タイトル:犀星( さいせい ) キャラクター名:犀星( さいせい ) 職業:都市伝説課 職員 年齢:25(推定) / 性別:男 出身:? 髪の色:勿忘草色 / 瞳の色:杜若色 / 肌の色:白 身長:203cm(猫背気味) 体重:? ■能力値■ HP:17 MP:15 SAN:41/99      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  16  15  14  17   7  18  14  19  17  15 成長等         1 他修正 =合計=  16  15  15  17   7  18  14  19  17  15 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      74%  ●《キック》  59%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25% ●《マーシャルアーツ》36%   《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ●《日本刀》     85%   《》     %    《》       % ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 ●《応急手当》61%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 80%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%  ●《精神分析》41%   《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 77%  ●《目星》  78% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値 ●《運転》   70%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%   《製作()》  5%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》 10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 習得/名前 現在値  《言いくるめ》5%    《信用》     15%   《説得》15%  《値切り》  5%    《母国語(日本語)》95%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前      現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%   ●《オカルト》   90%   《化学》 1%  《クトゥルフ神話》0%    《芸術()》    5%    《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》1%    《心理学》5%  《人類学》    1%    《生物学》    1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》    1%    《博物学》10%  《物理学》    1%    《法律》     5%   ●《薬学》 11%  《歴史》     20%   《》       %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:1d6 名称     成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考 無銘( 打刀 )   85 1d10+db  タッチ     1       30 / 抜刀宣言が必要                                  / ■所持品■ 名称      単価 個数 価格 備考 スマホ        1   0   藤色の手帳型ケース 財布         1   0   割と高そうなやつ 打刀         1   0   愛用品 紙煙草        1   0   愛用品/Peace 21mg 電子煙草       1   0   偶に使用/iQOS マールボロ ブラックメンソール 携帯用灰皿      2   0   直ぐパンパンになる ライター       4   0   よく失くすので多めに持ち歩いている 似顔絵        1   0   HO2が描いてくれた彼の似顔絵 棒付きの飴      10  0   禁煙グッズ/失敗する AF:七夕の短冊    1   0   もし異世界・異空間に閉じ込められた時、カササギが橋を渡し、現実まで連れ帰ってくれる。 