タイトル:阿呆小説家 キャラクター名:舞人 出文(まぶと いでふみ) 職業:小説家 年齢:26   (9/6) / 性別:男 出身: 髪の色:黒 / 瞳の色:黒 / 肌の色: 身長:わりとでかい 体重:デブ ■能力値■ HP:13 MP:12 SAN:60/99      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時  10  11  12  10   5  15  11   7  13  12 成長等 他修正 =合計=  10  11  12  10   5  15  11   7  13  12 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値  《回避》      20%   《キック》  25%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25% ●《マーシャルアーツ》16%   《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値  《応急手当》30%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 65%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%   《精神分析》1%    《追跡》  10%  《登攀》  40%  ●《図書館》 75%  ●《目星》  65% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前     現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》 1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%  ●《製作(法螺話)》80%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》  10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》      % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前 現在値  《言いくるめ》5%    《信用》  15%   《説得》15%  《値切り》  5%    《母国語()》35%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前      現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%    《オカルト》   5%    《化学》 1%  《クトゥルフ神話》0%    《芸術()》    5%    《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》1%   ●《心理学》35%  《人類学》    1%    《生物学》    1%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》    1%    《博物学》10%  《物理学》    1%    《法律》     5%    《薬学》 1%  《歴史》     20%   《》       %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:1d4 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称 単価 個数 価格 備考       1   0       1   0       1   0       1   0 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ:  舞人 出文(まぶと いでふみ)*マウントデブ* デブの低学歴阿呆高慢風俗通いパワセクモラハラ小説家。 新しい編集をつけさせてはパワハラとモラハラとセクハラをかまして交代を繰り返している。 金にだらしなく運動不足のため体臭が臭い。 今度の旅行で旅館に行くが決して和服は着ない。和服を着る小説家はしゃらくさいので。 なぜか小学校からの付き合いがある幼馴染が2人いる。 ✦┈┈┈┈Skill ▨ 製作(法螺話)80 ▌代表作の詳細  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 処女作は「螺旋館殺人事件」。