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「うっせえ！黙って見てろ！」 「こんな格好、趣味な訳ねえだろ！俺は男だ！」 「俺の中に、よくわかんねえ何かが確かにいるんだよ」 ・深夜を思わせる漆黒の瞳と髪色をした青年。「フォルツフォルザ」というサーカス団に所属している。 吊り上がった眉と目は気の強い印象を抱かせ、実際印象通りの性格。 普段の生意気そうな表情と、舞台上で魅せる何処か艶やかな表情のギャップが魅力の一つ。 ・女性用のチャイナ風衣装を身に纏っている。 初めは至って普通に男性用の衣装を着用していたが、練習中に衣装を破いてしまい本番の公演に間に合わなくなった際、苦肉の策として女性用の衣装（＋ウィッグ）を着用したところ予想以上に観客からのウケが良く、そのままそれが通常化した。本人は納得いっていない。 ・中性的な顔立ちをしており、整っている。 が、見た目に反し言動は荒っぽく、女性と間違えられることを嫌う。 挑発などにも乗りやすい性格で、喧嘩早い。 敵を作りやすく人から誤解されやすい面もあるが根は真面目でストイックであるため、なんだかんだで友人は多いタイプ。 ・HO1に対し深い恩義を感じており、 HO1の言うことであれば余程のことでない限りは（渋々）従う。 ただし、堕ちるなら共にというタイプでは無いため、HO1の選択が間違っていると感じたのであれば意見を言った上で何がなんでも正そうとする。諦めて放っておく等の行動はしない。 HO1が、己の片腕が無いことを見世物だと思っていることに関して、正直あまり納得はしていないが口は出さない。 ただ、馬鹿にするような輩がいればHO1以上に怒る。 ・右内腿に大きな痣がある。 万が一人に見られてしまってもそこだけが目立つことの無いように、左腕に蝶のタトゥーを彫った。 少しずつ大きくなっているような気がして、正直気味が悪いと感じている。 その不気味さが自分の中にある何かと関係があるような気がして、あまり自分でも痣は見ないようにしている。 ・自分の中にある何かが恐ろしくて堪らないが、それ以上に恐怖のせいで満足なパフォーマンスをすることができない自分に対してやるせなさや悔しさを感じている。 だからと言って、サーカス団を去るという選択はできない自分に苛立っている。 ▼基本情報 一人称：俺 二人称：お前 名前の由来：不辜＝無辜より カラーコード：FF0033 ▼特徴表 3-1【天気予報士】 外を見て〈アイデア〉ロールに成功すれば、短い期間（[1D6+1]時間）の正確な天気を予想できる。 降水確率や風の向き・強さ、嵐の時間帯、雷の落下しやすい場所なども予測可能だ。 3-6【格闘センスの持ち主】 幼い時から道場で鍛えられてきた。素手の戦闘技能３つ（キック、組みつき、頭突き）の基本成功率は50％である。 ▼フレーバー ・夜顔「妖艶」「夜」 時間が貴方の顔を変えるだろう。計算高く、全てを手繰ろうとし、きっとそれは成功する。皆の心を抱く笑み。 誰も貴方の夜の顔に気づかない。また今日も夜がやってくる。貴方の夜が。 ・マーガレット「恋を占う」「貞節」「心に秘めた愛」 貴方は兆しを信じる。星を見てカードを手繰る。それは自信のなさの現われかもしれない。 思い切って飛び込めば意外と手が届くかもしれないのに、貴方は手が届いた自分を想像できない。そういう人なのかもしれない。 ・タンポポ「真心の愛」「神託」「思わせぶり」 その言葉がどれほどの真実をはらんでいるというのか。貴方の根はどこまでも深く、深くあるというのに。 だがきっと、全ては皆のために吐いた言葉なのだろう。きっと、そうなのだろう。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- HO2：曲芸師 「あなたが出会う最悪の敵 は、いつもあなた自身であるだろう。」 あなたは孤児であり、現在の団長 HO1 に拾われた。物心ついたときからこのサーカスで生活している。 あなたは自分の内側に理解できない何かを飼っている。 それに気が付いたのは三年前のことである。三年前、このサーカスは壊滅しかけた。 ある日、サーカス団を嵐が襲った。酷い豪雨と雷、それに竜巻。全ての自然災害を凝縮したような一日だった。 気が付いた時には、自分はそこに立っているだけだった。しかし地面は渦をまいたように抉られており、その真ん中に立っていたのがあなただった。去って行く一陣の風の中に、人の顔のような物を見た。その悪魔のような顔は、あなたをみて嗤ったのだった。 あなたは、三年前の事件の原因が自分にあるのではないかと予感している。 そして、いつかコレがサーカス団を再び、今度こそ完全に、滅ぼしてしまうのではないかと恐怖している。 人によってはあなたのことを黒幕と呼ぶのかもしれない。 