タイトル:チャート基礎からの数学Ⅲ キャラクター名:夜桜 依光(ヨザクラ ヨリミツ) 種族:人間 年齢:16 性別:男 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長:167㎝ 体重:ヒミツ! ワークス  :何でも屋 カヴァー  :高校生 シンドローム:エンジェルハィロゥ、バロール、ブラックドッグ ■ライフパス■ 覚醒:命令 衝動:憎悪 ■能力値と技能■ 【肉体】:3 (シンドローム:0,0 ワークス:1 ボーナス:2 成長:) 〈白兵〉:SL1 / 判定 3r+1 〈回避〉:SL1 / 判定 3r+2 〈運転〉:SL / 判定 3r 【感覚】:4 (シンドローム:3,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 4r 〈知覚〉:SL1 / 判定 4r+1 〈芸術〉:SL / 判定 4r 【精神】:4 (シンドローム:1,2 ワークス:0 ボーナス:1 成長:) 〈RC〉:SL / 判定 4r+3 〈意志〉:SL / 判定 4r 〈知識〉:SL / 判定 4r 【社会】:1 (シンドローム:0,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 1r 〈調達〉:SL1 / 判定 1r+1 〈情報〉:SL1 / 判定 1r+2 噂話 【HP】    30 【侵蝕基本値】 33% 【行動値】   12 【戦闘移動】  17m ■エフェクト■ 《スキル名》              /SL /タイミング /判定    /対象   /射程/コスト/効果など 《ワーディング》            /★$/オート$   /自動    /シーン  /視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》             /1$ /気絶時$   /自動    /自身   /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》/2 /メジャー  /ー     /ー    /ー /2   /クリティカル値下げる 《主の右腕》              /4 /メジャー  /シンドローム/ー    /ー /2   /エフェクト組み合わせて攻撃力上がる 《光の弓》               /1 /メジャー  /RC     /単体   /視界/1   /なんかビームみたい 《灰色の庭》              /2 /セットアップ/自動    /単体   /視界/2   /行動値下げるぜよ 《球電の盾》              /2 /オート   /自動    /自身   /至近/2   /ガード!ガード! 《黒星粉砕》              /4 /メジャー  /自動    /範囲(選択)/視界/4d10 /[LV+5]D点のHPダメージ。リアクション不可。 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称       価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ アルカナスレイヴ    3   4r+3 +5      視界 コンセントレイト:エンジェルハイロゥ,主の右腕,光の弓のコンボ =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :   1            / 下着:               / 修正: = 合計 =  1   0  12   1 pt ■所持品■ 名称              単価 個数 価格 備考 思い出の一品(魔法少女ステッキ)    1   2 コネ:UGN幹部             1   1                    1   0 =所持品合計=     3 pt =装備合計=      1 pt = 価格総計 =     4 pt 【常備化ポイント】 4 pt 【財産ポイント】  4 pt ■ロイス■ 対象           好意 悪意 備考 時使い(クロノトリガー) テレーズ・ブルム     誠意 恐怖 死んだ姉2人        遺志 悔悟 ■その他■ メモ:  歴史が長く由緒正しい名家の長男として生まれた。当時の夜桜家は女児(姉2人)しか生まれておらず,待望の男児が生まれたことに家族は歓喜した。厳しい祖父母と両親の教育を耐えられた唯一の癒しは,姉達と過ごした時間だった。姉達は親の目を掻い潜りながら彼と甘いものを食べたり,ファッションを楽しんだりしたのだ。その中で彼が特に好きだったのは魔法少女のアニメを観ることだった。強く優しい魔法少女が,悪を成敗する姿が彼の憧れになることは必然だった。  そんな暮らしが突如崩される。家に侵入してきた人間(たぶんジャーム化したやつ)が家族を殺して回った。姉達は彼を守るために押し入れに彼を閉じ込めた。数十分,いや,数時間経った時,そっと押し入れが開かれた。そこにいたのは数名のUGNエージェントとテレーズ・ブルムだった。