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「僕は、穏やかに本が読めればそれでいいよ」 「君、それ本気で言ってる？」 「冗談でも本気でも、どこだってついて行ってあげるから」 「僕らはきっと、天国にはゆけないね」 ・中性的な雰囲気を纏っている青年。 寝癖とも呼べるようなくせ毛。髪質は柔らかめ。 見た目にこだわりが無く、周囲を不快にさせない最低限度の清潔感があればいいだろうと考えている。 暗めの紫色の瞳をしている。光の加減で、ほんのり青っぽく見えることも。 左目の下に泣きぼくろがある。 ・内弁慶の捻くれ者。親しくなれば皮肉を吐くようになるが、それまでの時間がかなりかかる人見知り。 知識欲は高めで、勉強は苦じゃないタイプ。趣味は読書。 読書中、目の前の物語以外何も入ってこなくなってしまうのが短所のひとつ。 ・愛煙家。よく吸う銘柄は「ウィンストン・キャスター・ホワイト・3」。 煙草という娯楽には元々興味があり、社会人になってから嗜むようになった。 普段吸うのはウィンストンだが、様々な銘柄に手を出しており、それがちょっとした趣味になっている。 自分が喫煙していると知った薫が同じ銘柄を吸い始めたのは罪悪感がありつつもどこか嬉しく感じている。 ・酒は強いタイプではあるが、酔うとすぐに顔に出る。 酔うと、相手と勘違いして別の何かに話しかける。 過去に電柱に向かって「雪入」と呼びかけたことがあり、染の中で黒歴史にランクインしている。 ・中学時代に親が離婚しており、父子家庭で育った。 母親はヒステリックな性格で、キンキンと耳に響く甲高い声が昔から嫌いだった。 父親についてきたのも、母親が嫌いだったから。その影響からか、女性が苦手。 父親は穏やかな気質の人で、母と別れてからはどこか肩の荷が下りたような顔をしていた。 でも、確かに寂しそうにも見えて、それが何より悲しく思えた。 ・3つ歳の離れた妹が一人いる。名前は「氷彗 愛（ひすい めい）」（愛染…愛に執着すること）。 妹は、母に引き取られていった。 母と連絡を取ることはないが、妹とはたまに連絡を取って近況報告をしている。 ハキハキと思ったことを口に出すところが母に似た性格、しかしどこか穏やかな気質の妹で、不思議と話しやすい存在。 恐らく、根っこの部分で母似なのは自分で、父似なのが妹なのだろうと染は感じている。 ・高校時代は文学部に所属。染と薫以外は幽霊部員で構成されている、規模の小さな部だった。 得意教科は現代文。次点で古典。苦手教科は数学。次点で化学。 ・歌は上手い。が、あまり人前で歌うことはない。 薫と話しながらだらだらカラオケで歌ったり、帰り道に何となく口遊むのが好き。 ・悪夢に関しては参っている。 病院で睡眠薬を処方してもらって、最近は何とか眠れている状態。 しかし、あの夢にどこか幸福感があることにどこか不気味さを感じている。 ・学生の頃から、薫のことが好きだった。 想いを伝える気も、機会も、勇気も無かった。 薫がそんなことを口にするはずがないと分かってはいても、「もし否定的な言葉を発せられたら」と考えるだけで体が震えた。 もし、もし仮に想いが通じ合ったとしても、未だ世間では同性愛者に対して風当りが良いとは言えない。 この当たり前の日常や、薫の幸せが崩れてしまうなら一生この想いは言葉にしないと決めた。 薫が、自分の想いに既に気が付いているとしても。 だからと言って、薫から離れるという選択肢は端からなかった。選べるはずもないことを、選択肢とは呼ばない。 春になれば花が咲くように、夏になれば蝉が鳴くように、秋になれば月が美しくなるように、冬になれば雪が降るように、薫のことが好きだった。 ハグやキスをしなくたっていい。ただ、隣にいられて、自分の日常に、当たり前に薫がいてくれるならば、それで。 薫も同じ気持ちであればどんなに幸せだろうか、とふと考えてしまう自分には蓋をした。 ▮ 基本設定 一人称：僕 二人称：君 血液型：AB型 誕生日：4月7日（曽根崎心中より） カラーコード：9966CC イメージソング：しわあわせ / Vaundy ▮ 特徴表（D特徴：10pt） 2-4【愛書家】 4-7【眼鏡を掛けている】 ▮ フレーバー ・黒種草「とまどい」「困惑」「ひそかな喜び」 人に振り回されやすい。その現状にただただ困惑する。身の回りがあわただしく変化しても、貴方だけ置いてきぼり。 これでいいのだろうか、思い悩むのが貴方。 ・蓬「幸福」「平和」「平穏」「静穏」「夫婦愛」 おしつけない愛が、絆をもっと強固なものにするだろう。息を合わせた二人三脚。気取らず、気負わず、歩む歩幅。 貴方の笑顔が、誰かの笑顔になることだろう。 ・アルメリア「思いやり」「同情」「歓待」「可憐」「共感」 すぐに人を信じる。裏切られることを考えない。考えたくない。頑なな人。報われない日も多いだろう。 けれど、報われる日はもっと多いと知っている。 ▮ 名前の由来 氷→冬や雪に関連して。 彗→「雪」の成り立ちに関わっている漢字。また、「汚れたものを払う」「けがれを払ってきれいに清める」という意味を持つ。 染→薫と合わせると「薫染」になることから。 　　薫染…香気がうつりしみること。転じて、よい感化を受けること。 　　お互いがお互いにとって、よい感化を受ける存在であるように。 ▮ シナリオ開始前SAN値減少 1d6→2 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ▮ HO2：好きなのに 貴方はHO1のことが好きだ。 しかし想いを伝える勇気はない。 ▮ 秘匿HO 貴方はHO1のことが好きだ。 しかし、彼にその想いを伝えたことはない。 伝える勇気がなかったのだ。（理由は好きに決めてもらって構わない。例.性別、年齢差、立場など） 拒絶されてしまったら、嫌われたらどうしようと、踏み出せなかった。 最も告げられない理由は、それだけでは無いような気もするが。それは分からない。 貴方は彼が好きだ。 好きで、好きでたまらない。 伝える勇気がなくとも、隣をただの友人や兄弟、同僚として歩けたらそれで良いと思っていた。 いや、それは嘘だ。 想いを伝えたい、あわよくば彼も同じであってほしいとそう願っている。 ある冬の日、貴方は彼に心中に誘われた。 驚きはしたがどんな形であれ、彼とともにあれるのであれば貴方は幸せなのだ。 また、貴方は最近悪夢を見ている。 血まみれの手を見、足元に転がる見知らぬ人を見て自分がやったのだと自覚し目を覚ます。何度も何度も夢を見る。 絶望を感じつつもどこか幸せな夢を。 ▼作成ルール ・貴方には勇気がない。探索者作成の際、POWを1d6+6で決定すること ・毎夜見る悪夢により、シナリオ開始前にSAN減少1d6を行うこと。これによる発狂はない。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2021/12/12【冬霞に消ゆ】END-R/a　両ロスト

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