だからこそこのままにしてはおけない。 あなたにとってはこの世界が全てだから。 目的：自分の中にある何かを退散させること。 ＜探索者作成＞ 20 歳以下限定 ・あなたは曲芸師としての才能からDEX に +3 される。 事件以前は優秀で人気のある曲芸師だった。 ・あなたはいつまた自分が事件を起こしてしまうかという不安で舞台に立つということに怯えている。舞台に立っている間、全ての技能に-20の補正がかかる。 ・あなたは既に《クトゥルフ神話技能》を10%所持している。 ・あなたは天候の変化に敏感である。 ・あなたは身体のどこか（自由に設定して良い）に、生まれつき大きな痣がある。あまり人に見せられた物ではないため、普段は衣類などで隠している。 ＜職業＞ ◆サーカス団員 【職業技能 】 言いくるめ、聞き耳、心理学、芸術（HOによる) 、変装 、応急手当 ＋個人的な関心のある技能２つ ＜推奨技能＞ 高POW 、目星、聞き耳 、回避 、医学、戦闘技能 、芸術(アクロバティック）、医学 ＜既に持っている特殊な技能＞ 《旋風》70% ダメージ：1d8 全体攻撃 風を巻き起こす。自分の意思で発動するのはこの程度が限界である。制御はできないため、自ら進んで使用したことはない。 <事前情報> ▼『HO1』 サーカス団思いの団長。お金の管理などを担当している。経営難に頭を悩ませている。 （HO2秘匿情報） HO1はあなたを拾ってくれた命の恩人である。腹を空かせて道端を倒れていたところを助けてくれたそうだ。あなたはHO1に対して深い恩義を感じているだろう。だからこそ、恩を返すためにも曲芸師としての技術を懸命に磨いてきたつもりだった。あなたはHO1に対して深い恩義を感じると同時に、近頃の公演の不調さに関して罪悪感を抱いている。 ▼『HO2』 このサーカス団で育ったという曲芸師。最近不調気味らしい。 ▼『HO3』 師匠の助手をしていたが、師匠がいなくなってしまったらしい。 今は一人で舞台に立って頑張っている。 （HO2秘匿情報） あなたは自分の舞台パフォーマンスが上手くいかないことをHO3に相談したことがある。 HO3は若くして猛獣使いとしての才能があるらしく、あなたとは対照的に一人でも師匠がいた頃と遜色なく公演をこなしている。親身に相談に乗ってくれたかどうかはHO3の人となりによる。 HO3に対してどのような感情を抱いているかは自由に設定して構わない。 ▼『HO4』 一か月前にこのサーカス団に入団した凄腕ピエロ。既にファンが多い。 ▼『三年前のサーカス団に起きた事件』 その日は酷い大嵐だった。局地的に恐ろしいほどの自然災害が集中し、サーカス団は壊滅しかけた。 多くの団員が死んだ。五体満足に生き残ったのは、HO2、HO1だけだった。 それを再興したのが現団長である。HO1は団長に就任したばかりだというのに超人的な指揮を執り、サーカス団を以前までとはいかずとも復興させてみせた。サーカス団の規模は以前よりもだいぶ縮小されてしまったが、今も尚無事に運営することが出来ているのは、HO1の努力があってこそだろう。 （HO2秘匿情報） あなたは、事件の後、意識を失って倒れていたらしい。 というのもHO1から伝え聞いた話である。その前後の記憶はぼんやりとしていてあまり覚えていない。 ▼『三年前の事件の日』 その日は公演日ではなかったため、セナやジャンは来ていなかった。 そのため、直接被害にあったのは、HO1、HO2、それ以外に寝泊まりしていた前団長の頃からの団員数名である。 世間的な影響でいえば、局地的な自然災害とされているためそこまでの注目を集めなかったようだ。 その後あなたたちはその土地を離れたため、その後のことは詳しく知らない。 ▼『師匠』 HO3が「師匠」と呼び慕っていることから団員は皆師匠と呼んでいる。 本名を含め自分について話さない人だったため、団員たちが知っていることは少ない。素晴らしい技術を持った猛獣使いだ。 サーカス団に来たばかりだと言うのに、猛獣は皆すぐさま師匠に懐いた。 技術力だけではなく知識も豊富で、博学多才な人物だと認識していた。そんな彼が一か月前のある日、突然いなくなってしまった。 師匠と入れ違いになるようにしてこのサーカスに入団したのが、HO4である。 ▼『HO2の痣』 生まれた時から存在する大きな黒い痣。ダイヤモンドのような五角形をしている。記憶にある限り痛んだことはない。徐々に広がっているような気がするが、気のせいかもしれないし、そうではないかもしれない。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 2022/01/10-【不辜のサァカス ナイフノモツレ】

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