タイトル:ユシャッパ(リビルド後) キャラクター名:ユシャッパ=エウルス 種族:フィー [特徴:妖精の加護、浮遊] 生まれ:斥候 ■パーソナルデータ・経歴■ 年齢:自我が芽生えてから3、4年 性別:無し 髪の色:基本は黒 / 瞳の色:基本は黒 / 肌の色:ひんやりしてそう 身長:140 体重:13kg 経歴1:故郷の場所を知らない 経歴2:監禁されたことがある 経歴3:罪を犯したことがある 穢れ度:0 ■能力値■      技     体     心 基礎    9      7     12    器用 敏捷 筋力 生命 知力 精神 A~F   4  14   6   5   5   3 成長  19  13     10  10  15 →計:67 修正 =合計= 32  37  13  22  27  30 ボーナス  5   6   2   3   4   5    生命 精神    抵抗 抵抗  HP  MP 基本  14  16  55  48 特技         0   0 修正 =合計= 14  17  55  48 ■レベル・技能■ 冒険者レベル:11 Lv フェンサー 11 Lv  / フェアリーテイマー 6 Lv スカウト  7 Lv  /  エンハンサー    5 Lv バード   5 Lv  /  アルケミスト    5 Lv ■戦闘特技・値■ [参照] 特技名      : 効果                            : 前提 [p2120]トレジャーハント  : 戦利品のロールに+1                     : スカウトLv.5 [p2123]ファストアクション : 戦闘の第1ラウンドで先手なら、主動作を2回行える       : スカウトLv.7 [pIB32]両手利き      : それぞれの武器で同一対象に攻撃可能、命中-2、必要筋力15以下 : [pIB29]回避行動      : 回避力+2                          : [pIB39]マルチアクション  : 制限移動を条件に、近接攻撃と魔法を両方行使できる      : [pIB30]二刀流       : 命中ペナルティなし、必要筋力15以下             : [pIB29]足さばき      : 制限移動で最大10mまで移動可能               : [pIB32]命中強化      : 命中に+1                          :    魔物       全力    知識 先制 移動 移動 基本   0  13  37  111 修正 特技        0 =合計=  0  13  37m 111m ■呪歌・練技・騎芸・賦術・鼓咆・占瞳■ [参照]  特技名       : 効果                 : 前提 [pWT107]オウルビジョン    : 暗視を得る              : [pWT108]ビートルスキン    : 防護点+2               : [pWT107]キャッツアイ     : 命中力+1               : [p]   マッスルベアー    : 筋力B+2                : [p]   デーモンフィンガー  : 器用+12                : [pWT115]ビビッド       : 20分ごとにMP+1            : 18必中 [pWT115]ヒーリング      : 10分ごとにHP+1            : 18必中 [pWT116]モラル        : 命中+1                : 必中 [pWT116]レジスタンス     : 生命・精神抵抗+1           : 必中 [pWT116]アトリビュート    : 炎水風土から一つ選び、被D+2。無属性。 : 必中 [pAW14] クリティカルレイ   : 対象の武器の威力決定の出目に     : 金 [p]   パラライズミスト   : 対象の回避に             : 緑 [p]   ヴォーパルウェポン  : 対象の物理ダメージに         : 赤 [p]   バークメイル     : 対象の防護点に            : 緑 [p]   イニシアチブブースト : 対象の先制判定の達成値に       : 赤 ■装備■ ・基本命中力、追加ダメージ、基本回避力        Lv 命中 追ダメ 回避 ファイター : グラップラー: フェンサー :11  16  13  17 シューター : ・武器 価格  用法 必筋 修正 命中 威力 C値 追ダメ [カテゴリ・ランク] 名称(*:装備している) / 備考 (参照) 0   1H投   1     17   6  11  13 [投擲B] *ストーン / 射程10m (238p)      1H   0     17   0  11  13 [格闘(素手)B] *パンチ / (237p)     1H#   0  -1  16   5  11  13 [格闘(素手)B] *キック / (237p) 80    1H   5     17   5   9  13 [ソードB] *ショートソード / (232p) 120   1H   5   1  18  10  11  13 [メイスB] *ライトメイス / (234p) 17600  1H   7   1  18  17   9  14 [ソードB] *「虹」 / イグニダイト製専用エレメンタルブレイドOM+2相当。 (AW73p) 17600  1H   7   1  18  17   9  14 [ソードB] *カレイドスコープ / イグニダイト製専用エレメンタルブレイドOM+2相当。 (AW73p) 100   2H         1         0 [] *ヴィオラ / 呪歌用の楽器 (p) 1600   2H         1         0 [] *ミュージックシェル(運命アトリビュート土) / 達成値17 50m 土属性の被D+4 (p) 1600   2H         1         0 [] *ミュージックシェル(運命アトリビュート水) / 達成値16、50m 水・氷属性の被D+4 (p) 1600   2H         1         0 [] *ミュージックシェル(運命アトリビュート炎) / 達成値16、50m 炎属性の被D+4 (p) 1600   2H         1         0 [] *ミュージックシェル(運命アトリビュート風) / 達成値16、50m 風属性の被D+4 (p) 1600   2H         1         0 [] *ミュージックシェル(運命モラル) / 達成値17、50m 命中+2 (p) 1600   2H         1         0 [] *ミュージックシェル(運命レジスタンス) / 達成値17、50m 両抵抗+2 (p) 1600   2H         1         0 [] *ミュージックシェル(運命ビビッド) / 達成値17、50m 3+20n分ごとにMP2回復 (p) 1600   2H         1         0 [] *ミュージックシェル(運命ヒーリング) / 達成値17、50m 3+10n分ごとにHP2回復 (p) =価格合計= 48300 G ・防具    必筋 回避 防護  価格  名称 / 備考 鎧 :  7      3   150 ソフトレザー / 盾 :              / 修正:     0 = 合計 =   19   4   150 G (回避技能:フェンサー) ・装飾品    価格 名称                        / 効果 頭 :2500 悪寒のウィッグ                   / 危険感知+1 耳 :2100 専用華美なる宝石飾り(土8、水8、炎6、風4、光2、闇4) / 本体500G+宝石1600G 顔 :4000 ひらめき眼鏡                    / 見識、探索+1 首 :1040 ポーションイジェクター+インドミタブルポーション  / 本体720G+インドミタブルポーション320G 背中:5000 ウェポンホルダー改                 / 補助動作で2つまで手で持つ物を外しておける 右手:500  敏捷の指輪                     / 左手:5000 信念のリング                    / 腰 :4000 多機能ブラックベルト                / 本体3000G+多機能化1000G 腰 :200  専用アルケミーキット                / 賦術を使うために必要 足 :                             / 他 :6000 小熊の爪                      / マッスルベアーの効果+1 =合計=30340 G ■所持品■ 名称                   単価  個数 価格  備考 冒険者セット               100  1   100 【冒険者セット】背負い袋             1   0 【冒険者セット】水袋               1   0 【冒険者セット】毛布               1   0 【冒険者セット】松明               6   0 【冒険者セット】火口箱              1   0 【冒険者セット】ロープ              1   0   10m 【冒険者セット】小型ナイフ            1   0 【貰い物】ジャイアントバルーンシードの蔦     1   0   牙を突き立てた痕がある アラミドコート              750  1   750 バックラー                60   1   60 フード付きポンチョ            55   1   55 天然石の髪飾り              6   1   6 【貰い物】白紙の本                1   0   3/20ページ使用。日記用 【貰い物】羽ペン                 1   0   貰い物 北向きの針                1000  1   1000 手鏡S                   50   1   50   偵察用                          1   0 【消耗品】                    1   0 【貰い物】1日分の保存食             7   0   貰い物 1週間分の保存食              50   2   100  14/14 【共有資産】5点マナチャージクリスタル      1   0   5/5点。