タイトル:青天目50 キャラクター名:青天目 白人 種族: 年齢: 性別: 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長: 体重: ワークス  :レネゲイドビーイングC カヴァー  : シンドローム:バロール ■ライフパス■ 覚醒:死 衝動:恐怖 ■能力値と技能■ 【肉体】:1 (シンドローム:0,0 ワークス:0 ボーナス:1 成長:) 〈白兵〉:SL / 判定 1r 〈回避〉:SL / 判定 1r 〈運転〉:SL / 判定 1r 【感覚】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 2r 〈知覚〉:SL1 / 判定 2r+1 〈芸術〉:SL / 判定 2r 文学 【精神】:7 (シンドローム:2,2 ワークス:1 ボーナス:2 成長:) 〈RC〉:SL3 / 判定 7r+3 〈意志〉:SL1 / 判定 7r+1 〈知識〉:SL / 判定 7r+2 レネゲイド 【社会】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL1 / 判定 2r+1 〈調達〉:SL / 判定 2r 〈情報〉:SL1 / 判定 2r+1 UGN 【HP】    29 【侵蝕基本値】 40% 【行動値】   11 【戦闘移動】  16m ■エフェクト■ 《スキル名》      /SL /タイミング/判定/対象  /射程/コスト/効果など 《ワーディング》    /★$/オート$  /自動/シーン /視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》     /1$ /気絶時$  /自動/自身  /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《コンセ:バロール》   /2 /     /  /    /  /2   /C値-LV 《黒星の門》      /2 /メジャー /-  /-    /-  /2   /同エンゲージ攻撃可。判定ダイスを+LV+1個する 《時の棺》       /1 /オート  /自動/単体  /視界/10  /自動成功以外の判定を失敗させる。1S1回 《因果歪曲》      /3 /メジャー /-  /範囲選択/-  /3   /範囲選択に変更。同エンゲージ不可。シナリオ中LV回 《黒の鉄槌》      /2 /メジャー /-  /-    /視界/1   /攻撃力+LV×2+2の攻撃。同エンゲージ不可。 《オリジン:ヒューマン》/1 /マイナー /自動/自身  /至近/2   /シーンのエフェクトを使用した判定の達成値に+LV 《ヒューマンズネイバー》/1 /常時   /自動/自身  /至近/-   /衝動判定にダイス+LV個。基本侵蝕値+5 《振動球》       /7 /メジャー /対決/ー   /視界/3+4  /攻撃力+LVの射撃攻撃。装甲無視。 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称 価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ       3   9r+3 4    7   視界 範囲選択。9dx7+2       3   9r+3 4    7   視界 単体。9dx7+2 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :   1            / 下着:               / 修正: = 合計 =  1   0  11   1 pt ■所持品■ 名称           単価 個数 価格 備考 情報収集チーム      2   1   2 コネ:専門家・レネゲイド 1   1   1   知識:レネゲイドの判定にダイス+2                 1   0   情報判定に+2 1S3回 =所持品合計=     3 pt =装備合計=      1 pt = 価格総計 =     4 pt 【常備化ポイント】 4 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象  好意 悪意 備考 転生者       ハヌマーン:振動球 ■その他■ メモ: 青天目 白人(なばため あきと) 年齢:26歳 性別:男 能力:バロール 一人称:僕 <プロフィール> 紅林、能見の同期であり、現在はUGNの装備開発を行う研究機関に所属している。 中性的な美貌の持ち主であり、とてつもない自信家。