タイトル:【RC型7人衆】シェルギア=コーサス キャラクター名:シェルギア=コーサス 種族:伝説のアーティファクト 年齢:(外見)17歳 性別:男性型 髪の色:紺髪 / 瞳の色:金眼 / 肌の色:色白の肌色 身長:177 体重:77 ワークス  :レネゲイドビーイングC カヴァー  :高校生 シンドローム:ハヌマーン、ノイマン ■ライフパス■ 覚醒:犠牲 衝動:嫌悪 ■能力値と技能■ 【肉体】:1 (シンドローム:1,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈白兵〉:SL / 判定 1r 〈回避〉:SL / 判定 1r 〈運転〉:SL / 判定 1r 【感覚】:1 (シンドローム:1,0 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈射撃〉:SL / 判定 1r 〈知覚〉:SL1 / 判定 1r+1 〈芸術〉:SL / 判定 1r 【精神】:5 (シンドローム:1,3 ワークス:1 ボーナス:0 成長:) 〈RC〉:SL4 / 判定 5r+4 〈意志〉:SL1 / 判定 5r+1 〈知識〉:SL / 判定 5r 【社会】:2 (シンドローム:1,1 ワークス:0 ボーナス:0 成長:) 〈交渉〉:SL1 / 判定 2r+1 〈調達〉:SL1 / 判定 2r+1 〈情報〉:SL1 / 判定 2r+1 UGN 【HP】    27 【侵蝕基本値】 36% 【行動値】   7 【戦闘移動】  12m ■エフェクト■ 《スキル名》      /SL /タイミング/判定  /対象   /射程/コスト/効果など 《ワーディング》    /★$/オート$  /自動  /シーン  /視界/-$  /非オーヴァードのエキストラ化 《リザレクト》     /1$ /気絶時$  /自動  /自身   /-  /[SL]d$/コスト分のHPで復活 《ヒューマンズネイバー》/1 /常時   /自動  /自身   /至近/-   /衝動判定D+[LV]個。侵食率基本値+5。 《オリジン:レジェンド》/5 /マイナー /自動  /自身   /至近/2   /【精神】系判定の達成値+[LV*2]。 《サイレンの魔女》   /5 /メジャー /RC   /シーン(選択)/視界/5   /攻撃力+[Lv*3]。装甲無視。《コンセントレイト》不可。 《スキルフォーカス》  /3 /メジャー /RC   /-    /-  /2   /達成値+[Lv*2]。 《虚構のナイフ》    /2 /メジャー /【精神】/-    /-  /3   /攻撃力+[Lv*3]。 《マシラのごとく》   /3 /メジャー /シンドローム /単体   /-  /5   /攻撃力+[Lv*10]、ただし判定D-5個。1シナリオ1回。 《確定予測》      /3 /メジャー /シンドローム /-    /-  /4   /相手のリアクションのC値+2。1シナリオ[Lv]回。 ■装備とコンボ■ ・武器とコンボ 名称 価格 種別 命中 攻撃力 G値 射程 メモ       0   0 =価格合計= 0 pt ・防具     装甲 回避 移動  価格  名称 / 備考 鎧 :               / 下着:               / 修正: = 合計 =  0   0   7    pt ■所持品■ 名称     単価 個数 価格 備考 コネ:手配師 1   1   1   <調達>の判定D+3個。1シナリオ1回。           1   0           1   0 =所持品合計=     1 pt =装備合計=      0 pt = 価格総計 =     1 pt 【常備化ポイント】 6 pt 【財産ポイント】  5 pt ■ロイス■ 対象                好意  悪意  備考 理解者:祭壇を崇めていた古代人たち 連帯感 不信感 表は好意(連帯感)。 仲間:リミューナ          憧憬  疎外感 表は悪意(疎外感)。 “タイガーアイ”          親近感 不快感 表は悪意(不快感)。 ■その他■ メモ:  初期経験点130+30で作成。初セッションを130でスタートする場合には《確定予測》の削除と《スキルフォーカス》のレベルを下げる。 ◆RC型7人衆「セブン・トリガー」  RC(レネゲイドコントロール)に長けた7人の少年少女で構成させるUGN日本支部直轄の遊撃部隊。なお、データ的には8キャラクター分が存在する予定。  特定地域に属している訳ではないが組織的には1つの支部と同等に扱われ、リーダーの浅元矢鷹(あさもと やたか)にも支部長権限が与えられている。  彼ら彼女ら自身が、RCのエネルギーを放出する引き金であるかのように自在に力を操ることから、「セブン・トリガー」という部隊名がつけられた。  ただし構成メンバーには外部協力者(イリーガル)も多いことからUGNの中でも非正規部隊という側面が強い。  