タイトル:ガマノ介 ■パーソナルデータ・経歴■ 名前:井ノ中 ガマノ介 正体:蛙(河童) 年齢:35歳くらいの見た目(男) 人間の姿: ■能力と弱点■ [基本]《うおことば》(0):町の家や川に住んでいる生き物と自由に会話できる。こちらから傷つけない限り攻撃もされない。外から来た魚には効果がない。 [基本]《およぎ》(2):水の中を自由に泳げる。自身の2倍までのものなら持って泳げる。場面中、水辺で逃げたり物を探す判定の能力値が2増える。 [基本]《つかまえる》(4):離れた場所(腕の長さの2倍くらいまで)の相手をつかむ。びっくりさせることもできる(【へんげ】で判定) [基本]《いきつぎ》(8):【つながり】のある相手を、水の中で息ができるようにしてあげる。その場面中、相手は【ふしぎ/想い】どちらか2点を支払って《およぎ》を使用できるようになる。 [基本]《かくれざと》(12):山や森の奥にあるもののけの隠れ里に入れる。【つながり】のある相手なら一緒に連れていける。 [基本]《みずのみち》(16):自分が浸かれるくらいの水がある場所なら、瞬時に移動できる。【つながり】のある相手なら連れて行くこともできる。 [追加]《ひなたぼっこ》(0):太陽の出ている場面で一度も判定をしなかった場合、幕間で貰える【ふしぎ】が2倍になる。 [追加]《ずぶぬれ》(8):望んだ場所にバケツ1杯ほどの水を落とす。誰かに被せる場合、相手の【けもの】より蛙の【へんげ】が高ければ命中、蛙の【変化+3】の数値でびっくりさせる。 [追加]《かえるのうた》(12):歌を聞いた相手は【おとな】で4以上を出さなければ、今していることをやめて一緒に歌ってしまう。歌った人は全員3点の【夢】を得る。 [弱点]〈さむがり〉(-):真冬や、冷房の効いた場所では【ふしぎ】を使う特技が使えなくなる。(人に化けることはできる)。 [弱点]〈おちょうしもの〉(-):失敗すると分かっている判定にも(参加する必要がなくとも)判定をしてしまう。 [弱点]〈おおごえ〉(-):誰かと内緒話ができず、同じ場面にいる全員に会話が聞こえてしまう。 ■能力値■ へんげ:(2)=不思議な力、変化たちのこと けもの:(2)=走る、感じる、隠れる おとな:(3)=機械を使う、知識、気配り こども:(1)=遊ぶ、甘える、守ってもらう ■夢■ もらった夢の数をメモ ■つながり■ あなた(信頼)Lv2 ☆ 2Lv(受容)<町> あなた()Lv0 ☆ 0Lv(しんらい)<> あなた()Lv0 ☆ 0Lv()<> あなた()Lv0 ☆ 0Lv()<> あなた()Lv0 ☆ 0Lv()<> あなた()Lv0 ☆ 0Lv()<> ふしぎ:0[+2/場面] 想 い:0[+2/場面] ■糸■ ・       ( )・       ( ) ・       ( )・       ( ) ・       ( )・       ( ) ・       ( )・       ( ) 【思い出】 メモ: 花見町に住む水のもののけ。正体は大きな蛙。ちなみに花見町には「水瀬川」が流れており、西側には一面の水田地帯が広がっています。 水瀬川には、遥か上流に位置する御滝(おんたき)に棲まう龍神の娘である「水瀬淵之守(みなせのふちのかみ)」と呼ばれる蛟(みずち)が遣わされており、土地神として一帯を見守っているとされています。 ガマの介であれば、その辺りの事情には明るいでしょう。もし彼女に出会うことがあれば、知り合いとして振る舞うこともできます。 「能力値」は合計8になるように割り振ってください。【おとな】以外の能力は0にすることはできません。1つの能力の最大値は4です。 同じ種族の者と比較して、2が平均。1は苦手、3は得意、4は一等賞!って感じです。 人に化けた姿と、もののけの姿を2つ設定してください。 蛙(河童)は、変化の段階が正体の姿<生臭い魚のような匂いや水や粘液で濡れた髪や肌(コスト0)<水や粘液で濡れた髪や肌(コスト+2)<完全な人間の姿(コスト+4)となります。 水瀬淵之守→みなっちゃん ミヨ→ミヨちゃん ノコ→ノコちゃん げろげろ げこげこ どろんとな! ……… …… …  はなみのまちの たんぼみち  うっかりかさを おいてきて  あめにざあざあ ふられたら  あまやどりどうに よっといで 「おう、突然降られて災難だったなぁ!  ほれ遠慮せずにそこに座ってくれ、今あったかいお茶を入れてやっからよう。  何、【ずぶぬれ】だから畳が汚れる?なあに気にするな気にするな!  ちょっと乾かしゃ気にならねぇよ、がはは!  しかしまあ、若いお客は久し振りだな。ん、ここか?  ここは『雨宿り堂』だ。おいちゃんのお店だよ。  おいちゃんは井ノ中 ガマノ介ってんだ。ガマのおっちゃんとでも呼んでくれ。  ほれ、お茶だ。後はこれで身体拭ってくれ、もしお前さんが【さむがり】だったら、風邪引かれちゃたまんねぇからな。  おうおう、外じゃ【かえるのうた】の大合唱だなぁ!  こうなるとおいちゃんもついつい歌いたく……何、声がでかい?  がははは!そりゃすまねぇ!  昔は田んぼ仕事終わりにじいちゃんやばあちゃんが来てくれてなぁ。  でもほら、耳が遠いだろ?だから【おおごえ】で話してやんねぇと聞こえねぇのさ。  そういうもんで、すっかりクセになっちまったんだよ。  ……店ン中が気になるかい?  ならちょいと見て回ってみな。ここじゃ漢方や軟膏を取り扱ってんだ。  オススメはその『カッパ軟膏』だな。手荒れや擦り傷に塗ればたちまち痛みが引くって人気でなぁ!  お前さん、見たところちょいと疲れ気味っぽいな?  じゃあせっかくだ、おいちゃんの話し相手になってくれたお礼にその漢方を一包持っていきな。  お代?言ったろ、話し相手のお礼だって。そんなかしこまりなさんな、がはは!」  ───雨音が止んだ頃、私は不思議なお店を後にした。  そういえば雨宿りのお礼を言い忘れたと振り返れば、そこに『雨宿り堂』の姿はすっかり無かった。  でも、あれは幻ではないんだと確信できる。  だって、私の手には漢方の入った紙袋と、千代紙で折られた小さな蛙があったから。  はなみのまちの たんぼみち  うっかりかさを おいてきて  あめにざあざあ ふられたら  あまやどりどうに よっといで……