離島に蔓延る奇妙な因習と、中心に大きな螺旋階段のある屋敷で起こる連続殺人事件の物語。小学校の頃に書き進め中学入学前に出版社に持ち込んだ。283ページにも及ぶ文量と稚拙なところはありつつも筋の通ったギミックには見所はあったが、そこまではありきたりであった。最も驚かれたのは小学生にして陰惨な殺人の様子とその動機を描いていたこと。手書きの館の見取り図などが挿絵に入っている。 第2作は「ネバーランド」。中学で起こる連続自殺事件。1人の生徒の自殺をきっかけに5人の生徒が死亡する一夏の事件簿。犯人は存在せず、5人目の生徒が隠し持っていた今までの生徒の遺書と共に自殺するところで幕を閉じる。舞台の学校は筆者の通っていた所と酷似している。 中学時代には「送り火」「熊の檻」「大漁」「揺籠」「土の中」などの長編といくつかの短編小説を発表。 高校には進学せず小説家として専念。「蓋のついたプール」「監獄回廊」など徐々にエンタメ色の強いホラーファンタジーものへと作風が移っていった。 最近は「灯標(とうひょう)」というデスゲームものの週刊連載を行っている。 ▌つまらない話  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 正義子(ただし よしこ)と無敵最強(むてきさいきょう)に出会ったのは小学校の体育の授業だった。適当に二人組を組まされる中、さらに余った3人、それが俺たちだった。特に話が合ったわけでは無い。義子…ギコの好きなライダーやら、ヒーローもののアニメを俺は大して見なかったし、ザコも特にアニメも小説もそれほど強く好んでいるわけでは無いようだった。俺は本を読むのが好きな内向的な子供だった。昼休みや放課後、ヒーローっぽいセリフと共に読書の邪魔をしてくるギコに悪役らしい嫌味をふっかけて、そうすると目を輝かせてさらに決めゼリフと共に蹴りを入れてきて、そんな俺たちをザコはニコニコして見つめていて…そんな日々を過ごしていた。 俺は授業の合間にも本を読んだり、ノートにメモを書いていた。書き溜めた小さな話をまとめて大きな話にしてみようと思ったのが3年生の頃、書き終わったのは6年生の夏休みの半ばだった。ちょうど公民館で出版社による夏休みの読書感想文の添削と他の書籍の紹介を行うイベントがあり、これはちゃんとした話になっているのだろうか?という興味と少しの自負と共に見せに行った。実際かなり上手く書けていると思っていたが、それでも親や馬鹿2人にはわからないだろうからどうせ一回読み切ることもギリギリであろう馬鹿たちに「これどういうこと?」なんて恥ずかしい解説をさせられなくて済むような文章にしたかった。 反応は予想を大きく上回るものだった。口角に泡を飛ばしながらその編集者は俺の書いた「渦巻きの夜」を絶賛した。原稿用紙をぱらぱらとめくり、俺の年齢を聞き、そうしてもう一度ぱらぱらと原稿用紙をめくった。 「今しかないよ」そう言って彼は出版を勧めた。君の才能は素晴らしい!ちょっと推敲すれば出版できるよ! そんな言葉を正面から浴びて、大の大人に手を取られて絶賛されて、悪い気がするわけがなかった。 3ヶ月ほどの推敲の後、本は出版された。タイトルは「螺旋館殺人事件」。著者名は「舞人出文」。小学生の書いた陰惨な殺人事件の小説として累計80万部売れた。 中学は近くの公立へ進学した。ところで、今年のブーム!と言わんばかりの有名ミステリー作家が同級生として入学した場合、あるいは生徒として入学した場合、彼は人気になれるだろうか? 俺の場合は、やや腫れ物に触れるような扱い、あるいは嫌味、うっすらとした排斥。小説は書けるけど〇〇は、目上を敬いなさい、集団行動を大切に、君の書くものは個人的には好きではない。そんな言葉、あるいは態度に取り囲まれた。それはどこか自己肯定を求める必死さ、相手が何かを持つ分、何かが欠落していると思い込みたいような逼迫した雰囲気を孕んでいた。校長だけはどこか浮き足立ってしばしば雑談を持ちかけていた。 出版社には2冊めの打診をされていた。名の売れている若い今しかチャンスはないと。ネタを考えて浮かんだ原稿を書き留める。やがて授業はよくわからなくなり、2冊めのネバーランドを書き上げた頃、俺は学校に行かなくなった。 静かな夜の方が集中できた。朝が来るまで文章を打ち込み、日の光と共に眠りについた。起きると両親は仕事に行った後で、徐々に自分の分の朝食は用意されなくなった。昼は箱買いしたスナック菓子をつまみ、深夜はカップラーメンを作って小腹を満たした。学校に行かないことは特に何も言われなかった。両親は息子が”特別”であることを無邪気に喜んでいた。 