タイトル:亜月式河北清吾 キャラクター名:河北 清吾(かわきた せいご) 職業:養護教諭 年齢:25 / 性別:男 出身:日本 髪の色:薄い青紫(淡藤色?) / 瞳の色:小豆色 / 肌の色:薄橙 身長:163cm 体重:50kg ■能力値■ HP:12 MP:15 SAN:85/89      STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU  HP  MP 作成時   9  13  15  15  11  11  14  14  12  15 成長等 他修正 =合計=   9  13  15  15  11  11  14  14  12  15 ■技能■ ------------------------ 戦闘系技能 ------------------------ 習得/名前       現在値 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 ●《回避》      55%   《キック》  25%   《組み付き》   25% ●《こぶし(パンチ)》72%   《頭突き》  10%   《投擲》     25%  《マーシャルアーツ》1%    《拳銃》   20%   《サブマシンガン》15%  《ショットガン》  30%   《マシンガン》15%   《ライフル》   25% ------------------------ 探索系技能 ------------------------ 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 習得/名前   現在値 ●《応急手当》85%   《鍵開け》 1%    《隠す》  15%  《隠れる》 10%  ●《聞き耳》 80%   《忍び歩き》10%  《写真術》 10%  ●《精神分析》89%   《追跡》  10%  《登攀》  40%   《図書館》 25%  ●《目星》  101% ------------------------ 行動系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前   現在値 習得/名前    現在値  《運転》   20%   《機械修理》20%   《重機械操作》1%  《乗馬》   5%    《水泳》  25%   《製作()》  5%  《操縦()》  1%    《跳躍》  25%   《電気修理》 10%  《ナビゲート》10%   《変装》  1%    《》     % ------------------------ 交渉系技能 ------------------------ 習得/名前    現在値 習得/名前      現在値 習得/名前 現在値 ●《言いくるめ》30%  ●《信用》     25%  ●《説得》80%  《値切り》  5%    《母国語(日本語)》70%   《》  % ------------------------ 知識系技能 ------------------------ 習得/名前      現在値 習得/名前           現在値 習得/名前  現在値  《医学》     5%    《オカルト》        5%   ●《化学》 27% ●《クトゥルフ神話》10%  ●《芸術(カッターナイフ捌き)》70%   《経理》 10%  《考古学》    1%    《コンピューター》     1%   ●《心理学》80%  《人類学》    1%   ●《生物学》         6%    《地質学》1%  《電子工学》   1%    《天文学》         1%    《博物学》10%  《物理学》    1%    《法律》          5%   ●《薬学》 26%  《歴史》     20%   《》            %    《》   % ■戦闘■ ダメージボーナス:0 名称 成功率 ダメージ 射程  攻撃回数 装弾数 耐久力 / 備考                              /                              / ■所持品■ 名称           単価 個数 価格 備考 スマホ&財布           1   0   生活必需品 マスク             1   0   飛沫感染がね 筆記用具            1   0   先生なので。