1日1回再利用できる魔晶石 5点魔晶石                 500  8   4000 【拾い物】5点魔晶石               1   0 【拾い物】4点消魔の守護石            1   0 【拾い物】10点消魔の守護石            1   0 俊足の指輪                500  1   500 巧みの指輪                500  1   500 宗匠の腕輪                1000  1   1000 知性の指輪                500  1   500 陽光の魔符+1               500  2   1000 【共有資産】陽光の魔符+2             1   0 【共有資産】陽光の魔符+3             1   0 月光の魔符+1               500  5   2500 ワイン(ボトル)              20   5   100 蒸留酒(ボトル)              30   5   150                          1   0 【技能用】                    1   0 マテリアルカード金A            200  10  2000 粗製マテリアルカード金A             0   0 粗製マテリアルカード金S             1   0 マテリアルカード赤A            200  10  2000 マテリアルカード赤S            2000  5   10000 マテリアルカード緑A            200  10  2000 スカウト用ツール             100  1   100 運命の楽譜(アトリビュート)        10000 1   10000 呪歌の効果2倍 運命の楽譜(ビビッド)           1000  1   1000 運命の楽譜(ヒーリング)          1000  1   1000 運命の楽譜(モラル)            1000  1   1000 運命の楽譜(レジスタンス)         1000  1   1000 騎獣専有書(ベネディア)              1   0 インドミタブルポーション         320  5   1600  アウェイクン+6ラウンド不屈                          1   0 【セッション5損耗】            200  1   200  金A 【セッション7損耗】            500  1   500  5点魔晶石 【セッション8損耗】            500  1   500  5点魔晶石 【セッション9損耗】            820  1   820  粗製金A×2、5点魔晶石、インドミタブルポーション 【セッション10損耗】           1220  1   1220  粗製金A、金A、インドミタブルポーション、赤A、5点魔晶石 【セッション11損耗】経費で!       0   1   0   5点魔晶石×3、赤A×2 【セッション12損耗】経費で!       0   1   0   赤S、5点魔晶石、金S、インドミタブルポーション 【セッション13損耗】経費で!           1   0   赤A、赤S、インドミタブルポーション、5魔晶石 【セッション14損耗】           3400  1   3400  赤S、赤A、敏捷の指輪、5点魔晶石、緑A 【セッション15損耗】           4200  1   4200  赤S×2、赤A 【セッション16損耗】           2000  1   2000  赤S、赤A 【売却損】                175  1   175  ムーンストーンLv1、ルビーLv1、オパールLv1、トパーズLv2、アクアマリンLv2 =所持品合計=   57086 G =装備合計=    78790 G = 価格総計 =   135876 G 所持金   29924G 預金・借金    G ■魔力■ 知力ボーナス: 4 特技強化ボーナス: 0 武器ボーナス: 0  名前  Lv 追加修正 魔力 妖精魔法 6       10 ■言語■       話 読            話 読 共通交易語 ○ ○ / 巨人語       ○ - エルフ語  ○ - / ドラゴン語     ○ - ドワーフ語 - - / ドレイク語     - - 神紀文明語 - - / 汎用蛮族語     ○ - 魔動機文明語○ ○ / 魔神語       - - 魔法文明語 - - / 妖魔語       - - 妖精語   ○ - / グラスランナー語  - - シャドウ語 ○ - / ミアキス語     - - バルカン語 - - / ライカンスロープ語 - - ソレイユ語 - - ・地方語、各種族語     話 読 名称 初期習得言語:交易交通語、妖精語 技能習得言語:魔動機文明語、5個の会話 ■名誉アイテム■ 点数 名称    一般技能「ウェザーマン」Lv5    一般技能「ハーズマン」Lv1    一般技能「シンガー」Lv4  50 称号「村の守り人」  50 称号「運命を覆す光の使徒」 100 パーティ称号「眠らせ縛り付けPT」 200 顔見知り「マグダレーナ=イエイツ」 100 顔見知り「ドルッケン」  50 流派「エウルス流刃狼弑凰術」  20 秘伝「機先を制する狼の牙」  30 秘伝「喰らいついたら離さない狼の牙」 100 専用エレメンタルブレイド×2  70 専用華美なる宝石飾り  50 専用アルケミーキット  20 多機能ブラックベルト 所持名誉点: 427 点 合計名誉点:1267 点 ■その他■ 経験点:30点 (使用経験点:64000点、獲得経験点:61030点) セッション回数:67回 成長履歴: 成長能力  獲得経験点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 1- 精神力   2200点(1800 / 400 / 0回)  【セッション1】成長(1,6) 2- 精神力     0点(   /   / 回)  (6,6) 3- 精神力     0点(   /   / 回) 4- 知力    3550点(3200 / 350 / 回)  【セッション2】(3,5) 5- 敏捷度     0点(   /   / 回)  (2,6) 6- 