タイトル:ネクロニカドール キャラクター名:マトリカリア 種族: 享年:13歳 髪の色:黄緑/白 / 瞳の色:赤/青 / 肌の色:白い 身長:138cm 体重:ずっしり ポジション:ホリック クラス: レクイエム / ステーシー 初期配置:花園 行動値:15 ■パーソナルデータ■ 暗示:人形 [記憶のカケラ]    内容 57.双子       あなたには半身がいた。同じ日に生まれた同じ顔の双子。二人の間には不思議な絆があって、相手が何をしているのかなんとなくわかるのだ。だから、この世界でも、あなたは半身がどこかにいるとわかる。 63.飢え       食べたいものが食べられなかった記憶。ないはずの食欲が疼く。腹の中が乾く。噛み千切って咀嚼したい。食べたい食べたい食べたい。自分の手でもいいから。そうだ、あの時もたしか……。 ep01.親友      その他メモ ep02.合言葉     その他メモ ep03.シスター    その他メモ ep04.間に合わなかったその他メモ ▼△▼        **追加未練** ジャスミン ビーン [未練]         内容    狂気度  発狂時 たからもの【チケット】 への 依存 □□□□ 幼児退行(最大行動値減少(-2)) ワーカー        への 憧憬 □□□□ 贋作妄想(自身か対象以外は移動マニューバの対象にできない。また、対象が同じエリアにいるなら移動以外の効果持ちのマニューバは宣言できない) フクジュ        への 憧憬 □□□□ 贋作妄想(自身か対象以外は移動マニューバの対象にできない。また、対象が同じエリアにいるなら移動以外の効果持ちのマニューバは宣言できない) 茉莉花         への 友情 □□□□ 共鳴依存(セッション終了時、対象の方が損傷しているパーツの数が多い場合、対象の損傷数と同じになるようパーツを選び損傷させなければならない) マトリ         への 保護 □□□□ 常時密着(自身か対象以外は移動マニューバの対象にできない。また、対象が違うエリアにいるなら移動以外の効果持ちのマニューバは宣言できない) ****          への 嫌悪 □□□□ 敵対認識(敵に当たらない攻撃の全てが、射程内なら嫌悪の対象に命中する(部位は受ける方が任意に決める)) ■強化値■     武装 変異 改造 メインクラス   2   0   0 サブクラス   1   1   0 ボーナス 寵愛       2   4 =合計=   3   3   5 ■マニューバ■ [部位]     マニューバ名  : タイミング : コスト : 射程: 効果 [ポジション]  業怒       : ダメージ  : 狂1  : 自身: ダメージ+2、任意の未練に狂+1 [ポジション]  衝動       : オート   : 狂1  : 自身: マニューバコストの代用が可能 [メインクラス] 死の手      : ラピッド  : 0   : 自身: ラピッドで攻撃マニューバ使用可 [メインクラス] 集中       : ラピッド  : 2   : 自身: ターン終了まで攻撃判定+1 [サブクラス]  失敗作      : オート   : なし  : 自身: 攻撃・切断判定+1、毎ターン終了時、任意のパーツを一つ損傷 [サブクラス]  殺劇       : オート   : なし  : 自身: 同カウント内に他姉妹と攻撃判定+1、ダメージ+1 [頭]      のうみそ     : オート   : なし  : 自身: 最大行動値+2 [頭]      おねえちゃん   : オート   : なし  : 自身: 最大行動値+2/*よぶんなあたま [頭]      カンフー     : オート   : なし  : 自身: 最大行動値+1 [頭]      めだま      : オート   : なし  : 自身: 最大行動値+1 [頭]      アドレナリン   : オート   : なし  : 自身: 最大行動値+1 [頭]      おねえちゃんの目 : ジャッジ  : 1   : 0-1 : *よぶんなめ/支援2 [頭]      スコープ     : ジャッジ  : 0   : 自身: 射撃・砲撃に支援2 [頭]      あご       : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [腕]      アームバイス   : ジャッジ  : 1   : 0  : 支援2/妨害2 [腕]      うで       : ジャッジ  : 1   : 0  : 支援1 [腕]      熊撃ち銃     : アクション : 3   : 0-2 : 射撃攻撃3 [腕]      ランチャー    : アクション : 4   : 1-2 : 砲撃攻撃4+爆発 [腕]      こぶし      : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [腕]      かた       : アクション : 4   : 自身: 移動1 [腕]      写真       : ダメージ  : なし  : 自身: 破損時行動値-2(p.56) [胴]      リミッター    : オート   : なし  : 自身: 損傷時に最大行動値+2。