常備用とデスクに置いとく用 カッターナイフ         2   0   1つはぐるぐる巻きにしてズボンのポケットに、1つは普段使い用にデスクに 応急手当セット         1   0   皆~怪我はしてないか~ 手紙              1   0   大事にしまってある 綺麗にラッピングされた箱    1   0   捨てられない =所持品合計=     0 所持金 預金・借金 ■その他■ メモ: 特徴:急速な回復力、珍しい技能 参照職業:看護師 職業ポイント:EDU×20 職業特記:信用の技能値に10%のボーナス。患者に対する説得に10%のボーナス。 年収:350万円 財産:1750万円 シナリオ「ステガノグラフィ」HO1:保健室の先生用キャラ(通過済) +「とける」「腹が立ったら殴ればいい!」「もふもふどりーむ」「真夜中のサルーテ」「コンクリートに蝉の死体」「さんイチ!」通過済 以下「ステガノグラフィ」の内容に関する記述あり 河北 清吾(かわきた せいご) 25歳 男性 槻村(つきむら)高校で養護教諭として勤める男性。利用者がいない時は自分もベッドに腰かけちゃうタイプ。 教師としての像は、「若さ特有のフレッシュさはあまりないが、若さ特有の親しみやすさは持ち得ている」といった具合。フランクで怒鳴る事も無く、生徒の話を無下にしないため話しやすい印象。それはそれとして、タメ口はちゃんと注意する。 実は元ヤンという真偽不明出処不詳の噂がある。本人に尋ねると、嫌そうな顔をされながら「そんな根も葉も分からないような噂信じるな」と一蹴される。 切り絵が趣味で空き時間に作っている事がある。できた作品への拘りは特に無いので生徒に頼まれたら普通にあげてしまう。真面目に頼めば作ってくれたりもする。クオリティはなかなかのもの。 保健室を利用する生徒には限度はあれどそこそこ甘い。保健室登校の生徒に対して授業への出席を無理に促す教師がいた時は、その教師を窘める河北の姿が時たま見受けられる。 「学校にも家にもいたくない、いられない、居場所がない。そういう子は案外わんさかいましてね」 「私の役目はね、そういう生徒達を守る事なんですよ」 「彼らの最後の砦、ラストリゾートなんです。この場所は」 以下シナリオ「ステガノグラフィ」ネタバレあり ◆◆◆ ちがう、ちがう、ちがう。 僕じゃない、僕じゃないんだ。 本当だよ、僕の気持ちじゃない。僕の気持ちじゃないはずなのに。 誰にも信じてもらえなくて、 信じてくれた人は傷付けて、 一体、僕は、何のために存在しているんだ? ◆◆◆ 「……おい、勝手にカーテン開けんなっつっただろクソババア」 閉ざされた白い、白い空間に文字通り裂け目を入れられて、俺は険悪を滲ませた顔つきで犯人を睨みながら起き上がる。そうしてすぐ、舌打ちと共に目を逸らす。 世界の全てに蝕まれる様だった。原因は分かり切っている。俺のこの両手が、世界の全てを蝕むからだ。 だから、何もかもを遠ざける事にした。体に穴を開けて、窓ガラスを叩き割って、たったそれだけ。 たったそれだけの簡単な事で、世界はいとも簡単に俺の手を離した。……正確に言うと両親はそうではなかったが、だからこそ俺の方から手を離した。 拒んだものに拒まれて、拒まれたものを拒んで。それを繰り返すことで、無事俺はどこにもいられなくなった。受け入れるべき、至って当然の帰結。 とはいえ透明人間になれる訳でもなく、どこにも存在できなくなった俺の足は自然とある場所へ吸い込まれる。 