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◆性格 ひねくれ者で口の悪い、けど努力家な野球部員。「鳳 雛（おおとり ひな）」という名前の幼馴染がいる。 三度のメシより野球が好き。でもやっぱりメシも好き。趣味は筋トレ。 目つきが悪く、よく機嫌が悪いのかと勘違いされることも多いが、本人としては全くそのつもりはない。 笑う時は大口を開けて、泣く時は歯を食いしばって、怒る時は眉間に皺を寄せて、野球をする時は心底幸せそうに。案外表情豊かなデカい男。 将来の夢はスポーツトレーナー。高校卒業後は専門的な学校に進もうと考えているため、野球は高校でやめるつもり。 いつか、雛がプロの道へ進んだ時、俺が支えてやれたら。 「雛、練習行こうぜ」 「腹へった」（早弁済） 「ここで打たなきゃ、いつ打つんだよ」 ◆幼馴染 生まれた病院が一緒で、幼稚園の頃からずっと共に育ってきた。 素直で「竜くん竜くん」とくっ付いてまわる雛は、弟のような存在であり、自分と同じ、野球をこよなく愛する好敵手でもある。 一番近くで雛を見てきたからこそ、雛の野球の才能を誰よりも知っている。 中学までは二人でピッチャーとしてやってきたが、背がぐんぐん伸びる自分と背が伸び悩む雛、二人の身長の差が開いていくのと並行して、実力がぐんぐん伸びる雛と実力が伸び悩む自分、二人の実力の差が開いていくのも痛いほど分かっていた。 悔しくて、悔しくて、悔しくて、羨ましくて、けれどそれが誇らしくて、仕方がなかった。 それでも、雛とのキャッチボールは、楽しかった。 ◆喧嘩のきっかけ 中学三年生の時から、高校にあがったらピッチャーではなくキャッチャーにコンバートしようと考えていた。 そのために、中学の頃から雛ではない他のチームメイトに付き合ってもらって、こっそりキャッチャーの練習をしていた。 コンバートしようを考えた理由としては、伸び続ける雛の実力があったのはもちろん、自分もこのままだと雛に見苦しい嫉妬の思いを向けてしまいそうだったから。 入学直後、入部しに行った日に希望ポジションを聞かれ「キャッチャーです」と答えたところ、部活後に雛に詰め寄られる結果となった。 高校でもピッチャーとして切磋琢磨すると信じていた雛に理由を問われ、「俺のガタイだったらキャッチャーの方がいいだろ」と答えたところ、「そんなことないよ！今までやってきたんだし、一緒にピッチャーやろう！」と言われた。 一瞬頭が真っ白になり、ふと気が付けば「お前の才能に追いつける気がしない」と答えていた。目の前の雛は、これまで見たことの無いような顔をしていた。 「大丈夫だよ。だって竜くんピッチャーの才能ある、し」と言い返され、そこからヒートアップし、ついに「じゃあ、俺のためにピッチャー辞めてくれんのかよ！？」と怒鳴ってしまった。 それからのことは覚えていないが、「お前の体の弱さで高校野球のピッチャーなんてキツいって、お前が一番分かってんだろ！？」とも口走ってしまったような気もする。 あんなこと、言いたくなかった。口走るつもりも無かった。 俺はただ、雛、お前と野球がしたい。それだけなんだ。 ◆フレーバー 野漆（のうるし）・ユーフォルビア「控えめ」「地味」 貴方の存在は誰にも気づかれないかもしれない。しかし、そこに貴方がいなければ色が着かないことを知ってる人は必ずいる。 信じて待つのもいいだろう。探しに出るのも良いだろう。貴方の自由だ。 大丈夫、誰も気づかないから。大胆に行くのも一興だろう。 一人称：俺 二人称：お前・○○（苗字や名前呼び捨て） 名前：四字熟語の「伏竜鳳雛」「臥竜鳳雛」より。 伏竜鳳雛→才能がありながら機会に恵まれず、力を発揮できない者のたとえ。機会を得ず、まだ世に隠れているすぐれた人物のたとえ。また、将来が期待される若者のたとえとしても用いる。 臥竜鳳雛→才能はあっても、機会がないために才能を発揮できない人のこと。または、才能を発揮する機会がなく、世間に知られていない英雄や賢者のこと。 「伏竜」は伏し隠れている竜。「臥竜」は寝ている竜。「鳳雛」は中国の伝説上の鳥、鳳凰の雛。 ◆特徴 2-5【鋭い洞察力】 優れた感覚の持ち主であるため、〈目星〉に+30% 4-4【動物に嫌われる】（+40pt） 独特のたたずまいのせいで、たいていの動物は探索者を見るなり威嚇してくる。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 二つに一つ【HO2】 あなたは少し前に、HO1が死ぬ夢を見た。それも、ただ死ぬ夢ではない。夢だからかはっきりとは覚えていないが、とにかく凄惨なものだったことは覚えている。ただの夢……にしてはリアルすぎるその夢に不安を覚え、あなたはいつも以上にHO1を気にするだろう。 事前にSANを1d3減らしておくこと。不定はその値からカウントする。また、HO1に危険が迫ったときなどにSANc 0/1d3が発生する。 代わりにHO1に対する応急手当、医学、心理学、信用、説得に+10、精神分析に+50の補正がかかる。この数値はHO1には公開しないこと。 SAN減少値：3 嫌な夢を見た。雛が死ぬ夢だ。最悪な気分だった。 あいつは昔から体が弱かったから、「死」というものが、あいつにとって案外遠くない存在だってことは、痛いほど知ってる。 ほんとうに、最悪な夢だった。 俺が、支えてやらないといけない。なにがなんでも。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2020/10/3【二つに一つ】生還

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