タイトル:狐面 キャラクター名:出雲 一錵(イズモ イチカ) 職業:刀鍛冶 年齢:26 / 性別: 出身: 髪の色: / 瞳の色: / 肌の色: 身長:152 体重: ■能力値■ HP:13 MP:18 SAN:92/98      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  11  15  17  13   9  10  18  14  13  18 成長等         1 他修正 =合計=  11  15  18  13   9  10  18  14  13  18 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      80%   《キック》  25%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%    《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ●《短刀》      40%   《》     %    《》       % ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 ●《応急手当》56%   《鍵開け》 1%   ●《隠す》  60% ●《隠れる》 60%  ●《聞き耳》 70%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%   《精神分析》1%    《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 60%  ●《目星》  70% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%  ●《製作(刀)》 60%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》 10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前 現在値 ●《言いくるめ》60%   《信用》  15%   《説得》15%  《値切り》  5%    《母国語()》70%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前      現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%   ●《オカルト》   91%   《化学》 1% ●《クトゥルフ神話》1%    《芸術()》    5%    《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》1%    《心理学》5%  《人類学》    1%    《生物学》    1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》    1%    《博物学》10%  《物理学》    1%    《法律》     5%    《薬学》 1% ●《歴史》     50%   《》       %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:0 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考 短刀   40 1d4+2+db                  /                              / ■所持品■ 名称 単価 個数 価格 備考       1   0       1   0       1   0       1   0 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 目つきの悪い青年。 時に物腰柔らかく敬語で話したり、時にガラ悪くタメ口を効いたり、かと思えば一人で愉快そうに笑っていたりするため気味が悪いと周囲から距離を置かれている様子。多重人格というやつでは?なんて噂もある。本人が特に何も言わないので真偽は不明。そんなこんなで人付き合いなどできるはずもなく、常に一人でいる。 引きこもり…というわけではないらしい。人並みに腕力も体力もあるようで、アルバイトで食を繋いでいる。 __________以下秘匿。 「貴方は天涯孤独の狐面」 一番最初の"犠牲者"は母親。 いくつの頃だったか、幼稚園で「おかあさんってどんな人」と尋ねる女の子がいた。優しくて綺麗で、美味しいご飯を作ってくれて、ぎゅっと抱きしめてくれる、とそれはそれは楽しそうに自慢気に話し、そっくりそのまま母親にその話をした。困ったように照れ笑いする母に、優しく頭を撫でられながら眠りについた翌日、一緒に寝たはずの母は消えていた。不思議に思いつつ、しぶしぶ幼稚園へ向かうと、昨日会った女の子が話しかけてくる。 「おかあさん、とても素敵ね」 「とってもあたたかい」 「でもすぐに冷たくなっちゃった」 何を言っているのか理解できず、大きくなった不安を吐き出そうとしてその場で泣き喚いた。 すぐに大人が駆けてきて……それからどうなったかは、覚えていない。 ただ、幼稚園へは行かなくなった。行くと”彼女”にまた、誰かを連れていかれると思ったからだ。 小学生から中学2年頃までは父方の祖父母の家で過ごした。 母がいなくなってからというもの、父が日に日に疲弊していき、重度の鬱病を患って廃人と化したからだ。今思えば”あいつら”のせいだったのかもしれない。ともかく、父が養育困難になったため、父方の祖父母の家へ預けられた。