タイトル:転校生 キャラクター名:野田 純矢 種族: 年齢:15 性別:男 髪の色:黒 / 瞳の色: / 肌の色: 身長:164(細身) 体重:80 ワークス  :暗殺者 カヴァー  :高校生 シンドローム:バロール、モルフェウス ■ライフパス■ 覚醒:忘却 衝動:飢餓 ■能力値と技能■ 【肉体】:1 (シンドローム:0,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL1 / 判定 1r+1 〈回避〉:SL / 判定 1r 〈運転〉:SL2 / 判定 1r+2 【感覚】:4 (シンドローム:1,2 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL1 / 判定 4r+1 〈知覚〉:SL / 判定 4r 〈芸術〉:SL / 判定 4r 【精神】:2 (シンドローム:2,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL / 判定 2r 〈意志〉:SL3 / 判定 2r+3 〈知識〉:SL2 / 判定 2r+2 【社会】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 2r 〈調達〉:SL / 判定 2r 〈情報〉:SL1 / 判定 2r+1 裏社会 【HP】    45 【侵蝕基本値】 43% 【行動値】   10 【戦闘移動】  15m ■エフェクト■ 《スキル名》      /SL /タイミング/判定/対象  /射程/コスト/効果など 《ワーディング》    /★$/オート$  /自動/シーン /視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》     /1$ /気絶時$  /自動/自身  /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《拒絶領域》      /4 /常時   /ー /自身  /至近/ー  /暴走中、HPダメージ-lv*5 《グラビティテリトリー》/3 /常時   /ー /自身  /至近/-   /最大HP+lv*7 《黄金錬成》      /2 /常時   /ー /自身  /至近/   /常備化ポイント+lv*10 《》          /1 /     /  /    /  /   / 《コンセントレイト:バロール》  /3 /メジャ  /ー /ー   /ー /2   /C値-lv 《瞬速の刃》      /3 /メジャ  /対決/ー   /武器/3   /ダイス+[lv+1] 《黒の咆哮》      /3 /メジャ  /ー /ー   /ー /4   /ダイス-2、攻撃力+[lv*4] 《怨念の呪石》     /2 /セット  /自動/自身  /至近/3   /暴走、シーン中攻撃力+2D 《ペネトレイト》    /1 /メジャ  /ー /ー   /武器/3   /ダイス-1、装甲無視 《》          /1 /     /  /    /  /   / 《孤独の魔眼》     /1 /オート  /ー /効果参照/視界/4   /範囲+選択の対象を単体化しあなたにする 《紡ぎの魔眼》     /1 /オート  /ー /自身  /至近/1   /判定の直前に使用、ダイス+lv 《時の棺》       /1 /オート  /ー /単体  /視界/10  /判定の直前に使用,自動失敗にする 《》          /1 /     /  /    /  /   / 《メモリー:鷹崎雲母》  /1 /     /  /    /  /   /バックトラック時、侵蝕値を10下げる ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称      価格 種別 命中  攻撃力 G値 射程 メモ 肉体(必中の弓)    2   4r+11            0   0            2   8r+11           11+2d =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0  10    pt ■所持品■ 名称      単価 個数 価格 備考 ウェポンケース 1   1   1 思い出の品   2   1   2            1   0 デモンズシード    1   0   レベル上限+1、経験点3消費 =所持品合計=     3 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     3 pt 【常備化ポイント】 4 pt 【財産ポイント】  21 pt ■ロイス■ 対象         好意  悪意  備考 遺産継承者:必中の弓 執着  恐怖 家族         誠意  劣等感 駒割言葉       幸福感 嫌気            信頼  憎悪            親近感 憤懣            友情  不快感 ■その他■ メモ: 学生生活を送る中で部活は非常に重要だ。