タイトル:逃走中でハンターの動き止めるやつ キャラクター名:アルマ 種族: 享年:12歳 髪の色:黒  / 瞳の色:青  / 肌の色:肌色 身長:149cm 体重:42kg ポジション:オートマトン クラス: レクイエム / タナトス 初期配置:煉獄 行動値:14 ■パーソナルデータ■ 暗示:絶望 [記憶のカケラ]        内容 鎖              檻の中に閉じ込められて鎖で拘束されて。もはや何にも感じない。だって、それが普通だったから… 仮面             研究員に殺されないため、本当の自分を捨てて身に着けた偽りの性格、偽りの自分。 少女たち(記憶のカケラ/死後)君たちは一つのテーブル囲んで食事をした、一緒に笑いあい、おいしいものを食べ、心が安らぐ時を過ごした、ペットもいた気がする、一匹の犬だ オデット(死後経験)     君には親友と呼べるような少女がいたその少女は作ったものをよく君に見せていた 仲間(記憶のカケラ/死後)  ニア、デイジー、エイラ、アン。みんな大切な仲間、新しい少女も増えた、オデットやミリー。 楽園(記憶のカケラ/死後)  ここは少女たちの心の依り代だった 色んな少女たちがここに滞在し休み遊んでいた、管理者のような男もいた 鏡(死後経験)        誰だこれはこれは私ではない、私のような何かだ、私とはいったい誰だ? 罪(生前)          君は思い出します、あの仲間たちを殺した、生きてるときにアンデッドの戦いではなく生きてる彼女らを殺したのだ レオナルド(記憶のかけら/死後)皆はレオと呼んでいた心優しきネクロマンサー、楽園の管理人、君たちは少なくない時間を世話になったはずだ カーラ(記憶のかけら/死後)  すこし偉そうでいじっぱりでそれでいて怖がりな少女、いつも面談室でお菓子を食べていた 最終戦争 [未練]   内容    狂気度  発狂時 たからもの への 依存 □□□□ 幼児退行(最大行動値減少(-2)) アルティナ への 友情 ■■■□ 共鳴依存(セッション終了時、対象の方が損傷しているパーツの数が多い場合、対象の損傷数と同じになるようパーツを選び損傷させなければならない) ロマ    への 独占 ■□□□ 独占衝動(戦闘開始時と終了時に1つずつ、対象はパーツを選んで損傷しなければならない)       への    ■■■□ ()       への    ■■■□ ()       への    ■■■□ () ■強化値■     武装 変異 改造 メインクラス   2   0   0 サブクラス   1   0   1 ボーナス 寵愛       1   1 =合計=   3   1   3 ■マニューバ■ [部位]     マニューバ名  : タイミング : コスト : 射程: 効果 [頭]      のうみそ     : オート   :    :   : 2 [頭]      めだま      : オート   :    :   : 1 [頭]      あご       : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [頭]      カンフー     : オート   :    :   : 1 [頭]      アドレナリン   : オート   :    :   : 1 [頭]      スコープ     : ジャッジ  : 0   : 自身: 支援2、射撃・砲撃のみ使用可 []               : オート   :    :   : [腕]      こぶし      : アクション : 2   : 0  : 肉弾攻撃1 [腕]      うで       : ジャッジ  : 1   : 0  : 支援1 [腕]      かた       : アクション : 4   : 自身: 移動1 [腕]      二丁拳銃     : アクション : 3   : 0~1 : 射撃攻撃2+連撃 [腕]      アンデッドガン  : アクション : 3   : 1~2 : 射撃攻撃1+爆発+全体攻撃 [腕]      たからもの    : オート   :    :   : 壊れた部品 []               : オート   :    :   : [胴]      せぼね      : アクション : 1   : 自身: 次カウントで使うマニューバ1つのコスト-1 [胴]      はらわた     : オート   :    :   : [胴]      はらわた     : オート   :    :   : []               : オート   :    :   : [脚]      ほね       : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      