常にハイテンションで詩的な表現を多用する。自由奔放な性格をしており、趣味の芸術に傾倒することもあるため、他の研究者達の悩みの種となっている。しかし、確かな技術と合理的な考えを見せるキレ者としても認識されており、それが更に上司や助手の胃を痛める原因にもなっている。 紅林と能見を最愛の親友と公言しており、ゲートを使って支部を訪れては、二人が頭を抱える事態を起こすこともしばしば。 二人との誓いのために、よりエージェントの生存率を上げるための装備の開発・研究をしており、現在は主にEXレネゲイドについて研究している。 趣味の芸術や開発のこともあり、モルフェウスの能力が欲しかったと、よく愚痴を零しており、新たな能力を得る研究も個人的に行なっている。そのためモルフェウスの能力を持つ人間には尋常ではないほどに興味を示している。 今は前線を離れたが、二人の危機には絶対に駆けつけることを約束している。 【来歴】 <生い立ち〜幼少期> ・青天目 白人はとある財閥の会長を祖父に持ち、社長の父とその秘書で愛人の母の間に生まれた。父には、正妻とその間に生まれた白人の7つ上の腹違いの姉にあたる娘がいたが、男児には恵まれなかった。 古風な家柄であり、祖父は男児の白人を引き取ろうとするが、母は父が正妻と離縁して自分と再婚することを迫る。父は祖父の敷いたレールを歩んできただけの気の弱い自分のない人間で、勢いに負けて白人を認知する。当然正妻はこれに反対し、以後15年に渡り、母と正妻の対立が続いた。 白人は物心ついた時から、より後継ぎに相応しくなるよう、時には虐待とも取れるほど厳しく育てられた。 時折訪ねてくる祖父からは上に立つ者としての教育を受けるが、その中でも、相手の得手不得手と欲を理解し、駒と思って利用する、という考えに強く影響を受ける。 母、他の親族や財閥の社員、使用人に至るまで、その動向を観察するようになり、多くの人間が自分を何かしらの形で利用するつもりであることを知る。教えを説いた祖父本人でさえ、白人を財閥存続という欲のための駒と見ていることにも。 しかし、それに衝撃を受けることはなく、むしろ彼らの行動が理にかなっていると納得してしまうほどに、白人は既に合理的な考えを持っていた。また同時に自分の考えを知られることが、他人に利用されることに繋がるとして、本心を隠すようになる。 白人は学校など家の外でもその考えに基づいて行動し、年を経る毎に自分の心を悟らせず、他人を動かすことに長けていき、人間の心情も行動も事象を観測するかのような視点で捉えるようになった。 だが、1人だけ例外がいた。正妻の娘、つまり白人の腹違いの姉である。 本来後継ぎの座を競う相手である姉は、自分より幼いのに、この状況に生まれながらに巻き込まれた白帆に弟として優しく接していた。 祖父の教えに影響を受けた白人には姉の優しさが理解できなかった。自分を嫌ったり、貶めるなら納得がいく。それとも何か思惑があるのだろうか。 白人は姉と会った事がバレては母に折檻されていたが、姉の態度の理由が知りたくて、暇を見つけては姉の元へ足を運んだ。 <少年期> 10歳の頃、財閥傘下の工場の視察へ向かう父に付いて行き、そこで出会った技術者に憧れを抱くが、それもまた誰にも悟られないように隠してしまう。 白人自身も、生まれた立場による価値を確かなものにするために、後継者になる事を目指していたからだ。そのために身に付けるべき知識や技量は別にあると考え、表向きは年相応の子どもを演じつつ、裏では周囲の思惑を探るという、幼いながらも権力への野心を募らせていたのだった。 14歳、白人が中性的な美貌の持ち主に成長した頃、長く続いた白人の母との争いで心を病んでいたのもあり、数年前から弱っていた正妻が亡くなった。この事を受けて祖父は、一年後に白人の父と母を再婚させ、白人の姉には協力関係の別の財閥の跡取り息子と婚約を結ばせる。 <覚醒> 15歳になった白人は後継ぎに決まったことを喜ぶも、姉の自分への態度は結局理解できずにいた。 財閥の所有するレストランでの姉の婚約者と両家の家族含めての会食と観劇。その後に他の家族と別れて一人向かったショッピングモールで事件は起こる。 轟音と施設を揺るがすほどの衝撃。その混乱の中、どこからか現れた異形の怪物達。白人は逃げ出したが、あえなく怪物の手に掛かってしまう。白人は無念を抱くが、無情にも冷たくなっていく身体、遠くなっていく意識。不思議なことに最後の記憶は、自分の身体が人の原形を失うほどに破壊されてゆくのを俯瞰視点から見ている光景だった。 しかし、彼は目を覚ます。場所はUGNの医療施設だった。エージェント達からレネゲイドと自分がオーヴァードになったことについて説明を受けるが、UGNに入る事は拒否する。理解できなかったのではない。