タイトル:逃げ切り馬 キャラクター名:カザミイナサ 種族:サラブレッド 年齢:12 性別:牝 髪の色:青毛 / 瞳の色:左目だけ魚目 / 肌の色: 身長:169cm(馬高) 体重:微増 ワークス  :その他A カヴァー  :JRAでバイト シンドローム:ブラム=ストーカー、ハヌマーン、ブラックドッグ ■ライフパス■ 覚醒:死 衝動:闘争 ■能力値と技能■ 【肉体】:3 (シンドローム:1,1 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL5 / 判定 3r+5 〈回避〉:SL1 / 判定 3r+1 〈運転〉:SL / 判定 3r 【感覚】:3 (シンドローム:2,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 3r 〈知覚〉:SL / 判定 3r 〈芸術〉:SL / 判定 3r 【精神】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL / 判定 2r 〈意志〉:SL1 / 判定 2r+1 〈知識〉:SL1 / 判定 2r+1 競馬 【社会】:1 (シンドローム:0,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 1r 〈調達〉:SL / 判定 1r 〈情報〉:SL1 / 判定 1r+1 動物 〈情報〉:SL1 / 判定 1r+1 噂話 【HP】    28 【侵蝕基本値】 43% 【行動値】   23 【戦闘移動】  30m ■エフェクト■ 《スキル名》      /SL /タイミング/判定/対象 /射程/コスト/効果など 《ワーディング》    /★$/オート$  /自動/シーン/視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》     /1$ /気絶時$  /自動/自身 /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《先手必勝》      /5 /常時   /自動/自身 /至近/+4  /【行動値】+[Lv×3] 《スピードスター》   /1 /Set    /自動/自身 /至近/5   /ラウンドの最初の攻撃の攻撃力+【行動値】 《サイバーレッグ》   /1 /常時   /自動/自身 /至近/+3  /移動距離+[Lv×2]。離脱が可能になる。 《C:ブラム=ストーカー》/2 /Mj    /-  /-   /-  /2   /C値-Lv。 《渇きの主》      /1 /Mj    /対決/単体 /至近/4   /素手限定。装甲無視。HP+[Lv×4]回復 《援護の風》      /4 /Auto   /自動/単体 /視界/2   /判定+LvD。 《ウィンドブレス》   /2 /Auto   /自動/単体 /視界/2   /《援護の風》と同時に使用。達成値+[Lv×3] ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称 価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ 素手    1   3r+3 10   2   至近 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0  23    pt ■所持品■ 名称             単価 個数 価格 備考 生体特徴:尾/鼻           1   0   素手のデータ変更 エンブレム:AOaAバッジ       1   0   バックトラックで侵蝕-10 エンブレム:ウェポンホルダー    1   0   生態特徴:尾/鼻、牙/角、爪/嘴、装甲の効果が2倍になる。 アニマルフォン           1   0   動物用スマートフォン コネ:情報屋         1   1   1   <情報:裏社会>の判定+2d コネ:人間への貸し      1   1   1   情報判定+3d =所持品合計=     2 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     2 pt 【常備化ポイント】 2 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象     好意  悪意  備考 神速の担い手 ネームレス  好奇心 猜疑心 実は顔を見たことねーんだよなー。怪しいよなぁ〜。 競馬場    懐旧  悔悟  またターフで走りてぇなぁ〜〜。今度はダートも挑戦して〜な〜。 ■その他■ メモ: 元競走馬のサラブレッド。性格は勝気かつ男勝り。勝負や走ることは好き、面白そうなこともすき。ちょっと面倒臭がりだが案外面倒見がよく、困った人は放っておけない。でも素直にはなれない。 大好きだった昔の主戦騎手(オトコ)がよく学校の話をしてくれたので、気になってAOaAに入学した。勉強は苦手だが速さなら負けないと豪語する。 意外とオシャレ好きで、毎朝鬣を結っている。 休みの日は人間の姿になって競馬したりJRAに雇われてG1レースのゴールのところで馬券を見栄えよく投げるバイトをしたりしている。競馬見るのも好き。 ちなみに競走馬時代の生涯成績は20戦14勝。競走中止となった最後のレースを覗いて連対を果たしている。(一般的には予後不良で安楽死したことになっているので)死後も彼女のファンは多く今でも最強牝馬と言われている。 また、現役時代、彼女は「嵐を呼ぶ馬」と呼ばれていた。なぜなら彼女が走ったレースは絶対に何かが起きると呼ばれていたからだ。例えば新馬戦は直前に大雨がふったり、彼女が勝った有馬記念は彼女のライバルが予後不良、彼女が走ったレースで上位人気馬が惨敗なんてのも珍しくなかった。 ~アニマルオーヴァードになる前の話~ 『カザミイナサが逃げる!! 逃げる! とんでもない大逃げだ! 