タイトル:円万二 あやめ キャラクター名:あやめ 職業:ポルターガイスト 年齢:? / 性別:? 出身:振斗区 髪の色:煮込んだ昆布みたいな色 / 瞳の色:絵の具セットのバケツの底みたいな色 / 肌の色:大丈夫? 身長:146cmほど 体重:? ■能力値■ HP:0 MP:17 SAN:/99      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時   0   0  17  12   3   0  16  17   0  17 成長等 他修正 =合計=   0   0  17  12   3   0  16  17   0  17 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値  《回避》      24%   《キック》  25%   《組み付き》   25%  《こぶし(パンチ)》50%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%    《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値  《応急手当》30%  ●《鍵開け》 42%   《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 95%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%   《精神分析》1%    《追跡》  10%  《登攀》  40%   《図書館》 25%   《目星》  25% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%  ●《製作(幻覚)》70% ●《操縦(物質)》90%   《跳躍》  25%   《電気修理》 10% ●《ナビゲート》40%   《変装》  1%   ●《死》    60% ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前 現在値  《言いくるめ》5%    《信用》  15%   《説得》15%  《値切り》  5%    《母国語()》85%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前      現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%   ●《オカルト》   45%   《化学》 1%  《クトゥルフ神話》0%   ●《芸術(描画)》  80%   《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》1%    《心理学》5%  《人類学》    1%   ●《生物学》    31%   《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》    1%    《博物学》10%  《物理学》    1%    《法律》     5%    《薬学》 1%  《歴史》     20%   《》       %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:-1d6 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称 単価 個数 価格 備考       1   0       1   0       1   0       1   0 =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 2015特徴表:斜め上からの発想、マニア・コレクター わたしくらいちいさい おなかふとってたひと まるいふうせんみたい われてたけどふうせん それがね ぼーっとうえみるの ほしのところ よるでさむいけどふるえなかった よるのくらいのなかでみえなくてずっとみてた かおがわたしとおなじだった ちがう わたしがかおとおなじ ちがう わからない うごくおとながきてつれていかれた それが それは最初、得体の知れないポルターガイスト現象でしかなかった。その幽霊は「死ぬ前は生きていた」ということがなく、奇妙なことに産まれながらの死者であり、それ故に人間たちの想像が及ばないほど無知だった。 彼女は誰にも気付かれないまま長い時間を無方向に彷徨って、生と死についての原始的な理解、ごく僅かな算術、広い範囲の土地勘、人間の行動習性などの知識を得た。とはいえ、幽霊という存在自体は誰にも認識されることがない。例えるならば映画を見ている人間のような感覚で、彼女が認識する世界の中に彼女は居なかった。 幽霊がこの世に発生してから11年前後経った冬、転機が訪れる。ふらふらと壁をすり抜けて侵入した家の中で、彼女が虫の死骸を生き物のように泳がせていた時、誤って机の上のペンを動かしてしまった。その頃になるとポルターガイスト現象は周知の噂になっており、物が不自然に動くのを見た人間は多かれ少なかれ慌てて自分の身を守るようになっていたし、今回の失敗にも目撃者があった。しかし、今回は様子が違っていた。 