祖父の家はいわゆる非核家族で、祖父母は自分と同い年の従兄弟を大層可愛がっていた。だから自分に愛情が向くことはないだろうと踏んでいたのだが、祖父母は自分にも愛情を注いでくれた。叔父も叔母も、悪い人ではなかった。憐憫もあったのだろうが、自分にはもったいないくらい、安心できる場所だったのは確かだ。ただ一つ、従兄弟と馬が合わないのを除けば。ただでさえ部外者なのだから当然と言えば当然だ。祖父母の目を盗んでよくいじめられた。気弱で言い出せなかったのもあるが、祖父母が「仲良くね」と優しく諭すから、だから耐えた。 しかし、不意に糸が切れてしまった。確か祖父母からもらった”宝物”を壊されたか、失くされたか……、否。自分が”見える”ことを指摘され、「お前の頭がおかしいから母親はいなくなったんじゃないか」と言われたのに腹が立って、大喧嘩した挙句、家を飛び出したのだ。「あんなやつ、いなくなればいいのに」と暗い森の中で一人ごちて、しばらく頭を冷やしてから家に帰った。帰宅すると、安堵した祖父母が優しく抱きしめてくれた。祖父母の前では利口でいたいと考えていたため、仲直りのために従兄弟の所在を聞いたのだが、どうやら自分を探しに出てまだ帰ってきていないらしい。日が沈んで暗くなってきたから、という理由で大人が探しに行ったものの、その日のうちに見つかることはなかった。翌日、学校帰りのことだ。いつもは従兄弟と並んで歩く道を、一人で歩いて帰っていると、従兄弟がいた。「お家の人が心配してたよ」「一緒に帰ろう」と声をかける隙もなく走りだすものだから必死で追いかけた。無我夢中で追いかけた先は森の中。ぴたりと足を止めて手招きする従兄弟。素直に近寄って、従兄弟の視線の先を追うと、”何か”が”何か”を喰っているところだった。周りに散っている羽を見て、かろうじて”鳥らしきもの”と分かるが、”鳥”と呼ぶには体が大きく、鴉よりもずっと黒い。目を離したくともどうしてか叶わず、じっとその様子をうかがっていると何を喰っているか気付いた。人だ。それも、知っている人。”従兄弟”だった。じゃあ、隣にいるのは”誰”だ?ここまで自分を連れてきたのは、一体__。恐怖に呑まれて情けなく震えていると、声がした。「おまえがころした」と、声がした。次の瞬間、息ができなくなる。首を、絞められる、感覚。もがきたいのに、体が上手く動かせなくて、そのまま意識を手放した。 気が付けば病院のベッドだった。大人たちが倒れた自分を見つけてくれたらしい。自分が見たものを話そうとして、やめた。話せるわけがない。”従弟”が死んだのは自分のせいだなんて、口が裂けても言えなかった。これが二人目の”犠牲者”。 従兄弟が行方不明となって間もなく、世界に異変が訪れた。 視界にはいつも”何か”がいる。それは”鳥らしきもの”だったり、”猿みたいな顔”の何か”であったり…、大半は本当に何か分からない、形容しようのない形の”何か”であることが多い。もともと影のような”何か”は見えていたが、こんなにはっきり見えるのは初めてだ。例の一件のせいだろうか。不安がよぎる。不安はこらえきれずに、告白することで解消された。 最初にこのことを話したのは祖父母だ。優しい祖父母なら、きっと自分を許してくれるだろうと”見える”ことを告白した。嗚咽混じりで聞き取りづらかっただろうに、優しい言葉をかけてくれて、優しく抱きしめてくれて、背中をさすってくれた。安心感からいつの間にか眠りに落ちる。 起きると二人ともいなくなっていた。 はじめこそ、自分を寝かせて離れただけかと思ったが、どうやら違うらしい。 二度と祖父母の顔を見ることはなかった。 これが、三人目と四人目の"犠牲者"。 それ以後、叔父と叔母からの虐待が始まった。 まずは陰口。 それから堂々たる暴言。 次に暴力。 その次は搾取。 だんだんと、自分の居場所がなくなった。 致し方ないところはたくさんある。自分がいけない。自分が見えるのがいけない。そう言い聞かせた。 ただ、どうしても耐えきれない時があった。心が擦り切れてしまいそうな時があった。叔父と叔母の態度が変わってからというもの、そういえば父の顔をしばらく見ていないなと思い、一人で父の元を訪れた。ぽつぽつと、物言わぬ父に自身のことを報告する。叔父と叔母の態度が悪いこと、学校でいじめに遭っていること、自身の評判が良くないこと……普通の人には見えないものが”見える”こと。父は相変わらず虚空を見つめている。そろそろ帰ろうかと席を立ったところで、父と目が合った。父はベッドから起き上がり、窓の方へと向かう。驚きと戸惑いで、父の様子を目で追うしかない。父は窓の前で足を止めた。窓の外に目をやる。”手”があった。ここは3階だというのに、真っ白な長い手が父を手招きしている。はっとして、父の元へ駆け寄ろうとしたが、叶わなかった。窓が開いている。白い手が父を掴む。父は抵抗するどころか、自ら受け入れるように窓から身を投げ出した。 五人目の"犠牲者"にして初めて、自分の目の前で人が死ぬところを見た。 しばらく精神科のお世話になることになった。 人の死を直接目にしたことが大きな原因だが、それと同時に幻覚幻聴等を伴う精神障害の疑いがあるとされたためだ。その際に叔父と叔母の虐待が明るみに出たため、また家を移された。今度は母方の祖父母の家に預けられた。担当医師いわく、祖父母の家が田舎よりの町だったこともあり、精神療養の面からみても自分たちが預かるべきだ、と祖父母自ら進言してくれたそうだ。これを聞いたとき心が苦しかった。この頃にはもう、自分が疫病神であることを嫌になるほど自覚していたからである。人と関わるとろくなことがない。もうあんなことはこりごりだ。自分が我慢すればいい。祖父母の家に預けられるにあたって転校もして、初日こそクラス中の注目の的だったが、みんなすぐに自分に興味をなくしていった。