そうして辿り着いた先にあったのが、何にも傷付けられず、何も傷付けず、世界の全てから遮断された、たった一つの安息の地。それが、 『別に、元気が出ない分はいくらでも寝ててもらっていいけどね。保健室のベッドってそういうもんだし。でもさ、そろそろ先生とお喋りしてみない?先生、清吾くんの事知りたいんだけどなぁ』 「うっせーな、誰がお前みたいなババアと話すかよ」 『先生に対して使う言葉遣いじゃないなぁ。それなら他の生徒と話してみる?ちょうど清吾くんみたいによく来る子がいるんだよね。君の一個上の先輩なんだけどさ』 「は?勝手に決めんじゃねえカス、さっさとどっか行けよ」 『先生に対して使う言葉遣いじゃないなぁ』 ◆◆◆ 白色が好きだ。 何の混じり気もない純粋な色。少しのノイズも存在せず、眩しくとも優しく穏やかだ。見てると心が落ち着いた。 そんな純白の中で、このまま眠り続ける様にして全てを終わらせるつもりだった。 抑えられない怪物の様な衝動だって、柔らかなベッドに沈めてしまえばいい。ずっとずっとこの砦に息を潜めていればいい。 そう思っていたのに。 そう思っていたのに。 侵略者が現れた。 何でこんな救いようもねえ生徒に対してそんな真剣なんだよ、センセイ。 何で殴られた癖に少しも怖がらないで向き合ってくるんだよ、センパイ。 なあ、なあ、おかしいだろ……。 そうしたくないのに勝手に手が殴るなんて、信じられる訳ないだろ?!?! やめてくれよ、どうせ分かる訳ねえだろ!!!近寄るんじゃねえ!!!!どっか行けよ!!!!! なあ、頼むから。 どっか行ってくれよ。 そうじゃないと、俺は、また。 皆を、誰かを、この手で、 ………………。 ………何だよっ、それ……。 そんな事言われたって、分かんねえよ、どうしたらいいんだよ………。 俺だって、俺だって…………。 …………………………。 ◆◆◆ 「先輩、久しぶりですね」 「話聞いた時はビックリしましたよ。ほんと、ご無事で何よりです」 「見舞いの品、何がいいか考えたんですけど。やっぱ、こういうのなのかなって」 「ほら、切り絵。作ってきましたよ。あげるんで、どっかに飾るなりしてください」 「心込めりゃ伝わるって、俺に教えてくれたの、アンタだろ」 ◆◆◆ 父さんと母さんが死んだ。 交通事故、即死だったらしい。 まだロクに恩返しも親孝行もできてねえのにな。 血も繋がってねえ、どうしようもねえ息子なのに、こんなに良くしてくれて、育て上げてくれて。 まだまだ言い足りない言葉だらけなのに。 何にも、一つも返せてないのに。 本当に、世界はどれだけ俺に試練を与えたいんだろうな。 涙が止まらない。止まらない。悲しくて仕方がない。 けど。それでも。 折れてたまるかよ。 太ももを握り締める。 ……ポケットの内側のカッターナイフを握り締める。 もう、自分を忘れない様に、見失わない様に、捨てない様に。 私は、私を、諦めたくないんだよ。 ◆◆◆ 河北 清吾(かわきた せいご) 25歳 男性 己を蝕む暴力的衝動に抗い続けて生きる一人の人間。 抗う事への疲弊と、周囲を傷付けないように遠ざける事を目的に、中学時代にグレて不良になる。 高校にあがり、孤立や心労を理由に不登校及び保健室登校気味に。そこで得た保健室の安寧と、お世話になった養護教諭や一学年上の先輩の影響により、自身も養護教諭を志す。 「特に精神が揺さぶられた時に暴力衝動が頻出するのでは」という体感により、できる限り感情が荒ぶらない様に平静である事を努めようとする節がある。 衝動が収まるにつれ治ってきたが、自身の暴走を抑える術としてカッターナイフによる自傷行為を行っていた。現在もズボンのポケットに常備しており、これにより「自分はいつでも自分を傷付ける事で暴走を抑えられる」という安心感を得ている。ちなみに、自傷箇所は手首などではなく太もも。そのため目視できる事はほぼ無い。 今では、自身に潜む暴力的衝動は自分の意思とは全くの無関係だと思い、また強くそう信じてもいる。 ◆◆◆ ▽『秘匿HO』 HO1 保健室の先生 男性限定。 ▽両親の他界 貴方の両親は八日前に事故で亡くなっている。交通事故で即死だったらしい。彼らはとても優しい母親と父親であり、不自由のない生活を与えてくれた。恐ろしい夢を見て眠れない日は傍らで子守歌を歌ってくれたことも何度もあった。しかし彼らは産みの親ではない。元々貴方は孤児院出身だ。七歳の時に今の親代わりの両親に引き取られた。 貴方は何故か孤児院にいた頃のことが思い出せない。綺麗にその記憶だけが無いのだ。親代わりの両親曰く「頭をぶつけたから」らしい。 ▽暴力 貴方は昔から意思とは無関係に衝動的に暴力を振るってしまう時がある。それは物、人、動物など相手を選ばない。親や友人を殴ったこともある。大人になるにつれてだいぶ収まってきたが、今でもたまに攻撃的な衝動を感じることもある。 ▽HO2のこと 貴方は初めてこの学校でHO2と出会ったはずだが、どこかで会ったことがあるような気がする。 ▽特記 ・貴方はSANが一度に5以上減った場合、アイデアロールを行わず強制的に短期発狂となる。発狂内容は「何かに対して暴力を振るう」固定。その場に生物が存在する場合は生物を優先して攻撃する。 ・貴方は攻撃的な衝動を抑えるためにいろいろな精神コントロールの方法を試してきた。そのため、発狂した場合でも自分自身に精神分析を試みることができる。 ・精神分析の初期値が50。 ▽NPC 貴方のいる保健室をよく訪れる女子生徒がいる。彼女は菅 美幸(すが みゆき)という名前の二年生だ。朗らかで明るい性格だが成績はあまり良くない。笑った時に少し覗く八重歯が特徴的。 ◇◇◇ 菅 美幸さんへ バレンタインにくれたクッキー、ありがとう。とても美味しかったです。手紙も大事に読んで、大切にしまってあるよ。 私のことを好きだと言ってくれてありがとう。私が先生であることと貴方が生徒であることもしっかり考えていてくれて、ありがとう。 そう見ない人もいたかもしれないけど、貴方はよく考えている子だと思う。その考えを少しでも先生に教えてくれていたのなら私は嬉しいし、そうでなかったら、先生は自分が未熟なのを悔しく思います。もちろん、私が悔しく思うのを、菅さんが気にしたり後悔したりする必要はありません。 どっちにしたってもう私は、貴方が自分のことや周りのことや先生のことをどう思っていたのか、聞くことができなくなりました。もっと菅さんの話を聞けていたら、と悔やむことはできるけど、教師のそんな姿を見せられても困るだけだと思うので、そういう話をするのはここではやめておくね。 私は貴方を殺しました。そして、貴方のお姉さんの幸奈さんも殺しました。 恨んでいますか。憎んでいますか。それとも、全てを赦していますか。 私は貴方の言葉を聞きに行けない。答え合わせができません。死人に口なしってこういうことなんだなって思ったよ。貴方が今の私をどう思っているかが少しも分からない。どうして私の元に来てくれたのかも分からない。貴方たちのこと、何も分からないです。これは、怪物だからとか人間だからとか、先生だから生徒だからとかは関係なくて、私が菅さんの話を十分に聞き出せなかったから分からないという、ただそれだけのことです。 私は犯罪者です。貴方という生徒を殺して、その死体を海に棄てました。そしてお姉さんも殺しました。殺人と死体遺棄です。しかも、死体遺棄は自分の意思で行いました。本当に最低ですね。教師失格です。というか、教師失格どころの話ですらないと自分でも思います。 その上で、貴方を殺したこと、死体を海に棄てたこと、お姉さんを殺したことを、全て隠して生きていくことに決めました。最悪だね。私は教師失格の最悪男です。失望したかな、失望して当然だと思う。 それでも、そうすることにしました。私のことを知っておきながら、貴方があの日保健室に来てくれたから。人として、教師として生徒を助けるためには、幸奈さんを止めなければならなかったから。そうやって理由を後付けして、言い訳をたくさん重ねて、自分の正当性を振りかざして生きていくことにしました。 