タイトル:三上エリ キャラクター名:Gabriela・三上・Löwenthal(ガブリエラ みかみ レーヴェンタール) 種族:人間 年齢:17 性別:女 髪の色:金 / 瞳の色:赤 / 肌の色:普通 身長:148 体重:45 ワークス  :UGNエージェントA カヴァー  :なし ニート シンドローム:ノイマン、バロール、ブラム=ストーカー ■ライフパス■ 覚醒:無知 衝動:殺戮 ■能力値と技能■ 【肉体】:1 (シンドローム:0,0 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL6 / 判定 1r+6 〈回避〉:SL1 / 判定 1r+1 〈運転〉:SL / 判定 1r 【感覚】:1 (シンドローム:0,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 1r 〈知覚〉:SL / 判定 1r 〈芸術〉:SL / 判定 1r 【精神】:5 (シンドローム:3,2 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL1 / 判定 5r+1 〈意志〉:SL / 判定 5r 〈知識〉:SL / 判定 5r 【社会】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL / 判定 2r 〈調達〉:SL1 / 判定 2r+1 〈情報〉:SL1 / 判定 2r+1 UGN 【HP】    27 【侵蝕基本値】 33% 【行動値】   7 【戦闘移動】  12m ■エフェクト■ 《スキル名》     /SL /タイミング/判定 /対象 /射程/コスト/効果など 《ワーディング》   /★$/オート$  /自動 /シーン/視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》    /1$ /気絶時$  /自動 /自身 /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《乾きの主》     /1 /メジャー /白兵 /単体 /至近/4   /装甲無視 HPLv*4回復 素手 《コンセ:ブラム》  /2 /メジャー /シンド/ー  /ー /2   /C値-Lv個 《血の宴》      /2 /メジャー /シンド/範選 /ー /3   /攻撃を範囲選択に変更 《殺戮領域》     /2 /     /   /   /  /   / 《冥界の檻》     /1 /セット  /自動 /範囲 /至近/5   /自分以外硬直 自分が移動で解除 《コントロールソート》/1 /メジャー /白兵 /ー  /ー /2   /白兵を精神で判定を行う 《キリングアート》  /1 /メジャー /白兵 /ー  /ー /4   /攻撃+Lv*2 BS時更に+3d 《時の棺》      /1 /オート  /   /   /  /10  /いつもの 《メモリー》     /1 /     /   /   /  /   /243人 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称 価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ       0   0 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0   7    pt ■所持品■ 名称      単価 個数 価格 備考 引用による助言    1   0            1   0            1   0 =所持品合計=     0 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     0 pt 【常備化ポイント】 6 pt 【財産ポイント】   pt ■ロイス■ 対象         好意 悪意  備考 業師                時の棺 テレーズ・ブルム   憧憬 劣等感 自分とは真逆で、とても真っ当な人間性の彼女を尊いと思っている 千代田トオル     誠意 不信感 どうして自分を殺さなかったのかが未だに理解できない。相棒としては信頼している。 アッシュ・レドリック 尽力 不快感 上司。彼自身は好まないが、彼の理念には一部共感するところもある。 ■その他■ メモ:  彼女の家は裕福で、由緒正しい血筋だった。家業も真っ当で、絵に書いたような理想の家庭。しかし、人は正しさだけで生きている訳ではない。当然のように彼女の両親にも『裏の顔』という者は存在した。  別に両親が最初から酷く破綻していたわけではない。彼らは真っ当に娘を愛していたし、あくまで家庭内に限るならば円満な関係を築けていた筈。  それが崩れたのは、立場を利用し失脚させた相手が復讐をしにやってきた時だ。彼らを庇ったガブリエラは、的確に復讐者を殺害して見せた。ナイフを持った大人を相手に、素手で。  その事件その物はきっかけがきっかけである為両親が揉み消す事になる。しかし、彼女はその後暫くの間家庭内で微妙な立ち位置に置かれてしまった。目の前で人を殺しているのだから当然だが、彼女の人生が狂ったのは此処からだった  まず彼女が行ったのは自分の何が悪かったかを考える事だった。答えは直ぐに出た。簡単だった。『人殺しは悪い事』だ。だが両親に問うても、自分達を庇ってした事だから悪くない、と言う。娘に優しい両親ではあったが、皮肉にもこの答えは『人殺しは悪くない』という誤った認識を彼女に植え付ける事となる。  そこから更に彼女は考えた。人殺しが悪くないのならば、素手で大人を殺害出来た、両親を守り切った自分の行動はとても凄い事ではないのか?と。自らの才能についての正しい理解を得てしまった彼女は、両親にこう提案した。『次は誰を殺せばいい?』  結果だけを言うならば、両親が軽率な気持ちで、軽々しく名前を口にしてしまった人間は全員死んでいった。