また、事件が起きた地域の支部に1人だけ応援役として派遣されるといった任務も多い。  中には子供だけの部隊で一定の地位を持つことを疎む者もいて、単に「7人組」だの「派遣業者」だのと呼ばれたりするので不満に思うメンバーが多い。 ◆戦闘スタイル  徹底的に達成値の固定値バフをかけて、《コンセントレイト》を組み合わせられない《サイレンの魔女》を補強してばらまく型。  技能4と《オリジン:レジェンド》Lv.5、《スキルフォーカス》Lv.3で達成値の固定値+20、侵蝕率100%時には+24。  最終的に技能は9まで成長予定であり、その際の侵蝕率100%時は固定値+29が実現する。クリティカルなんて必要無かった。  弱点としてダイス数をアテにしていないので、ダイス数に対するデバフを受けるとファンブルが現実味を増してしまい、最悪の場合は判定不可に陥る。  成長予定としてUGNイリーガルのエンブレムデータ「イリーガルジョーカー」が取得候補。1シナリオ1回、判定の達成値を更に+10。  終いには《ライトスピード》を取得し2回攻撃までやり始める。彼にとってはクリティカル値+1の代償など関係無いのである。  取得するDロイスの候補は2つ。  1つは「特異点(シンギュラリティ)」。1シナリオ1回、判定の達成値を更に+20。「イリーガルジョーカー」抜きでも固定値だけで計49に到達する。  もう1つは「亜純血(デミブリード)」。ハヌマーンのピュアブリード専用エフェクト《スピードフォース》で開幕装甲無視シーン攻撃という悪夢が始まる。  ノイマン側の《勝利の女神》《フェイタルヒット》辺りが取れなくなるのは少し残念なので、素直に《先手必勝》で【行動値】を上げても良いが。 ◆プロフィール  「セブン・トリガー」は人間の少年少女たちの部隊。だが正確には、そこにレネゲイドビーイングも加わっている。それが、シェルギア=コーサス。  一人称は「私」で、丁寧語口調の好青年といった風貌。UGNとしては、後述の深咲と一緒に任務に当たることが多い。  性格的にも仲間内で最も大人びいており、イケメンだ何だともてはやされて、女子メンバーから執事服などを着せられ謎の撮影会が始まる事がある。  そのせいか、任務中に仲間から支援物資が送られて来たかと思ったら「アルティメイド服」(一応、執事服デザインもあるとの事なので)だったりする。  これはセッション中の調達判定で本人の意向とは無関係に「アルティメイド服」の入手を試みることで表現される。  ――かの地には、古代の文明により築き上げられた祭壇の遺跡があった。よもや、その遺跡が意思を持つなど想像した者はいなかっただろう。  それは、伝説のアーティファクトと呼ばれていた。  祭壇から放たれる威光は地面を耕し、肥沃な大地を生み出した。時には外敵を退ける太古の兵器としても活躍した。  この事実は数々の古文書にも残されていたが、無論それは宗教的思考の一端として見られ、それが事実であったと信じる者は現代にはいなかった。  そもそも“今現在は”中身が無い抜け殻でしかないので、本当に何の変哲もない、ただの石造りの祭壇がその地に残されているのみだ。  遺跡が意思を持っていた、とは言うが、その自我は乏しく、時おり人の祈りに反応を示すだけの曖昧な思考が揺蕩うばかりの存在に過ぎなかった。  面影島事件(『ルールブック2』P.205)までは――。  その時、ただのEXレネゲイドであった伝説のアーティファクトは自我を確立。自我は祭壇中央に、独立型レネゲイドビーイングとして人の姿を形成した。  遠い過去の記憶には、彼を理解し、崇めていた古代人たちがいた。だがもちろん、それらは太古の存在だ。今の彼は、ただ1人。  彼は自らをシェルギア=コーサスと名乗り、世界を放浪することにした。現代の世界情勢、そして現代人を知る為である。  途中、数々のレネゲイド暴走事件を目にし、戦いにも加わった。その過程で、自分以外にも多くのレネゲイドビーイングがいることを知った。  時には、自分らに襲いかかる“敵”が現れることもあった。特に、FH(ファルスハーツ)と名乗る組織の戦闘部隊は強大で、熾烈を極める戦いが増えた。  シェルギアは不本意ながらも、何名かのレネゲイドビーイングと協力しそれらを撃退していくのだった。  本音を言えば、仲間たちにはどこか疎外感を覚えていた。  仲間たちは皆、一様に“人間”というものを知りたがっていた。  かくいうシェルギア自身、それがまるでレネゲイドビーイングの本能であるかのように、人に興味を持っていた。  だが、人外の戦友たちはどこか、人間たちとは異なる高次の視点から、人を見下ろしているようだった。それがシェルギアには共感できなかった。  元よりシェルギアは物静かな性格で、必要以上に戦友たちと関わろうとはしなかった。  大抵の仲間も自分を気遣ってか、深入りしてくることは無かった……そう、リミューナとかいう、ただ1人うっとうしい女(?)を除いては。  