周囲に恐れられたり、軽蔑されたりする中、ギコとザコは特に何も変わらなかった。呑気というか阿呆だからなのかもしれないが、放課後や授業をサボっての昼、丸い貯水槽のついた屋上に勝手に登ってはシャボン玉を吹いたりして遊んでいた。 高校には行かなかった。両親も編集もそうするべきだと肯定した。2冊の単行本に3冊の文庫本、中学生としては快挙であるし中学生だからこそ成し遂げたことなのだと。編集はよりわかりやすく同級生にも楽しめるような、より感情のやりとりが鮮烈な話を書くことを勧めてきた。ミステリーを書き始めたのは題材としてかっこよく感じたからで、他のものを書いてみてもいいと思ったから言われる通りに作風を変えてみた。変えてみての1作めは評判が悪かった。部活動で部長争いをする生徒の物語。誰も死なないが感情のやりとりは丁寧に、謎や秘密の無い分それぞれの思っていることをしっかりと描いたつもりだった。刺激が足りない、そんな反応に2作めは致命的なトラップに陰惨なやりとりを伴った荒唐無稽などんでん返しのある本を書いた。「監獄回廊」は前作の2倍売れた。 周囲は大人になっていくらしかった。キーボードに向かい合いながら横目で成人式のニュースを見た。ギコの晴れ着の写真が送られてきて、それがあまりにもおかしかったから帰り際に直接馬鹿にしに行ってやった。ギコは蹴りを入れてきて、そのせいで着付けが崩れて少し怒られていた。スーツを着たザコはまるで社会人のように見えた。 ある日の授賞式で、100万部超えの作家に声をかけられた。時代錯誤にも着物を着て、万年筆なんかを使って小説を書いている人間だ。「君には人生経験が足りないね」もったいないと、それでは伸びないと、そういう話をされた。あいつが100万部売る間に俺は30万部を4冊出せる。俺のやり方だって間違っているとは思わなかった。何年も続編を悠長に待ってもらえる作家の戯言を聞いている暇はなかった。その日の帰り、俺は風俗に立ち寄った。 中学から同窓会の連絡が来た。当然行かなかった。編集の中に俺と同じ年齢のやつ、俺の下の年齢のやつが入り混じるようになってきた。メモと、スナックの袋、汚れたコップにペットボトルの殻、そんな部屋にやってきてはパリッとしたスーツで出身大学を添えて挨拶をする。それはいかにも立派な姿に見えた。 作家と編集なら、それも、80万部の実績のある14年も活動している作家と新卒の編集なら、作家の方が偉いのだ。このごろになると、憎悪に近いものさえ胸に去来するようになった。俺がこうなったのはお前たちがそう勧めたのに、お前たちだけまともな面で立派に生きていると言わんばかりに過ごしているのが許せなかった。俺の吐いた言葉で表情が歪み、新たな編集に変わるたびに胸がスッとした。作家にも代わりはいる、だがそれ以上に編集には代わりがいる。俺の生み出せる文章は俺にしか紡げないもので、売れるものを作る作家というのは貴重な文芸界の財産なのだ。 書くものがどんどん似通っていくことを感じていた。毎週奇抜な引きを考えていくうちに己の中に何もない実感が膨らんでいった。それでも今更立ち止まることはできなかった。今から通信大学で勉強して?大学で勉強し直して?そうして5年も経ったら俺はまた0から始めることになるだろう。ただの、周回遅れの作家として。 酒を口にするたびに不思議な気持ちになった。どうして俺がこんなものを飲んでいいのかと。それでもザコやギコと一緒に酒を飲むのは好きだった。へべれけになったザコは愚かな阿呆にしか見えなかった。医者や、ジャーナリスト、それぞれに立派な道を歩もうとしていて、それでもまだ、阿呆なこどもに見えた。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈   ❑ 書き置き ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ それは旅館に旅立つ前日に書かれたもの。 一種の自伝、人生を書き綴ったもの。 ただ物語が好きで、友人に読ませようと思って綴った話が、意図とは違う「小学生の書いた残酷な物語」として周知され、消費されることで始まった小説家人生。中学に入った時の、周囲の恐るような、腫れ物に触るような、好奇に満ちた、何処か蔑みの混じった視線。喜ばれることと期待されることに縋りたくなった幼さ。変わらなかった友人たち。文を読むのは苦手で、どちらかといえば本など読まない彼らがその全てに目を通してくれたのが、どれほど嬉しかったのか。子供だった彼らが、自分の通らなかった道を通って、大人になっていくことに恐れを感じていたこと。それでも、会うたびに変わらない彼らのおかげで、もう書けないと思った先でももう1ページを綴ることができたこと。