但し、渡れるのは一人。 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: ▽ ➤特徴表 6-3 鋼の筋力 ↳DBが1段階向上する。 1d6→1d6+1 ▽ ➤職業技能 <回避>/<日本刀>/<聞き耳>/<精神分析>/<図書館>/<目星>/<オカルト> 以下、簡単な理由付け 面倒事が嫌いなので、面倒事を避ける為に<回避>する。 怪異との戦闘で肉弾戦が出来なかった時の為に<日本刀>を振るえる様に鍛錬している。 匂いや物音に敏感で常に<聞き耳>を立てて生活している、警戒心は強い。 精神的に可笑しくなっても仕方ない職場なので正気に戻す為に<精神分析>をする事も厭わない。 市役所の職員故に書類仕事等もするし、怪異や都市伝説について本を調べる事もあるので<図書館>で調べ物をする。 怪異や都市伝説を見逃さない為に<目星>をする。 普通の課と違って専門が怪異や都市伝説と言った類のものなので、<オカルト>的な知識を身に付けている。 ➤趣味技能 <キック>//<応急手当>/<運転(バイク)> 以下、簡単な理由付け <日本刀>が振るえない場合等、戦えない様では困るので肉弾戦も出来る様に<キック>とを護身術程度に身に付けている。 前線で戦う事が多いので、何かと生傷が絶えないので周りに迷惑掛けたくないので自分の怪我は自分で治せる様にと<応急手当>は簡単なものなら出来る。 ツーリングが趣味なので休みの日は<運転(バイク)>で気まぐれに何処か出掛けている事も。 ▽ ➤通過シナリオ ・ようこそ!迷冥市役所都市伝説課へ! ↳HO1、END1にて生還 ・めしませ、薬罐堂 ↳生還 ・KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件 ↳生還 ・夏に逃げ水 ↳生還 ➤長過ぎて読めねえよ人向けの年表 0歳 - 迷冥市役所の前に捨てられているのを保護され、〝犀星〟と言う呼び名を貰う 10歳 - ガラス片で手首を切る、この頃から自傷癖が見られる 15歳 - 大分落ち着く、怪異だった時( シナリオ通過中 )の記憶はあるので早く会えないかとソワソワする。 現在 - 迷冥市役所都市伝説課の職員として働き、笑( HO2 )と再会する。 ▽ ➤性格 面倒事が嫌い、束縛が嫌い、自由を愛するローテンションな人物。 兎に角気分屋で、気分が乗らない時は「面倒臭い」と一蹴して断る。 表情は殆ど変わる事が無い、終始無表情。 基本的に物事に対して執着はしない、だって面倒臭いし。 嫌な事は嫌、好きな事は好き、と言う考えの元で動いているので、時と場合によっては我儘と捉えられる事もある。 気まぐれに職員に構えとばかりに絡んだと思えば、何時の間にか居なくなっていた、なんて事は何時もの事。 猫みたいな性格で、所謂ツンデレ属性( 本人に直接言うと絶対零度みたいな視線が返って来る )。 のびのびと甘やかされて育ったので、自由奔放で気付いたら煙の様に姿を眩ませ、気付いたら目の前に居る、なんて事もしょっちゅう、神出鬼没な掴めない人物。 愛煙家、休憩時間は専ら煙草を吸いに出掛けて喫煙所で煙草を吸っている姿が確認されている。 彼に用事が有る時は先ず喫煙所を探す様に言われている。 煙草を吸う時も表情は変わらないが、時々眠そうな顔をしているのが伺える、喫煙所で寝ている事もあるので注意が必要。 あまり忙しくない時は煙草を吸う量こそ少ないが、繁忙期だと苛々するのか煙草を吸う量が格段に増えている。 放って置いたらずっと吸い続けてしまうので『健康に悪いから仕事に戻るよ』と喫煙所の扉を叩いて貰うのが定期的に必要だったりする。 規則に縛られる事が嫌い、でも逆らうと面倒臭いので適当に手を緩める所は緩めて、締める所は締める。 やれば出来る天才肌だがやる気は無いのでだらしないと思われがち、やろうと思えば仕事も早く終わる。 新人の前でもやる気を見せないので、舐められそうだなとは思っている、然しだからと言って自分のスタイルを崩す事もしない、だって面倒臭いから。 一応この課のチェックリストは律儀に守っている、これだけは破ってはいけないと昔から教え込まれている。 キュウリを背後に置かれるとめちゃくちゃ飛び上がる、蛇みたいで何か嫌だから。 後単純に虫が嫌い、虫を見ると明らかに嫌そうな顔をして誰かを呼びに行く( 自分で仕留められないから )。 かなりの偏食家、ゼリーとかスムージーだけで食事を終わらせようとしがち。 