タイトル:No.85 [聖歌隊]天使が嘯く ※『ヴェルネの天使は死を歌う』の事前情報バレ有 キャラクター名:Pinocchio.G.A.Buonarroti(ピノッキオ・G・A・ブオナローティ) 職業:[基本]聖職者 年齢:35歳(2/25生) / 性別:男子 出身:イタリア 髪の色:黒(Agata #103656) / 瞳の色:彩度の高い水色(#99ffff) / 肌の色:白い 身長:145cm → 180cm 体重:42kg(BMI21) ■能力値■ HP:13 MP:8 SAN:44/99      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  10  12   8  13  17   8  17   7  13   8 成長等   3               5     11 他修正 =合計=  13  12   8  13  17  13  17  18  13   8 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値  《回避》      26%   《キック》  25%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%    《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ●《ナイフ》     50%   《》     %    《》       % ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値  《応急手当》30%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 50%  ●《忍び歩き》79%  《写真術》 10%   《精神分析》1%    《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 60%  ●《目星》  50% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前         現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》     1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%  ●《製作(ビスク・ドール)》15%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》      10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》          % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前          現在値 習得/名前        現在値 習得/名前       現在値  《言いくるめ》      5%    《信用》       15%  ●《説得》      50%  《値切り》        5%    《母国語(イタリア語)》90%  ●《ほかの言語(英語)》76% ●《ほかの言語(ヘブライ語)》21%   《》         %    《》        % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前        現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%    《オカルト》     5%    《化学》 1%  《クトゥルフ神話》0%   ●《芸術(歌唱)》    75%  ●《経理》 50%  《考古学》    1%    《コンピューター》  1%   ●《心理学》53%  《人類学》    1%    《生物学》      1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》      1%    《博物学》10%  《物理学》    1%    《法律》       5%    《薬学》 1% ●《歴史》     75%  ●《芸術(アンティーク)》15%   《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:1d4 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称                単価 個数 価格 備考 アンティーク・ドール「ピノッキオ」    1   0   ドールが「ピノッキオ」なのか、ドールが指すジュゼッペが「ピノッキオ」なのか。                      