人間としても、大人としても、教師としても最低です。けど、この生き方が、人間でいたい、教師でい続けたいという私の気持ちそのものの結果です。大人になれてるかは分かんないけどね。 「好きな未来を選んで決めてくれたら」って菅さんが言ってくれたおかげで、私は自分でこの未来を選べました。そう言ってもらえていなかったら、まだこれからどうしようかウロウロ迷っていたと思う。 この未来が本当に善い未来なのか、先生とはいえ、私はただの人間なので分からないです。それでも、これからも自分の好きな未来を選んで決めていこうと思います。菅さんがそう言ってくれたから。私に道を示してくれて、ありがとう。 まあ、こんな風にまとめたところで、私が貴方を殺した殺人犯なのに変わりはありません。祟っても呪っても私にそれを止める権利はないし、止めないつもりです。死後に私が貴方にそうした分ぶん殴られてもいいです。全て受け入れる気でいます。当然、私が死ぬのを待たずにさっさと転生してもらっても大丈夫です。先生としてはそれをオススメします。 私、元々おまじないとかそういう話、あまり信じてませんでした。ただ、他ならぬ私自身が信じ難いような出自であると知ってしまったので、案外死後の世界とか生まれ変わりとかもあるんじゃないかって気がしてきてます。だから届くんじゃないかと思い、こんな手紙を書くことにしました。まあ届かないとしても書くけどね。なぜなら先生は自己満足で生きているからです。そして、これからもそうします。 読めば分かると思うんだけど、文章を書くのそんなに得意じゃないんだよね。私の考えを伝え切れたか分からない。けど、できる限り丁寧に書いたつもりです。もし本当にこれが届いたのなら、ここまで読んでくれたのがすごく嬉しい。ありがとう。 好きになってくれてありがとう。信じてくれてありがとう。クッキーと手紙をくれてありがとう。好きな未来を選んでと言ってくれてありがとう。保健室に来てくれてありがとう。 殺してしまってごめん。死体を綺麗なままにできなくてごめん。棄ててごめん。殴ってごめん。お姉さんを殺してごめん。貴方たちを殺した罪を償わなくてごめん。菅さんの言葉を言い訳にして、生き延びてごめん。 ごめんの方が多くなっちゃったね。そうなって当然のことをしたから、当然だね。 それでも、私は生きていきます。貴方たちを殺したこと、一生忘れないで、背負って、その上で、先生は先生の人生を好きに全うしようと思います。 私はずっと昔から、私が私であることを諦めたくありませんでした。私は人を殴りたくないです。先生の中の怪物の血が私にそうさせるのなら、私は人である事を選びます。そうやって、人間であることや教師であることを選んで、これからもずっと生きていきたいと思ってます。 なんか、同じような話を何回も書いちゃったね。下書きしないで書きたいことを書いたらこうなってしまいました。長いしくどい文章でごめんね。そろそろ終わろうと思う。 私は、貴方が1人の生徒として私を信頼して保健室に足を運んでくれていたこと、本当に嬉しかった。私の存在が、貴方にとって少しでも心の拠り所になれていたら、先生にとってそれ以上幸せなことはないです。 貴方の答えはもう聞けないけれど、もしかしたらいつか聞けるんじゃないかとか、そんなこともちょっとだけ考えながら、生きていきます。 貴方に出会えて良かったです。 貴方の未来の可能性を閉ざしてしまってごめん。 私に向けて手紙を書いてくれてありがとう。 いつかまた、どこかで。会えそうだったら、会いましょう。 河北 清吾より 全力で、そう、全力で。 私の力いっぱいを込めて、できる限り、遠く、遠くへ放り投げた。 潮の香りが前より強い気がする。踏み込みすぎて足が少し濡れた。寒い。通りがかる人に怪訝な目で見られてるのが分かる。いや本当に寒い。もっと厚着したらよかった。 押し寄せる濁流の現実の中にいた。けれどモーセが海を割るように、それらの全てが私の両脇を流れ抜けていた。