敏捷度     0点(   /   / 回)  (6,2) 7- 精神力   9760点(9760 /   / 回)  【セッション2追加分】(6,6) 8- 精神力     0点(   /   / 回) 9- 精神力     0点(   /   / 回)  (2,6) 10- 生命力    0点(   /   / 回)  (4,3) 11- 敏捷度    0点(   /   / 回)  (2,3) 12- 精神力    0点(   /   / 回)  (6,1) 13- 精神力    0点(   /   / 回)  (6,5) 14- 器用度    0点(   /   / 回)  (1,4) 15- 器用度    0点(   /   / 回)  (1,1) 16- 器用度    0点(   /   / 回) 17- 精神力    0点(   /   / 回)  (6,3) 18- 知力     0点(   /   / 回)  (4,5) 19- 生命力   3490点(3000 / 490 / 回)  【セッション3】 (4,4) 20- 生命力    0点(   /   / 回) 21- 知力     0点(   /   / 回)  (5,3) 22- 精神力   3440点(2900 / 540 / 回)  【セッション4】(3,6) 23- 敏捷度    0点(   /   / 回)  (3,2) 24- 器用度    0点(   /   / 回)  (1,5) 25- 敏捷度   3360点(3000 / 260 / 2回)  【セッション5】(6,2) 26- 敏捷度    0点(   /   / 回)  (2,4) 27- 器用度    0点(   /   / 回)  (1,3) 28- 精神力   2720点(2300 / 420 / 回)  【セッション6(欠席)】[6,6] 29- 精神力    0点(   /   / 回) 30- 器用度    0点(   /   / 回)  [1,4] 31- 知力     0点(   /   / 回)  [6,5] 32- 器用度   6160点(6160 /   / 回)  [1,5]セッション7 33- 生命力    0点(   /   / 回)  [5,4] 34- 器用度    0点(   /   / 回)  [1,6] 35- 敏捷度    0点(   /   / 回)  [3,2] 36- 器用度    0点(   /   / 回)  [1,5] 37- 敏捷度    0点(   /   / 回)  [2,1] 38- 精神力   3500点(3500 /   / 回)  [3,6]セッション8 39- 生命力    0点(   /   / 回)  [6,4] 40- 敏捷度    0点(   /   / 回)  [2,5] 41- 器用度    0点(   /   / 回)  [5,1] 42- 生命力   3500点(3500 /   / 回)  [5,4]セッション9 43- 敏捷度    0点(   /   / 回)  [2,6] 44- 生命力    0点(   /   / 回)  [6,4] 45- 敏捷度   2250点(2250 /   / 回)  [2,2]セッション10 46- 敏捷度    0点(   /   / 回) 47- 知力     0点(   /   / 回)  [5,5] 48- 知力     0点(   /   / 回) 49- 器用度   3050点(3000 /   / 1回)  [4,1]セッション11 50- 知力     0点(   /   / 回)  [5,6] 51- 敏捷度    0点(   /   / 回)  [2,3] 52- 知力    4000点(3900 /   / 2回)  [5,5]セッション12 53- 知力     0点(   /   / 回) 54- 生命力    0点(   /   / 回)  [4,6] 55- 知力     0点(   /   / 回)  [5,2] 56- 生命力    0点(   /   / 回)  [4,5] 57- 精神力   4000点(4000 /   / 回)  [3,6]セッション13 58- 精神力    0点(   /   / 回)  [6,1] 59- 器用度    0点(   /   / 回)  [2,1] 60- 器用度    0点(   /   / 回)  [4,1] 61- 器用度   3000点(3000 /   / 回)  [1,3]セッション14 62- 器用度    0点(   /   / 回)  [1,6] 63- 器用度    0点(   /   / 回)  [1,1] 64- 器用度    0点(   /   / 回) 65- 器用度   3050点(3000 /   / 1回)  [3,1] 66- 器用度    0点(   /   / 回)  [1,2] 67- 生命力    0点(   /   / 回)  [6,4] メモ: ※他PCへの印象 ユウ→なんだか惚けた所のあるお姉さん。勇者?ってのを目指しているらしい。本人もよくわかってないじゃないかと、わたしの勘がつげている。 オニキス→とっても強いし、やさしい人。皆を守れるようになりたいらしい。危険な目にあっても相手を笑って許せちゃったり、ちょっと危なっかしいかも。しっかり見守っとこう。 ハザウェイ→芸人さん。本業は役者で、良く店で劇をやっている。軽くみえて案外こども好き? カリーナ→口数の少ないガンマンの子。冒険者らしいドライさ、かっこいいなぁ。と、思ったら両親の前では案外普通の子だった。かみさまから逃げてきたらしい。 レダ→優しいお姉さん。歌がうまい。頭なでるのもうまい。昔に色々あって、変わった魔法を使えるみたい。 ビリーバー→色んな事に詳しいし、よく気がつく子。子供なのに大したものだと思う。