バトルパート終了まで効果は持続 [胴]      ブースター    : オート   : なし  : 自身: *リフレックス/最大行動値+1 [胴]      マシーナリー   : オート   : なし  : 自身: *やせぎす/判定毎に妨害を無効化 [胴]      せぼね      : アクション : 1   : 自身: 次カウントで使うマニューバ1つのコスト-1 [胴]      ふねのパーツ   : オート   : なし  : 自身: *はらわた [胴]      よぶんなパーツ  : オート   : なし  : 自身: *はらわた [胴]      チケット     : ダメージ  : なし  : 自身: 破損時行動値-2(p.56) [脚]      しっぽ      : オート   : なし  : 自身: 最大行動値+1 [脚]      ほね       : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      ほね       : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      あし       : ジャッジ  : 1   : 0  : 妨害1 ■その他■ 寵愛点:179点 成長履歴: No. 獲得寵愛点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 0     16点( 10 /  6)     -10点▼改造2/スコープ   ■残6点 1     0点(00000 /00000)    ------------------------------------ 2     17点( 11 /  6)     -10点▼変異2/よぶんなめ 3     0点(   /  )     -10点▼改造3/アームバイス 4     0点(   /  )     _-2点▼未練/マトリ     ■残1点 5     0点(00000 /00000)    ------------------------------------ 6     18点( 12 /  6)     -10点▼ホリック/衝動    ■残9点 7     0点(00000 /00000)    ------------------ 8     22点( 18 /  4)     -10点▼改造1/アドレナリン 9     0点(   /  )     -10点▼改造2/リフレックス 10     0点(   /  )     -10点▼変異3/やせぎす   ■残1点 11     0点(00000 /00000)    ------------------------------------ 12    18点( 18 /  )     18+1=19点 13     5点(   /  5)     ●ジャスミンからの寵愛点譲渡により+5点 計24点 14     0点(   /  )     -20点▼タナトス/殺劇 15     0点(   /  )     _-4点▼未練/変更:ワーカー ▼未練/取得:たーちゃん 16     0点(00000 /00000)    ------------------------------------ 17    83点( 83 /  )     83点 メモ: キャンペーンシナリオ【母の愛を】 片割れのドール。 元は「マトリ」「カリア」という名の双子であったが、自分がどちらの名前であったかの記憶が欠けているため マトリカリアという名を名乗っている。 内部に生体武装が組み込まれており、戦闘時には展開して銃撃・砲撃を放つ。 機械製の尾の付け根に〝IMO 2142527〟というシリアルナンバーが刻まれている。 性格: 思春期の少女。活発でややおてんばなところがある。 **マトリカリア(フィーバーフュー): 「鎮静」「集う喜び」「楽しむ」「忍耐」「寛容」(「不死」) ******************************** 《以下秘匿》 【たからもの:チケット】 貴方の持っているチケットは随分と表面が掠れ、読みづらくなっている。 