揉み消し等していないのにも関わらず、彼女は捕まらない。何故か『見つからない』という事はなく、必ず死体は発見され報道もされるが、警戒心を重ねに重ね怯え続けた両親の元に法の手が伸びる事は一切無かった。  67人。両親が指示した数だ。  次に彼女が疑問に思ったのは、68人目を殺した時だった。その男は彼女の両親を強く憎んでいたようで、今まで感じた屈辱や、敵を暗殺し排除していく外道なやり方への怨嗟をこれでもかと吐きながら死んでいった。当然、幼い子供に殺人をさせている異常性もそこには含まれており、彼女が自信を見つめなおす切っ掛けとなる。  それから24人。92人まで殺してみたが、彼女の心に生まれた問いは晴れない。両親は『自分達を庇って殺したのだから、それは悪い事ではない』と言った筈だ。それはつまり誰かの為に行動するのは良い事、という事では無いのだろうか。しかし、彼女が殺していく相手は全員が揃って両親や彼女への怨嗟を吐いて死んでいく。そこで彼女は思考の源、行動原理を思い返す。”何故”人を殺したのか。両親を庇ったからか。両親の為になるからか。それも間違いではないが、それは両親が対象を”悪人”だと称したからではないだろうか。自分達を狙う悪人を殺す。それは両親を庇う、良い事だ。そう考えたのではなかったか。  今一度、彼女の中に間違った認識が出来上がる。『悪人を殺すのは良い事だ』。  殺人のペースが上がった。そこから数年で彼女は合計で178人にも上る人物を殺害して見せた。全て巷では『悪人』と名高い連中ばかり。途中からは自分から報道機関に死体の情報を売りつける始末だ。相当に手慣れている事が伺えた。いつからかは分からない。一人目の復讐者を殺した時か。悪人殺害を掲げた頃か。どちらにせよ結果は変わらなかっただろうが、彼女はその自分の中に眠る殺人の才能を、オーヴァードの力として目覚めさせてしまった。  その時点で、もう一般人の中に敵はいなくなってしまった。一瞬でもワーディングを使えば、取るに足らない存在しかいないのだから。  この頃からレネゲイドの力を使う事で、UGNに捕捉されるようになる。  それから彼女は世界を旅した。悪人を殺すならば、家にいる必要はない事に気づいたからだ。  彼女は既に人とは違うセカイに住んでいる。生きるだけ。そう称するには過剰なチカラがあるのだから。  242人目。ついに彼女が殺せない人物が現れた。  後から考えれば、その人間は初めての”オーヴァードの標的”だったのだから仕方がないが、彼女にとっては『自分が殺せない人間もいる』というのは、青天の霹靂だった。  経緯は簡単だ。そのオーヴァードはオーヴァードを殺害する仕事に付いていた。その殺されたオーヴァードには一般人の友人もいた。その友人たちが揉み消された友人の死に憤り、ネットに情報を上げ続けた。たまたまそれを見た彼女は、素性を調べ上げ此処へ来た。理由は恐らく、近かったからとか、その程度でしかない。  そこで初めて彼女は恐怖という感情を得た。外敵等存在しなかった世界に、唯一”敵”が現れたのだ。これが、両親が殺したかったモノ。これが敵。そう考えたが、既にこの人物に負けている。彼女の有り余る経験則から導き出された未来は、死亡するという結果しか浮かばない。  だが、彼女をすぐに殺せる筈の人間は敢えて殺さなかった。ただ一冊の聖書を渡し、その場を去った。  聖書を全て読み込んだ彼女は14歳にして正しい知識を、道徳を、感情を得る。教会等にも顔を出した。決して神に感謝する気にはならなかったが、自身の無知を知らしめてくれたこの聖書にだけは感謝しよう。彼女はそう考えて生きるようになった。殺しも止め、漸く一般人としても『真っ当』な生き方と呼べる生活を送り始めたのだ。  当然、そうなれば最初にやる事は両親に謝る事だった。彼女は自分の行いを後悔はしていないが、子供の自分が変な思い違いをしていたことにより、確実に迷惑をかけた筈だ。そう思い、旅を切り上げ故郷へと舞い戻る。  だがそこに彼女の両親の姿は無かった。簡単な話で、道具という抑止力を失った哀れな使い手が、恨みを買って殺されただけの事。  自分の行いがそこに行きつく過程を作ったことを彼女は既に理解できるようになっていた。それでも、彼女は何も思わなかった。  悲しいと感じるようにもなった。愛情も思い出した。しかし、自身の行動を後悔するかと聞かれれば、何も感じなかった。  彼女はもう1つ思い違いを正す。自身が人を殺したのは、両親がいたからではないのだ、と。  殺人記録を更新。これで243人。  爽快感もあるし、不快感もある。両親の呪縛から解き放たれたようにも感じるし、両親のおかげで保てていた境界線が崩壊したようにも感じる。この悪人殺しの旅で一つはっきりと分かった事と言えば、正しいとか、間違いとか、良いとか悪いとか、そんなことは死んでしまえば関係が無い、という事だけだった。  彼女は思い立った。自分も今丁度そんな気分だ。死んだように生きている、ではない。今の自分は生きたように死んでいる。そうだ、自分を唯一”殺した”人間が居た筈だ。少なくとも、彼女の『これまで』を殺したのは紛れもなく、その人間が渡してきた一冊の本だった。 数年後、UGNではまことしやかに噂が囁かれる事となる。『”4課には死神に魅入られた女がいる”』と。 ガブリエラ・三上・レーヴェンタールが本名。 日常、そしてUGNの表向きとしては『三上エリ』の名で通している。 UGN本部査察部第4課としては、ガブリエラ・レーヴェンタールを名乗る。 幼い頃から障害を患っており、名詞を認識することが極端に苦手である。その為よく代名詞を使用して会話する傾向にある。 特に、人を名前で区別することが困難な彼女から見れば、特徴のない一般人は同じに見える。(感覚的なモノ。顔はしっかりと覚えているので本当に同じに見えるわけではない) 但し千代田トオルとの出会いを契機に改善傾向にある為、幼少期の心理的なストレスが原因だと考えられる。 その証明として、彼女は聖書の全文を暗記し、内容を理解している。…独自解釈は含むが。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/3894287