冷めてるふうだけど、仲間はずれは嫌みたい。かみさまに復讐したいたしい。 イータ→綺麗なお姉さん。こころなしか、清涼感(永久穢れ0)すら感じる。いつも誰かの世話をしてるけど、その合間にすごい鍛えているみたい。お盆が実はすごい重さだったり……? ―― ベネディア 狼LV.9(オリジナルデータ) 知能:もはや「動物並み」とは呼べない 知覚:五感 言語:なし(ユシャッパにはわかる) 知名度/弱点15/2d+13  弱点:物理D+2 先制 2d+13 移動 30 生命抵抗 精神抵抗 12(19)/11(18) 部位:1部位 【牙】命中:12(19) 打撃:2d+11 回避:11(18) 防護:10  HP83 MP68 ○ユシャッパ専用・・・騎獣 ユシャッパは補助動作でこの動物に乗降することができる。 他のライダーは決して乗ることは出来ないが、タンデムであれば載せてくれる また、 ◯高所攻撃/超高所攻撃 ◯攻撃阻害 ◯タンデム ◯人狼一体(人馬一体) ▽騎獣の献身 ☆威嚇(冒険者Lv.+精神B) ☆チャージ 〆トランブル の騎芸をこの騎獣に関してのみ使用できる ○単独行動 騎乗されていなくても、己の意志で行動可能。ただし、ユシャッパの指示は最大限参考にする ▽魂に刻み込まれた守る意志 かばうⅢ、ガーディアンが騎乗中のユシャッパに対してのみ、自動的に発動する。 ▽激昂~復讐~ ユシャッパが気絶もしくは死亡した時、あるいは特定の条件でリーダーとは思えないほどの激昂を見せる 命中+11 物理攻+22 回避−11 ▽捨てきれない矜恃 ▽不屈を持っている。また、生死判定の達成値が+30される 〆2回攻撃 ―― ※独自流派 ・エウルス流刃狼弑凰術 名誉点50 ユシャッパが自身のこれまでの人生から着想を得た独自の刀剣術。 故に流派として固まっているはずもなく、その方向性には若干のブレがある。 集団で一個の強大な敵を相手にすることに主眼が置かれている。 心の枷の象徴でもある。 ☑機先を制する狼の牙 名誉点20 基礎特技:なし 前提:▽ファストアクション 装備限定:必要筋力15以下の刃を持つ武器 概要:鋭い先制攻撃 効果: この秘伝は、このキャラクターが▽ファストアクションの効果を受けている手番中にしか宣言できない。 宣言した手番中、近接攻撃のC値を-1する。 この効果によって、C値が7以下になることはない。 この秘伝は同一の流派の他の秘伝と同時に宣言できる。 ☑喰らいついたら離さない狼の牙 名誉点30 基礎特技:なし 前提:ファイターもしくはフェンサーもしくはグラップラー技能Lv7 装備限定:必要筋力15以下の「ソード」もしくは「スピア」もしくは「格闘武器:牙」 概要:抉るような刺突で相手の動きを阻害する 効果: 宣言した手番中の近接攻撃に命中した対象は、 1ラウンドの間、全ての行動判定の達成値を-2する。 この効果は同一の対象には累積しない。 更に、対象が単部位のキャラクターだった場合、 1ラウンドの間、「全力移動」「通常移動」「制限移動」を封じる。(CG138p参照) この秘伝を宣言したキャラクターは、1ラウンドの間、回避力を-1する。 ↑ここまでGM許可済み 奥義は名誉点50 ―― ※育成方針 ・装備候補 武器:イグニダイト製専用エレメンタルブレイドOM+3 防具:海蛇の防弾加工のマナコートプラス、コンバットメイドスーツ 装飾品 頭:カトレアの花冠、悪寒のウィッグ、とんがり帽子 耳: 顔:ひらめき眼鏡、狩人の解析鏡、赤の眼鏡、紅の眼鏡 首:小熊の爪、熊王の牙、ポーションイジェクター、背水のネックレス 背中:ウェポンホルダー改、インテリアニマルサック 両手:信念のリング、能力値上昇の指輪/腕輪、マナリング 腰:多機能ブラックベルト、アルケミーキット、ブレードスカート 足:軽業のブーツ、跳躍の羽 任意:華美な宝石飾り、ディスプレイサーガジェット 騎獣 武器:フリッカーハンマー 防具:ストリームラインコート 装飾品:炎の蹄鉄、水渡の手綱、紫紺の飾り護符、魂の手綱 ・技能 目標:軽戦士15、斥候7、妖精使い11、錬金術士5、練体士、吟遊詩人5、野伏9、学者9、操霊術師2、魔術師2、魔神使い2 超越:軽戦士17、妖精使い14 ・戦闘特技 a''Lv1防具習熟A Lv3回避行動Ⅰ Lv5防具習熟S Lv7マルチアクション Lv9足捌き+回避行動Ⅱ Lv11防具の達人 Lv13魔法拡大数 Lv15挑発攻撃 Lv16心眼 Lv17魔法拡大時間 a''''Lv15必殺攻撃 Lv16急所狙い Lv17心眼 bLv1両手利き Lv3回避行動Ⅰ Lv5マルチアクション Lv7二刀流 Lv9足捌き+回避行動Ⅱ Lv11命中強化Ⅰ Lv13魔法拡大数+命中強化Ⅱ Lv15必殺攻撃Ⅰ Lv16急所狙い+必殺攻撃Ⅱ Lv17心眼+必殺攻撃Ⅲ ※魔法拡大数を覚えた時点で、ユシャッパ本体の魔法のほうが召喚よりダメージ効率がよくなる。 一方で、急所狙いとの両立でみれば召喚を使うほうが相性が良い。 召喚型(2の倍数レベル) →Lv13本体使用型(土2水2炎1風4光8闇3計20) →Lv16妖精召喚型(水7風7光7闇7計28)へ切り替え ただし、カオス系が撃てなくなるのでLv16の種族特徴強化のメリットが半減する ―― ※セッション11直後の日記 8月中旬 今日はとっても不思議な体験をしました。 夢の世界に行ってきたのです。 延々と繰り返される「月明かりの村」での1日。 決まって井戸より現れる化け物。 まるで時間を戻されているような錯覚を覚えましたが、やはり、時が過去に戻るような奇跡はありません。 全ては夢でした。 息子の病を苦にした父親に、かおるるなんとかっていう神様が力を貸したっていうのが真実みたいです。 しかし、肝心の息子だけは夢の世界には取り込まなかったのですね。 その点で、あの父親の行動は矛盾しているようにも見えます。 息子よりも自分の悩みを優先したかったのでしょうか。 