少し圧は感じるし、たまにバランスを崩すこともある。それでも、依然として私は立っていた。 青が煌めいている。空が澄んでいる。 遠くの方で、ぷかぷかとボトルが漂っている。 手紙と切り絵の入ったそれが、少しづつ遠のいていく。 ただ黙って、それを見続けていた。 ずっと、ずっと。 想いが波に攫われて見えなくなっても。 ずっと。 ◇◇◇ 「……もしもし?」 『もしもし。瀬戸だ。』 「あぁ、先輩。どうも。どうしたんですか急に」 『……最近、清吾君の高校で起きた事件について耳にした。それを聞いて君の様子が気になったので、連絡を取る事にしたんだ。突然ですまない。』 「…ふはっ、そっちの方まで話伝わってるんですね。っていうか、LINEとかでよかったのに」 『………君に話を聞く時は、文面よりも口頭の方がいいと考えた。』 「あぁ……そうですか。…まあ、学校もごたついてはいます。でもとりあえずは大丈夫ですよ。色々あったけど、何とかなりそうなんで」 『そうか。…それなら、いいんだ。……何か問題が起きた時は、独りでその全てを対処しようとしてはいけない。清吾君も抱え込まない様にしてほしい。…特に問題無いのなら、それで構わない。』 「はいはい、分かってますよっと。…後輩の心配もいいですけど、自分の心配もしたらどうなんです?そっちもまだ落ち着き切ってないんじゃないんすか?知りませんけど」 『……まだ全ての問題が解決した訳では無い様に感じる。…だが、それが私自身の身を削る理由にはなり得ない。……守るべきものができたのならば、守らなくてはならない。私にとって最も優先するべき事柄がそれである限り、私が孤独を選び無理をする事は無い。…安心してほしい。』 「…ははっ、そうっすか。貴方らしい答えで。ま、それならそれで何よりですよ」 『……………。』 「……そうだ。先輩。近況報告していいっすか」 『構わない。聞かせてほしい。』 「…大したことじゃないんですけど。なんか、なんて言えばいいのかなぁ。ムカつく奴ができたっていうか」 『……………。』 「最近よく話すようになった同僚がいるんですけど。私は結構その人に間抜けな姿晒してるんですよ?それなのに、向こうは何でもありません~みたいな顔でいつも笑ってんですよ。ぜってーそんなワケないのに」 『……そうか。』 「散々向こうも間抜けなとこ見せてきたのに、まだ取り繕おうとしてくるんですよ。マジでムカついて。んで、ムカつくからさ、もう全部暴いてやろうかなって」 『……君がそうしたいのなら、きっとそれでいいだろう。…ただ、手酷い事はしてはいけない。』 「分かってますって。ほんと、未だに私のこと不良だと思ってません?……あぁ、あの頃の先輩から見た私も、あんな感じだったんですかね。間抜けな顔晒してるくせに見栄張ろうとする感じ。まあ、私は笑ってませんでしたけど」 『………私は君に対して苛立ちを覚えた事は無い。』 「あははっ、知ってますよそんなの。私と貴方は全く違うんですから。言われなくても分かってますよ。というか、私だって苛立ちってほどじゃないです。ムカつくことしてきやがるな~、ってだけ」 『……そうか。…それなら、いいんだ。』 「それで、ムカつくから全部暴いてやろってだけ。あー、話せてちょっとスッキリした。ありがとうございました、聞いてくれて」 『構わない。私がしたくてした事だ。』 「そうっすか。っていうか、今休日の真っ昼間ですけど、こんな時間に私に電話なんかしてよかったんですか。妹さんは?」 『それについては問題無い。妹は友達と出かけているそうだ。安心してほしい。』 「ふーん。それならまあ、いいっすけど」 『寧ろ私の方こそ、急にかけてしまいすまなかった。予定の邪魔などしていないだろうか。』 「あぁいや、こっちも大丈夫っすよ。暇すぎて浜辺で散歩してますもん」 『………そうか。何か聞こえると思っていたが、波の音だったか…。』 「あー、聞こえます?そうそう、波がザザーンってね。……それにしても、冬の海も結構いいもんなんですね。私、知りませんでした」 『………気分転換などにはなっただろうか。』 