1   0                      1   0                      1   0 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: ■確認用項目 ・簡易紹介 ・キャラクター作成について ・技能について ・後遺症 ・呪文 ・所持AF ・所持、あるいは読んだ魔導書 ・通過シナリオ ■蛇足項目 ・おいだち ・人間関係 ・その他記録 ・追憶 ・遭遇神性や怪物 ※ふんわりワンクッション  ___ 以下確認用 ___ ■簡易紹介 自作自演ピノッキオの物語。忌数の分だけ生きてきた天使の雛。 生を選ぶか、永遠の才能を望むか。今後の、寄宿の人間とのかかわりの中でいずれ判明するだろう。 本名:Giuseppe Angelica Buonarroti(ジュゼッペ・アンジェリカ・ブオナローティ) ■キャラクター作成について 設定年齢:EDU+6=13歳(初期下限)、EDU+6=23歳(下限)、33歳(EDU+1)、35歳 職業ベース:聖職者(基本) 職業pt:[EDU*20]pt 職業技能:聞き耳、経理、心理学、説得、図書館、ほかの言語、歴史     →ほかの言語(英語)     +個人的あるいはその時代の特色的な技能として1つの技能     →芸術(歌唱)     ∟初期値取得:経理、心理学、説得 特記:なし 特徴表:なし 興味技能参照:古物研究家(基本) 技能:芸術、製作、図書館、値切り、ほかの言語、目星、歴史   →芸術(アンティーク)、製作(ビスク・ドール)   +個人的あるいはその時代の特色的な技能として1つの技能   →ナイフ   ∟職業技能重複:図書館、ほかの言語、歴史   ∟初期値取得:値切り フレーバー取得:忍び歩き ■技能について ステータス ・やや虚力ではあるが、重いものが持てないほどではない。年齢相応とも言える。(STR) ・母親の一心もあり、病魔に冒されることがほとんど無く過ごした。ジュゼッペも、なるべく健康には気遣うようにしている。(CON) ・物心着いた頃には女装を強いられ、友人が出来始めるとそれが奇妙であると揶揄され精神は摩耗していった。  ジュゼッペの精神虚弱の決定打になったのは、サンタ・アンジェリ少年聖歌隊の紹介状だった。  精神的に余裕がないようにも見えるが、その実、逃げ道を見つけるのは上手いので、なんとかやり過ごせている。(POW) ・それなりに器用で、足も早い。年齢相応とも言える。(DEX) ・澄んだシアンの瞳に、闇を地に慣らしたかのような黒髪。イタリア人に珍しい色でもない。  母親から念入りに手入れを施され、自身の見かけに対して強く躾られた所為か、齢13になっても少女のような愛らしさがある。  人前での態度も無礼ではなく、無垢さも相まって近所では評判も良かったかもしれないが、そんな彼の口癖は「ぶさいくだね(È brutto)」。(APP) ・年齢にしては、やや小柄な方。今後に期待できる。(SIZ) ・記憶力が良く、頭の回転も早いが、ジュゼッペの性格ゆえかあまりそうは感じさせない。(INT) ・就学前教育(Scuola dell'infanzia)を終え、初等教育(Scuola primaria)が始まって1年経った程度。然るべき教育は受けている。(EDU) 職業技能 ・「声」に拘った母親により精練された聴覚。絶対音感を誇る。(聞き耳) ・日中殆ど家を出て遊ぶことが少なかったために、一人で過ごす時間を本で消費していた。知識の宝庫であり、孤独を癒してくれる。  とは言え、興味のあるものや、あまり難解な熟語や形容詞を用いらない本ばかりを読んでいる為、読書家かと尋ねられると絶妙なラインである。(図書館) ・思考を言葉にするのがあまり得意な方ではない。また、母親がややヒステリックなのも相まって、押しに弱い一面も窺える。(説得) ・讃美歌を歌う際に、母国語ではない、英語を語学として学んだうえで歌唱することが出来る。簡単な会話も可能だ。(ほかの言語(英語)) ・母親により、厳しく教育を受けた歌唱技術。「歌」自体はジュゼッペも嫌いではなかったが、拘りの押しつけはやや窮屈さを感じさせた。(芸術(歌唱)) ・両親に任せきりで、まだよくお金の事はよくわからない。(経理) ・自分自身のことで手一杯な為、あまり他人を理解しようとしない。拒絶もしない。(心理学) ・「歌」と、父親由来の「芸術」方面に知識を伸ばしている。(歴史) 興味技能 ・父親から贈られたアンティーク・ドールを機に得た技術。  アンティーク・ドール作成の練習の為に、木を彫っていたら知らず間に刃物の扱いが上手くなって行った。(ナイフ) ・度々母親の目を掻い潜り、父親の製作の為に外出することがあった。  回数を重ねる度にその足先は熟れてゆき、日常生活に於いてもほとんど足音が聞こえない。