自分がそう仕向けたのだから当たり前だ。誰にも迷惑をかけないように、ひっそりと、できるだけ大人しく、ただし態度は悪く、決して好かれないように、努力した。一人になるのは意外にも簡単だった。 高校に入るとそうもいかなくなった。いや、そもそも転校して在学した期間が短かったのもあるかもしれないし、単純に人数が増えたからかもしれない。相変わらず悪態をついて人を避けるように過ごしていたのだが、ある一人の物好きに付きまとわれるようになる。なんでも”オカルト”に興味があるのだとか。一体いつ気がついたというのか。まあ恐らく、何もないところに話しかけてるとか、何かから逃げてるところを見たとか、そんなところだろう。迂闊だったが致し方ない、そのうち飽きるだろうと思っていたが、すぐに甘かったと後悔する。はじめは昼休み、次は放課後、それから登校時…とにかくいつも隣にソイツがいるようになった。最初は鬱陶しくて仕方がなかったが、次第に絆されていった。アイツは胡散臭いオカルトの話ばかりしていたし、質問攻めにされることも頻繁にあったものの、悪い奴でなかった。昼休みの弁当、放課後の寄り道、朝の何気ない雑談、悔しいがどれも楽しかった。ただ、ソイツはもうこの世にはいない。アイツを殺したのは自分だ。コイツになら話してしまっていいだろうと、呑気にベラベラと喋った。アイツは下半身を持っていかれた。人を呼びに行き、戻ってきたら上半身もなくなっていた。後に残ったのは血溜まりだけだ。 また一人、自分の前で人が死んだ。 六人目の"犠牲者"。 何もかも嫌になってくる。いっそ自分なんていない方がいいと思いつつ、家出をするのは躊躇われた。自分がいなくなった後で何かあったら、それはそれで怖いと感じるのだ。結局、臆病に変わりはないらしい。不登校も考えたが、それこそ他人に迷惑がかかる。 人と関わらない方がいい。改めて思い知らされた。 そんなこんなで人を避けて過ごし、転機が訪れたのが高3の夏。化物から逃げて町の外れでとある女性に会った。いつも通り早々に立ち去ろうとしたのだが、できなかった。「匿ってやるからもう少し居な。」という彼女の言葉がいやに真っすぐだったからだ。嘘を吐いているようには見えなかったし、そこに人間らしいとさえ感じた。ほいほいと家にあがりこんでからというもの、よくそこに訪れるようになった。なんとなく、居心地がいいのだ。彼女が大して喋らなかったからか、自分のことを探らなかったからか、理由は分からない。 気付けば彼女のもとで働きたいと思っていた。 仕事中の彼女の瞳はとても真っすぐで、心臓を貫かれるような錯覚さえ覚える。 それは憧れとも、恋とも呼べるものだろう。 たかが半年の付き合いだが、本心だ。 彼女ははじめこそ「弟子はいらない」と断っていたが、自分のことを厄介者扱いしたことはなかった。 いつも真剣だった。 幾度かのお願いの後、弟子にしてもらえることになった。 嬉しかった。 彼女のもとに転がり込んで早5年。平穏な毎日を過ごさせてもらっている。不思議とここにいる間は”アイツら”が手を出してくることはなく、刀を作る以外にやることもないため、仕事の腕は順調に上がっていった。彼女のもとで働きだしてから気付いたのだが、彼女はちょっとした有名人らしい。本人曰く「女性だから物珍しいだけさ。」とのこと。よく考えてみれば、彼女についてそれほど知らないと感じた。時々、”視えている”らしい素振りを見せるが、本人の口から直接事実を聞きだしたことはない。聞こうとも思わない。これでいい。これでいいのだ。自分も彼女も、お互いに深く干渉しない。この距離感が心地いい。ただ、自分が受けた資格試験の合格が通達された日には、心底嬉しそうに笑って頭を撫でてくれた。手つきが少々雑ではあったが、自分のことのように喜んでくれるのが、なんだか照れ臭かった。 そんなある日のこと。家の近くに嫌な気配を感じた。”なにか”がいる。それもとても大きいもの。対処のしようなど元から無かったが、どうしても気になって、遠回しに危険を知らせようとしたのだが、失敗に終わった。またある日。自分が出かけている間に、事は済んでいた。家は火に包まれていて、慌てて消防を呼んだものの、その甲斐虚しく全焼した。焼け跡からは一人分の遺体と、刀がいくつか出てきた。それから、手紙。所々煤けて読めなくなっている箇所はあったが、読むのに苦労しない程度には綺麗なものだった。漠然と不安を覚えながら手紙を読めば、それが遺書であると理解した。 おそらく、彼女は予見していたのだと思う。 自分の言動によってか、それとも彼女自身の力によってかはさして問題じゃない。 また親しい人が消えたことで胸がいっぱいだった。 自分には孤独がよく似合う。 孤独を愛してやらねば、また人が死ぬ。 孤独を愛していれば、寂しさを覚えることはない。 孤独を愛していれば、悲しみを抱えることもない。 そう言い聞かせて今日も一人、息をする。 多重人格ではなく、人を寄せ付けないための演技。気付いた人間は軒並み死んでいる。 誕生日:9/20 誕生花:彼岸花 花言葉:悲しき思い出、諦め ■簡易用■ 出雲 一錵(イズモ イチカ)() 職業:刀鍛冶 年齢:26 PL: STR:11  DEX:13  INT:18 アイデア:90 CON:15  APP:9  POW:18  幸 運:90 SIZ:10 SAN:98 EDU:14 知 識:70 H P:13  M P:18  回避:dex*2  ダメージボーナス:0 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:280 個人技能点:240) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]