「………そっすね。まあ、結構なりました」 『……そうか。』 「先輩。私、昔からずっと、白色が好きだったんですけど」 『…あぁ。』 「なんか、海見てたら、青も結構いいなって。思ってきました」 『………そうだな。』 ◇◇◇ 旧サブタイトル「白い砦の主」 情熱を、衝動を、罪状を、共犯を、 その全てを、彼はそっとひた隠しにして、 今日も砦に鎮座している。 笑って、誰かを出迎えている。 ◇◇◇ ○以下「とける」通過後追記 「ステガノグラフィ」「とける」の内容に関する記述あり 目覚めると、共に生徒の死体を溶かした同僚である朝比奈日向の左手と、自分自身の右手が溶け合い融合しているという異常な状況に立たされていた河北。 怪物と対峙しながら情報を掻き集め、どうにか朝比奈と共に帰還するものの、理不尽な拷問や蹂躙を経て多大な精神的ショックを受け、6ヶ月の間幻覚症状に見舞われる事になった。 また、怪物からの攻撃により重傷を負った際に、シャッガイの血による強い生存本能が爆発。それに伴い、6ヶ月間シャッガイとしての性質が強く現れる後遺症も持ち帰る事になった。 かなりの重傷を負ったため怪我が完治するまでは入院。退院後も、幻覚症状を発症した事や暴力的な衝動が渦巻いている事など、十分すぎる量の材料を理由に、症状が回復するまでの期間は休養を取り自宅療養をする事にしたらしい。 朗らかに笑い時折河北を責め立てる生徒の幻覚と、足元をついて回る喋る犬か猫の幻覚と共に、今はゆっくり自宅で休んでいる。 【ステガノグラフィHO1後遺症】 ※今回は不定の狂気が治まるまでの6ヶ月間発症。今後もPOWロールファンブルなどで再発するかもしれない。 ・ぼんやりとすることが多くなる。アイデア-5%永久喪失。 ・体の中心で何かが蠢いている気がする。気を抜くと暴力的なことを考えてしまう。自己精神分析時に-30%。(他者に対する精神分析は値そのまま) ・ダメージボーナスの段階を一段階上昇する。(例:0→1d4) ・拳に+25%、ダメージボーナスに+固定値1。 ○以下「もふもふどりーむ」通過後追記 「もふもふどりーむ」の内容に関する記述あり 自宅療養期間のある日、夢の中で「もふもふ」を名乗る大きなくまのぬいぐるみに出会う。もふっ……。 いわくもふもふの元には疲れた人間がやってくるらしく、彼の勧めで夢の中で癒されることになった。空を飛んでみた!楽しい!雲食べた!楽しい!地面に着地!!楽しい!!! 5歳? すっかり癒されたお礼として自ら作った切り絵(コンドルに邪魔された)を渡すなどした頃、お別れの時間の合図として大きな眠気がやってきた。あまり抗わないまま目を閉じもふもふとはお別れ、そのまま目覚め良く現実を迎えるのであった。 なおどうやら相当に心が癒されたらしく、頭では幻覚と理解していたがそれ以上の対処はできなかった生徒や謎の動物の幻覚達が、夢から目覚めたのをきっかけに見えなくなった。そして以前の事件後から渦巻いていた暴力衝動も鎮まりを見せていた。もふの力すげーー。 しばらく様子見の期間は必要だが、それさえ済めば本来の予定よりも早く復職ができそうだ。やったぜ!もふありがとう!! ■簡易用■ 河北 清吾(かわきた せいご)(男) 職業:養護教諭 年齢:25 PL: STR:9  DEX:15  INT:14 アイデア:70 CON:13  APP:11  POW:15  幸 運:75 SIZ:11 SAN:89 EDU:14 知 識:70 H P:12  M P:15  回避:dex*2  ダメージボーナス:0 ―――――――――――――――――――――――――― [技能](職業技能点:280 個人技能点:140) (書式:職業/個人<成長>[その他]) ―――――――――――――――――――――――――― [持ち物] ・武器 ――――――――ここに記入―――――――― ・防具 ――――――――ここに記入―――――――― ・所持品 ――――――――ここに記入―――――――― [プロフィール]