肉は羊と鶏以外は苦手、ジビエはそこまで嫌いじゃない。 野菜はキュウリ嫌い、スムージーの原材料は割と好き。 果物は全般好き、そのまま手掴みで食べている事も多い。 きのこ類は全般駄目、小さい時に裏面見て気持ち悪くなったから。 「犀星、適当によろしく」 「だからそれ俺の仕事じゃないから。 俺に怒らないでくれる?」 「煙草は俺の生きがいだから、取らないでね」 ▽ ➤生い立ち( 改正後 ) 家族と言う者が居ない、親の顔も知らなければ兄弟が居るかどうかも分からない、そして名前が無かった。 産まれて間も無く、迷冥市役所の前に捨てられていた所を偶然にも都市伝説課の職員が発見し、保護された。 タオルに包まれた状態で、籠の中に入れられており、衰弱していたのか泣く事もせずぐったりとしていた。 衰弱している赤子を放って置く程職員も非道では無かったので、迷冥市役所の職員が代わる代わるで彼を育てる事となる。 共に生活する上で名前が無いと呼ぶ事も出来なかったので、職員で呼び名を付ける事となり、彼を拾った日の誕生花が金木犀で、拾われた日の夜は満天の星空が輝いていた事から〝犀星〟と言う呼び名になった。 元々口数が多い方でも無く、幼少期から感情を殆ど表に出さない彼を職員は総出で甘やかした。 感情を表に出さない彼を危惧して、少しでも感情を育てたいと言う願いから植物を育てさせたり、本を読ませたりと様々な経験を彼にさせた。 どれも彼の糧となったが、彼の感情が揺れ動く事は無かった。 愛情込めて育てていた植物が枯れても「枯れちゃった」の一言だけ、物語の結末がどんなに悲劇と呼ばれる物だとしても「結末は予想出来てたからなぁ」の一言だけ、表情は全く変わる事無く、それどころか感情を口に出す事すら彼はしなかった。 そんな彼が推定10歳位の事、彼は自室でガラス片を片手に持って自分の手首に突き刺した事があった。 近くを通り掛かった職員が慌ててその行為を止めたが、彼は自分の右手首から流れ落ちる血液をぼんやりと見つめているだけだった。 『どうしてこんな事したの?』 と職員は彼からガラス片を取り上げて、困惑した様子で問い掛けた。 今までこの様な行動が、自傷行為が見受けられなかったからこそ、その当時担当した職員も動揺したのだろう。 然し、そんな動揺した職員を真っ直ぐな瞳で見詰めていた彼は、問い掛けられた言葉に対して不思議そうに瞬きを数度して、首を傾げながら口を開いた。 「しちゃいけない事なの?」 まるで当たり前の様に、自傷は些事だと言わんばかりに、彼はしてはいけない理由を担当した職員に尋ねた。 だって教えてくれなかったじゃないか、自分を傷付けてはいけませんって、言われてなかったから。 それを聞いた職員は絶句した、〝彼は痛みが分からない可哀想な子だ〟と零していた。 その一件以降、彼は自傷を繰り返す様になった。 生き物を殺したり、他の人間に危害を加えたり等、そんな危険な行動は起こさなかったものの、如何せん自傷に走る傾向が強かった。 元より執着する事の無い性格故に〝生〟に執着をする事が無かった、だから自分の手首を切ろうが突然生を手放す事になろうが、彼にとっては全て些事でありどうでも良い事だったのだ。 そんな自傷癖を持っている彼から職員は目を離す事が出来なくなった。 部屋や彼の近くに刃物等の鋭利な物を置かない様に他の職員に伝え、今も愛用している日本刀以外の刃物等の鋭利な物は彼の周りに置かない様になっている。 自傷行為に走るのは本人の無意識であり、彼自身の意思では止められない状態まで来てしまっている。 鋏やカッター、ガラス片等が彼の手の届く所にあれば彼は直ぐにそれに手を伸ばして自傷行為を始めてしまう為、部屋の中に危険な物は日本刀以外置かれていない。 何故日本刀だけ部屋の中に置かれているのかと言うと、彼の愛用している日本刀、それだけは置いておいても自傷行為に走らない唯一無二の物だからである。 迷冥市役所の職員となった際に賜った刀は大層大事にしており、刀で自傷行為をする事は無い。 然し、この自傷癖は15歳の時にピタリと治まった。 理由を聞いても本人は答えてくれなかった。 ▽ ➤子供( HO2 )と出会って別れた時 そんな彼の自傷癖に職員が頭を悩ませていたある日の事、彼に一つ任務が舞い込んだ。 朧気に覚えているだけだが、彼には〝怪奇現象が多発している家があるから調査に行っておいで〟と言われて渋々重い腰を上げて何の変哲もないアパートへと向かった記憶がある。 そのアパートの一室に居たのは小さな子供、痩せ細って食事がまともに摂れていない事は見て明らかだった。 痣だらけで、それでも生きている子供を見ても彼の感情が揺らぐ事は無かった。 酷い痣があり、食事もまともに摂れていない様子の子供を見て「こんな状態でも生きてるんだな」位にしか思っていなかった。 