それとも、これは間違っているとわかっていて、息子だけは遠ざけたのでしょうか。 “誰も寝てはならぬ” ハザウェイも危機的な状況で、ずいぶん気取ったヒントを出しましたね。 お姫様が王子の名前を探すときの曲でしたか。 私、歌物語は結構好きなのです。 ロマンスも冒険譚も、悲劇も喜劇も、ひとときのあいだ心を震わせ、現実を忘れさせてくれます。 ある人にとって、現実はとても辛いものなのかもしれない。 でも、夜にそっと語られる小さな物語。それに慰められることもあるのです。 ここまで書いて、あの少年がハザウェイに懐いていたわけがわかりました。 あの少年も不安だったのですね。 イグニカイマスの医師にたのんでみたので、きっと少年の病は治るでしょう。 治ると信じています。 追記: 「夢は覚めるもの、魔法は解けるもの、人は死ぬもの」 とある高名な魔導師の言葉です。 少年の人生〈ものがたり〉の結末に、光はあったでしょうか。 ―― ※セッション8直後の日記 7月上旬 今日はわたしにとって、初の遺跡探索でした。 これぞ冒険者の華!といった感じの依頼で、わたしのテンションは急上昇です。 入り口の、間違えた道を進むと帰される十字路、クイズに答えないと開かれない扉、謎の研究所、強大な魔導兵器。 とっても冒険者してます、わたし。 イータさんに怒られそうですが、「あの言葉」を言った時のイータさん、とっても可愛かったです。 イータさんにも大事な人っているのでしょうか。 ルーンフォークにもフィーにも偽物の魂しかないと聞きます。 それでも恋に落ちるのです。 それは偽物の魂がみる、偽物の恋なのでしょうか。 私にもいつか、恋に落ちる瞬間が来るのでしょうか。 カリーナの両親にも会いました。 家出娘だったんですね、カリーナ。 詳しく事情を聞いてみると、彼女は、「神様」に魅入られてしまい、 周りを巻き込まないために一人になることを選んだのです。 選べたのです、私と違って。 それは立派なことだと思いましたが、ご両親には叱られていました。 仕方ないです。 見なかったことにしてあげましょう。 カリーナの事情を聞いて、ちょっとギクシャクした空気になりかけましたが、そこは私達です。 劇やって音楽鳴らせばいつもの調子に戻ってしまうのです。 「イグニカイマス交響楽団」なんて、どう考えてもおかしいけど、それが私達らしさなのかもしれません。 ―― ※セッション5直後の日記 6月上旬 シアさん、ナオキさんに薦められていた日記というものを、私もやってみようとおもいます。 まだ文をかくのは少し苦手なのですが、それをいったら「練習のためにもやるべき」といわれました。 前から思っていましたが、穏やかにみえて結構強引なところがありますね、あの夫妻。 今日は、朝から大変でした。 突然、自警団の人がレダさんを逮捕しにきたのです。 なんでも、「魔神を使って人を襲った」というのです。 わけがわかりません。 そもそも魔神って他人のいうことをきくものだったのですか。 混乱する私を余所に、レダさんは連れて行かれそうになります。 レダさんがそんなことをする? 私をなでてくれたあの優しい手は偽物? そんなわけはない。 それでもレダさんは、否定すら、してくれませんでした。 レダさんが連れて行かれて、私達が途方にくれていると、あんみつ亭の表玄関から人が入ってきました。 ガイアスさんとオニキスです。 ガイアスさんは、私が山を降りた時にお世話になった冒険者の人で、オニキスの師匠でもあります。 この前会った時はそれどころじゃなかったですが、同じパーティを組んだ人の師匠と偶々知り合いだったなんて、すごい偶然です。 冒険者の世界は案外狭いのかもしれません。 オニキスは、一つもその場をみてないのにレダさんのことを欠片も疑いませんでした。 彼はまっすぐです。 私は、レダさんが否定しなかった時に、「本当なのか」という疑惑を、ほんの少しでも心に抱いてしまいました。 兎にも角にも、オニキスが加わったことで、パーティはレダさんの疑惑を晴らす、という方向に動きます。 オニキスの占いでピンクがいいとでたので、私は炎の妖精さんの入り口にもなるローズクォーツの宝石をかいました。 いい宝石です。保存食30日分です。 つい癖になった貧乏性がでますが、レダさんのためです。 続いて現場にきました。 街中で魔法を使ったということで、現場はまだぼろぼろです。 このなかで証拠をみつけるのは一苦労です。 わたしたちがあっちこっちみていると、ふと、イータさんの斧からぽとりと何かがおちました。 ピンクの蛇です。そういえば武器につけてたのでした。 使い魔の蛇は、急に意思をもったみたいに逃げようとします。 が、イータさんは、なにか確信をもったみたいに、その蛇の後をつけるように言います。 蛇の超感覚になにかがひっかかったのでしょうか。 蛇ちゃんは門、街の外、森へとずっとにげていきます。 さすがにこれは外れなんじゃないか、そう思い始めた頃、蛇ちゃんが急にとまりました。 そこには、足あとがあったのです。 これは、もはや神がかり的直感です。 東の国には蛇を神と崇める国もあるらしいですが、むべなるかなです。 足あとをたどって森を行きます。 私は浮けますが、こういう道を歩くのは嫌いじゃないです。 森を小一時間ほど進んだところでしょうか、あやしーい家がありました。 玄関に悪趣味な像を飾ってるのがまた変です。 私が罠や音に注意しながらちかづくと、中から人が出てきました。 気づかれるようなヘマをした覚えはないのですが。 あとから聞きましたが、魔神使いには侵入してきたあいてを察知する魔法があるらしいです。 やっぱり私はヘマしてないです。 レベル1の魔法に失敗とかしてないです。 石像に釣られて近づいたりとかしてないです。 結局その人はわるい魔神使いだったのですが、さすがに7人相手ではどうしようもありません。 倒れた相手を拘束しようとしたその時、なにかがおかしい、そう気づきました。 濃厚な魔の気配が彼の体から放たれだします。 