(忍び歩き) ・やや着眼点が奇妙なこともあるが、子どもながらに洞察力が優れている。(目星) ・父親から贈られたアンティーク・ドールを機に得た技術。  父親のように精巧な作品を作るには程遠いが、毎夜、母親に気付かれぬよう隠れて、木を彫り練習するなど、日々の努力が伺える。(製作(ビスク・ドール)) ・賛美歌の中には、ヘブライ語由来のフレーズを含むものや、ヘブライ語歌詞の物もある。  たとえば「アーメン(amen)」や、「ハレルヤ(Hallelujah)」、「ホサナ(hosanna)」はヘブライ語由来の言葉であり、  イスラエルから親しまれてる讃美歌などは、ヘブライ語の歌詞のものが多い。オペラ歌手である母親から強く指導を受けた。(ほかの言語(ヘブライ語)) ・父親から贈られたアンティーク・ドールを機に得た知識。主にドールの歴史や技術に関するものが多い。(芸術(アンティーク)) ■後遺症 【後遺症の肩書き】…… 内容 ■呪文 《呪文》基本?サプリ? pt.? 記載 《アザトースの招来/退散》(ミサ・ジ・レクイエム・ペル・シュジャイ) 《精神的従属》(天使の子守唄) 《精神力吸引》(魂救済の歌) ■所持AF ・聖歌隊のリボンタイ 貴方の瞳と同じ色をしている宝石がはめ込まれている MP10 貯蔵石 ■所持、あるいは読んだ魔導書> 『魔導書の名称』本?サプリ? pt.? ?訳 ■通過シナリオ ・西暦/月/日 シナリオ名(SAN変動) ・ヴェルネの天使は死を歌う(40→32→44)  ___ 以下蛇足 ___ ■生い立ち(3,708文字) ※収集つかなくなっているので読まなくて大丈夫です 母親は元オペラ歌手。父親は宗教彫刻を得意とする芸術家。今住んでいるイタリアの片田舎は母親の故郷。 その為、歌唱技術は母親より受け継がれたものであり、年齢にしてはかなり高い歌唱力と聴覚を誇る。 物心ついた頃には、母親より女装を強いられ、「アンジェリカ」とミドルネームの方で呼ばれ、少女のように扱われてきたが、 歳を重ね、心が成長し、身の回りに友人が出来るようになると、 「男児」であるにも関わらず少女のように扱われている事に対し、違和感を感じるようになっていった。 そして、一度だけ母親の逆鱗に触れてしまった事があった。 出掛ける約束を家族でしていた某日。父親がスーツを身に纏う姿を見て、はたと感じた疑問を素直に口にしてしまったのだ。 「──どうして僕も男なのに、ワンピースを着なくちゃいけないの」 普段、ジュゼッペを少女として可愛がってきたからこそ、母親には衝撃的な発言だった。思わず、ジュゼッペを叩いてしまう母親。 痛みに堪えきれず泣いてしまう息子の姿を見て、「違う、違うの」などと言い訳をし、思わず心の内も打ち明けてしまった。 母親は、珍しい声質を持つオペラ歌手であった。しかし、喉があまり強くなかった為に、引退するにまで追い込まれ、未練を感じていたのだと言う。 ジュゼッペには、同じ声質を受け継いで貰い、母親が叶えられなかった未練を叶えてもらおうと思っていた。 しかし、ジュゼッペは男児であり、いつか声変わりが来てしまう事を恐れ、現実逃避の果てに、ジュゼッペに女装を強いていた。 叱責を、特に母親から暴力を受けたのは、この時が初めてだった。可愛がられて育ってきたからこそ、心の亀裂は簡単に入ってしまう。 ジュゼッペは、ほとんど毎晩のように悪夢を見るようになった。 「少女」の姿で泣き喚く自分と、それに怯えるように縮こまりすすり泣く母親。 そして、それを端で眺めている「少年」の姿の自分が、嘲笑うように呟く。「È brutto(ぶさいくだね)」 次第には、睡眠不足の果てに倒れてしまったこともあり、ジュゼッペ自身、もう一人の自分が夢の中に現れることに、強い困惑を覚えていた。 穏やかで、且つ、繊細な心理的な面は母親に似たのであろう。 反抗心よりも、母親を気遣う心によりジュゼッペは、もう一人の自分を受け入れることにした。それは一種の自傷行為のようでもあった。 ひとつのノートに思ったことを書いておき、「少年」としての自分がその思考の全てを否定するものだった。 ジュゼッペ本人は、いつの間にか返事が返って来ているものだと思っていたが、ストレスに起因する無意識の自作自演である。 (否定の言葉を記述した記憶のみを、無意識に塞ぎ込んでいる) しかし、その行為も、殆ど見守るだけであった父親によって、手段を失ってしまう。ノートを奪われたのだ。挙句、中身も見られてしまった。 母親が精神の不調で寝込んでいる間に、呼び出しを受け、ジュゼッペは居た堪れない気持ちになりながらも父親の元を訪れる。 ジュゼッペを待っていたのは、叱責や、偏見による罵倒ではなく、一体の少年アンティーク・ドールだった。 曰く、「文字に起こしてしまうと脳が覚えてしまうから、文字に起こすぐらいであれば、誰にも聞かれないところでドールに話しかけてみなさい」との事。 