3年間という短い期間の大部分を占める要素であり人間関係も部活動を通じて形成されることがほとんどだ。 よって、部活選びは高校生活の中で非常に重要度の高い選択であるといえる。 そんな大事な部活選びだが、部活の雰囲気は名前を見ただけではわからない。野球部だからといって誰しもが甲子園を目指して熱血しているわけではないように、耳慣れない部活だからといって力を入れていないとは限らないのだ。 ならば部活選びで何をすればいいのか、答えは簡単、見て聞いてわからないのであれば体験すればいいのである。 この男、野球、サッカー、バレー、アメフト、ボウリング、ハンドボールなど多くの種目で体験に参加し異常な成績を残した。特に陸上、やり投げでは100mという長大な記録を叩き出し、野球ではイチローばりのレーザービームを、サッカーではゴールからゴールに直接ボールを投げてシュートした。あほちゃう? 当初は2〜3個部活体験してみようくらいの気持ちであったが、うちもうちもと引っ張りだこになり、あげく分単位でのスケジュールを知らぬ間に組まれ、殆どの部活に体験入部することになった。 結果この男の部活動体験はSNSで拡散され、多くの学生の心をへし折り嫉妬と羨望の眼差しを集めることになる。 「俺って、もしかして天才?」そんな勘違いも許してあげてほしい。 もちろん拡散された動画はバッチリUGNに補足され3時間後には住所まで特定された。当然だね。 翌日朝、玄関で待ち構えていた黒スーツの集団にスカウト(という名の強制連行)をくらい転校の手続きをうこととなる。 前日までの記録は全て抹消され、SNSに上がっていた動画も全てきれいさっぱりなかったことにされていた。 せっかく勉強して高校入ったのに、強制的に転校!しかも試験すらないとかどういうことだ!俺の努力をカエセ!!! 髪はなんか入学前に伸びました。切っても伸びてくる不思議、成長期かな? 夢みがちな男の子。誰しも自分が特別だって思いたくなることってあるよね。不真面目な人間ではないがチャランポランというかテキトーというか。必要のないことは必要になるまでしなくていいでしょといった感じで夏休みの宿題を最後1週間ちょいで仕上げるタイプ。自分から何かをするといったことがあまりなく、勧められた物を見たり聴いたり、といった感じで広く浅い知識を日々増やしている。 得意なことは料理とマッサージ。いつも疲れて帰ってくる母親に変わってご飯を作ったり、ガタガタになった肩やら背中やらをほぐしたりしているうちに上達した。何故か資格も持ってる。 父親のことはあまり覚えていない、家に仏壇やら遺影やらはないからたぶん離婚。片親でもどうにかなっているため、それが答えであり現状には満足している。 たまに家にお邪魔してくるサツキさんとは仲が良く、よく食事振る舞っている。材料を用意して持ってきてくれる優しい人。でも何故家に来るようになったのかはわからない。実年齢をを聞いた時に、もっと年上だと思ってたといったら、優しい声でどやされた。こういう人いいよな〜と思いつつも手が届かないことを自覚している。 大寒学園に転校してから数週間、度重なる戦闘を経てだいぶ打ちのめされていた。オーヴァードが思っていたほど珍しくもないということ、他の生徒会の面々の戦闘能力、そして何より自身の実力不足を実感して。反面、彼の思いに応えるようにして彼の中のレネゲイドウィルスは短い期間での高頻度のリザレクトを経て、命を守るために変化し宿主の身体すら変容させた。肉体の密度が増し本来ならありえない質量を外観を変化させないままその身にとどめている(大部分は呪力制御によって身体的な影響は抑えられている)。 これにより最近体重が増えて、本人も割と気にしている。 キルバーンとの戦闘、強化された肉体レネゲイドをもってしても生徒どころか自分の命すら守ることができなかった。自分の力で自分は守れても他人を守ることはできないという現実を、体育館で横たわる生徒たちをみてまざまざと実感させられた。出会ってまもない生徒達、顔すらしらない人間もいる。この人たちを守りたい、そんな感情抱くにはまだ時間も、思い出もない。それでも自分を慕って、護ってくれると信じるひとたちが傷つけられるのを見れば、多少は心が動く。自分を守る力で誰かを護りたい、初めてそう思った瞬間だった。 ハドラー、キルバーン、ミストバーンとの戦闘で確かに、自分でも誰かを護れるということがわかった。大勢でなくとも、自分の周りにいる人を守る力を得られた、そんな実感。 夏季合宿の視察の後、全てが終わった海の家で彼は夢を見ていた。夢で見たのは転校前の事、UGNの白衣の男に自身の力について説明を受けた記憶。 