むしろその能力を有効的に利用する事を考えついたのだ。だが、彼は自分が妙に落ち着いていることと、胸の内から何かが欠けてしまったかのような感覚に違和感を覚える。 更に長年周囲の人間を観察をしてきた経験のある彼は、エージェント達の様子から何か自分に隠していることがあると直感する。しかし、それが何かはわからなかった。食い下がったエージェントに、彼はイリーガルとなる事を承諾する。組織に身を置く事は、利用される事を意味する。ならばあくまでも協力者として情報を引き出して利用する。それを決めた後、面会した家族は彼の無事を安堵し、姉は涙を流して喜んだ。やはり、それも彼には理解できない事だった。 <覚醒後> イリーガルになってからも、白人の生まれもあってか、参加するのは裏方の支援任務だけであった。そこで出会った同年代のイリーガル、紅林と能見の二人とよく話すようになる。表面上は普通に交流しているが、彼にとっては二人も観察対象であった。内気でありながらも能力は攻撃的な紅林、人柄は良いが時に冷徹なまでに効率的な判断を下す能見。二人と話す時の彼はこれまでと同じく、注意深く反応を見ながら人当たりの良い少年を演じていた。 そして、ある任務で”ディアボロス”春日の襲撃を受ける。初めて遭遇するFH。兼ねてから自らの欲望に従う集団と聞いて興味を持っていた彼は、他のイリーガル達が襲われ自分たちに注意が向いてない隙に、ゲートを開き二人を逃がしてから春日と接触する準備を始める。 だが、既に紅林は春日に向かって駆け出していた。そして能見もまた支援するために他のイリーガル達に指示を飛ばす。 彼には理解出来なかった。自分の危険も顧みずに他人を守る紅林も、それがどれだけ無謀なことかわかっているはずなのに協力する能見も。 彼の中で欠けたと思っていた胸の内で何かが揺らいだ。そして、気が付けば彼も加わって戦っていた。撃退に成功した後、FHとの接触を妨害された怒り、理解出来ないもどかしさ、揺さぶられた何かを知りたくて、普段の彼からは想像できない荒い口調で、紅林を殴りつけながら詰め寄った。 お前はバカか!? 何でこんな無茶をした!? 他にも紅林の行動が如何に非合理的だったかを言い並べていく彼を紅林は殴り返し、血と涙で濡れた顔で泣く子供のように震える声で怒鳴り返した。それは春日に挑んで行ったことと同じく、彼の知る内向的な紅林からは想像できないものだった。 バカで悪いか!! 能書きだけで片付けられるもんじゃねえんだよ! 俺が手を伸ばして助かる奴がいるなら、 俺はバカでいい!! 彼はただ驚愕した。 彼にとって人間の感情は根底に自らの欲望があるものだった。喜びも、怒りも、悲しみも、妬みも、全ては欲望に裏打ちされたものだと。白人の母を初めとした周囲の人間もそれにより行動し、感情を示していたと考えていた。 だが紅林のそれは、彼の感情の分析の外にあった。単純に利他行動に喜びを感じているわけでもない。苦しみを自分から引き受けて傷を負い、涙を流しながらも他人を助ける。そして、周りから「お前がいてよかった」と称賛される紅林の姿。 やはり理解出来ない。けれど、何故かとても興味を惹かれる。それは白人の姉に対しての疑問とよく似ていた。 もっと知りたい 彼の奥底にその強い欲望が生まれた。 彼はそれ以来アプローチを変えた。紅林達には性格を隠さずに接するようになり、自分を開示することで、二人にも感情を開示する事を求めるようになっていった。二人は最初は困惑したが、ある意味付き合いやすくなった彼を次第に受け入れていく。この頃から彼は二人と過ごす中で笑うようにもなった。 今まで自分を隠していた彼は、自分の胸の内を表現する術を求め始めた。それは詩や和歌などの言葉に始まり、演奏や歌、絵や彫刻といった芸術、果ては手芸や料理といった、これまでは単なる教養として身に付けていた様々な方法を実践していく。やがてそれらに楽しさも見出すようになっていった。 その急激な変化を見て家族や財閥の人間が難色を示す中、姉だけが非常に好意的だった。 創作物の披露会に毎回紅林達を付き合わせていくうちに、彼は段々と二人と過ごすこと自体にどこか喜びを感じる自分に気付いていく。しかし、それに嫌悪や、かつてのように自分を知られることへの危機感はなかった。 18歳の時、執り行われた姉の結婚式の際に、花嫁姿の姉から手紙を渡される。 その中に書いてあったのは、 弟である白人が生まれた事の喜びと、愛人の子という境遇の苦労への憐み。 これまで親達に期待される通りに過ごしていたのに、最近の創作や紅林達との交流を楽しんでいることが見ていて嬉しかった事。 自分は女として生まれたために、例え後継ぎに選ばれていたとしても、利益のために決められた相手と結婚することは決まっていただろうという諦めと覚悟。 