机から転がり落ちたペンを拾い上げた少年は、何か思いついたように白紙を取り出し、ひらがなで大きく五十音図を書いて、その上に缶バッジを転がし、噂の幽霊との交流を試みた。彼女は少し驚いたが、これに応じた。最初に名前を聞かれた時、彼女は「おばけ」とだけ答えた。 単純な一問一答から始まった交流は次第に洗練されていった。彼は死に対する珍しい価値観を持っていて、死人を恐れることがなかった。死は、少年と幽霊の最初の共通の話題でもあった。少年はそれ以外に、もうすぐ卒業する小学校や、数年の間秘め続けた初恋、一緒に暮らしている家族についても話した。 対して、彼女が持ちかけた話題は異様なものばかりだった。交通事故が多い道路の場所、消えない雲の見つけ方、最も人を無防備にする音楽、嘘のオカルトと本当のオカルト、洗われている布の気持ち、不自然な猫の集まりに近付く猫似の人間、草木の縺れが成す恨みの表現、膨らんだ腹に刃物を突き刺して息絶えている死体を見つめているという内容の最古の記憶。缶バッジが五十音図を順番に叩いていくのに合わせて、少年がそれを書き起こしている時も、稚拙な語彙で語られたそれを後になって読み返す時も、彼は言い知れない不安感に付き纏われ、同時に魅了されていった。 交流は一年間続き、彼女のボキャブラリーは大きく向上した。その頃には少年は彼女を不気味がっていて、込み入るような話は避けていた。 特に、死についての話題は一切無い。しかし、彼女はこの時にこそ死への理解を最も早く進めていた。少年が口にしなくとも恐れているもの、そしてそれだけでなく、生き物全てが同じように恐れるものだということを。 ある時、ここの所殆どは塗装の剥げた缶バッジを未だ甚振るのにだけ使われているポルターガイスト効果以外に、彼女が新たな感覚を得た。 人間は物を触って動かす。彼女がそうしようとしても、窓が光を通るようにすり抜けるだけだ。しかし、その時不注意で背を向けていた少年のシルエットを、今なら掴んだり叩いたりできる気がして、彼女は手を伸ばした。 もしも定規で測れたのなら、ゆっくりとそれが僅か3cmほど少年に向かった時、彼は氷柱に貫かれたような錯覚で大きく打ち震えた。捻じ切れるほど滑らかに振り返って、足が絡まってその場に崩れる。開いた瞳孔が、全く偶然ではなく彼女の目元を凝視する。 見かけの大きさは子供のようなものでも、その横をくぐって逃げる発想など全くなく、少年はただ床に吸い付いて、一つの理由もなく泣き喚いていた。 彼女の手が触れる瞬間。彼は、今まで全て表だったものが一斉に裏返されるような張力に打ちのめされ 即死した。 白目を剥いた顔から、細く細く鼻血が垂れ落ちて、がらんと曖昧に開いた口から覗く、歯一つを覆うようにして赤く塗れる。 彼女はただ、不思議そうにこれを見ていた。自分が今触ったものは、命か?魂か?それとも一年か?と巡りながら、試しにもう一度触れようとするその手はすり抜けるだけ。 辺りに、匂いのようなものが立ち込めた。それは、多くの人が少年に対して抱く第一印象がそのまま気体になったような具合で、彼の存在が蒸発した結果そのものだった。彼女はその匂いを面白く思い、リビングで過ごしていたこの少年の母親にも届くように全ての扉を開いていった。 過程は省くが、その日と翌日だけで合わせて4名の死者が発生し、目撃者が34人、うち19名が精神的ショックによって後に心療内科での投薬治療を受けた。 場所を変え、手段を変え、彼女は似たようなことを繰り返した。時には人間に死の観念を語らせて、時には人間の眼前に死の実態を突き付けて、その為にポルターガイスト現象や対話の能力、「命への接触」を使い分け、確実にそれらに慣れていく。 そして長い時間が経ち、ある時になると地球という星から人間が全く居なくなっていた。どうやらこれは彼女だけの仕業ではないようだった。 繰り返された学習の中で、彼女は「匂い」の正体を掴んだ。生命がそれぞれ別々に持っている信号のようなもので、ある個体が生じる時、事実上の父親と母親が持っていた異なる信号を、ちょうど半分ずつ混ぜ合わされた組成を持って生まれてくる。人間が「血縁」や「DNA」と表現していたものと類似する条件だが、それらとは全く違うものだった。 彼女は、自分自身からも薄く匂いが漂っていることに気付いた。それを二つに嗅ぎ分けた時、母方のものは既に薄れ切って失せているが、父方の匂いはどこかに感じられた。どういうわけか、一つや二つではなく、大量に。 その匂いを辿る時にノイズが少なくなるので、地球から人間やその他大勢の一般的な命が絶えたことを、彼女は好機だと思っていた。 それは今まさに探している。自分に興味深い死命を与えて何処かへ消えた父親を。自分と似ているかもしれない兄弟たちを。 ■簡易用■ あやめ(?) 職業:ポルターガイスト 年齢:? PL: STR:0  DEX:12  INT:16 アイデア:80 CON:0  APP:3  POW:17  幸 運:85 SIZ:0 SAN:99 EDU:17 知 識:85 H P:0  M P:17  回避:dex*2  ダメージボーナス:-1d6 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:340 個人技能点:160) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]