情を探っていたんだ。一人の犠牲を出してしまったが、彼らを無事検挙する事ができそうだ」 日和はいつもの温和な笑みを浮かべて、言葉を続けた。 「最近、ここら辺で組織の人間と日日日の行ってる高校の生徒が居るって報告があったら、まさかと思っていたけど、本当に無事で良かったよ」 そこまで日和が話したところで、日和の体が自分に体重を預けていることに気づいた。 「わ、分かったからよ…つか、重っ!!お前、いい加減離れろ!!!」 日和と抱きついてるのが急に恥ずかしくなって、身体を引き剥がすと、日和は「ハハッ、ごめん…ごめん、ね」と笑いながら、地面に倒れた。 「……は?おい…お前、どうし」 倒れた日和へ手を伸ばすと、俺の手は真っ赤だった。ずっと日和に抱き寄せられていたせいで、向けていなかった地面を見ると、そこは血の海だった。 「…お前、もしかして、さっきの銃弾に当たったのか…?」 「俺を、守ったのか?」 日和は先程の笑みを無くして、額に大量の汗をかきながら、何も返さなかった。 「おい、おい!!」 肩を揺らしても日和は反応をせず、一人の警察官が日日日へ駆け寄り「揺らしちゃいけない!!おい!!止血だ!!しっかりしろ、烏頭羽!!」と呆然とする俺をよそに応急処置をされた日和は、救急車で運ばれた。 ・そのあとの事はよく覚えていない。気づいたら、警察署で話をしていた。どうやら、先に走った仲間は無事警察署に駆け込んでくれたらしい。 日和が言っていたように、警察も組織の情報は掴んでいたが、内通者との通信が途絶えてからは、虱潰しでここら一帯を捜査していたらしい。そこで、仲間の通報で俺の居た場所が特定されたようだ。 殺されていたのは、その内通者だったらしい。 ・日和はなんとか一命を取り留めたが、腰に銃弾を受けたせいで、下半身不随になってしまった。 ・母親と義父に俺はこれまでにない程の叱りを受けた。でも、それだけで、むしろ「無事で良かった」と泣きながら、何度も抱擁された。 ・日和と面会が出来る様になってからも、合わす顔が無くて、病院の前まで来るものの、すぐに踵を返した。 ・ある日、義父から「日和が日日日に会いたがってるんだ。一度でいいから、顔を見せてやってくれないか?」と言われて、重い足取りで病室へ向かった。 ・日和は「日日日!来てくれてありがとう!」と嬉しそうに迎えた。心底、居心地の悪い日日日は日和のベットの前で土下座をした。 「ちょっ、あ、日日日!?どうしたの!?」 「どうしたじゃねぇだろ!!!お前は俺を恨んでも文句言えねぇようなことしたんだぞ!!何、ヘラヘラしてんだよ!!怒れよ!!なんでいつもヘラヘラしてんだよ!!」 「俺は…どうやって、償ったらいいんだよ…」 土下座をしたまま、情けない声で呟いた。すると、日和は「顔をあげてよ。日日日」と優しい声で言った。ゆっくり顔を上げると、そこにはいつもの温和な笑みの日和がいた。 「僕が日日日を恨むなんてお門違いだよ。僕の下半身が動かなくなったのは決して、日日日のせいじゃない。全て、組織の人間たちのせいさ」 「でも、日日日が責任を感じる気持ちもわかるよ。僕が逆の立場だったら、同じことを思う」 ベッドで上半身だけを上げた日和は自分の足を撫でた。 「今日、日日日を呼んだのは他でもない。足の代償と言ったら、聞こえは悪いけど、僕の願いを聞いて欲しいんだ」 「…願い?」 「うん。これは多分、日日日にとっては少し酷な話かもしれない。嫌だったら、断ってね」 「まどろっこしいな。その願いってのをさっさと教えろよ」 日和は少し罰悪そうに頬をかいていたが、覚悟を決めたように、真剣な瞳を日日日に向けた。 「日日日に警察官になって、連続殺人強盗犯を捕まえて欲しい」 「…なんだって?」 「日日日は頑張り屋さんだから、きっと警察官にはすぐになれると思うんだ!それに」 「ま、まてまてまて!!俺が警察官!?寝言は寝て言え!!」 「僕は起きているよ!!それに僕の目を見ても、冗談だって言えるの?」 「ぐっ…!」 日和の目は彼の言う通り、強い意志が籠もっていた。 「にしても、納得できねぇし…それに俺は…」 「日日日が警察官を嫌ってるのは知ってるよ。その理由もね」 「だ、誰から!?」 「お母さんだよ。日日日が家にいない間に色々と教えてくれたんだ。日日日のお父さんの事。そして、日日日がお父さんからお母さんのことを守ろうとしてくれてた事もね」 「…守れた事なんて一度もねぇよ。俺は無力で母さんに何もしてやれなくて…」 「お母さんはそんなこと思っていない。日日日のおかげで前のお父さんから逃げる決心が付いたと言っていた。日日日はお母さんを救ったんだよ」 日和はそう言いながら、日日日の頭を優しく撫でた。とても細身な身体をしているが、腕は無骨だった。 その手に少なからず、日日日は救われた。 