あれよあれよといううちに、彼からあふれだした15体の魔神は、彼の心臓を喰らってどこかへいってしまいました。 なむ。 家の中で、レダさんの無実の証拠をみつけた私達は、家路を急ぎます。 街に戻り、私達は一刻も早くレダさんを解放してあげたいという思いで、裏路地を近道として進んでいました。 そこにあったのは、魔神の死体とその傍らに佇むもう一体の魔神、いえ、見る間に魔神の姿はレダさんのものに戻って行きました。 レダさんは、私達がその姿をみてしまったのに気付いたようでした。 そのときのレダさんが何を考えていたのかはわかりません。 ただ、私はレダさんがそのまま消えていっちゃうんじゃないかと思いました。 そう思うと不安になり、気づいたら彼女に縋りつくように泣いていました。 もう二度と誰かに縋り付いてはいけない、温もりを求めてはいけない。 そう誓ったのに、私は、あの頃の、弱いままだったのです。 その後、レダさんの活躍によって家出少年たちが救われていたことにより情状が認められ、 証拠不十分も合わさって釈放、そのまま無罪放免となりました。 開放された残りの14体の魔神については、追って調査するそうです。 そして、いつものあんみつ亭です。 オニキスの無茶に反省を促すビリーバー、馬鹿なハザウェイに折檻を加えるユウ、それを遠目から眺めるカリーナとイータさんとレダさん。 誰も彼もみんな楽しそうでした。 みんなもう分かっているのです。 この日常が、かけがえの無いものなのだと。 私は、ハザウェイとオニキスに加えられた折檻の傷を癒やしながら、そんなことを思うのでした。 ―― ※セッション1直前 5月中旬 イグニカイマスに着いてからおおよそ一ヶ月。 慌ただしい冒険者の宿の朝。 この慌ただしさだけは前の街と変わらないな、とぼんやりそんなことを考える。 ここは冒険者の宿「あんみつ亭」、その食堂である。 あんみつ亭の食事は素朴だが、冒険者の空腹を満たす量と質を取り揃えている。 近くのテーブルからは牛すじの煮込みと焼きたてのパン、山鳥の丸焼きの香ばしい香りが漂う。 そんななか、最後に残った保存食を一人、ユシャッパは黙々と食べていた。 なるべく周りの物を目に入れぬように、匂いを吸わぬように心がける。 それでも鼻孔を刺激する香りに、空腹中枢は刺激されっぱなしであった。 この街に着くまでの旅費と、ここ一ヶ月のささやかな生活費で、財布はほとんど底をつきかけている。 ここで使い切る訳にはいかない。 (パーティに加えてもらうことがこんなに難しいなんて) 金欠の原因は、いまだにパーティを組めずにいたことにあった。 この店の方針で、単独の冒険者にはよっぽどの事情がない限り、仕事をよこさない。 無謀な流れ者に仕事をやっても死に急ぐだけで、店の評判にも関わる。 理屈では理解できたが、こちらの懐事情にも配慮してほしいというのが、ユシャッパの切実な思いだった。 パーティを組めない原因はいくつかあった。 一つは、冒険者としての年季の割に実力がともなっていない事。 これは師にも付かず、我流で剣を修めたこと、一人でできるような安全な仕事に絞っていたことによる弊害だった。 しかし、事情を知らぬものからみれば、才能や努力の不足と見分けはつかない。 本人の体格の小ささも相まって、命を預けるに足らないと、そう見なされがちだった。 一つは、公益共通語を覚えてからの日の浅さ。 もともと多くない口数がさらに減り気味で、愛想が無いようにも見えた。 冒険者は四六時中一緒に行動する故に、会話も愛想も重要なスキルだった。 一つは、穢れを厭うフィーとしての性質。 本人も意識しないところで穢れ持ちの冒険者を避けていた。 余所でなら問題はなかったろうが、イグニカイマスでは相当数の冒険者が蛮族やナイトメアなどの「穢れ持ち」だ。 一つは、未だに残る他者と触れ合うことへの恐怖。 傷は、まだ癒えきったわけではなかった。 (野営は慣れているけど、街中での野宿は気分的にちょっと嫌だな) 半分あきらめながらそんなことを考えていると、横から話しかけてくる声があった。 「またこんなものばかり食べて」この店の女主人のシアさんだ。 ナオキさんと一緒に、店を切り盛りしているやり手だ。 「出先ならしょうがないけど、街にいる間はもっと栄養のつくもの食べなさいって言ったでしょう」 彼女はパーティを組めない私に気を使ってか、頻繁に話しかけてくる。 これに対する私の答えはシンプルだ。 「お金も仕事もないのです」 「お代なら払わなくていいって言ってるのに……」 これ以上この人の世話になるのは、私のプライド的にもどうかと思うのです。 「ああ、そうそう、朝食後なんだけど、ちょっと時間ある?」 歌の仕事の稼ぎ時は夜中だ。 少なくとも午前中には何もすることはなかった。 「いまあなたに丁度いいレベルの冒険者が仲間を探しててね ちょっと人数は多すぎるかもしれないけど、全員がOKするとも限らないし」 「そ、そうなのですか いえ、時間は大丈夫です」 緊張で胃が痛くなってきました。 自己紹介というものはいつまでたっても慣れることはありません。 (初めの一言は「こんにちわ」?「はじめまして」? 冒険者としての経験年数は言ったほうがいいよね? あ、でも変にベテラン面するのも……) 「頑張ってねー」 考えこんでしまったユシャッパを尻目に、シアは仕事に戻る。 (願わくば、あの子がいい仲間に恵まれますように、なんてね) ―― ※生い立ち 「それ」は雪深い山奥で生まれた。 他のフィーと同様に、最初は自我の弱い妖精とさして変わらぬ存在だった。 雪とともに山に降りてきて、風に吹かれ舞い上がるだけの儚い存在。 あるとき、偶然にも吹きこまれてきた洞穴の奥に、育児中の狼の親子を見つけた。 狼が1、2、3、4、5、6頭。父はおらず、母と子狼だけのようだ。 少々珍しいものだったのでじっとみていると、仔狼が母狼の腹部にむしゃぶりついた。 なにか甘い匂いがした。ふかふかの新雪よりも、雪解けの露よりもさらに甘い。 ふらふらと近づいて一食みする。 「!」 体中に電流が奔るような衝撃があった。 