本当は自分が後継ぎになり、白人には自由に生きて欲しかったこと。 そして、これからも何かあった時には姉として頼ってほしい。 そういった想いが綴られていた。 彼は悟った。理論的な考えでは理解出来るはずのない、純粋な想いを自分はずっと与えられていたのだと。 そして彼は行動を起こす。それは非合理的で、けれど彼にとっては最善の一手だった。 その結婚式の場で彼は会場を滅茶苦茶にした。それを受けて兼ねてから彼の変化を快く思っていなかった祖父から絶縁を言い渡される。そして恥をかかされた相手側からの要望で姉の結婚も白紙となり、姉が財閥の後継ぎとされる。 姉に謝罪と今までの感謝、そして自由に生きて欲しいと伝えて彼は青天目の家を去る。 行く宛をなくした彼は紅林の家に転がり込んで高校卒業まで共に暮らす。紅林と能見がエージェントになることを聞き、自分もUGNに所属する事を決める。 しがらみの無くなった彼は以前にも増して、自分を表現することにハマっていき、自身の美貌もあってナルシスト的な自信家へと変貌していく。 <殲滅戦> 20歳の際に、紅林らと住民がジャームとなった地方都市の殲滅戦に赴く。二人と同様に彼もまた巻き込まれただけの人間達を処理していくことにより、精神をすり減らしていく。 しかし、そこで大きな転機が訪れる。ジャームを撃破していく中で、レネゲイドが一瞬ジャーム化した元の人間の姿を取って霧散する光景を目撃する。そのジャームの能力であったかはわからないが、霧散する間際に元の人間のジャーム化間際の記憶がレネゲイドを通じて彼に伝播した。 それにより、自分の覚醒の際の記憶が蘇る。 あのジャームに襲われ息絶える時に側から自分を見ていた記憶。あれは現実だった。 彼は死によって覚醒したのではなく、 青天目 白人の記憶を引き継いで擬態したレネゲイドビーイングだった。そして、目覚めてから失ったと感じたものの正体は、人間としての白人の人格と根底にある欲望だった。本当は普通の家に生まれて人並みの愛情を受けたかったこと。 しがらみなどなく、物を作る夢があったこと。 彼は思い出した。 周りの人間を見ては自分の境遇に疑問を抱き、それでも自分の心を守るために押し殺していた白人の本当の欲望、いや、願いを。 自分がこの作戦で命を奪った者たちも、 同じように日常を過ごしたかった。 夢があった。 それを奪った者たちが憎い。 だが自分は? 白人の人生を奪って利用しているのは自分も同じではないか? 資料を通してレネゲイドビーイングが人間に興味を持つことは知っていた。 紅林達に惹かれたのもその知りたいという欲望が根底にあったからだ。 自分は変わったと思っていたが、それも結局は欲望に基づいたものでしかなかった。 自分自身が音を立てて崩れていくような感覚に襲われた彼が縋ったのは、紅林と能見の二人だった。 彼は自身がレネゲイドビーイングである事を二人に打ち明けた。彼らは動揺したが、やがて紅林が口を開く。 俺が会ったのは最初からお前だったんだろ? だったら何も変わらねえじゃねぇか。 色んなことやって楽しんでいたのは嘘じゃないだろ? だったらお前は何も変わらない、ナルシストで騒がしい、ただの俺達の親友だ。 彼はその言葉を支えに、殲滅戦を乗り越えることができた。彼の心に差した深い影はそれだけで拭えるものではなかったが、それでも人を救おうとする二人と立てた誓いのために、二人より長い時間をかけて立ち直る。 元々自分を表現することが好きだったが、 立ち直ってからは輪をかけてそれに熱中するようになる。それは白人ではなく自分自身を周囲に知ってもらうため。レネゲイドビーイングであることなど関係なく、親友達が認めてくれた自分であるためである。自信過剰なナルシストめいた言動もそのためだ。 しかし、殲滅戦を機に、自分の覚醒の経緯を想起することから人の死を目の当たりにすることには抵抗が出来てしまい、前線を退く。 そんな彼が選んだのは研究と開発への協力だった。レネゲイドビーイングである彼が協力することで、研究の進歩につながると考えたからだ。 また開発を志したのは人生を利用することになってしまった白人本人への贖罪もある。物作りをしたかった白人の夢を少しでも叶えてやりたいと思ったのだ。 この事については彼は、 きっと的外れで筋違いなことをしているが、それでも僕が思い付く最善なんだ、 合理的な彼とは似ても似付かないだろうけどね、 と自嘲的に話す。 レネゲイドビーイングである自分が、 いつまで生きるのか。そもそも死ぬのか。 そんな不安を抱えながらも、 彼は今日も親友達との誓いのために、たまにその親友達を初めとした周囲の人間を巻き込みながらも研究に精を出すのだった。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/3637090