然し、任務として様子を見に行く回数が増えていくに連れて、何時死んでも可笑しくない状態でも必死に毎日を生きる子供の姿に少しだけ感情が揺らいで、ほんの少し同情した、「可哀想だ」と初めて考えた。 同じ課で働いている職員に「痣だらけで痩せた子供って、何処に相談したら良いの?」と聞いた所、児童相談所を勧められたので児童相談所に連絡した。 これと言った援助を受けられる事は無かったのだけど。 援助は受けられなくても、定期的に彼は様子を見に行く事になっていたので〝自分の出来る事をしよう〟と言う結論に至り、おやつをこっそり差し入れしたり、話し相手になったり、子供と過ごす時間を大切にする様になった。 『最近明るくなったよね、表情分かりやすくなったし』 『感情を表に出す様になったよね』 『自傷行為減ったし安心だね〜』 子供と接していく内に感情を徐々に表に出す様になって来たのか、分かりやすくなったと周りの職員から言われる様になった。 彼自身は無自覚であるものの、取っ付き難いと言う雰囲気が払拭されたと周りからも噂されており、彼自身も「何か知らないけど話し掛けられる事増えた」と多少自覚はある様子。 何より、自傷行為がほとんど見られなくなった。 子供と接していく時間が増えていき、子供の事を考える時間の方が多くなって来た事もあり、無意識に自傷に走る事が無くなっていったと考えられる。 然し、そんな穏やかな日々も長くは続かなかった。 暑い真夏のある日、何時もの様に子供の元に訪れた彼は顔を上げて絶句した。 子供は床に寝そべる様にして死んでいたのだ。 慌てて子供に駆け寄り、子供を揺さぶってみたが反応は見られなかった。 そして彼は理解した〝子供が死んでしまった〟と言う事実を。 傍に落ちていた紙を拾えばそこに描かれていたのは自分の似顔絵、こんな事生まれて初めての経験だった。 この時、彼は初めて涙を流した。 頬を伝う涙にも彼は気に掛ける事も無く、ぽつりと一言子供の前で呟いた。 「───生きてて、欲しかったな」 それが生まれて初めて、彼が口にした願いだった。 こんな事、死者に願ってはいけないのに、それでも彼はそれを望まずにはいられなかった。 「死んで欲しくなかった」「生きてて欲しかった」と彼は子供の前で譫言の様に呟いた。 啜り泣く声は次第に咽び泣く声へと変わり、もう事切れてしまった子供の前で泣き崩れてわんわんと声を上げて泣いた。 色々と終えて市役所へ帰還し、誰とも会話する事無く彼は自室へと戻り、暫くぼんやりと天井を見上げた後で自身のネクタイをドアノブに括り付けて首を吊った。 帰還した彼が心配で自室を訪れた職員が慌てて彼を止め、ネクタイを解いて救出した為、死ぬ事は無かった。 然し、自殺を止められた彼は酷く虚ろな瞳で虚空を見つめており、子供と出会う以前よりも酷く危ない雰囲気になってしまっていた。 首吊り未遂を起こした翌日、様子を見に来た職員が目にしたのは荒れに荒れた彼の自室、そしてぐったり横たわる彼だった。 激しい自傷行為の末に疲れ果てたのか、ぐったり動く事の無い彼を心配して傷等の確認をした所、特に彼の左目は酷く傷付いており、回復の見込みは無いと判断されてやむ無く摘出した。 現在は義眼を嵌めており、かと言って隠していたり等はしていない( 隠していると面倒臭そうなので )。 時々見えない事を忘れてしまうのか、眠い時や疲れている時などは特に壁に激突したり人とぶつかってしまったり、割とドジをやらかしている。 大体そう言う時は顔に「眠い」「疲れた」と言う風に書かれているのであまり不審に思われたりしない。 子供が描いてくれていた似顔絵は肌身離さず持ち歩いている。 筒の中に入れて大切にしており、刀と共に腰にぶら下げている。 中身を他の人に見せる事はまず無い、これは自分だけの宝物であるから。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ «子供( HO2 )とお別れしてから現在» 自傷癖・自殺癖は未だ健在している。 鋭利な物があれば無意識下で手を伸ばして自身の腕を傷付けるし、精神的に不安定になれば首を吊って死のうとする。 表情が変われば少しは事前に自傷・自殺を食い止めたり、対策を練ったり出来るのだが、彼は表情一つ変えず、ふと目を離した隙に行うので目を離せなくなっていた。 そんな不安定な彼の目の前に、あの日の子供─HO2が姿を現した。 呆然とHO2を見つめた後、素っ気なく何時もの様に名前だけ名乗り、何時もの様にふいと視線を逸らして……でも、やっぱり会えた事が心の何処かでは嬉しくてつい視線をHO2に戻したりなんかして。 そんな甘酸っぱい少女漫画みたいな事を( 一方的に )しながら、HO2を陰ながら見守る事にした。 