が、その僅かに読める文字からこれが「豪華客船のチケット」だということがわかるだろう。 どうしてそんなものを所持しているのかはわからないが、それをとても誇らしい物だと感じる。 しかしこのチケットは切られていないようだ。死ぬまで使わなかったのだろうか? 【たからもの:写真】 3人の子どもたちが笑顔で並んでおり、その中に今よりも幼い……つまり、生前のカリアとジャスミンがいる。 一部経年劣化で汚れてしまって顔がわからないが、2人の隣にいるのはワーカー・ビーのはずだ。 【たからもの:カメラ】⇒返却済 古びたインスタントカメラ。生前のミラとマナの写真と一緒に所持。 ▼記憶のカケラ:ep01.「親友」 貴方はその手記を見ていて脳裏に引っかかるものがあった。 「孤児院」、「友だち」……そう、貴方は孤児院にいて、そこには仲の良い親友たちがいた。 彼女たちとはよく遊び、何より貴方を救ってくれた存在だ。とても大事にしていたのを覚えている。 まだ貴方の生命があった時ですら、珍しくなってしまった花の咲き乱れる場所で、みんなで追いかけっこをした記憶。 彼女たちは、ワーカーとジャスミンだったような気がする。 だけど、思い出そうとするその顔は、靄がかかったようにブレたままだ。 ▼記憶のカケラ:ep02.「合言葉」 そう、貴方の本来の名前は「カリア」、姉の名前は「マトリ」。 この船の名は、最愛の娘たち二人の名前を記したもの。 あの日貴方は二人だけの合言葉を決めた。二人の名前を合わせた花の名を。 どうして今そんなことを思い出したのだろう。まさか、このノートは…… ▼記憶のカケラ:ep03.「シスター」 貴女は思い出す。突然天涯孤独の身に突き落とされた後の記憶を。 あの後、従者たちの努力も虚しく戦火により散り散りにされてしまった貴女は、とある犯罪組織に拾われた。 一命は取り留めることが出来た。しかしその環境は「死んでしまったほうがマシ」と思えるほど酷いものだったのを覚えている。 当然ろくな食事は与えられず、雑用はまだしも略奪の際には相手を油断させるための囮として使われ、 銃の扱い方を覚えさせられ、人に向けて発砲するよう命じられる。 だが命令に従わなくては、少女の儚い命など容易く折られてしまっただろう。 今まで優しい大人たちに囲まれてきた貴女は、抵抗することも出来ず“人形のように”動くしかなかった。 そんな貴女に差し出される手があった。 貴女より少し年上の子どもたち……生前のワーカー・ビーとジャスミンだ。 彼女らは無謀にも子どもたちだけで貴女を救い出しに来たが、奇跡的なことにそのチャレンジは成功することとなる。 そして2人のいる孤児院に入ると、不思議なことに組織の追手はパタリと止んだ。 詳しくはわからなかったが、子どもながらにそれが「シスター」のお陰だとなんとなく感じていただろう。 それからの生活は、父と姉と暮らしていた時のように穏やかで暖かなものだった。 貴女を連れ出してくれたワーカー・ビーとジャスミン、無邪気に話しかけてくる子どもたち、そしてその子どもたちを守ってくれるシスター。 貴女はその場所が、友だちが、シスターが、大好きだっただろう。 だからこそ……今の光景はまさに、その思い出を砕くような凄惨な状態だった。 ▼記憶のカケラ:ep04.『間に合わなかった』 ――――大勢の足音と悲鳴が聞こえる。 シェルターでは大きな混乱が起こっていて、大人も子どもも皆、襲撃者から逃げ惑っている。 狭いシェルターの通路を、我先にと通り抜けようとする人間たちの間から襲撃者……昆虫兵器たちが飛び出し、周辺にいた人たちを手当り次第喰い散らかしていく。 貴方と、ワーカー、そしてジャスミンは小さな足を必死に動かして、そんな惨劇から遠ざかろうとしている。 少女である貴方たちは、襲撃者だけでなく逃げる人々に押し潰されないように、大人たちよりももっと危険な状態で走らなければならない。生前、生身の人間だった貴方たちの息は荒くなり、足は恐怖で震え、縺れる。 高い高い大階段を登る時「あ」という小さな声を背後に聞いた貴方は、違和感を覚えて振り返る。振り返ってしまう。 空中に、少女の白い髪が、四肢が、ふわりと浮いて グチャ、ドシャ、ゴロリ 粘質のある音だけが聞こえる。視界が暗いのは、横にいたワーカーが貴方の眼を覆っていたからだ。 あの日ジャスミンは足を滑らせ、落下してしまった。手をのばす余裕もなかった。疲れていた。みんな疲れていたんだ。 ……そこから先のことは、どうしても朧気にしか思い出せない。追ってくる羽音を聞いて、頭が真っ白になりながら、ただただ逃げるしかなかった。 親友を冷たい床に残したまま、逃げるしかなかった。