彼女らと共に変わり果てた家を出る際,血がべっとりと付着した室内と転がる家族だったモノを見た。厳しかっただけの両親と,支えてくれた姉達と別れる時間も少ないまま彼はUGNに保護されたのだ。  それから数年,彼は何でも屋としてUGNに手を貸すようになった。彼の憧れであった魔法少女に近づくために,自分と同じ様な悲劇を繰り返さないために,今日も彼は町を飛ぶ。 「愛と正義の名の元にぃ…魔法少女,ティターニア見参!」 【依光の過去】  事件当時、僕は10歳だった。祖母と母はやって来た怪物に体を引き裂かれた。今は祖父と父が怪物に立ち向かっている。本当は僕も立ち向かわなきゃいけないのに、夜桜家の長男として誰よりも強くあらなねばならないのに、僕は姉達に手を引かれ、押し入れに押し込まれた。 「早くここに隠れて!化け物が来る前に!」 「でも、月代姉ちゃんと星代姉ちゃんは…」 「私達は大きすぎてここに入れないわ。だから蔵まで走る。…大丈夫よ、依光。あなたは強い子。」 「でも、あの怪物、すぐそこまで来て…」 「めそめそしない!それでも夜桜家長男か!」 星代姉ちゃんが僕の肩を掴む。涙の止まらない僕に姉ちゃん達は続ける。 「依光、あんたはこの一族の中で誰よりも強い。親父や母さんの厳しい言いつけを耐えれるの、あんたぐらいしかいないよ。だからこんな所で泣くな。」 「そして優しい子でもある。こんな時も私達の心配をしてくれているのよ。その優しさはいつかきっと、あなたを強くするわ…」 月代姉ちゃんがそう言って僕の頭を優しく撫でる。 「依光。大丈夫よ。お姉ちゃん達は大丈夫だから。いい子だからここにいて。」 月代姉ちゃんと星代姉ちゃんは笑顔で押し入れを閉めた。  押し入れが開いた。 「お姉ちゃ…」 そこにいたのはお姉ちゃんじゃなかった。僕を助けに来たと言った男の人が、僕を押し入れから立ち上がらせようと手を伸ばす。その手はなぜか、人のものとは思えない程黒くて、大きくて。 嫌だ。 怖い。助けて。 …お姉ちゃん。 バチッという音。男の人の苦痛の表情が顔を覆った手の隙間から見えた。 「…エフェクトが使えるのね。」 奥から現れた、僕と年の変わらなさそうな女の子がそう言った。 「君…だれ…?」 「私はテレーズ・ブルム。あなたを保護するわ。」 立てる?といって差し伸べられた手を取る。彼女の手は、まっ更な人間の手だった。  押し入れから出て、廊下を黙って歩いていると誰かの手が見えた。そして、血溜まり。嫌な予感がする。男の人の制止を振り切ってふらふらとそこへ向かって歩く。 「ひっ…」 そこにいたのは、変わり果てた月代姉ちゃんと星代姉ちゃんだった。 「月代お姉、ちゃん…?起きて、星代お姉ちゃん。ねぇ、どうして。月代お姉ちゃん。星代お姉ちゃん。お姉ちゃん…」 2人の体を交互に揺する。返事はない。 「どうして。蔵まで行くんじゃなかったの。こっちは蔵とは逆方向だよ。何で、あの怪物がいた方にいるの。」 手が赤くなろうとも不快な感触がしようとも体を揺すった。…返事はない。 「どうして…どうして…お姉ちゃん…」 どうして僕らが、どうしてお姉ちゃん達が死ななきゃいけなかったのか。どうして。どうして。どうして…  この後のことはよく覚えていない。  目が覚めた時、僕は病院にいた。テレーズ・ブルムさんと霧谷雄吾さんが言うには、自分は家族を殺した化け物と同じ化け物になってしまったらしい。 嫌だ。 確かに僕は魔法少女になりたかった。 でも、こんなのじゃない。 こんな力なんかじゃなくて、もっと優しくて、暖かい力がよかった。 テレビで見てた、強くて優しい魔法少女。 そう、まるで月代姉ちゃんと星代姉ちゃんみたいな、そんな力が欲しかった。  怯える僕を霧谷さんは優しく大丈夫だと言ってくれた。オーヴァードに覚醒し、分家と疎遠だった僕はUGNという組織に保護されるらしい。とんとん拍子に進む話を、僕はただ聞くことしかできなかった。 ーーー依光。大丈夫よ。  …そうだ。僕は魔法少女になりたい。月代姉ちゃんみたいに優しくて、星代姉ちゃんみたいに強い人に。2人みたいな魔法少女に。それなら、目指せばいいんだ。  僕はその日から、魔法少女になった。  初めての任務はジャームとの戦闘だった。敵は僕の家族を殺したあの怪物。醜悪なその姿に吐き気が込み上げる。使い慣れたエフェクトを使って、自分でとどめを刺した。  家族の仇を取った。姉ちゃん達の仇を取ったんだ。でも、心にある大きなわだかまりは消えなかった。  それからたくさんの人を見た。 オーヴァードに大切な人を奪われた人。 オーヴァードになって日常に戻れなくなった人。 オーヴァードがオーヴァードを傷つける瞬間。 醜い。 憎い。 化け物みたいな力が憎い。 オーヴァードが憎い。 だから、オーヴァードを全部この世から消す。 ―――ねえ。月代姉ちゃん、星代姉ちゃん。魔法少女なら、それくらい簡単にできるよね?  彼、夜桜依光はオーヴァードを憎んでいる。姉を殺したこの力を嫌っている。だからオーヴァードを傷つけ、殺すことを何も思わない。夜桜家最後の血筋として、その命を散らしてでも復讐を果たさんとオーヴァードを討つ機会を狙っているのだ。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/3620417