男は、二種類の要因によって彼の中にはレネゲイドウィルスが元々存在していたが、どちらも何故体内にあるのかは不明、しかし覚醒の原因になったレネゲイドウィルスは他オーヴァードのエフェクトによるウィルスの注入と活性化によるものであったという。 男は彼に向けて「君の中には3種類のウィルスが存在している」と言った。 違う場所、違う時間で、誰かもわからないモザイクのかかった顔でこちらを見つめる人物。 二つの情景だけが、脳裏に焼き付いていた。 鷹崎雲母にひどいことされて、駒割言葉にひどいことをした、そんな1日。誰かにに認められたい、自分が自分である意味が欲しい、「俺を見ろ」、そんな厨二病じみたみっともない葛藤、繋がりへの飢え。失った普通の追体験を経て、今の自分を形作るのは理想でも関係でもなく過去なのだと。だからこそ、過去の否定、手に入れられないものを求める何もない自分こそが、一番誰かを裏切り傷つけたということに。全てを奪った上で命だけは奪わなかった恩返しと、過去の絶望と同じ苦しみを与えたことへの贖罪。『これ以上罪を重ねさせない』。『悲運の過去を補ってあまりある幸福の道を示す』。 2人の過去を知る者なら、どれだけ分不相応なことをしているのかはわかるだろう、しかしそれでも口をついて出てしまった。同情か憐憫か、決して良い感情から出てきた言葉ではなかったかもしれない。それでも、気持ちに偽りはなかった。 これまで彼の中で起きた変化のほとんどは、呪石によるものだ。呪石に宿る怨念は彼自身の中から生まれる呪い、絶望、怨嗟に応える。不甲斐ない身体を奮い立たせ、仲間を守る力を与え、あらゆる逃げ道を奪う。2人に告げた言葉も同様に、偽りのない気持ちであるからこそ彼自身を縛るのだろう。 強化合宿を経て新学期、襲撃がないまま平和な時間だけが過ぎた。それはまるで嵐の前の静けさのようで…。文化祭当日、せめて今日までは平和な時間が続いてくれという願いも虚しく、キルバーンが、ミストバーンが、ハドラーが、バーンが、パレスが現れた。 ハドラーこそ撃退したものの、学園は奪取された。そして彼も炎に包まれ、その命を失った。 はずだった。目が覚めたときには駅で会長が神妙なお面持ちをしていた。がどうにかして言葉が蘇生させたらしい。 大魔王バーンとの決着。ミストバーン、キルバーン、鷹崎との因縁にも終止符を打った。 キルバーンの正体は、鷹崎雲母によって操られた人形であり、今までキルバーンに受けた仕打ちも全て鷹崎によって行われたもの、真実を聞いた時の衝撃は凄まじかった。どれだけの人を殺してきたかどれだけ酷い目に遭わされたか、たとえそれを理解していても、目の前にいる(可愛い)少女がどれだけの人間を不幸にしてきたか、そんなものは想像できない、たとえできても実感することはできない。所詮は甘っちょろい高校生のガキなのだ、同情もするし目の前で苦しそうにしているのならためらいもする。彼女が命を落とす寸前でもそれは変えられなかった。死の直前、クリスタルを抜かれ記憶を失っていたとしても、せめて最後は安らかにあって欲しかった。 バーンとの決着、真黒会長が倒れるほどの意地を見せたのだから、自分もそれに応えられるようにしなければならない。あのひとが倒れてても自分たちはちゃんとやれるということを示すための戦いでもあった気がした。強くて、どれだけ大口叩いててもどこかで負けそうになる気持ちがあった。それでも最後まで諦めない真黒会長と、後ろで見てる奴のためにも、膝はつきたくなかった。なんだかんだと言っても勝ててるあたり、やっぱり協力って凄いことなんだと実感させられる。 さも言葉とくっついているかのように扱われているが、決してそんなことはない。むしろやっとかっと意識しはじめたと言ってもいいくらい。ピュアな少年がファーストキス奪われて告白まがいのことをしてるなんて言われたら、いやでも意識させられる。さすがチェリーボーイ。そう考えると、攻略されていたのは実は野田だったのかもしれない、ただ決まっていることは、たとえどんな関係であっても言葉の幸福の探求の手伝いをしていくということ。もっと我儘を言えるような人間になってほしいと思い、振り回したり振り回されたりするのだろう。どう転ぶかは分からない、けれど高校の3年間なんて一生のうちの短い期間にしか過ぎない、まだまだこれから。これからなのだ。長い永い約束はまだ始まったばかり。 ところで次期生徒会長になることが決まっている(本人は拒否している)が、この男が≪無垢なる石≫を継いだ場合、誰が黄泉帰ってくるんでしょうね。 一新される生徒会、歴代で最も頼りない生徒会長。力の副会長、知恵の会計、UGN関係の書記、生徒会じゃないのに頼られる言葉、共通の敵もいないまま、団結できずになんとも言えない空間が生徒会室を覆う。 次期生徒会長の明日はどっちだ!窓の向こう、知らない場所で赤い影がさす。 次回「野田は二度死ぬ」 乞うご期待 url: https://charasheet.vampire-blood.net/3892109