ほね       : アクション : 3   : 自身: 移動1 [脚]      あし       : ジャッジ  : 1   : 0  : 妨害1 [脚]      エナジーチューブ : オート   :    :   : 2、装備箇所にダメージを受けた際に基本パーツ追加損傷 [脚]      しっぽ      : オート   :    :   : 1 []               : オート   :    :   : [ポジション]  無茶       : オート   : 0   : 自身: 基本パーツを一つ損傷して行動攻撃切断判定振り直し [メインクラス] 子守唄      : オート   : なし  : 自身: 射撃攻撃出目+1 [メインクラス] 銃神       : オート   : なし  : 自身: 射撃攻撃出目-1、コスト-1 [サブクラス]  殺劇       : オート   : なし  : 自身: 他姉妹と同じ敵に攻撃したら出目+1ダメ+1 [サブクラス]  刹那       : オート   : なし  : 自身: 自分の攻撃マニューバに自分以外はラピジャッジを使えない [サブクラス]  失敗作      : オート   : なし  : 自身: 攻撃、切断出目+1ターンと戦闘終了時パーツ一つを破損 ■その他■ 寵愛点:58点 成長履歴: No. 獲得寵愛点(達成/ボーナス/ピンゾロ) メモ 0     13点(  9 /  4)     クラススキル「刹那」獲得、残り寵愛点3点 1     21点( 13 /  8)     別クラススキル「失敗作」獲得、残り寵愛点4点 2     24点( 18 /  6)     改造lv2→3、変異0→1で「スコープ」「しっぽ」獲得、宝物の狂気点を2点減少、残り寵愛点0点 メモ: 優しさなんてこの世界では何の意味も為さない。キミの枷となるだけだ。 それを理解してもなお捨てきれない、臆病なキミにはこの【捕縛銃】を与えよう。敵を傷つけるのは他の姉妹に任せて、キミは悠々とそれを撃ち続けるといい。身に着けた【カンフー】と流れる【アドレナリン】はキミの動きの助けとなるだろう。 銃声の【子守唄】を響かせ、近づく敵の動きを止めるのがキミの仕事だ。完遂するためなら【無茶】を厭っている暇はないよ。 ただ、【アンデッドガン】の存在も忘れないように。キミは【銃神】だ。いざとなったら覚悟を決め、【殺劇】を始めるといい。 む、体を這っている【エナジーチューブ】が気に食わないかい?得体のしれないものの寄せ集めとはいえ肉体はキミのほとんどを構成している。いつぞやのキミよりずっと人間的だろう? 何を喋るにも基本的に無表情な少女。一人称は「私」 そこまで考えていない発言も、無表情に話す故に重くとらえられがち。 しかし彼女の本質は優しく、嫌味を言いたいわけでも悪口を言いたいわけでもないことが大半であり、認識の齟齬に気付けばちゃんと謝ってくれる。 自分の感情、自分の肉体は後回しにしがち。我慢は得意だと言い、他の姉妹のことを優先する。 傍から見ればクールな女の子だが話してみると案外ポンコツなタイプ。 「アルマよ。よろしく頼むわ。」 「私の気持ちは考慮してもらわなくて結構よ。我慢できる人種だから。…人種?ドール種?」 「…あ、傷つけるつもりはなかったの。ごめんなさいね。」 2112年南米、着実に破滅へと向かう世界の中、小さな町で、アルマは家族と幸せに暮らしていた。 数年前に独裁軍事政権が勃興していたこともあって一切の外出は許されない状態であったが、父親は欲しいものがあったらなんでも買ってくれるし、休日には屋内という制限があるにしろ一緒に体を動かして遊んでくれる。母親は退屈なときに絵本を読んでくれるし、勉強でわからないところがあればアルマにもわかりやすく説明してくれる。大好きな両親と一緒なら、外に出たい気持ちもあまり意識せずに済めた。 あまりに不安定な彼女の幸せは、いとも容易く崩れることになる。 当時ナノテクノロジーは医療において凄まじい発展を遂げていた。中でも機械化義肢の進化は抜けていて、軍事転用に向けて研究や実験が行われていた。 実験には触媒が必要になる。機械化義肢の実験となれば生物が必要となってくるが、実用化に向けるための最終フェーズにおいて他の生物では不十分だった。 すなわち人体実験である。主に敵国の捕虜を利用したが、捕虜の数には限りがある。…小さな町がいきなり消滅したとて、終わりゆく世界ではさしたる問題じゃないだろう?なんなら他の国に拉致されたことにすればいい。 故にアルマは優秀な実験体となる。両親は我が子を守ろうと必死に戦ったが、武装した兵士に生身の人間なぞ動く的でしかなかった。若い体は体力もあり実験に最適なのだが、彼ら両親は実験体としては歳を重ねすぎていたのだ。 小さな町といえど町は町。