知るよりも生み出さなければならないものの方が多い生活の中で、自分の底の浅さに触れ続け、乾いて枯渇した井戸の底を掘るような苦しみ、鈍り、埋もれ、何も文が出て来なくなる恐怖に包まれる日々があったこと。 ちょうど彼らと出会ってから"20年"。小説家としては14年。 もし、旅行から帰って来なかったとしたら、悲しまないで欲しい。それはあまりにも、その旅行が楽しかったということなんだから。 そんなことが書かれていた。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈   ❑ せきじつ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 書きかけの長編小説。 夕方を繰り返す街でこどもが3人遊んでいる。 事件の起こりそうな気配や、何かを思い返すような発言が挟まれながら、何も無い日常が続いている。 ***この下、旅館の捕食者のネタバレあり*** ▌いくつかの後日談  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 死んでしまった後の、もう終わってしまった物語の先。 残念ながらもう私たちには読むことが許されていないのでいくつかの推論を並べよう。 *遺稿の出版 途絶えてしまった週刊の連載には、休止のお詫びと彼が残した完結までのプロットが掲載されるかもしれない。 もし、旅館で残酷に殺された死体と資料群、殺人鬼に愛好されていた資料が見つかれば、彼の作品はまた話題性により人々の間に膾炙するかもしれない。彼の書きかけていた「せきじつ」(夕日・昔日)は被害者の生前の様子として、悲劇性を帯びながら出版されるかもしれない。あのファンが生きていたらそれを読んで何を思うだろうか。期待した悲劇は文章ではなくニュースとしてスパイスに、文章の中には穏やかな日常が広がっている。彼女の手に入らなかったものだ。「面白そう」だろうか、それとも「叙情に溢れている」だろうか。気に入ってくれれば嬉しい。彼女が少しでも惜しいとか、悔しいと思ってくれればなおのこと。 *ミザリー 殺したと言われた彼女が生きていたから、もしかしたら騒動の中で彼女が生き残り、気絶していた小説家を連れ帰り、彼女のための物語を書かせることもあるかもしれない。世に出ない、誰も知らない物語。"編集"の言う通りに物語を綴るのは癪だから彼女の希望と反する長閑な話を書くかもしれない。得たものをただ書き出したくて、辿ってしまった運命への絶望と怒りを筆に込めることもあるかもしれない。真実は捕食者の腹の中。もう誰にもわからない。 *彼女のそばに、あるいは遠くに 幽霊というものが存在するのなら、悪霊になった友人の傍ら、狂信者となった友人のそばで「阿呆め」と罵りながら見ていることもあるのかもしれない。もしも運命の巡りが向くのなら、彼女の魂が邪悪な神に召し上げられる前に再び相目見えることはできるだろうか?彼女が神の元に呼ばれる前に、法のもとで死刑になるなら或いは?彼女がそのまま幸福を享受してしまってもそれはそれでいいと彼は思うだろう。見ているのは辛いだろうが。 いずれにせよ、彼の家族は悲しむだろうし、作品は残り、遠い誰かが読むだろう。 どんな想いで、きっかけでページを開くのかはわからないが。 ▌メモ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 旅館の捕食者 HO2 ミステリーor ホラー作家 RP 方針...スランプに陥っているため、現状から抜け出したい。 ホームランダービーに躊躇してファンブルを出して、友人を励ますための製作(法螺話)でクリティカルを出した。 攻撃技能に全く成功せず片目を抉られた状態で応急手当てをしようとしたが失敗。頭部を殴られ昏倒してロストした。 持ち物… 万年筆 作家っぽいよねと言われて手に入れたもの。インク交換の時に手や周りが汚れるので全然使っていない。 ■簡易用■ 舞人 出文(まぶと いでふみ)(男) 職業:小説家 年齢:26   (9/6) PL: STR:10  DEX:10  INT:11 アイデア:55 CON:11  APP:5  POW:12  幸 運:60 SIZ:15 SAN:99 EDU:7 知 識:35 H P:13  M P:12  回避:dex*2  ダメージボーナス:1d4 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:140 個人技能点:110) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]