いや、あとで思うとそれは少々大袈裟だったかもしれない。 がしかし、なにしろその時までの私はずっと夢の中にいたようなものだったのだ。 「私」の体感した驚きは計り知れない。 私はすでに、曖昧模糊とした存在ではなくなっていたのだ。 はっきりとした実体を持った私は、たぶんその時点で初めて、狼の親子に認識されたのだと思う。 だけど、そんなことを気にするような余裕もなく、私はぱったりと倒れてしまった。 狼というのは案外情に弱い生き物らしい。 「とってきな、タロ、コロ」 私が放り投げた木の枝を、兄弟の中でも特にやんちゃな二頭が追う。 あれから3ヶ月、私はすっかり狼の一家に馴染んでしまっていた。 初めは乳しか飲めなかったが、次第に群れの大人たちが持ってくる獣肉にも口が出るようになった。 未だに山は雪で閉ざされ、獲物を見つけられることも稀ではあったが。 巣穴からほど近い雪原でタロやコロと遊んでいると、ふと、もみの林の向こうから誰かが呼んでいる気がした。 そちらへ向かわないといけない、焦燥にかられる。 単独で遠出をするのは危険だと、頭のなかで警鐘が鳴る。 寒さにこそ強い私だったが、一人で出歩いて帰ってこれる保証はない。 そう思っても、私の体はまるで吸い込まれるかのように林の向こうへと進む。 自然と体が浮き上がる。 ずんずんと、木の間を縫うようにして進む。 もう気がついた。 そこには私がいるべき本当の家(トーテム)があるのだと。 そう思うと、私の中の不安な気持ちは陰に隠れてしまった。 (あぁ、あそこに早く帰らなければ。帰って義務を果たさなければ。) 笑みさえ浮かべて、私は疾るようにして林を駆ける。 (見つけた。) 一際大きなもみの木に、その周りだけ根開き穴が開いていた。 そこにだけ一足早い春が芽吹いている。 あれが、私のいるべき世界、その入口。 一歩、そして一歩、私はそちらへ向かう。 ウゥワォォォォン 不意に、間近に「お母さん」の声が聞こえた。 そう思うまもなく、私の体は雪の上に投げ出された。 続いて、腕に鋭い痛みが走る。 そこにいたのは初めに出会った、タロやコロたちの母狼だった。 「何を!」 そう言いかけて気づいた。 彼女は、私の腕に食らいついてでも、もとの場所に連れ帰ろうとしているのだ。 私はすでに彼女にとっての家族になってしまったのだと。 そして私には、その温もりを振り切ることは出来なかった。 群れに戻って数日後、その冬で一番の猛吹雪が山を襲った。 巣穴の奥にこもって身を寄せ合っても、わずかに水気を帯びた雪が巣穴の奥まで凍りつかせる。 私は、外に吹き渡る風の声を聞いた。 「早く早く帰りなさい。あなたのいるべきところへ。 早く早く帰りなさい。ここではないところへ。 あなたがここに居続けるのことは、そのケモノのためにもなりません。」 耳をふさぐ。 (いつかは戻らなくてはいけないところではあっても、それが今でなくてはいけない理屈はないはずだ。) そう、言い聞かせる。 吹雪は三日三晩吹き続けた。 未成熟なフィーは妖精としての性質を色濃く残している事がある。 時として、大きなストレスにさらされ、その力を暴走させてしまうことも。 吹雪の収まった山奥の巣穴に動くものは、もはや居ない。 それから「それ」は、群れを去った。 そこに残るべき理由は、この世に存在しなくなってしまった。 残されたものは、生きるべき寄る辺は、種族の義務だけであった。 それはむしろ、犯した罪からの逃避だったかもしれない。 呼ぶ声は聞こえなかった。 微かな記憶をもとに、時間をかけてもみの木を探し当てたが、そこに入り口らしきものは無かった。 そこには確かに、いるべき世界があったはずだった。 閉ざしてしまったのか、どこかに場所を移してしまったのか。 行き場をなくし、その場から動くことが出来なかった。 (もう、私を必要としてくれる所なんて残ってないんだ。) その考えに辿り着いたとき、「それ」は生きることを手放した。 山にはいつの間にか、春が来ていた。 気を失っていた「それ」は、親切な冒険者に拾われて、気づけば人族の街にきていた。 身の寄せどころがないことを知った彼らは、「一緒にいくか?(※妖精語)」と聞いてきたが、断った。 誰かと一緒にいることは恐ろしかった。 とはいえ、冒険者というのは魅力的な選択肢だ。 妖精魔法を使えるだけで身寄りのないフィーが、身銭を稼ぐには実質的な選択肢など無かった事もあるが、 唯一、トーテムに帰る手段を得ることができる可能性を感じたのだ。 (そうだ、考えてみれば、まだ諦めるには早かった。 少なくとも、彼らの死を見届けたわけではないのだから。) それから三年ほど、一人でもできる仕事などを斡旋してもらっていた。 即席のパーティを作ることはあっても、決まったグループには決して属さない。 冒険者の仕事がないときには、さしてうまくもない歌で日を凌いだ。 ずっと、周囲に壁を作っていた。 しかし、三年の月日のうちに、気を変えつつもあった。 この三年の成果といえば、交易共通語を覚えたのと、なんとか身につけた剣の扱いぐらい。 やはり一人には限界がある。 焦りが、ユシャッパの孤独を救おうとしていた。 そんなある日、ダーレスブルグの西に開拓村があることを知った。 あちこちから人が集まる村ならば、フィーについて、トーテムについて何か知っている人もいるかもしれない。 そう思うと、いてもたってもいられず、その日のうちに旅だった。 (今度は、ちゃんとパーティを組もう。) ユシャッパはまだ知らない、トーテムが閉じてしまった理由を。 フィーたちの千年祭が始まっていることを。 目的:トーテムに帰ること。 障害:人との接触を恐れる。過去への罪悪感と義務への逃避。 ・獣の肉を食べていたことも有り、穢れに対しての嫌悪感はフィーにしては薄め。 例えるなら女子高生が加齢臭を嫌う程度。 ・後に明らかになった設定 山で命を捨てようとしていたユシャッパを助けたのは、オニキスの師匠を含む一行だった。 オニキスとの縁により、再会を果たす。