でも気付いてしまった、HO2に実体が無い事を、都市伝説の様な存在となってしまった事を。 気付いてしまった、自分がHO2に〝生きてて欲しかった〟と願った事でHO2をこの様な存在にしてしまった事を。 何時かHO2が消えてしまうであろう未来が嫌で、そして何よりHO2に呪いを掛けてしまった自分自身が嫌になった。 「俺が悪いんだ、俺が、俺が俺がおれが」 その日は荒れに荒れて、最後は電池の切れた玩具の様に動かなくなった。 その日の記憶だけ、彼はどうも曖昧で朧気だった。 HO2に再会した、所までは覚えているが後の事はあまり覚えていないとの事。 周りは何も教えなかった、あの日は疲れて寝ていただけだと、彼に優しい嘘を吐いた。 彼は無意識下でHO2に恋をしている。 気付けば視線はHO2に向いているし、HO2と話している時の顔は何時もの無表情より少しだけ緩んでいるのを職員達は知っている。 また、他の人間がHO2と話をしている時はその人間を何となく冷たい視線で見つめているのも、職員達は知っている。 けれど、彼はこの恋心を〝HO2を縛り付ける醜い何か〟として認識してしまっている為、それを押し殺そうとしている。 「迷惑でしょ。 こんな汚いもの向けられて、HO2が可哀想」 綺麗なままのHO2でいて欲しいから、だから彼は今日も自分の気持ちを押し殺す。 キリキリと痛む心の悲鳴は聞かない振りをして。 「もしあの時、〝生きてて欲しかった〟って願わなかったら、罪悪感を抱えて生きる事も無かったんじゃないのかな?」 「────ごめん、これは俺のエゴだから」 「恨んでくれても構わない、憎んでくれても構わない。 でも俺は、おれは、」 「──……きみに、いきててほしかったんだ」 HO2は気付かない、彼の遺した呪いに。 永遠に堪り続けるは、贖罪か悲哀か。 どうか願わくば、HO2が幸せな世界であります様に。 ▽ ➤都市伝説課通過後の犀星 人間として生きる事となり、都市伝説課の職員として働いている。 HO2とまた会えた事は凄く嬉しく思っており、共に人として再度会えた事は彼にとっても宝物の様に大切な事だった。 〝恋心〟を覚えた彼は、何時かHO2に本心を打ち明けるつもりだ。 この恋は醜くて汚いものじゃなくて、もっと綺麗で澄み切った物だと、彼は知ったのだから。 ➤Profile ■名前 - 犀星( さいせい ) □名前の由来 - 拾われた日の誕生花が金木犀で、拾われた日の夜は満天の星空が輝いていたので、誕生花である金木犀の〝犀〟と星空の〝星〟が由来 ■性別 - 男 □年齢 - 推定25歳( 実年齢は不明 ) ■誕生日 - 10/7( 拾われた日 ) □誕生花 - 金木犀( 謙虚/気高い人/初恋 ) ■星言葉 - 31・コマェ ベレニキス( 前向きの感性と洞察力 ) □誕生石 - ロードナイト( 自らの価値/秘めた情熱 ) ■好きな物 - ゼリー/スムージー/ジビエ/果物 □嫌いな物 - キュウリ/虫/きのこ類全般 ■好きな事 - 喫煙/昼寝/ツーリング □嫌いな事 - 子供のお守り/束縛される事 ■趣味 - ツーリング/刀の手入れ □特技 - 特に無し( やる気が無い ) ■利き手 - 左 □イメージカラー - 杜若色 # 4B5EAA ■一人称 - 俺 □二人称 - 君、名前呼び捨て ■最近ハマっている事 - 刀の手入れ □最近後悔している事 - HO2に呪いを掛けた事→無し ■最近嬉しかった事 - HO2と再会した事→また会えた事 □最近悲しかった事 - HO2と再会した事→無し ■癖 - HO2と話す時、目線を合わせる様にしゃがむ事 ( HO2と関わる時からの癖/ほとんど無意識 ) ↳現在も変わらずこの癖は継続中 □髪色¦瞳の色 - 勿忘草色¦杜若色 ▽ ➤イメソン集 ☆は単独生還イメソン ・アイネクライネ/米津玄師 ・Pale Blue/米津玄師 ・人工呼吸/傘村トータ ・僕が初めて泣いた日/傘村トータ ・☆Distorted‪✝︎Happiness/cosMo@暴走P ・☆有心論/RADWIMPS ■簡易用■ 犀星( さいせい )(男) 職業:都市伝説課 職員 年齢:25(推定) PL: STR:16  DEX:17  INT:14 アイデア:70 CON:15  APP:7  POW:15  幸 運:75 SIZ:18 SAN:99 EDU:19 知 識:95 H P:17  M P:15  回避:dex*2  ダメージボーナス:1d6 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:380 個人技能点:140) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]