今更どうして、などと無意識に感じているジュゼッペをよそに、父親はジュゼッペにアンティーク・ドールを半ば押し付けるように贈った。 同時に、その時父親の腕に傷があるのが見えた。 それからの事、父親の言葉を信じてジュゼッペはドールに話しかけるようになった。 初期の頃は、否定の言葉が返ってくることがなく、不満に感じていたようだが、 日を跨げば、「少女」としてのジュゼッペを否定する、「少年」としてのジュゼッペが会話するようになっていった。(自作自演) ジュゼッペは、もう一人の自分として、アンティーク・ドールを「ピノッキオ(ジュゼッペの愛称)」と名前をつけた。 次第に、ドールとの会話はエスカレートしてゆき、 「少女」としてのジュゼッペと、「少年」としてのピノッキオを、心理状態に合わせ、スイッチするようになった。 「少女」として過ごすのに気が楽な時は、ドールは「少年」としてのピノッキオとなり、 「少女」として過ごすことが辛い時には、ジュゼッペが「少年」になることで、「少女」としてのドールを罵倒するようになっていった。 夢の中でも何度も言われた言葉だが、「È brutto」の口癖は、この過程の中で得たものである。 しかし、それも次第に慣れてくると、ジュゼッペは仲間を求めるようになった。10歳の事だ。 父親の元を、ピノッキオを連れて、「ほかのドールが欲しい」と強請った。 しかし、父親は「友達は自分で作るものだよ」と言い、与えるばかりか、アンティーク・ドールの作成を共に行うよう提案した。 ジュゼッペはやや不服ではあったが、手さばきのセンスは父親譲りなのか、時間はかかれど1年かけて二体目のドールを作成することが出来た。 途中まで、父親は彫り物のコツを手伝ってくれていたが、ある程度形ができるようになると、ジュゼッペに仕上げの工程を任せた。 母親による歌のレッスンもあり、あまり時間が取れなかったのも1年ほど時間をかけたかけた要因となった。 サイズ感は30cmほどで、父親から受けたドールに比べると小柄だが、 満足のいく出来栄えになった為、すぐにでも父親に完成したドールを見てもらいたかったが、 アトリエに向かうと、ジュゼッペを待っていたのは、作品の全てに布がかけられていた無機質な空間だけだった。 近所で噂がされていた。悪い噂ではないが、ジュゼッペにとっては、悲しいことであった。それは母親も似たようなものであった。 ジュゼッペ達の住む片田舎では、サンタ・アンジェリ少年聖歌隊による、魂救済の日が執り行われることがあった。 不定期に行われるミサであり、病気や精神の磨耗により自身の死を悟った信者が、健やかな眠りを求め訪れるというものだ。 ジュゼッペの父親は、魂救済の日に赴き、失踪したのではないかという話だった。 聖母信仰のあるこの街では、それは不幸なものではなく、幸せなことであると感じるものが多いように見えた。 この片田舎は母親の故郷だ。母親も勿論聖母信仰の敬虔な信者ではあったが、精神の磨耗の果てに先に旅立った 父親に気付けなかったことにショックを受け、信仰が浅かったためだと母親自身、責めるようになっていった。 一方のジュゼッペは、悲しく、ショックではあれど、ドールを通じて存在しない人物との対話に成功していたので(自作自演ではあるが)、 父親もドールとして形に出来ればまた会えるのではないかと考えていた。 母親は、ジュゼッペの歌のレッスンや、そもそもの面倒をほとんど放棄し、部屋の壁に飾られている小さな祭壇の前で殆どすまって過ごすようになっていた。 それを機に、ジュゼッペは母親の目を盗み、木を採り、アトリエに残されていた石膏を練り、少しずつ父親のドールを作ろうとしていた。 歌の技術は、母親から厳しくレッスンを受けていた頃に比べるとやや落ちてしまったが、 歌を歌うこと自体は好きであったので、平均まで劣ることは無かった。 そして、13歳を過ぎ、いよいよ、父親の上半身が出来た頃。ジュゼッペの家には一通の封筒が届いていた。 殆ど祭壇の前に座り、呆然として過ごすだけの母親も、この時ばかりは父親が生きていた時以上に明るく振る舞い、封筒の中身を見せた。 封筒は、──サンタ・アンジェリ少年聖歌隊への招待状だった。 母親の様子は一種の狂気のようにも思え、ジュゼッペは意識がどこか遠くへ浮遊するかのような錯覚を受けた。極めつけは、母親のある一言だった。 「よかったわね、『ジュゼッペ』! あなたの歌が認められたのよ」 母親は、ジュゼッペの事を「アンジェリカ」と呼ぶことがほとんどであった。「少年」としてのジュゼッペをこの期に及んで認めたのである。 それからのこと、父親を模したドールは精神的な不調から手がつけられなくなり、 父親から贈られたドールも、いくら話しかけてもジュゼッペと対話に応じなくなってしまった。 母親に「少年」として認められた以上、性自認は一貫され、ドールを通じてスイッチする必要が無くなったためである。 そしてその事に、ジュゼッペ自身も気がついた。 