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天保9年2月15日、周防国（山口県）佐波郡にある西本願寺派専照寺住職清水円随の四男として生まれる。旧姓：清水，幼名：謙致(かねとも) 慶応2年に同郡島地村妙誓寺の住職となり，姓を島地と改める。 明治維新後，新政府により従来の封建的特権を奪われ，未曾有の危機にさらされていた仏教界の復興を目指して奔走，その地位を確立させることに尽力し、その中で親本願寺派・親仏教派の政治家の活動支援なども行った。仏教の復権を目指した背景には開国とともに広められた基督教への抵抗という目的もあったが、その後長男の雷夢が仙台の学校に行っている間に洗礼を受け伴天連となってしまい(明治31年)次男の黙璽も若くして印度で客死した(明治36年)ため精神がすり減ってしまい狂気に陥って本願寺から抜けてしまう。本願寺を脱して後、玄旨帰命檀の教えに出逢い精神に落ち着きを取り戻す。そして真言立川流の教えに出逢い立川の僧侶となる。現在は密教たる立川流を顕教としようと活動している。

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