女性形のレネゲイドビーイングであるリミューナは、シェルギアに限らずやたらと仲間たちに絡んでくる事が多かった。  どこかお高くとまった態度のリミューナだが、しかし不思議なことに、そんな彼女だけは人外でありながら人間たちを同じ目線で見ているように思えた。  正直言って苦手な存在であった彼女だが、そこだけは通じるところを感じた気がしないでもない。  ある時、ゼノスと名乗る集団が接触してきた。レネゲイドビーイングを中心に構成された組織であり、シェルギアたちを勧誘しに来たのだ。  シェルギアは断ったが、仲間の一部は彼らに加わっていった。これまでも必要だったから共に戦っていただけであり、特に思うことは無かった。  ただ、ある時ゼノスのメンバーだという“タイガーアイ”が現れた際の、シェルギアにかけてきた言葉が耳にこびりついて離れない――。  「貴殿の望むものは、とても原始的で、ゆえに実現は困難だ。それは呪いとして、貴殿を縛り続けるだろう」  その後、程なくしてシェルギアとリミューナは、UGNに外部協力者(イリーガル)として協力し始める。  ……いや、違う。“タイガーアイ”に影響された訳ではない、はずだ。ただ、ゼノスやFHよりは、よほど好感を持てる組織であったという、だけ――。  それでも、環境を変えたいという欲求はどこかに芽生えたのかも知れない。何かが変わるかも、という期待をどこかで抱いてしまった。  意外なことに、シェルギアはここまで自分が孤独であることの自覚が疎かった。  仲間と共に戦うことがあっても、リミューナがからかってきても、心を開けなかった。今さらのようにシェルギアは、己の孤独と偏屈さを自覚した。  “タイガーアイ”とは、UGNの任務で時おり遭遇することがあった。そのたび、核心を見透かすような彼の言葉が、シェルギアの心をざわつかせる。  ある日、リミューナが1人の女の子を保護して連れ帰った。名を、藤坂深咲(ふじさか みさき)と言った。まだ小学生の少女である。  深咲はレネゲイド事件に巻き込まれ、覚醒。幼いながらも強力な力を持ち、危険視する者、戦術的価値を見出す者など、UGNでも意見が分かれた。  天涯孤独な深咲に対し、様々な議論がなされた。UGNとて、組織だ。綺麗事だけでは片付かないことを、シェルギアも理解はしたが、思う所はあった。  深咲を気に掛ける内、彼女の方もシェルギアに懐くようになっていった。リミューナも柄にもなく気を使ったのか、あまり絡んでこなくなる。  やがて深咲には、新設部隊「セブン・トリガー」に加わるよう打診が来た。そして深咲は、シェルギアと一緒に加わることを条件に承諾した。  新たな仲間たちは皆、陽気だった。どのメンバーも、シェルギアがレネゲイドビーイングであるなどお構いなしで、同世代の友人のように接してくる。  シェルギアは自分が人間扱いされた事で、己の願いがどこにあるのかをようやく理解した。  なるほど。確かに原始的、というか単純な望みだ。自分は人間として扱われたかった、あるいは、人間という存在そのものになりたかったのだ。  かつて共に戦ったレネゲイドビーイングたちも、ゼノスやUGNの者たちも、皆が自分をレネゲイドビーイングとして見る。  当たり前である。事実として、シェルギアは人間ではない。人外であるという事実が、シェルギアに心のしこりを産んでいた。  より正確には、その事にわがままな嫌悪感を抱いていたのだろう。UGN曰く、自分の衝動は「嫌悪」というカテゴリーに属するらしい。  だがここへ来て、シェルギアはようやく心のしこりを、一時といえど忘れることができた想いがした。  かつて、祭壇の姿をした自分を崇めた古代人たちの姿、その光景の記憶が呼び起こされる。  無論、彼らもシェルギアを人間などと思ってはいなかっただろう。  だが、古代人たちは定期的に宴を催し、軽快な舞いを見せてくれた。季節の変わり目には祭りが開かれ、豊作を祈願する言葉を語り掛けてくれた。  彼らは彼らなりに、シェルギアという存在を理解しようとしていた。決して人間扱いではなかったが、その誠意はかつての彼から寂しさを紛らわせてくれた。  その寂しさは、ここへきて解消された事で、そこで初めて自覚できた感情だったのだ。解消されるまでは自覚すら無かったとは滑稽である。  結局、自分が祀り上げられていた事について、いい気になっていただけなのかも知れない。そう思うと馬鹿馬鹿しくて、いっそ笑えてしまう。  言うまでもなく「セブン・トリガー」メンバーから自分に対しての接し方は、古代人たちのそれとは全く違う。  だが、数千年か、あるいは数万年か――久方ぶりに、シェルギアは心を開ける者たちと巡り会えた気がした。  シェルギアにとって、自分がレネゲイドビーイングであるという事実は、きっと永久に心の楔として残り続けるだろうことを理解している。  だからこそ、彼にとっての新たな“日常”が一瞬でも長く続くようにと、彼は今日も力を振るう。 url: https://charasheet.vampire-blood.net/4027549