捕虜なんかとは比べ物にならないほど大量の実験体が集まった。そのため研究者達は実験体の数に余裕があった。 実験体はほとんどが子供だった。親が命を賭して守ろうとした子や、逆に親の命を見逃す代わりに引き渡された子が大勢いた。 それ故、泣き叫ぶ実験体が大勢いたのである。そしてその騒音は、研究者たちの琴線に触れるには十分すぎた。 一番声の大きい実験体の額に穴が開く。声帯から汚い音が少し漏れた後、一番声の大きかった実験体は静かになった。騒音だらけの空間は一瞬で静寂に包まれた。 …幸せな日常から一転して地獄のような日々が始まる。 その実験に道徳はなかった。あまりにも過酷な実験に命を落とす実験体。暴走した結果処理される実験体。精神が崩壊しておかしくなった実験体…余裕を持った研究者達は次々と実験体を消費していった。 人間とは恐ろしいもので、このような――夜は檻の中で生活させられ、昼は過酷な実験を受けるような――環境であっても少しずつ適応していく。 自身の精神を守るため、実験体たちは歳の近い他の実験体と交友関係を築いていった。 アルマは元気な性格だったので、より多くの友達を作ることができた。 実験はそもそもが最終フェーズだったため、過酷な実験によって命を落とす実験体はすぐにいなくなった。すると今度は実験体の数が多すぎることが問題となった。無論多いに越したことはないが、大多数が小さな子供である実験体たちは研究者達に少なからずストレスを与えていた。 そこで研究者達は、武器の威力の検証もかねて、気に入らない実験体たちを「処分」していった。対人の威力の検証は人間で行うのが一番確実であるという実に論理的な行動である。無論この武器とはサイボーグ化した実験体である。 このため実験体たちは、生きるために研究者達に好かれようとした。好かれない実験体は次々と処分されていくため、実験体たちは必死になった。 その中でアルマは、研究者達に好かれるために自らの性格を封じ込めた。元気な性格の実験体は明らかに処分されるのが早かったため、生き残るには性格を捻じ曲げるしかなかった。 結果アルマは一番長く生き延びる実験体となる。こんなことをしてまで生き延びるより死んだ方がマシだったと気づくには、当時の彼女は幼さ過ぎた。彼女がこの、ある意味世界の真理に気付くのはもっと先の話である。 一年続いた悪夢の実験はアルマの体で終幕を迎える。そして最後は…アルマと残り4人ほどとなった他の実験体で殺し合いを行わせられた。 最後の5人を残してすべての実験体の処分が終わったのは実験開始から約半年後である。選ばれた五人は檻の中、摩耗した精神を少しでも回復させようと心を繋いでいた。もっとも研究者達の機嫌がいつ変わるかわからないため、「研究者達に好かれる偽りの自分」同士で交流していたわけなのだが。 それでも友達と会話できるのは楽しかった。友達と話している瞬間は、もはや人と言えなくなってしまった自分の身体を見ずに済めた。 そんな大切な友達をこの手で殺めるなど無論彼女は拒否しようとしたが、体のほとんどを機械化された彼女は研究者たちにとって便利な代物すぎた。本人の意思に関係なく強制的に動かすことも可能だったのだ。無論他の4人も。 1対4の戦いはあまりにもあっけなかった。それほど完全体であるアルマは完成されていたのだ。 あくまで実験体である彼女は研究者たちにとってもう必要なかった。 研究者たちが実験したのは機械化義肢とその発展形であって、彼女がアルマである必要はない。データさえ取ってしまえばもうこのプロトタイプは必要ない。実験成果をもっと活発な人間に埋め込めばいい話なのだから。 追加のデータを取る必要が出たときのために、アルマの体は停止命令を出されまた檻の中に閉じ込められた。 …いくら経っただろう。最初こそ時々研究者が出入りしてきたがその数は減っていき、最近――日付の感覚はもう全くないが数日とか数か月とかそんな短いものではない――はそれすらも来ない。とっくに忘れられているのだろうとわかったが、悲しむための心はもう存在しなかった。飢えて死ぬことも乾いて死ぬことも、肉体のほとんどを構成する機械は許してくれない。それに、少しだけ残った彼女の肉体は時を経て成長するのに対し、機械は不変。もうずっと痛いのに外すことも死ぬこともできない。 ……何かが弾ける音。機械的な耳に入ってきた情報から推測するに、相当遠くから聞こえた音であるのはわかった。そういえば、今日は飛行機の音が多い気がする。アルマはずっと檻の中に放置されていたが、それでも予想する能力、理解する能力は実験体だったあの時より成長していた。 ………………爆弾? 彼女が一つの結論にたどり着いたとき、彼女の体を救済の光が包んだ。 長い!三行で! 親と幸せに暮らしてたけど人体実験の実験体にされて 実験体の中の友達も死んだり殺したりさせられて 実験終了後5年放置され核爆発に巻き込まれて死んだ