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せんとくん。 生まれつき顔に広く目立つ位置に赤痣があるため、ずっと髪やらメガネやらですこしでも隠そうとしていたが、 数年前に地元へ帰ったときに、駅前でたまたませんとくん(の中の人をしてた友人)から「ちょっとだけ変わってくれん？」と言われて代役。そしたら結構気に入ってしまった。だってこれで髪とかで隠さずともスッポリ隠せるやんけ！やったね！って感じ。 この着ぐるみとの出会いは二年ほど前。 友人を通してなんかよくわからんけどそういう許可ももらってるし、季節に合わせて上から別の服(ハンドメイド)を着せて歩いてるもんだから、そこそこいい宣伝になってる模様。 でもこいつの本職、刑事。 捜査しながらせんとくん(警官服ver)が歩いてる。 もともと小食だったのに野菜・果物類が無理になったから、いまはサプリメントでなんとかしてる。 肉もそこまで食べない上にサプリメントやゼリー飲料とかしか食べないからめちゃくちゃ細い。なのにノッポ。こいつの手足まじで小鹿の足なんじゃないかな。 痣のせいで顔をよく隠したり、過去にはちょっとだけ心無いこと言われたときもあったけど、本人の性格自体はコミュニケーション大好き。 すごくぐいぐい行くってわけじゃないんだけど、エネルギッシュで思いやりのある人だと思う。 あと好奇心がすごい。おもしろそうなの見つけたらﾊﾞﾋﾞｭﾝｯて行っちゃう。 足はめちゃくちゃ速いし手先がかなり器用。 せんとくんに着せる季節ごとの服を毎回ハンドメイドでつくっちゃうくらいには器用。 運動会では代表対抗リレーでぜったい出されてた人。 学生時代は足がめちゃくちゃ速いこと・苗字・小鹿か?ってほど細い手足から、 「お前、鹿なんか馬なんか、どっちなん」って言われたこともしばしば。 「名前は馬やし、漢字違えど『辰』ぽいのもあるし、手足は小鹿みたいやし、お前どっちなんよ〜」 「どっちなん言われたってどれもちゃうわ、馬淵や」 言葉はゆるい関西弁。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 正直もう罪悪感に押しつぶされて、死んでしまいたいと何度も思った。 けれどまだあの教団が残っていて、自分のつくってしまった種があるかもしれないと知ったため、 その種を無効化できるような枯葉剤的なものを研究して作ると決めた。 それまでは絶対に自殺はしない。 罪滅ぼしにもなりきらんけど、俺ができることをやり尽くす。 庭師の一連後は刑事をやめ、服飾のほうに顔をだしながらも研究室であの種の無効化ができるものを開発しようと研究する。 結人やユリちゃん達には顔向けできないと、自分から会いに行くことは滅多にないが、特にユリちゃんがたびたび研究室に遊びに来てごはんに誘うようで。 そのときはたじたじになりながらも付いていく。 あまり前ほど笑わなくなったたっつんも、きっとこの時は柔らかい笑顔を浮かべている……。 教団が鎮圧された頃、結人は自殺するらしい。 あの種の枯葉剤を作ろうとしてたが結人のには間に合わず、相模原と同じことになったと知るんだろうな。 なんでまた業を増やすんだよ、もうやめてくれよ（嘔吐） こんななったらもうもし枯葉剤的なの出来上がったら特に「出来ることはもうやった」って自殺しそうだけど、 たぶんな…研究達成してたとしてもな………たっつん自殺はしないんちゃうかなって思い始めた…… その頃にはユリちゃん1人だけだと思うんよゼロって。 結人を見つけたときのユリちゃんも知ってるだろうから、余計に苦しい思いさせたらあかんって自殺はしない気がするの……。 まぁ早めに心労からの心不全でぷっつり死ぬんだがな！！！！ ある日ユリちゃんが研究室に遊びにきたら、心肺停止して机に突っ伏してる達宏がそこにいると…。 すまんな、中の人の性癖だ。 いくら謝っても謝りきれんから、これしかできんのや俺。ごめんな。

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