第4コーナーを抜けて、それでも後続との差はまだ7馬身8馬身、真ん中からブレッシングが追い込んでくるがさすがに届かない!! カザミイナサゴール! 嵐を呼ぶ桜の女王がここに誕生!』 __走るのが大好きだった。ターフを駆けるあの時間は格別だった。 『最後の直線に入るカザミイナサ、後ろとは大差が着いている!他はまだ第四コーナー! なんとカザミイナサ、並み居る3歳牡馬を全員ぶっちぎり、日本ダービー優勝! 半世紀ぶりの牝馬によるダービー制覇!』 __オレが走ると、観客が歓声をあげる。オレが勝つと、鳴り止まない拍手が響く。 『最後の直線、大外からブレッシングが追い込みをかけてくる! 届くかブレッシング?! だが逃げるカザミイナサ粘る! ブレッシング追いつくか?! カザミイナサ! ブレッシング! 二頭並んでゴーーールイン!!』 __競い合えるライバルがいた。あいつとのレースは普段以上に胸が高なった。 名門、カザミ牧場で生まれたサラブレッドの競走馬。血統はそれほど良いわけではなかったが、新馬戦を脅威のスピードで逃げ切り勝利。彼女の競走馬としての能力を評価した陣営はその後GⅢのレースに出走させ、これも逃げ切り快勝。そして2歳限定のG1牡・牝混合レース、朝日杯フューチュリティステークスに出走。これも当たり前のように他を突き放し逃げ切り勝利。G1初勝利を手にした。 牝馬クラシックに主役になると期待されたカザミイナサ、トライアルを使わずぶっつけ本番で迎えた桜花賞。彼女は最初からハナを切るとそのままとんでもないスピードで大逃げ、2着と5馬身差をつけて勝利した。ちなみにこの時2着だったブレッシングとはこれからもしばらくライバルとしてしのぎを削ることになる。 桜花賞勝利後、陣営はなんと日本タービーへの出走を表明。カザミ牧場は数々のG1馬を輩出していたが、実は一頭もダービー馬を出した事がなかった。だからこそ関係者は彼女にかけた。 入念な準備や調教を施し、完璧な状態で迎えたダービー当日。役10年ぶりの牝馬の、オマケに桜花賞馬の出走に、競馬ファンは注目した。人気こそ2番に甘んじたが、レースは並み居る牡馬達を一蹴し、レコードタイムで逃げ切った。60年振り以上の牝馬のダービー勝利に競馬場には大きな歓声が響いた。ちなみにそのま先週にブレッシングはオークスを勝利していた。 その後は休養に入り、秋所詮は秋華賞に向けてトライアルレースに出走。なんなく快勝。 そして秋華賞、1番人気に推された彼女は今回も大逃げに出た。最後の直線、このまま逃げ切るかと思われたが、大外からとんでもない足で追い込んでくる牝馬がいた。ブレッシングである。2頭は並んで同時にゴールインした。10分を超える審議の末、勝ったのはカザミイナサ。この瞬間に、戦後初の変則三冠馬が誕生した。 その後ブレッシングは故障のためしばらく戦線を離脱することになる。これが影響したかはわからないが、その後はジャパンカップ・有馬記念とG1レースに出走するがどちらも逃げ切ることができず直線の最後で差され2着。 休み明け最初のレースはG2でどうにか勝利を上げるも今までのように大逃げではなく辛勝。 だが次走のヴィクトリアマイル、ブレッシングが復帰し、3度目の対決となる。ブレッシングは故障明とは思えぬ足をみせ最後に直線で彼女を追い抜き、見事勝利。初めてブレッシングに先着を許した(それでも粘って2着である)。 そのあとは春のグランプリ宝塚記念で1着、秋は天皇賞に出走したがG1連勝中の牡馬に差しきられ2着。そして迎えた年末の有馬記念、そこにはブレッシングも出走していたが、陣営によって酷使されたブレッシングはボロボロの状態だった。ゲートが開くとカザミイナサはやはりいつものとおり逃げる。しかしレース自体はかなりのスローペースで、彼女は他馬を大きく突き放して逃げていた。最後の直線前、第4コーナー手前せ仕掛け、カザミイナサに並んだ馬がいた。ブレッシングである。そして直線は後続の馬の追随を許さず2頭の叩き合いとなる。だがゴール100m前、ブレッシングは突如失速した。何度も使われたその足が、ついに限界を迎えたのだった。カザミイナサは1着でゴールしたが、ブレッシングは競走中止。予後不良の診断を受けた。カザミの主戦騎手は語った。「おそらくあのままだったらブレッシングに差しきられていた」と。 ライバルは悲運の最後を迎えたが、カザミイナサの競走生活は続く。5歳を迎えた彼女の初戦は春の天皇賞。結果は2着。次は前年勝利した宝塚記念。これは1着で連覇。秋はいくつか重賞を走ったあとエリザベス女王杯に出走。やはり牝馬に敵はなく快勝。そして、陣営は次の有馬記念を最後に引退を表明した。 迎えた冬のグランプリ有馬記念、引退レースということもあって彼女は1番人気。単勝1.1倍に押された。そして勿論最後の舞台も彼女は逃げ……いや大逃げをうった。ところで話は変わるが、この時例年有馬記念の舞台となる中山競馬場は改修工事中で、代わりに東京競馬場で開催された。カザミイナサの最後の勇姿を見ようと数十万人が押しかけた。 悲劇は東京競馬場の名物、大欅をすぎた所で起きた。とんでもない殺人ラップを記録して走っていたカザミイナサだったが……第3コーナー大欅をすぎたところで突如転倒。会場には悲鳴が響いた。前足の開放骨折、予後不良と診断され、彼女の競走馬生活はここで幕を閉じた。稀代の逃げ馬のレース、しかもその最後に、98年、悲運の最後を迎えたとある名馬を思い出す往年のファンは多かったと言う。 だがしかし、安楽死になったはずの彼女だったが、突如目を覚ました。その後色々あってアニマルオーヴァードとしてUGN預かりになる。そして色々あってネームレスが馬主代わりになったり色々あった。 アニマルオーヴァードになったあとも人間の姿になれる能力を利用して、自分の主戦だったジョッキーの応援に行っていた。だがあるとき、そのジョッキーが落馬。そのまま死んでしまい、しばらく空っぽになった日々を過ごす。しかしあるときAOaAの話を聞き、かつて主戦が話していた競馬学校のことを思い出して通ってみようと思い、その門を叩いた。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/3803636