母親により、伸ばされていた髪を切り落とすことにした。「少年」として認められた以上、女々しくは居られない。 しかし、どうしてだろうか、右手側半分を切り落とし、床に落ちた髪の束を見て、無性に悲しくなった。 今更、「少女」に願望を抱いたのである。これまでの反動だった。 結局、髪を切り落とすことは出来なかった。母親は、揃えてくれると提案したが、ジュゼッペは軽く断った。母親は、寂しそうに笑って、肯定してくれた。 寄宿へ移るまでの猶予の間、ジュゼッペは「少年」の姿をしたドール・ピノッキオに、服を新しく仕立てあげ、「少女」の姿をしたドールへと着替えさせた。 「これからは、僕がピノッキオだよ。ジュゼッペ」 生を選ぶか、永遠の才能を望むか。 今の彼に、何が選べるというのだろうか。 一人称:僕 二人称:君 おだやかで繊細な性格だが、少年相応に冒険心もある。アンティーク・ドールが好きというよりは、ある種、ライナスの毛布現象に近い。 二重人格のように窺えるようなところもあるが、本人が意識していないだけで自作自演である。 聖母信仰に関しては、殆ど客観的なもののように感じている為、厳密に信仰しているとはいいがたい。 父親を、「魂救済の日」に亡くしたと噂されているが、サンタ・アンジェリ少年聖歌隊を悪いとは思っていない。 聖歌隊に入る事で、「少年」として「声」が認められ母親が大いに喜んでくれたため、うれしくないと断定もしづらい。 このまま歌を続ければ、待ち受けるのは「死」だが、不思議と恐怖は感じていない。母親もきっと「魂救済の日」に訪れると漠然とした確信を得ている。 哀れな母親と共に死ねるのであれば……、そう思考を持つこともある。しかし同時に、このままでいいのだろうかとも悩む。 「ぶさいくだね(È brutto)」が口癖。 年収--万 /財産--万   文字色: ■人間関係 ・父親(CS無/生存。)宗教彫刻家。バチカンの生まれであり、ミケランジェロの彫刻に影響を受けた、根っからの芸術家。  母親との出会いは、両親(ジュゼッペから見ると祖父母)に連れられて鑑賞したオペラが起因しており、その時に運命的な出会いをし、母親と結婚に至った。  母親が喉を壊し、喋られなくなった後は、母親の故郷であり、ミケランジェロの育った国であるイタリアにて移住し、ジュゼッペが生まれた。  母親の悲願が叶わず「男児」として生まれてしまった事で、女装を強いられていたジュゼッペを可哀想だと思ってはいたが、  遂に自傷へ走るジュゼッペを見ていられず、似て非なる存在としてアンティーク・ドール「ピノッキオ」をジュゼッペに授けた。 ・母親(CS無/生存)元オペラ歌手。イタリア人ではあるが、歌手としての最盛期であった当時はパリに住んでいた。  ソプラノ・ドラマティコと呼ばれる声質を持っていたが、喉を壊し話せなくなったショックで、情緒が安定しない。  ジュゼッペには、未練を達成してもらう為に、同じ声質を受け継いで欲しかったが、声変わりのある「男児」として生まれた事実を受け止めきれず、  女装を強いて現実逃避に至った。最終的には、サンタ・アンジェリ少年聖歌隊からの招待状を受け、ジュゼッペを「男児」として認めるが……。  ミドルネームである「アンジェリカ」を付けたのも彼女である。 ■その他記録 ・西暦/月/日 内容 ・2021/--/-- キャラメ段階にて  名前について:ジュゼッペ   → ヘブライ語語源の人名、旧約聖書の創世記より「ヨセフ」         アンジェリカ  → イタリア女性名。意味:天使(Angel)のような         ブオナローティ → イタリア出身の彫刻家がモデル(https://bit.ly/3jzhWS9 URL参照先『Wikipedia』)         ピノッキオ   → イタリアの作家・カルロ・コッローディの児童文学作品。同時に「ジュゼッペ」の愛称としても知られる。 ・2021/09/18 ステータス変動  STR10→13、SIZ8→13、EDU7→17(加齢により18) ■追憶 ?歳 [シナリオ名] ■遭遇神性や怪物 ※ふんわりワンクッション ・名前 ・ ■簡易用■ Pinocchio.G.A.Buonarroti(ピノッキオ・G・A・ブオナローティ)(男子) 職業:[基本]聖職者 年齢:35歳(2/25生) PL: STR:13  DEX:13  INT:17 アイデア:85 CON:12  APP:17  POW:8  幸 運:40 SIZ:13 SAN:99 EDU:18 知 識:90 H P:13  M P:8  回避:dex*2  ダメージボーナス:1d4 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:360 個人技能点:170) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]