「だから、今度は僕のお母さんを救ってくれないかな?」 「お前の母親って…母さんから亡くなったって聞いたけど」 「ああ、僕のお母さんは連続殺人強盗犯に殺されたんだ」 思わず、日日日は息を飲んだ。勿論、殺人犯に殺されたという衝撃の事実を知ったこともあるが、何より日和が顔色変えずに、温和な笑みを崩さずに、そう言ったことに、少しの不気味さを感じた。 「マ、マジかよ…」 「うん。僕が小学四年生の時だよ。お母さんと二人で、お父さんは出張で帰ってこない夜だった。リビングの窓が突然割れて、びっくりしたなぁ」 「お母さんと僕は寝室にいて、お母さんが様子を見に行って戻ってこないから、どうしたんだろーって、寝ぼけながら見に行ったら、血塗れのお母さんと覆面もしていない犯人がいたんだ。本当〜怖かったなぁ!」 まるで、遠足にでも行った時の事を話す口調で日和はその時に起こった出来事を楽しそうに語る。 「結局、犯人は僕がいる事は知ってたみたいけど、そのままにして出て行ったよ。僕みたいな子供なんて、取るに足らない存在だと思ったんだろうね。」 日和は心底、悔しそうに拳を握っていた。日日日にも子供である自分に力がない事を悔やんだ気持ちが思い起こされた。 「だから、僕は犯人を捕まえて、お母さんを救ってあげたいんだ。小さい子供だからって覆面もつけずに、重罪を犯した犯人に思い知らせたいんだ。子供の反抗期をね」 「僕が警察官になったのも、これが理由だよ。お父さんには、もっと正当な理由だって言ってるけど、見透かされる感じもあるけどね」 「僕はずっと事件を追っていたけど、この下半身じゃ、もう犯人を追う事はできない。だから、日日日には僕の手足になって欲しいんだ。警察官として」 「勿論、これは日日日にとって大事な選択だから、今すぐに決めなくていいよ!また今度にでも」 「やる」 「……え?」 「やるっつってんだよ!!やってやろうじゃねぇか!!子供の反抗期をよ!!俺はそんなに頭が良いわけじゃねぇ。だから、お前が俺の「脳」になれ。ぜってぇに犯人を捕まえてやる!!」 「あ、日日日…ほ、本当にいいのかい!?日日日にも夢とかあるだろ!?警察官になるって結構大変だよ!?彼女とかとデートとか出来る時間なくなるよ!?いいの!?」 「いいっつてんだろ!!ひつけぇ!!」 「わ、わぁ〜〜!!日日日ァ〜〜〜!!ありがとう〜〜〜!!」 「抱きつくな〜〜〜!!!!」 ・その後、日日日は日和監督の元で無事警察官になることになった。現在では、捜査官として連続殺人強盗犯を日和と共に追っている。 ・病室での一件で日和のことを少しずつ認め始め、「兄貴」と呼ぶようになった。 烏頭羽 日和。32歳。 温和な性格と表情が印象的な警察官の男。事件の一件で下半身不随になり、車椅子で警察官を続けている。 幼い頃に母親を強盗犯に殺されて、小学校四年生の日和は犯人の顔をしっかりと覚えている。 その時、確かに家を漁る犯人と目があったが、犯人は余裕な笑みを浮かべて、そのまま出て行った。自分は犯人に脅威にはならないと言われたように感じて、犯人を見返すために警察官を目指し始めた。 どんな状況でも動じない姿勢で、冷静に戦略を立てる一方で、あまりに何にも動じず、むしろ笑顔で接する態度に不気味がる人もいる。 警察官として働き始めた頃に父親が再婚し、七歳差の弟が出来た。弟と顔を合わす前から、義母から「あまり警察官が好きじゃない」と聞いていて毛嫌いされても仕方ないと思っていたが、自分のせいで家族から孤立している事に責任感を感じていた。 組織の一件で日日日と仲良くなれて心底嬉しく思っている。しかし、そんな弟を警察官に誘うほど、彼は強盗殺人事件に並々ならぬ執着心がある。事件を解決するためなら、手段を選ばないかもしれない。 ーー【通過シナリオバレあり】ーー 2020/08/29 傀逅 生還 2020/11/11 欠損人形 生還 2020/12/05 お前が人を殺すのだ 生還 2021/08/12 多眼のO 生還 2022/06/17〜08/28 絶対励弩 END:C 生還 2023/11/10 猿芝居 END 肆【タイガン】 ■簡易用■ 烏頭羽 日日日(うとば あきら)(男) 職業:警察官 年齢:25 PL: STR:14  DEX:15  INT:12 アイデア:60 CON:9  APP:13  POW:15  幸 運:75 SIZ:11 SAN:78 EDU:13 知 識:65 H P:10  M P:15  回避:dex*2  ダメージボーナス:1d4 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:260 個人技能点:120) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]